なぜ大井っちをこんなうざキャラにしたのか。誠に遺憾である…
艦これアニメ5話の感想です。
待望の空母回。「艦これ」正規空母といえば、赤城・加賀を筆頭に大変なシコリティの高い艦娘が揃っており、サービス開始直後から多くの提督の秘書艦となって心と体を癒やしてくれる存在でありました。軽巡天龍が遠征要員としてよく使われることから天龍・龍田と駆逐艦(おもに第六駆逐隊)を指して「天龍幼稚園」と称されますが、それで行くなら赤城を代表とする正規空母達はまさに「赤城ソープ」、いや「赤城ブリリアントパーク」とでも呼ぶのが相応しいかもしれません。もちろん、僕もそのご多分に漏れず、普段は正規空母「加賀」を秘書艦にしている事が多いです。オカズにしたのは大井っちだけどね
さて、5話は吹雪達の第三水雷戦隊が解体・再編成されることを長門に告げられるところから始まります。ゲームではクリック数回でできるこの操作も、裏ではこんなドラマがあると思うと感慨深いところですね。そしてすっかり百合カップルになった吹雪と睦月。艦これは同型艦や一航戦の赤城・加賀のように1セットになってる艦娘同士が乳繰り合ってることが多く、こうしてアニメで異種姦…異種艦同士の繋がりを描いてくれるのは嬉しいことです。夕立は蚊帳の外。ちかたないね。
吹雪が新しく配属されたのは第五遊撃部隊。睦月は第四艦隊。ここの反応見て始め第四艦隊は戦力外認定された艦娘達の左遷先なのかと思ったのですけど、どうも単に二人一緒の艦隊に入れなかったから嘆いてるっぽいですね。てっきり僕は今日以降睦月は毎日休みなくドラム缶を担いで遠征に出て資材を稼いでくる奴隷生活が始まるのかと思ってしまいました。っていうかゲームの睦月型ってそういうポジションだし…愛があれば、どんな艦娘も輝けるけどね。
あ~…恐れていたことが起こってしまった…
大井っちを…大井っちをですね。何でこんなキャラにしたのかと。大井さんはね、こんな誰かまわず牙を剥き出しにするような子じゃないんですよ。表面上はおしとやかでお上品な神戸生まれのお洒落な雷巡、けど北上さんには姉妹艦の粋を超えた愛情と執着を持っていてときどきその腹黒い面がポロッと漏れ出てくることがあるってゲームでの大井はそういうキャラですし、事実2話で那珂ちゃんと絡んでいたあたりではまだそういった傾向も見受けられます。しかし今回の大井っちと来たら北上LOVEなのは良いにしてもこんな風に見境なく毒を吐き散らすのが頂けない。ストライクウィッチーズで言えばエイラとペリーヌの悪いとこ取りです。大井っちと北上さんのカップルというのは二人の中で完結していて、こんな風に周りに縄張りを主張して吠える大井っちをアニメで観たくなかったというのが正直な気持ちです。
何より許せないのは、これによって北上さんのキャラが死んでいることですね。これでは大井っちに同調するだけの金魚のフンで、まるで過保護なママとマザコンの息子を見ているよう。ゲームでの北上さんは、むしろ大井っちよりもキャラが立っているんですよ。魚雷に対するマニア的なこだわりとか、「スーパー北上さまだよ」という自己紹介とか。そういうカッコカワイイ北上さんに、メロメロの恋する乙女な大井っち、という構図だったら良かったのに、大井が主で北上が副になっているために味がごちゃごちゃになっているんですよ。よく艦これアニメに対して言われていた「制作側に艦これやったことある奴がいないんじゃないか」という誹謗中傷もこの大井っちと北上さんを見れば納得出来てしまうほどの、酷いキャラ崩壊でした。
嫁姑争いという言葉がピッタリ来る、加賀と瑞鶴。史実に詳しくはないのですが、五航戦(翔鶴と瑞鶴)は赤城や加賀達と比べ新型艦で性能は良かったものの、乗組員の練度が低かったというのが加賀さんが「五航戦の子たちと一緒にしないで」と宣う理由だそうです。確かに夜の練度も加賀さん達の方が圧倒的に高そうな一方で、不慣れながら初々しさのある五航戦の夜伽もまた趣があって良いですね。何の話でしたっけ。そうそう、性格上加賀さんと対立するのはだいたい瑞鶴なんですが、翔鶴さんも大人の対応しているように見えて地味に毒吐いてるの良かったですね。「随伴艦」と言うのは実際にゲームでも翔鶴がMVP獲得時に言う台詞で、それをこういう所に持ってくるのは艦これ台詞ストックの良い使い方だと思いました。
そういえば、瑞鶴が大井に「甲板胸」って言われてましたけど個人的には瑞鶴もそこまで小さくはないイメージだったので意外です。艦これ初期の頃は「乳がデカいのが正規空母で小さいのが軽空母」だと思っていたんですが、ちとちよ改二や未実装艦ですが大鳳、龍鳳などが出てきて現在は混沌としている感じですね。っていうかちとちよ改二がおかしいんですよ。何あのデカさ?
お互いしか見えてないクソレズカップル、犬猿の仲の空母、何考えてるのかよく分からない戦艦に囲まれて不安を感じる吹雪を励ましてくれる赤城さん。赤城さん、提督がこういう編成にしたのには必ず理由があるって仰ってますがあなたじゃなくて加賀さんが選ばれたのは絶対あなたが何度出撃してもあっさり大破して帰ってくるからですよ。他人事みたいに言ってるけど隊の雰囲気最悪にしてまで加賀と瑞鶴組ませたのはあなたが何度入渠させてもすぐ敵戦艦の攻撃喰らって 何十時間も寝ようとするからですよ!!!あっいや…アニメの赤城さんはそんなことないんですね。ちょっと今イベント攻略中でストレスが溜まっていました…にしても、赤城さんの轟沈を予想する声はわりと多いですがこれだけ登場回数が少ないと沈むことはなさそうに思います。むしろそのフラグを金剛にひっ被せに行ってないか…?
第五遊撃部隊のセンター旗艦決め。金剛はおバカなので務まらず、大井北上はお互いのことしか考えてないので務まらず、加賀瑞鶴はお互いの足引っ張り合うので務まらず。こんな遊び感覚で戦艦1隻空母2隻に入渠ドック占領されたら提督としてはたまったもんじゃないですね。
加賀や瑞鶴が吹雪に優しいのは数少ない救いですね。吹雪の人徳が発揮された場面でもあります。加賀さんは少しの怪我でも10時間くらい風呂浸かってないといけないわけですが千羽鶴ならぬ千匹ウサギが折れますね。でも加賀さんの下の方はミミズ千匹って…何でもないです。何でもないです。
都合の良すぎるタイミングでの敵襲がストライクウィッチーズを彷彿とさせますね。演習しながら誰が強いか揉めていた所で実戦がやってくるのもストライクウィッチーズ然としていて良いと思います。
ここで皆に指示を出す吹雪がかっこいい。ちゃんと自信を持って意見している様は、初期の頃とは見違えるようです。敵がしょぼいからと油断している面々に喝を入れた。吹雪が座学の方は優秀だという設定も活かされていますね。漫画封神演義の太公望みたいな立ち位置です。っていうか、慢心ダメ、ゼッタイ。加賀さんしっかりしなきゃ。
そして、センター旗艦に決まった吹雪。「空母2、雷巡2、戦艦、駆逐艦という本来ならぜったいあり得ない編成なのだから、旗艦もありえない方がいいんじゃないか」謎理論にもほどがあります。さっき活躍したからじゃないのか。実際にどうかは置いておいて艦これゲーム的にはこの組み合わせは普通にあり得る域ですし、駆逐艦を旗艦に据えるのも特におかしくはないですね。この面子をまとめて見せた吹雪のリーダーシップには目を見張るものがあります。さすが元祖主人公!もう影が薄いなんて言われなくて済みますね!
加賀ちゃん、布団の上でモノ食べるなって教わらなかったかい。
いやぁ~良いですねぇニンマリしてしまいますねこの展開は。加賀さんの寝間着姿めっちゃエロいですね。そうではなく。加賀さんはゲームでも五航戦の子達に歩み寄る姿勢を見せてくれているので、吹雪を介してわだかまりが解けていく様子を今後もねっとり描写して欲しいですね。
この回はタイトルは「五航戦の子なんかと一緒にしないで! 」ですので、加賀・瑞鶴回としては二人のかわいさとそれを取りもつ吹雪の才覚を見せていただいてとても良い回だったと思います。しかしながら、返す返すも大井北上の描かれ方が残念でしたね。せめて2期のペリーヌくらいには丸くなって欲しいものです。次回、「第六駆逐隊、カレー洋作戦! 」第六駆逐隊とは駆逐艦、暁・響・雷・電の四姉妹のことですね!「カレー洋」はゲームにも登場するステージの一つでおそらくインド洋をパロったものと考えられますが、内容としてはカレー作る回なんじゃないかと予想できます。第六駆逐隊では特に電ちゃんは僕がゲームで初期艦娘に選び今も主力級の一人であるお気に入りですので、活躍を期待したいところです。
私事で恐縮ですがゲームの方の冬イベントも誠意攻略中です。空母・天城を仲間にできるよう頑張りたいと思います。
E-3ステージ乙難易度(甲>乙>丙の乙)最終ステージ。既に高速修復剤の手持ちが10個を切っており禿げ上がってますがこの次で那珂ちゃんが華麗なカットイン砲撃でこの可愛らしい軽巡棲鬼をふっ飛ばしてくれます。ありがとう、那珂ちゃん!ファンになります!
ヴァレンタイン特別仕様の如月ちゃんめっちゃ可愛いですね。秘書官にして毎日突っついてます。
ではまた!