ひだまりPはこう語った

ちゅんちゅん、ハローラブライブ!「人生をラブライブ!にする」をモットーにあれこれ語ります。

Guilty Kiss『脚本がコワレヤスキ』感想など-大人の階段登る君はまだ桜内さ

 

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Aqoursユニットシングル第二弾、Guilty Kissの『コワレヤスキ』の感想です。

 

 ジャケットで1人だけセクシーな流し目をしている桜内梨子さんが何かと話題を呼びましたね。これはギルキスの最初のシングルでも思ったんですが、梨子ちゃんは通常Aqoursの中におけるアワアワ可愛い系のキャラとGuilty Kissにおけるちょっと擦れたキャラ作りがうまく両立しているところが良いですね。

 

 桜内梨子はビッチであるとよく言われますが[要出典]梨子ちゃんのビッチ性は普段のアワアワキャラにおける受動的な性的魅力、平たく言えば「ヤれそう」という所が大きいためこのようなセクシー系にチャレンジすることで、寧ろ普段の「ファッキンビッチ桜内」は鳴りを潜め、「ちょっぴり大人の階段を登った女の子」というプラトニックな魅力を醸し出すことに性交しているのではないかと思いました。つまりこれ、ティーンアイドルとしての「正しい”エロカワイイ”」ができているんですよね。梨子ちゃんのキャラの二面性について「良い」と言ったのはこのような部分も含めてなんです。

 冒頭から何でこんな話をしているのかと言うと、「どうせひだまりPはこのジャケットの梨子ちゃん見てまた「リコビッチ」とか「内浦の歩くセックス」とか言うんだろ??」的な事をもしも思われていたら心外なので今回のようなエロカワ路線の桜内と普段のリコビッチは違うということをどうしてもハッキリさせておきたかったんですよね。

 

 セクシー系梨子ちゃんにばかり目がいきがちですがデカ乳ヘソ出しドヤ顔マリーもなかなか存在感を放っていますよね。カッコカワイイ宣言ですよね。

 

 曲についての感想は続きを読むからどうぞ!

 

Guilty Kissの前回記事はこちら。


 

 

もくじです。

  

 

 

01-コワレヤスキ

 

 コワレヤスキってタイトル、なんか大木こだまひびき感ありますよね。コワレヤスキ・キヨシみたいな。何言うてるねん。

 

 大きな反響を呼んだ前回のStrawberry Trapperに続き、草食系男子に贈るロックなラブソングです。「You're fragile」の"fragile"は「脆い」という意味で、梨子ちゃんからYOU(曜)ちゃんへの煽りという可能性も若干ありますね。

 冒頭から鞠莉さんの高い歌唱力が光ります。善子のシャウトも曲調にこの上なくマッチしており、ユニットとしての全体的なレベルの高さが改めて分かりますね。この3人の中に秘めている「ロック」を「普段とは違った新鮮な魅力」としてギルキスというユニット内で惜しみなく開放していく様に惜しみない賛辞を贈りたいですね。

 

 また、ロックという方向性では上記Strawberry Trapperの感想記事で書いた文章を引用すると、

  

  こういうカッコ良い系の曲は今までもあって、BiBiのCutie Pantherとか真姫ちゃんのDaring!!とか。でも今までのこれらの曲もやっぱりラブライブ仕様と言うか、どこかまったりした雰囲気があったんですね。いろんな曲がリリースされた中にも、ラブライブ!の曲にはラブライブ!の匂いがあるんですよ。激しい曲調であってもどこかゆるさがあって、それはまあ畑亜貴神の作詞によるところも大きいと思うんですが。

 

 

 そうなんです。

 

 Strawberry TrapperCutie Pantherの立ち位置とするならば、コワレヤスキは「Silent tonight」と方向性が似ている気がします。本当にエロかったね。そしてこの2曲を比較してみることで、Guilty Kissというユニットを更に掘り下げられるように思います。

 BiBiといえばメンバーにポンコツ・天然要素を盛り込みすぎた結果Cutie Pantherなどの女豹系肉食ソングはあまり芳しくなく、「冬がくれた予感」に代表するようなしっとり系ラブソング「Trouble Busters」に代表するような元気全開Bi・Bi・Biの二本柱で攻めてみた結果見事な満塁ホームランを放った印象ですが、これでいくとGuilty KissはBiBiのアナザータイプ、前回AZALEAの記事で「リリホワが本当にやりたかったこと」というフレーズを使いましたが、ギルキスにも同様の事が言えると思います。これは決して優劣や主従といった意味での比較ではなく相互補完的なことを言いたいわけですが、それゆえに変化球が少ない状態に陥ってしまうのは避けたいですね。

 

 

 

02-Shadow gate to love

 

 

 ………??

 

 実はこれ、ひだまりP的にはコワレヤスキよりもこちらの方が初見で「来た」と感じたんですよね。やはりギルキスの圧倒的な安定感を支えているのは平均歌唱力の高さということが実感できます。

 

 囁くような高音の心地よさが響き渡るナンバーです。それぞれのソロパートではまるで娼婦の胸に包まれているような、下半身に染み渡る安心感を感じることができるでしょう。まさにエロカワ桜内Guilty Kissエディションの為に誂えたような曲ですね。

 

 「娼婦の胸に包まれているよう」と、敢えて「娼婦」と表現したのは言うに及ばずこの歌詞から染み出しているエロチシズムに由来します。いやラブライブ!の曲は全曲エロいのですが、この曲はむしろエロさを加えることで健全な”エロカワイイ”を見事に作り出している節があるんですよね。素人モノAVに本物のAV女優が出ていたらむしろエロくない的な感じというか…この喩えが的確かどうかはちょっと分かりませんが。

 冒頭でも述べたように受動的スケベを全身から撒き散らしている桜内梨子に対しあえてこういった別ベクトルエロさを求めていくことで寧ろ健全なエロカワが出来上がるというのはまさに桜内梨子の魅力をあらゆる面からしゃぶるように掘り下げる画期的な試みであり、「ビッチでなければ桜内梨子でない、ビッチなだけでは桜内梨子でない」という、公式側の桜内梨子に対する熱いプッシュが伝わってきました。むろん、梨子ファンの皆様が涙を流しながらこの曲に聴き入っているさまも容易に想像できます。

 

”ビッチでなければ桜内梨子でない、

 ビッチなだけでは桜内梨子でない。”

 

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なんの中身ですかね…

 

 若干話が脱線してしまったので、Shadow gate to loveについて。

 

 エロチシズムを感じる歌詞と書きましたが、「麝香(じゃこう)の強さまとう目に誘われてみて」「溜息の中罠を仕掛けた たぶん効いてるのしびれてきたでしょ?」等、ある種Strawberry TrapperのR-18版という見方もできますね。

 Shadow gate to loveというタイトルが黒ずんだアソコを表しているとか言う、誰が言ったか最低のド下ネタを上に引用しましたがこれも含めこの曲に秘められしテーマとして「娼婦の抱擁」という言葉が思い浮かびましたね。娼婦の胸に包まれて得る安息、その心地よさと罪深さを織り交ぜて味わうことでまた新たなラブライブ!の世界が広がることと思います。

 

 

 

03-「十番勝負 沼津やまやの陣」

 

 それでは皆様、ご唱和ください。

 

 クッソつまらん。(三回目)

 

  AZALEAよりはマシですけれど…

 

 まず。まずね、このユニットシングル第二弾は、各ユニットで沼津のグルメを紹介するという内容で、まあそれはいいんですけど宣伝になっていないだろう。

 完全にメニュー名をただ言ってるだけで内容がまったく伝わってこない。これはいけません。やまやから苦情が来るレベルです。一番苦情入れたいのはグランマさんだと思うけどね。

 Guilty Kissは梨子ちゃんの新しい魅力を発掘するユニットだといった風に書きましたが、普段のアワアワ系が鳴りを潜めたギルキスのクール系梨子ちゃんがここでは完全に裏目際限なく暴走する鞠莉・善子に対し半分諦め状態でツッコミに締まりがなく、それゆえ2人がダダ滑りしているように感じてしまいます。感じてしまうというか、まぁアレだけど。このダウナーな梨子ちゃんはCYaRon!ドラマパートの曜ちゃんを彷彿とさせるもので、この2人がAqoursの中におけるツッコミポジションに疲弊していることが伝わってきます。

 

 あと善子ちゃんは何故「ジングルベルがとまらない」でダイヤさんとやってたヤンキーごっこのノリを引きずってるの?直後に収録したの??君今回善子呼びに「ヨハネ!」って反論しただけでほぼほぼ堕天使要素なくない??

 

 まあ梨子ちゃんがPeople of standardって呼ばれてるのはちょっとウケたけど。梨子ちゃんの普通設定、ダイヤさんにまでネタにされてたCDドラマ特有の要素ですが基本的には梨子ちゃん自体レズでありながらビッチというアブノーマルな要素が内側でグルグル渦巻いてるような子なので、あまり普通感はないですね。尤も、だからこそ表向きはこのような「普通」呼ばわりされているのが逆にオモロいのかもしれないですが。

 

 宣伝になってないという意味ではメニュー名をただ叫ぶだけのギルキス、そして店にすら行かずに山で野生の生クリームを探索しだすAZALEA、と比較してみると実はCYaRon!はちゃんと宣伝してたのでは!?という事実に気が付きます。CYaRon!のドラマパートも酷かったと書きましましたが一応、あの内容でいけすやさんには二食感活アジ丼という名物があることが分かりますし、アジフライ定食が美味しいということも伝わってきます。あれは確かに「沼津を訪れたらいけすやさんに行ってみたいな」と思わせる内容でした。ちかっち、第一弾でクソほど迷惑かけた松月でのギルティをここにきて取り戻した感じがしますね。逆に今回の松月ギルティは勿論、グランマ花丸。まぁ、お店に迷惑はかけてないけれど。

…乳首にリボン!?

 

 

 

04-まとめ

 

 今回でユニットシングル第2弾が出揃いましたね。今回は全曲かなりクオリティが高く、来るデュオトリオシングルやアニメ2期に向けての期待が高まるところです。

 

 特にヤバいのはやはりCYaRon!の「近未来ハッピーエンド」。詳しい内容は上記記事に書いてますがAZALEA、Guilty Kissの楽曲もかなりハイレベルであるのにそれを尚上回るAqoursオブザイヤー級の逸品でした。

 またドラマパートはどれも酷かったですが、全員改めて聞いてみるとお店の紹介という要件すら満たせていない中で最低限名物とオススメメニューを教えてくれた上にその魅力まで語ってくれたCYaRon!が再評価される流れとなりました。

 

 それでは!

 

 

05-ユニットシングル第二弾記事リンク