ひだまりPはこう語った

ちゅんちゅん、ハローラブライブ!「人生をラブライブ!にする」をモットーにあれこれ語ります。

ラブライブ!2期4話「宇宙No.1アイドル」感想

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きっと私が一番!でもアナタもそこそこかも?

 

※本記事は2014年7月4日に投稿した記事に加筆修正を加えたものです。

 

 ちゅんちゅん、ハローラブライブ!どうもひだまりPです。ラブライブ!2nd Seasonリライト記事も第4話目にして4ヵ月ぶりの更新となりました。お久しぶりです。今回は2期第4話「宇宙No.1アイドル」です。

 前回までの記事はリライト前の元記事に所々で追記を挟む形でやらせて頂いていましたが、今回はとりあえず前記事をそのままに、後半からリライト分を加える形でやっていきたいと思います。それでは、続きを読むからどうぞ!

 

 

 

 

 

もくじです。

 

 

[2014/07/04 更新]

  Midnight catsの2人組は1期の時から存在が確認できますが、いつか陽の目を見る日は来るのでしょうか。とにかくμ'sの皆さんは4位でラブライブ最終予選進出おめでとうございます!冒頭から夢オチで大ボケをかます穂乃果ちゃん、好き。

 

 ある一人の子が急によそよそしくなったり早く帰るようになって、「まさか、彼氏ができたんじゃ!?」って他の子から疑われる展開はガールズ萌えアニメの王道中の王道だと思うのですが、まさかそれをにこにーでやってくれるとは思いませんでした。でも、1期でことりが(メイド喫茶のアルバイトで)早退続いた時彼氏か?なんて疑う子いましたっけ…?(確認したらいませんでした)もしかすると、にこにーと違ってことりちゃんに彼氏とか援交とか言うとかなりガチっぽくなってしまうので、その辺は皆あえて口に出さないようにしていたのかもしれませんね。その点矢澤なら安心して彼氏疑惑かけられるのでしょう。

 

 1期のことりよろしく、秋葉原で追いかけっこを始めるにこと他メンバー。放送後にこが裏口から出てったスーパーの元になった場所に行って同じように裏口で遊んでるオタクがいたそうですけど、いっその事μ'sもアキバでなく樹海で追いかけっこみたいなマネして聖地巡礼オタクを全殺しにするくらいのクールさを見せてほしいところですよね。閑話休題。ここで希ちゃんのお腹胸がつっかえて車の間を抜けられないくだりは、「希ちゃんは、かわいいんだぞ!」的なスタッフの”意思”が感じられて好きです。

 

 今回で矢澤にこの兄弟達が登場。

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 にこにーが兄弟たちにμ'sは自分のバックダンサーだと吹いていたことがバレ、けっこう想像以上にキレる絵里。やっぱり、ことダンスにはプライドがあったんでしょうか。あと怒ってるのはプライドの高い真姫と海未、半分面白がってそうな凛と、ただ希が結構怒ってるのは分かるようで分からない。μ'sは9人(重要)なのに他メンバーをバックダンサー扱いしてるから?まあズルいズルいズルい事はしちゃダメなんでしょう。

 

 ここが何気に4話の穂乃果かわいいポイントなんですけど、バックダンサーの件がバレたにこにーを取り囲む怒り心頭なメンバーの中で、ひとり説教されてるヤンチャ坊主を「しょうがないんだから…」的な目で見るお姉ちゃんみたいな穂乃果ちゃん。

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何と言うか、穂乃果のリーダーとしての包容力がわかる一枚。 

 

 家族に嘘をつき続けているにこちゃんの為に専用の衣装を用意してソロステージを演出するμ's。矢澤恵まれ過ぎィ!!!3年生組の横のつながりって今まで希薄…ではないけれど、どっちかっていうとにこ先輩は同い年の友達いなくて一年とばっかり絡んでるイメージがあったので、ここで絵里と希が率先して動いていたみたいなのは良かったです。

 

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この髪がウェーブっぽくなってるにこにー、ほんと言葉では言い表せないかわいさ。いやほんとに、もうここでLove wing bellを使っちゃってもいいんじゃね?って思うくらいの感動を、くれました。 

 

   μ'sのラブライブ!最終予選進出が決定したり、矢澤にこの兄弟が出てきたり色々重要なことはあったんですけど、やっぱり、この回で一番重要なことは最後に屋上ステージでにこにーが兄弟達に言った事だと思うんですよ。ここで、初めてにこが本当の意味でμ'sの仲間になったんだなって思います。ワンピースで言うアーロンパーク編みたいな意義が、この回にはありました。

 

 何が言いたいかというと、穂乃果とにこって、どこか対等でないというか、目線が少し違っていたと思うんです。にこは、穂乃果以外で唯一自分でアイドルを始めたことのあるメンバーであり、そして唯一「挫折」を経験した子でもあります。にこにとってのμ'sは、言ってしまえば「もう一度来たチャンス」で、それはおそらく全メンバーで、にこだけが持っている、持ちうる気持ちだと思います。μ'sを「車」に例えるなら、穂乃果はエンジンで、メンバーは他のそれぞれのパーツ。でもにこは「運転手」。車は走ることそれ自体が目的だけど、運転する人にとって車は「手段」じゃないですか。

 

 それが分かるのが、1期12~13話。穂乃果がスクールアイドルやめますと言い出した所から。「エンジン」がなくなったことで、車の他のパーツは役割を失います。エンジンがないままで動こうとは思わない、なぜなら、動くはずがないことを知っているからです。だけど、運転手からは車の内部のことが分からないように、にこだけが必死に車を動かそうとしてアクセルを踏みつけてるわけです。あの辺りのにこの態度はアイドルとして信念を持って毅然としているようでもあり、しかし穂乃果に食って掛かる姿は、にこだけがグループと向き合っていなかったとも取れます。

 

 μ'sというグループの中にあっても一人だったにこが、μ'sの目指す「先」ではなくて、皆と一緒に歩いて行くことを決意したこと。それが4話の何より大きいポイントだと思います。

 

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 ―――”それじゃあ、いっくよ~! うっうー!はい、ターッチ!イェイ!!”

 

~~

絵里「にこにぴったりの衣装を、私と希で考えてみたの。」

ことり「それを私が一晩で作りました。」

希「うふ。やっぱりにこっちには、かわいい衣装がよく似合う♪」

ことり「それを私が一晩で作りました。」

 

~原文ここまで~

 

 

[2018/12/13 加筆分]

 

 4年も前の自分の文章読み返すの死ぬほど恥ずかしくない?

 μ'sを車に例えたくだりはちょっとクドいですけど、穂乃果はμ'sのエンジンであり牽引者だということは公式プロフィールにも書かれていますし、まぁそんなに的はずれな事は言ってなかったんじゃないかなぁと思いますね。とりあえず、最初から見ていきたいと思います。

 

 にこちゃんが練習を早退するようになった時は彼氏の存在を疑うが、かつてのことりちゃんの時は「本当にそうかもしれないので」誰も言い出さなかった説は4年前のひだまりPが言っている通りですね。いっそ彼氏だったらまだマシと考えると、おっかなくて誰も言い出せなかったのは分かります。

 

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 後の昌平橋の脇の公園でたむろするシーンでも凛ちゃんが階段に座る時にお尻にハンカチ敷いてるのが見て取れますが、このシーンを見ても凛ちゃんの女子力の高さは感じられますね。もしかしてμ'sで一番女の子らしいのって凛ちゃんなのでは…?これは伏線ですね…

 4年前のひだまりPからは厄介オタクに対する怒りの念が感じられますが、にこちゃんがお買い物していた「HANAMARU store」というスーパーのモデルはここに実在する肉のハナマサというお肉屋さんで、イメージシーンでにこちゃんがお肉を売っていたのは元ネタへのリスペクトではないかという説にも言及していきたいですね。

 

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 希のオッパイのシーンここだけ見ると「サスペンスで殺される被害者が死ぬ寸前に犯人を目撃するシーン」に見えてくるんですよね。まぁそんな事はどうだって良いんですけど、にこっちの乳(ないけど)をわしわしするのに夢中で逃げられてしまった希が今度は自分の乳が邪魔してにこっちに巻かれるという展開があまりにも貧乳派のプロパガンダ。この後メンバーはにこちゃんの家でエリーチカの顔とすげ替えられたにこちゃんのグラビアポスターを目にするわけですが、いやすげぇよ、エリチの顔とすげ替える根性すげぇよ。これ見た時正直こころちゃんあたりは流石に気づいてるけど居た堪れなくて言い出せないでいる疑惑出てきましたね。この回はにこちゃんメインだけあって、オッパイにまつわるシーンが多い。

 

 

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 これ穂乃果の顔と入れ替えてるのは勿論なんですけど、よ~~く見ると手もにこにこにーのポーズになってるのが無駄に芸が細かいですね。仕事が雑なのか丁寧なのかこれもうわかんねぇな…っていうか、実際手のコラ素材はどっから持ってきたんでしょうねって、いやいやよく見たら花陽の手もにこにーポーズになってるじゃん!?自信作か!

 顔はメチャメチャ雑なわりに手は一見すると違和感ないくらい自然ですし、実はにこにーは高い編集技術を持っていてこのクソコラは本当にやばいファイルから目を背けさせるためのフェイクだった……?実際こんなの見せられたら居た堪れなくてバックダンサー呼ばわりされたことを怒るどころじゃないと思うんですが、そこはやっぱりにこちゃんの普段の行いなんでしょうね。

 

 

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 実際このシーンの穂乃果の表情は2期でも五本の指に入るくらいかわいい。4年前のひだまりPがツボに入ったのも納得できます。ただまぁこれを「リーダーとしての包容力」って表現するのは当時のボキャブラリーの貧困さが伺い知れるところ。って、当時の自分のブログの考察書く必要はないんですけど、このシーンについて掘り下げるとですね。

 本当のリーダーであるはずの自分がバックダンサー呼ばわりされている事を知っても、クッソ雑なアイコラでポジションが入れ替えられていても、穂乃果に特に怒るような素振りはなくにこちゃんを見る目はまるでイタズラして叱られる子供を見る姉のよう。それはそのはずで、実際この時穂乃果は「にこちゃん、目立ちたがり屋なんだから…」って位にしか思ってないのです。

 1期6話を見れば明らかな事ですが、穂乃果はμ'sというグループの牽引者でありリーダーのポジションを担っています。彼女が一番前に立って道を切り拓き、μ'sとして輝く場所ができる。それがμ'sにおける穂乃果の役割で、皆が認めるセンターの才覚と言えるでしょう。反面彼女は自分のその役割を全うするために中心に立つことが多いというだけで、スクールアイドルとして自分が一番目立ちたい!という感情は希薄です。穂乃果はμ'sがμ'sとして先へ進んでいくために自分が何をすべきかということを常に考え行動しているので、なりたい姿とのギャップに悩むことがあまりありません。自分に足りないものがあるのはむしろ当たり前で、それはチームとして補っていけばいいと考えているからです。

 

 一方で、にこちゃんの原点は自分がアイドルとしてキラキラしたいという気持ちです。それと同時に、1期6話では他のメンバーと(一応)フェアにセンター勝負をしたり、2期2話での真姫ちゃんに対する「曲はいつだって全員のため」発言から見るに、「スクールアイドル(グループ)はかくあるべき」というこだわりもおそらく、メンバー内で最も強いはずでしょう。だからこそ彼女はずっと、なりたいアイドルとしての自分と現実の自分とのギャップに悩んできたはずです。彼女が内心ではμ'sというグループのセンターに立つのは穂乃果が相応しいということを認めているのは、この回弟が遊んでいたもぐら叩きのオモチャを片付ける際に穂乃果を真ん中に置いた描写でも分かりますし、そもそも1期6話の最後のシーンで言ってますね。穂乃果をセンターとして認めていることも、自分がセンターで目立ちたいという気持ちも、どっちも彼女の本音なのです。

 先の2期6話ではにこちゃんとことりちゃんのギャップが描かれますが、この回ではにこちゃんと穂乃果ちゃんのギャップ、個人プレイ主義者とチームプレイ主義者の違いが際立って描かれています。アイドルに憧れるあまり、アイドルとして完璧な自分を自分自身に求めてしまい、自縄自縛しているさまはμ'sに加入する前の花陽にも通じるものがあり、だからこそ花陽にはにこちゃんの気持ちが理解できたんでしょう。繰り返しにはなりますが穂乃果は花陽やにこちゃんとは対照的で、自分や他のメンバーにも足りないものや欠点があるのは当たり前で、チームの中でそれらを補い合っていけばいいという考えを持っています。それ故にチームの為になる事だと思ったら自分の限界を考えずにオーバーヒートしてしまうのが彼女の本質的弱点ではあるのですが、それはともかくにこちゃんの心情を語る花陽のセリフを聞いた後でも、穂乃果にはにこちゃんの葛藤が本質的に理解できたわけではないでしょう。分かってないからこそ、上記のシーンでこういう表情をしているわけなんですが。

 穂乃果とにこちゃん、どちらが正しいとか優れているとかそういう話ではないのですが、ともかくにこちゃんが望んでも手に入らなかったものを穂乃果は無自覚に持っています。そして、そのにこちゃんに無いものによる葛藤が生み出した心の闇のような部分を見てもやはり彼女はその根源的な理由には気が付きません。それゆえの微笑みだとすれば、ほんの少しだけ残酷なシーンでもありますね。

 この回は無理やりラブライブ!サンシャイン!!で例えるなら曜ちゃんが千歌ちゃんと同じバストサイズにするためにパッド入れてるのが皆にバレる回みたいなものですよ。きっとその時千歌ちゃんは今の穂乃果と同じように困り顔で笑っているのでしょう。

 

 にこちゃんの葛藤と孤独については書いた通りですが、彼女の持つ根本的な欠点についてもこの回は如実に指摘しています。そうです。

 

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エ リ ー チ カ を 勧 誘 し な か っ た こと。

 

 勧誘されても当時のエリチは入らなかったでしょ?というのはそうなんですがまた別の話です。ともかくアタックしてみないと。

 冷静に考えるとこんな逸材まずいないですよ。ダンスが上手いのは見た目からは読み取れないにしろ、金髪巨乳でスタイル抜群の美少女。そんなダイヤの原石がそれも同学年にいるのに…エリチいかずに誰に行くんだよ。最近の話ですけどあそびあそばせという漫画でもスクールアイドルを結成した少女たちがダンスもロクにできないオリヴィアを「貴重な金髪枠だから」つって強引にメンバー入りさせようとする回があって明らかにラブライブ!をそのまんま風刺してると思ったんですが、まぁともかくエリチなんて逸材中の逸材、しかも本人興味ナシにしろここではチラシ自体は受け取ってくれてるんですよ。仮にこのにこちゃんが穂乃果であったならもう即アタックですよ。即ハボです。言うと思った?

 絵里の「あの時、話かけていれば…」という後悔からもにこちゃんは結局絵里を勧誘にはいかなかったのだろうと推察できます。というか、彼女の性格からして望んで入ってくる人以外は自分から誘いに行ったりはしていなかったんでしょうね。

 にこちゃんが絵里を勧誘していないことの証明にここのセリフは必要なんですが、絶対お前アイドルに興味云々以前に声かける気なんか100%無かっただろって考えるとちょっとエリチに白々しさを感じてしまう気持ちもなくはないですね。

 上記で触れた穂乃果とにこちゃんの違いにも関連するところですが、この回想中のシーンがいわゆる運命の分かれ道。にこちゃん、そういうとこだぞ。

 

 

 花陽や絵里の話を聞いて、にこちゃんの為にあることを思いつく穂乃果。こういうことを自然に思いついて、にこちゃんの内心までは分からないものの、とにかく行動を起こすことができるのが穂乃果とμ'sの良いところですね。衣装を一晩でこさえてくれたことりちゃんの人知れぬ苦労も偲ばれるところですが、まぁそれは置いといて。

 

「けど、その人達はアイドルを目指している…」

「バックダンサ~」

「……そう思ってた。」

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((思ってたんかーーーい!!))

 

 「けど違ったの。」って訂正の雑さもさることながらここ絶対後ろ笑い堪えてるよね。まぁまぁ、いいんですけどね。にこちゃんの巻いた種だし多少はね?この後ウォーターフロントのマンションの件とか聞かれたかもしれないですけど、そこは甘んじて受けて貰うとしても。

 

 ここからは4年前も書いた通りですね。嘘とクソコラで作り上げたスーパーアイドルにこにーは今日でお終い。μ'sの中でも一人だったにこちゃん、アイドルへの強すぎる憧れからチームに目を向けることを疎かにしてしまっていたにこちゃんは、μ'sというグループの中でなら自分の輝きをもっと大きくできることを知り、μ'sと同じ方向を向いて歩いていくことを決意します。その彼女にとってのターニング・ポイントが見られたのが、この2期4話の一番大きな要素でしたね。

 

 

 

トゥデイズ チカキンズ ポイント。

ドゥルルルルルルルルルルルル………

 

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91点(ナインティワン)~!!!

 

\カシコイ!/ \カワイイ!/ \エリーチカ!!/

 

 今回が本当ににこちゃん加入回だったと言っても過言ではないでしょう。一度は仲間に加わったメンバーが本当の意味でチームの一員に加わるシーンって熱いですよね。

 前回3話に続き神回認定です。それではこの辺で!

 

〽ラッブライブ~ ラッブライブ~ 主役はキミなのさ~♪

 

 

 

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