ひだまりPはこう語った

ラブライブ!などの萌え系美少女アニメを見た感想をぐだぐだと語るブログ。

ラブライブ!サンシャイン!!2期10話「シャイニーを探して」感想-盗んだバイクで、走り出す。

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そして仲間たちは今夜家出の計画を立てる――

 とにかくもう… 学校や家には帰りたくない!

 

 ラブライブ!サンシャイン!!2期第10話の感想です。

 

 

 

 

あらすじ。重い!!!

 

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ずっと一緒にいられますように…」の「ずっ…」の止めがもう重い。鞠莉さんこれ毎日やってそう。重い重い。

 

 

 そしてアニメ時空、もう正月なの!?でもよくよく考えるとμ'sの方も2期10話はお正月回でしたね。

 

 

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ここ妊娠のメタファー。

 

 お年玉のくだり旧き良きアニメ日常回って感じしません?梨子ちゃんがお年玉辞退してるのも如何にもありそうな話ですよね。なにそのご近所の良い子ポジション。わかる、梨子ちゃんはそういうポジションだ。

 穂乃果ちゃんはお姉ちゃんだけにこういうやり取りは無かっ…いや、言ってそうですね。普通に言ってそうです。特に新鮮じゃないですね。

 

 

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果南がこんな時だけ梨子と同じおしとやかポーズしてて笑ってしまう。

 

 なんか今回旧き良きご長寿アニメのノリというか、新年特有のまったりした雰囲気の回でしたね。年明け一発目の回にキャラクター総出で新年のご挨拶するの如何にもって感じですがまだリアル世界では正月どころかクリスマスすら迎えてないので、若干時代の流れについていけない所もありますが…まぁ、アニメ12月末で完結しちゃうからね。ちかたないね。

 

 

 この何だっけ…セカイノオワリじゃなくて…セイントスノー!呼ばれて飛び出てって感じですね。1期でも東京に呼びつけてたし何なの、デリヘル感覚なの。でも確かに聖良ちゃんはすすきのソープ街で働いてても違和感ないですよね。ローションかき混ぜながらスクールアイドル時代の事とか語って欲しいけどそうじゃなくて。まあ交通費はどうせ小原家が持ってるので、セイントスノー側からしてもまぁ割のいいバイトみたいな感覚でしょう。

 

鞠莉「ここは3月でTHE END。」

聖良「でもっ…ラブライブで頑張って、生徒が集まれば…」

 

 なにこれ言わされ感パねぇ!!!えっそうなの、そういうもんなの?スタンダードにラブライブ=学校に生徒を集める手段なの!?ひだまりPがおかしいの?それもうスターライト学園じゃん。千歌っちの「ですよねw」で笑ってしまう。

 いやでも、これはいいですよ。これくらいでいいんですよ。このちょっぴりの哀愁くらいでいい。「なにそれ最高かよ」みたいな聖良の反応もなんかウケましたね。

 

 セイント屋も初登場時からは予想もつかないAqoursとの打ち解けっぷりですが、その態度の変化が千歌達の実力と熱意を知ってのものであり、根っこの部分は元々こういう人たちということは2期8話のやりとりから分かりますね。

 

 

 鞠莉さん理事のくだりは唐突でした。統合先の学校からしてみれば「乗っ取り」と取られても仕方ない話ですが、ともかくここでは鞠莉の浦女理事長就任が親の七光りでなく彼女自身の素質によるものだということがここでは否応なしに明らかになりましたね。すげー話ですけど。正直このくだりいる?と思わなくはなかったですね。

 

 

千歌「全身全霊、全ての想いを賭けて、ラブライブ決勝に出て優勝して…ずっと探していた輝きを見つけて!…それが、学校の皆と、卒業する鞠莉ちゃん、果南ちゃん、ダイヤさんに対する礼儀だと思う。」

 

 千歌っちの中で、「ずっと探していた輝き」とは「学校を救うこと」。そして今は、ラブライブに優勝して皆の想いを乗せた浦の星女学院の名前を歴史に刻むこと。

 これは良かったですね。8話でも言及したことですが、Aqoursは必ずしも「私たちのAqours」に囚われすぎる必要はないと感じます。

 

以下引用。

 Aqours3年生の卒業に対して、ルビィ単独でのこういうエピソードを出してくるスタンスは大いに支持したいですね。何もμ'sの2期11話のくだりをもっかいやる必要はない。3年生は卒業し、学校は廃校になる。そのことに対する想いの形や大きさ、そしてその後どうするか。考えていることはきっと1人1人違うはずです。皆こうであるべきという正解はありません。 

 ラブライブ!サンシャイン!!2期 #8「HAKODATE」感想-勇気はルビィの胸に。 - ひだまりPはこう語った

 

 ただ、「礼儀」という単語はちょっと引っかかりましたね。これは6話の「恩返し」に近いものを感じてしまった。

 

 

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〽もしもピアノが弾けたなら

 思いのすべてを歌にして

 きみに届けることだろう 

 

 だけど僕にはピアノがない~…

 

 ヨーソロ…… 残される~…

 

 

 このアニメ2期において、渡辺曜ちゃんの影が薄い問題についてはたびたび指摘されてきました。2期3話などでも千歌っちに抱きつかれながら反応の薄い曜ちゃんが見られ、「パッションが感じられない」と物議を醸しましたね。

 その際にも書きましたが、このシーンを見てもやはり曜ちゃんは「千歌ちゃんと梨子ちゃんの性行為を目撃している」と考えるのが自然でしょう。ヨーソローが精彩を欠くのと平行して、千歌と梨子の距離感が密接すぎるという問題はそれこそ2期第1話から指摘されていたものであり、2人がナメクジみたいにネッチョリ絡み合っているシーンをたまたま訪ねてきていた曜ちゃんが目撃していたとしても、何も不思議はありません。

 

 それでは、曜ちゃんは梨子ちゃんに嫉妬ファイヤーを燃やしているのかというと、そうではありません。1期11話で梨子ちゃんに対し言葉にならない嫉妬ファイヤーを燃やしていた曜ちゃんは、鞠莉さんの指摘により自分の気持を自覚するとともに、千歌ちゃんとの友情を確かめることができました。

 

 ですから、曜ちゃんは千歌ちゃんとの「友情」を常に守ろうとします。曜ちゃんにとって最も避けるべき事態は「千歌ちゃんとの友情崩壊」であり、そのためならば千歌と梨子のレズセックスを見て見ぬフリする程度の事は余裕のヨーソローです。余裕のヨーソロー。

 

 いわゆる「だめんず曜ちゃん」、アニメ1期でも指摘した「千歌のパチンコ代を工面する渡辺曜」の原型がここでは表れています。千歌ちゃんがお年玉をねだる描写もある種の伏線であった可能性がありますね。

 千歌に自然に抱きつく梨子を見て渡辺曜は何を思うか。梨子に少し遅れて「大賛成!」と抱きつく渡辺曜の心中は。その笑顔からは悲愛を超えた達観、哀愁といったコミカルな寂しさを感じてしまいます。海岸通りは2人のいつもの、友情のシーサイドだ。

 

 この説の裏付けとしては、第4話のバス停が挙げられます。この2期各回のEDでは基本、その回で重要な役割を持ったメンバーがソロないし2人でラストのバス停パートに映るわけですが、明らかにダイヤさんがメインだった第4話「ダイヤさんと呼ばないで」において、バス停担当は曜ちゃんでした。すなわちこれは、この回で曜ちゃんが重要な役割を持っているということです。それは勿論、当該回感想記事で挙げたようなダイヤさんとのカラミもあるところですが…

 この回では、曜ちゃんはうちっちーの着ぐるみを身に着けていました。これは当然言うまでもなく「恋になりたいAQUARIUM」PVのオマージュです。そして当該PVにおいても、また着ぐるみというアイテムの特性を考慮しても、これは曜ちゃんが千歌ちゃんと梨子ちゃんにヤキモチを妬いているけど、その気持ちを素直に打ち明けられないということの表れでありました。

 いやいや、ひだまりPは上で曜ちゃんは嫉妬している訳ではないって言ったじゃん。そうです。実はその2期4話での曜ちゃんは、ほぼほぼ「うちっちーの顔部分を外して素顔を見せて」いました。子供たちの前でも。クビでしょこれ。

 この不自然な演出はすなわち曜ちゃんの変化を表していると考えるべきでしょう。着ぐるみの顔を外せるようになったということは、「千歌ちゃんに、笑顔を見せることはできるようになった」ということです。それすなわち、嫉妬心やそれによる自己嫌悪からの脱却。そう、それはまさに1期11話「友情ヨーソロー」でなされた事です。

 …PVではそこから更に大好きはもう隠さない所まで行けてたのですが、今の曜ちゃんが再びセンターに輝くことがあれば或いは変化があるんでしょうかね。お願い曜ちゃん、千歌をAqoursのセンターへ連れてって。お願い、タッチ。タッチ。ここにタッチ。(桜内梨子ちゃんは?)ビッチ!!!

 話が逸れました。まとめると、「2期4話の曜ちゃんは千歌への想いを着ぐるみの中へ押し隠し、それでも笑顔で居続けることはできるようになったことのメタファーだった」ということになり、その功績から当該回のバス停を担当したという可能性が高いとひだまりPは見ています。

 

 1期10話が「シャイ煮はじめました」に対して今回2期10話のサブタイトルが「シャイニーを探して」であったことや、2期での渡辺曜の出番が少なかったことに鑑み一部ファンの間では次回11話は「友情ヨーソロー」に準じる回が来るのでは!?と予想されていました。結果としては、その予想は当たらなかったわけですがひだまりPは敢えて言いたい。この10話が、「友情ヨーソロー」だった、と。ひだまりPはそう感じています。ヨー・ソロは生きていた。それが今回一番伝えたかったことですね。正直今回というか、8,9話が神回すぎてもうやり切った感というか、そのせいで今回作中同様にまるで新年のまったり感を持って視聴していたので、やはり曜ちゃんはこういう日常の中でこそ我々をヒリつかせてくれる、と思いましたね。

 

 

 本編への言及に戻ります。

 

 μ's3年生は結局最後まで進路のシの字も出さなかったのに対し、Aqours3年生組は鞠莉はイタリア留学、ダイヤは東京の大学へ、そして果南は海外でダイビングのインストラクター(の資格取得)。それぞれお互いに特に相談することもなく、ごく自然に進路を決めています。μ'sとの対比はめんどくさいので掘り下げません。いいんだよ、にこっちが大学浪人してても。

 

 地味にダイヤさんが東京の大学行くって、あのSIDの傑作である1期ブルーレイ5巻付録より「箱入り娘の未来。」の設定を回収してくれていますね。1期のアホ・ダイヤに食傷気味のダイヤ推し達にとっての癒やしであった箱入り娘の未来は2期になってから8話などでも言及されていましたが、これは大変嬉しいサプライズですよ。

 

 果南の「1年前だったら止めてたかも」という言葉が印象的ですね。お前2年前に鞠莉を留学に行かせるためにスクールアイドル辞めたんやぞというツッコミも入れたいところですが、それはさておき。

 2年前、この内浦で夢半ばでバラバラになってしまった3人が再び内浦に集い、新たな仲間たちと共に再び夢を追って走ることができた。そしてそれが終わった後、やはりまた、誰が言うでもなく皆それぞれの道へ進み始める。

 それはつまり、皆この「内浦」が好きで、内浦という「還るべき場所」があるからこそ安心してどこへでも羽ばたいていける、ということなんですよね。

 

 

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〽自由になれた気がした 小5の夜~

 

 鞠莉さんも超高層ビルの上の空へ届かない夢を見てた頃があったんだなぁ。内浦に超高層ビル無いでしょって思ってたけど、鞠莉さんのおうちが擬似的にそうだったとは。

 どうでもいいですけど、何故か今回立て続けに穂乃果パパ方式でメンバーの父親がチラ見せされましたね。千歌っちのパパはあれ、あんなんでもあのロリっ娘に3人産ませてる畜生ですからね。代名詞が多い。

 

 鞠莉さんの「ケンカの仕方に、仲直りの仕方。」っていうセリフには不覚にもホロリと来てしまいました。それは何も1期9話のときだけの話じゃない、この3人にしか分からない色んな冒険があって今があるということを端的に、情緒深く語ってくれるマリーの独白に我慢汁がホロリと出ました。自分の存在が何なのかさえ分からず震えていた小5の夜が鞠莉さんにもあったんだなぁ。小5かどうかは、分からないですけどね。

 「ケンカの仕方は果南に教わったわ。」と言い換えると映画のワンシーンっぽいんですね。

 

 雨が降ってきた時のダイヤさんの「待ってわたくし!?」ってセリフめっっっちゃ好きですね。ダイヤさんにこういう女子高生っぽい等身大なセリフ回しさせるのめっちゃ好き。「ちょっと待って下さいな、わたくしが雨女だとおっしゃりたいわけ!?」がここまで圧縮されているそれ一つとっても、3人の以心伝心な関係が見え隠れしていますね。そこまでは考え過ぎかもしれないですけど。でもこの「待って」はダイヤさん、この3人の時しかしない言い回しだよね。

 アニメ2期では地味に「やたら雨のシーン多くない?」といったツッコミが散見されていましたが、雨女という何気ないやりとりでそれに対するメタ的回答を行っているのも高ポイントですね。

 

 

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……そこはそうなんだ!?

 

 こここそ「そういうの良いからー!!!」ってツッコミ入れそうなもんだったんですけど、ちょろいみかんですね。

 

 

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やりやがったー!

 

 それですよ、それ!求めていたのそういうのです!族系ツッパリ漫画の最終回、卒業回は最年長メンバーが免許取ってドライブ行くものなんですよ。なんですよって。冬の雨の中、星をさがして慣れない運転で夜のドライブ。そういうぶきっちょな青春でいいんですよ。Aqoursは。青春…青春なんだなぁ。

 

 自分の誕生日でナンバー取得する鞠莉ちゃん、ちょっとイタいですね。

 

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 作中この日が1月1日だとすると、確かに鞠莉さんしか免許取れてないはずなんですよね。果南は2月だし。ダイヤは今日だし。

 

  ドライブのシーンは窓に当たって流れていく雨粒の描写がめっちゃリアルで好きですね。

 

 

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これ笑うとこ?

 

 いやまぁ。それは別に、イメージ映像でいいんですけどね。唐突過ぎて笑ってしまった。ここにきてHAPPY PARTY TRAINをまたオマージュしてきましたね。

 

 

 「また一緒になれるようにって!でも、無理なのかな…」→「なれるよ!」のくだりは若干違和感。トンネルでの会話を踏まえて考えれば、この「なれるよ!」の結論にはやはり3年生だけで辿り着けた…というより、最初からそう思ってたんじゃないのか?とひだまりPは思います。それだと3年生だけでストーリーが完結しちゃうからというのは分かるんですが、ここはちょっと「言わされ感」ありましたね。

 

 あの時は雨で見えなかった星空。今もまた雨で見えないけど、今度は諦めずに手を伸ばそうとする千歌という存在がいる。この構図は、2期6話と同じですね。

 「この雨だって、全部流れ落ちたら…必ず星が見えるよ!」雨を止ませる、という演出は言わずもがなμ'sの穂乃果がラブライブ!2期1話で見せたものと同じですが、穂乃果は「雨やめー!」と叫んだのに対し、千歌は「雨が降り止むまで待つ」というところが、似て非なるものになっています。ホトトギスの寓話じゃないよ。

 どうにもならない不遇や、上手くいかないこともあったけれど。いつか雨は止むはずと、文字通り空に輝く星のような遠い輝きを追いかけて、がむしゃらに未来へ向かって走ってきたAqours。その軌跡は彼女たちだけの青春の物語でもありますし、千歌がリスペクトしてやまなかったμ'sの「何もないところを走り続けた」ということでもあります。

 

 

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いや寒い寒い寒い!!

 

 ひだまりPはここ行ったことはないですが、季節と標高から考えると氷点下でもおかしくない寒さじゃないでしょうか。こんな毛布一枚で大丈夫なんですかね。まぁでも良いか。青春の1ページだもんね。

 

 

 まとめです。

 

 絶対脚本書く時尾崎豊聴いてただろ、というのが率直な感想です。あと友情ヨーソロー。旧き良きお正月ののんびり日常回でしたね。

 この回はラブライブ2期11話「私たちが決めたこと」の対比回であったように思えます。Aqoursはまだ、基本的には「道半ば」であり、残された時間を全力で輝こうという意思がμ'sのときよりも明確に描写されたのは大変良かったですね。

 「私たちに奇跡は起こせない」と言ったのは梨子ちゃん。それに対する千歌ちゃんのアンサーは「奇跡を最初から起こそうとする人なんていない」でした(3話より)。その考え方は、ラストの星空のシーンでも表れていましたね。ともかく彼女たちの、彼女たちだけの青春、ということに重きを置いたシナリオが昭和の青春群像劇のようで爽快な回でした。

 

※ここ間違い修正しました。コメントで指摘頂きありがとうございます!

 

 

 

トゥデーイ セイキンズ ポイント。

ドゥルルルルルルルルルル………

 

 

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 75点(セブンティファイブ)~!

 

\ダーンシン!/ \ダーンシン!/ \ノンストッ!/ \マイダーンシン!/

 

 

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