ひだまりPはこう語った

ちゅんちゅん、ハローラブライブ!「人生をラブライブ!にする」をモットーにあれこれ語ります。

ラブライブ!2期9話「心のメロディを台無しにした寒すぎコメディ」感想

”何故こうなってしまったのか? 

  こうならないためにはどうすればよかったのか?”

f:id:hidamarie:20140717204422j:plain

 

 

 とうとうやってきたラブライブ最終予選に望むμ'sのメンバー。こういう、「決戦の朝」感はいいですね。特にここでは、にこちゃんの普段見られない一面が見られたのが個人的に嬉しかったです。

f:id:hidamarie:20140717204854j:plain

 いやいや何ですか、この可愛いママさんは………!

にこにーって料理も得意だし家庭的な面があるのは前から見せてましたけど、こんなの見せられたら”堕ちちゃう”でしょ……

にこは絵理と希に「寒いんだから、上がって待っててよ」って言ったのに絵理は希を寒空の下待たせてたなあって所も気になったけどあえて突っ込まないようにします。まあ、ここまでは良かったです。

 

 他のメンバーが会場に向かう一方、学校説明会に出席するため学校にいる穂乃果、海未、ことり。………この時点で視聴者全員「あっ…」でしょ。エアメールが届いた時の空気でしょこれ。暗雲が立ち込めてるでしょ。

 

 案の定、「学校説明会の時間が遅れている」と。ですよねー…雪はまあ降るでしょうが、ここで何より皮肉なのは穂乃果のセリフから、理事長は「ライブを優先して学校説明会を欠席してもいい」って言ったんですよね。「あの」無能の鳥頭ちゅんちゅんがですよ?それなのに穂乃果はその申し出を断った訳じゃないですか。なんで!?なんでここに来てそんな、「意趣返し」をしてしまうのか…更には、それに追い打ちをかけるがごとく、モブ達に向かって「雪かき、私達も手伝うよ!」

 

なんで!!!???

 

なんで!?って本当にテレビの前で叫んでましたよ。いくら何でもないでしょ。しかも素手にミニスカートでだよ…穂乃果のこと好きだから言いたくないけど、完全にただのバカじゃないですか…まあ僕の言いたいことはこの有能なモブが言ってくれましたけど。

 

 そして、激しさを増す雪。中止にならないライブ

ステージは屋外。いくら午後から雪が止む予報でもまともな主催者なら中止にするだろ。なんで交通インフラが全麻痺してるほどの雪で女子高生を屋外ステージで踊らそうとしてるんだよ…「完っ全にフルハウス」じゃねえよ!

 

 この時点で完全に視聴者のラブライブ!への熱にまで吹雪が入り込んでるんですが、こんなものは「序の口」でした。穂乃果達は学校に足止めを食らってしまいます。「歩いて行こう!」うん…それはまあ歩くしかもうないよね。歩こう…歩こう…今日も君は…元気一杯…ってなんでミニスカのままなんだよ!!!なんで素足を晒してるんだよ…いや、せめて練習着のジャージでも無かったんでしょうか。花田某さんはこの大事な時にまるまる1話使ってラブライブ3大名曲までドブに捨てて「冬なのにミニスカで外歩いてるJK」を皮肉りたかったの?傘もこれ折れるぞ。視聴者の心はもう折れたけど…

 

 雪の中を必死に進む穂乃果達。泣けない…びっくりするくらい泣けない…この状況で何言ってもギャグにしか聞こえないでしょ…とか言ってたら、雪が晴れて、姿を表すモブ達。「学校の皆集めて、雪かきしておいたよ☆(キラリンッ」いやいや。お前らさっきの吹雪の中階段で雪かきしてたの??いくら防寒してても歩くことすら困難な状況で…「全校生徒が集まってくれたよ!」って言うけど、そもそもみんなの中の誰か一人が穂乃果の学校説明会のスピーチ代わってやれば済んだ話でしょ。感動する穂乃果、「みんな、変だよ…」ほんとに変だよ。

 

 最終予選会場まで生徒達に応援されながら走る穂乃果。いやさ、なんでこんなにやる事なす事陳腐にするんだ…穂乃果に何の恨みがあるのかって思ったんですけど、これ完全にマラソン大会のビリの子じゃん…ちょっともう見ていられなかったというか、面白くない、っていうのではなくて、本当に辛かった…なんで穂乃果がこんな惨めな目にあわなくちゃならないんだ………?

 

 そして何とか会場に辿りつき、絵理に抱きつき泣く穂乃果。

 

距離、一駅かよ!!!

 

 そりゃ一駅なら「歩こう!」って言うよ…根性っていうかそれはもう健康のためだよ…

 

 しかし何故こうも、穂乃果が生徒会長がらみの話になるとグダグダになるのか…7話の感想でも書きましたけど、穂乃果が生徒会長とスクールアイドルとの二足のわらじで葛藤するのはもう第一話で終わりで良かったじゃないですか。なんで雨を止ませたと思ったらこんどは雪にトドメ刺されてるんだよ…そりゃ、この話で言いたかったことは分かるよ。「名前だけのおちゃらけ生徒会長じゃなくて、ちゃんと責任持ってやりました!」「スクールアイドルと生徒会の両立は大変だけど、みんなの力を借りて両立できました!」ってそれは分かるけど演出があまりにも陳腐過ぎる。「学校説明会なんていいから、ライブに全力を注ごう!」ってそういうことができない穂乃果が、でもみんなの助けがあって、見事に両方共こなすことができました。なんですけどこの内容では単に「迷惑掛けただけ」じゃないですか。

 

 1期での穂乃果は、スクールアイドルだけに熱中するあまりに皆に迷惑をかけてしまっていました。けど皆はそれを肯定していたじゃないですか。穂乃果は何かに熱中すると何も恐れずに行く所まで行ってしまうタイプで、それ故に周りのことが見えていないこともあるけど、それは皆でフォローしていけばいい。穂乃果は責任感じ過ぎないで、みんなを頼ってもいいんだよ。っていうそれがμ'sっていうグループだったと僕は思っていたんです。それが、別に生徒会長も一緒にやらなくたっていいじゃないですか。

 

 もう絵理の時の生徒会の後輩どこ行ったとは言わないけど、学校説明会だっていっそのこと別の子に原稿だけ渡してライブ行っちゃえばよかったんです。(それはそれで、どうかと思うけど…)でも穂乃果は「なんでも自分でやる」タイプだから良くも悪くもそういう機転はないわけですよ。穂乃果だって別に万能選手ではないのだから、当然向き・不向きがあって、生徒会長っていう役職は根本的に「不向き」なんです。逆にそういう「人を使う」手が使えそうなのは海未ちゃんかことりちゃんのどっちかで、僕的には海未ちゃんの方が生徒会長に適任なんじゃないかって思います。海未ちゃんなら、推薦辞退しそうだけどね。

 

 本当に穂乃果が可哀想だと心から思った、今回の迷走。こんな、必要ない「重荷」を背負わせなくても良かったじゃないですか。もっとカラッとして、スクールアイドルに全力を注いでほしかった。9話がこれでA-RISEとの決戦全カットなんて笑えなさ過ぎるジョークですよ。

 

 さて、「Snow halation」のライブ。1期でやった「僕らのLIVE 君とのLIFE」に続きμ'sの歴代シングルで、おそらく多くの人がμ's楽曲の中でも高い位置にこの曲を置いているのではないでしょうか。サビにかけての盛り上がりと、サビの切なさを漂わせながらも最後までハイテンポで歌い上げるノリの良さが心を震わせる僕の脳内「ラブライブ3大名曲」の一つです。Snow halationのライブシーンも今回は全部持ってかれるA-RISEがカットされているからというだけでなく、掛け値なしの素晴らしいものでした。PVで観るのとはまた違っていましたね。

 

 「※ブルーレイではにこ達が会場に集ってからライブ前までのシーンがスキップされます。」

だったら、いいなあ。

f:id:hidamarie:20140717215942j:plain

 

 

www.hidamarie.net