期待のアニメがやっと来た!!!
この春はこれにハマれば問題なし!!!(10点)
ちゅんちゅん、ハローラブライブ!どうもひだまりPです。「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」アニメ2期第4話『アイ Love Triangle』の感想を書いていきたいと思います。
今回は愛と果林のユニット、DiverDiva回ですね。DiverDivaと言えば……まぁ、色々あったじゃないですか。本当に。ただDiverDivaに色々あったという”ソレ”はあくまで非公式の同人ゲームのシナリオなので、本記事では割愛していきたいと思います。愛だけに!
「ショートコント『裏切り』。」 pic.twitter.com/8VK2Yq58Yl
— ひだまりP (@Hidamarie_win) 2022年4月24日
それでは、続きを読むからどうぞ!
もくじです。
★あらすじ
ある日、ショッピングをしていた果林は偶然愛と出会う。その隣には愛の幼馴染であり、「お姉ちゃん」と呼ぶ川本美里がいた。今日は美里の退院祝いだという。体調を気遣う愛と、元気に振る舞う美里。しかし果林は、美里が時折見せる曇った表情が気になっていた。果林が事情を尋ねるも、愛に余計な心配をかけたくないと美里は口を閉ざす。しかし愛はそんな美里の様子に気付いており、果林に相談を持ちかける。そっとしておいた方がいいと答える果林だったが、愛はその言葉を聞かずに美里のもとに駆けだしていってしまう……。
愛のお姉さん的存在である川本美里。ひだまりPの知る限りでは彼女もスクフェスでは見たこと無いので、アニメオリジナルキャラクターですね。ランジュ・ミア・栞子に加えて更にアニオリキャラを増やしてくるあたり、これまでのラブライブ!シリーズのアニメとは違って挑戦的な姿勢が見て取れます。
愛「でも、少しでもおかしいって感じたらちゃんと教えてね!」
— ひだまりP (@Hidamarie_win) 2022年4月23日
美里「スクスタの愛ちゃん」
愛「ナッハッハwww」
出すな出すな。
★『Love Triangle』について
この回のタイトルにもなっている「Love Triangle」はDiverDivaのファーストシングル「SUPER NOVA」のc/w曲です。
前回3話の「Sing! Song! Smile!」はおそらくQU4RTZの「Sing & Smile!!」から、そして次回5話の「開幕!ドリームランド↑↑(*’▽’)」はおそらくA・ZU・NAの「Dream Land! Dream World!」から来ていると思いますが、なぜかDiverDivaだけB面曲だったのは少し意外でした。まぁAside,Bsideどっちとも一切合切愛してねって果林先輩も言ってるし多少はね。
さてこの「Love Triangle」、ファーストシングルのc/wは3ユニット共にラブソングで共通なのですが、その中でもDiverDivaはかなり元々のイメージを覆す楽曲だとして話題になりました。と言うのもこの曲は「三角関係」をテーマにした曲であり、更にこの曲で歌われる「冬の大三角」にはオリオン座の星が含まれている事から、ラブライブ!が誇る超弩級メンヘラユニット*1との共通点が指摘されるなどしましたね。
そんなLove Triangleの歌詞を、本編のシナリオを踏まえて見ていきましょう。
キミってば素敵
あのコは魅力的(かなり魅力的)
二人は完璧!?
自信なくしちゃう…
………
…あの、すいません。すいませんあの、
天才ですか…?
確かにLove Triangleは愛・果林のイメージからすると「っぽくない曲」ではあった。「っぽくない」と言っても、「っぽくない」という事は二人の新しい魅力を引き出した曲だということで、勿論原義のラブソングとしてもひだまりPの中でこの曲の評価はかなり高かったんですが、しかしそれをここにきてこういう解釈で持ってくるのか。美里目線ってこと!?キミ(愛)とあのコ(果林)と私(美里)の事情ってこと!?
いや、この曲は勿論「三角関係を描いた切ないラブソング」として世に出ているんですよ。それをアニメに出すにあたってこの角度から切り込んできたのは凄すぎる。
ストーリーで曲に対する解像度が上がった曲はラブライブ!にはたくさんあって、虹ヶ咲だとせつ菜の「MELODY」などがありますね。まぁそのゲームはもうダムの底に沈んで無くなってしまったんですがともかく。今回のように元々好きだった曲に「新解釈」を加えてくる曲というのはかなり珍しいパターンでした。
★愛と美里
愛じゃなくてミイじゃん…
ちょぼ○うにょ○み先生の息吹感じるんでしたよね?
昔はキモ弱*2だった愛さんに「楽しい」を教えてくれた美里。
その後愛は楽しいの天才として開花しスクールアイドルという「やりたいこと」を見つけますが、一方で長期間の闘病生活を余儀なくされていた美里は自身のやりたいことを見つけられずに無気力に陥っていました。
アニメ1期4話の感想で、「愛さんはなろう系主人公」って書いたじゃないですか。まぁこれは本当ではあるんですけど、そんな愛さんの唯一の弱点とも言えるのがこれ、愛さんが眩しすぎて陰になってしまう人の存在でした。愛の陰の部分をそういう形で見せてくるのか。これには予想を裏切られましたね。
愛さんは自分の「楽しい」に周りを巻き込むのが得意で、それは例えば璃奈と友達になったきっかけも愛さんにしてみれば「自然体」で璃奈を誘った事から始まっていました。
愛さんは人を笑わせるためにどんな努力もできる子ですが、そんな愛さんの明るさ、眩しさそのものに劣等感を抱いてしまう人の存在は初めてで、無意識のうちに美里を傷つけてしまったいたことに愛はショックを受けてしまいます。でもこれは、さしもの愛さんでも能動的にどうにかすることは無理なんですよね。おっぱいが無いので悩んでる璃奈ちゃんをエマちゃんが励ましても元気づけられないのと同じです。
★果林と美里
「そんな風に無理して笑う必要、ないんじゃないですか…?」
この女はすーーーぐエマっちの受け売りする。ネーヴェちゃんかな?かわいいね♡
この回における果林の立ち位置って微妙なんですよね。まずは愛の、距離が近すぎるがゆえに気づかなかった美里とのすれ違いを見抜いたこと。果林自身は「私は誰かと気持ちを合わせるより体で競い合う方が好きなの♡」と言っていましたが、それとは裏腹に美里の笑顔の裏にある陰りを見抜いて、しかもそれを本人にぶつけに行ってるんですよね。
これは彼女がスクールアイドルになった時にエマにされた事と似ています。だからそれを果林の成長と言う事もできなくはないのですが…でもそれはあなたの台詞なの?なら、次の台詞は?次のあなたの出番は何話目?
「貫いてみせなさいよ、あんたのキラメキで!
ここが舞台だ、朝香果林!」
〽眩しいからきっと見えないんだ アニガサキの侑ちゃん~
…まぁそれはウソですけど、果林の役割が潤滑油過ぎるというのはちょっと気になった点ではありますね。難しいねそこはね。尖りすぎていても裏切っちゃうけど、丸くし過ぎても凡庸になっちゃう。裏切っちゃうって何だよ。裏切りませんアニメでは。
★愛と果林
「誰も傷つけないなんて、そんな事できる人いないわ。」
ラブドヤりアングル。
この台詞も「誰にも傷ついて欲しくないし傷つきたくなんかないけど」というLove Triangleから来ていますね。ただの監督の推し曲じゃん…
でも確かに果林先輩、初めて先輩らしい所見せたね。まぁ未だに愛にモーニングコールして貰ってるのバレちゃってたけど。
果林はアニメ1期でもクールキャラからのポンコツな一面を見せるギャップが愛されていましたが、一方でお姉さんらしい一面がフィーチャーされることは今まであまりありませんでした。これは多分1,2年生がみんな後輩後輩したキャラであるために、クールな果林よりもエマや彼方の包容力で丸く収まる場面が多かったからじゃないかと思えます。
「仲間でライバル」。虹ヶ咲を象徴するこの概念が生まれた1期第9話は果林回でしたが、「ライバル」という関係性こそが果林の本当の魅力を最大限引き出すということがこのシーンでありありと分かりますね。
逆に愛も「完璧超人」としてのイメージから悩み多き少女らしい一面を見せてくれました。
ただ正直に言ってしまうとここからDiverDiva結成までの流れはちょっと傾斜が急すぎる。ひだまりPがこの4話を初見で「ん~~?」と思ってしまったのはそこです。「競い合う そんな形が あるんなら──」じゃねえよ仲間でライバル川柳やめろ。進研ゼミ虹学講座かな?
★愛と璃奈
やるじゃん…
見た?この璃奈ちゃんのファインプレーを!?
「気持ちを表情に出すのが苦手」な璃奈ちゃんは、「楽しい」という気持ちを周りに伝えられずに独りぼっちでいたけど、愛さんだけは彼女の伏せた本心を見抜いて、だから友達になれたんですよね。
愛さんはその逆で、周りの人を楽しい気持ちにさせることが大好きな愛さんは「不安」や「心配」を表に出せずにいたんですけど、それに気づけたのは璃奈ちゃんだからなんですよ。
これは1期最終話でも言った事ですけど、愛さんには「お友達になってあげた」なんてつもりは一切なくて、性格は正反対の二人だけどどこまでも「対等」であること、そしてそのことが、こういう細かい描写からも伝わってくるのが本当に素晴らしいですね。
また、璃奈ちゃんからの「抱きしめる」という愛情表現は、言わずもがな1期6話で愛さんがしてくれた事へのお返し。「恩」なんて重いものを着なくとも、返すべき時にちゃんと返すタイミングがやって来るんですよね。何それ。親友じゃん…
マジでこれ315,810回言ってますけどこのアニメ、愛と璃奈の関係性を描くのが異様に上手くてこれはもうマジのマジに海原雄山の鮎です。何なのマジで。そういう研修受けたの???
★DiverDiva
さてQU4RTZと同様DiverDivaのユニット名の由来についても本編では言及がなかったので不肖ひだまりPから解説をさせて頂くと、実はこれは2人が初めて共演したAV作品である「だいぶ(Div)エロ(er)い、ディープ(Div)なA(a)!」というタイトルから取っています。「A」はキスの事ですね。いつのAVだよ。
アニメの虹ヶ咲メンバーもAV女優なのかどうかについては今のところ明言されていませんが、ユニット名の由来に対する言及が無かったということはアニメでは抹消された同人ゲームの設定という可能性もあります。
また「ダイバー(Diver)」と言えばAqoursのメンバー、松浦果南を思い浮かべますが、ズバリ朝香果林は松浦果南が卒業後AVデビューした世界線の源氏名という考察がかなり初期から5chなどで活発に議論されていました。そのため、「DiverDiva」というユニット名でピンと来た方も多かったんじゃないかと思われます。さらに彼女たちの活動の場である「お台場」にかけて「Diver」という、ダジャレ説もありこれは愛・果林の両方の要素をカバーしていると言えますね。
★新曲「Eternal Light」
みんなで遊ぼう!
プ リ パ ラ ヒ ル ズ
プリパラヒルズを朧げでも覚えていたひだまりPを褒めてほしい。本当は何か頭の中にデジャヴュがあったので「プリパラ 部屋がいっぱいのやつ」とかでGoogle検索してたどり着きました。
DiverDiva、サブタイトルは「Love Triangle」だったり、冒頭の独白は「Fly into the sky」だったりB面曲が押し出されていましたが、これはDiverDivaのいつものA面らしいゴキゲンなEDMという感じがありましたね。
★エピローグ
お前本屋に用事ねえだろ。
まーた偶然を装ってライバルの存在に注意しに行ったのか…いや、もしかしたら本当に道に迷った結果偶然なのかもしれないですが。
ここもちょっとね、1期5話でエマに言われたことをそのまま言ってますからねこれ。いやまぁ、果林なりに受け止めた上でのアウトプットだと言う事は分かるんですけどね。
「果林ちゃんみたいに、愛ちゃんとセッ○○ク○できる人になりたいんだ♪」
「望むところです!」
返す返すも「Love Triangle」になぞらえた脚本としては本当に完璧。金田一の脚本書けるんじゃない?
美里が果林にライバル宣言をしたことによって、間接的に果林もまた、愛のお姉ちゃん的存在になったというのがこの回の一番大きいポイントでしたね。愛と果林にとって、まさしく競い合うことでお互いの新しい魅力を引き出すということで、ユニットの意義は充分に証明されたと思います。
★ランジュと栞子と「虹ヶ咲症候群」
この回、ランジュいなかったけどマジでこいつDiverDivaと共演NGかけられてない?まぁ、それは…どっちでも、いいんですけど。
どうか嘆かないで。
世界があなたを許さなくても、私はあなたを許します。どうか嘆かないで。
あなたが世界を許さなくても、私はあなたを許します。だから教えてください。
あなたはどうしたら、私を許してくれますか?
「三船薫子」。この名前にピンと来た方も多いでしょう。そう、「ラブライブ界の北条鉄平」と悪名高いあの女です。ランジュもラブライブ界の鬼舞辻無惨って呼ばれてたけどね。
存在を抹消された、とある「同人ゲーム」において登場し、三船栞子に「虹ヶ咲症候群」を発症させた黒幕の1人。
栞子は幼い頃から「部屋に大量のセミを放たれる」などの恐ろしい虐待を薫子から受け続けるうちに精神を病んでしまい、「スクールアイドル同好会を廃部にしなければならない」という強迫観念に支配される恐ろしい病、「虹ヶ咲症候群」のLLLを発症させました。
何のセミを放ったんだろう。まぁ…「ひぐらし」でしょうね。
本音を言うと、同好会がランジュ、ミア、栞子を救済し、恐ろしい惨劇を回避し、アニメで雨のち晴れのち田中仁で虹を咲かせるためにはこの女と理事長だけは出してはいけなかったと、ひだまりPはそう確信しています。
まぁ、薫子の存在は良くも悪くも今後の重大なターニングポイントになるだろうという事ですね。ひだまりPは知らないんですが最近のひ○らしでは北条鉄平も改心したらしいので、田中先生の脚本を信じて待ちましょう。理事長はクビで。
★まとめ
トゥデイズ チカキンズ ポイント。
ドゥルルルルルルルルルルルルルルルルルル………
95点(ナインティファイブ)~!!!
\MIRAI!/ \NEGAI!/ \ZIYU!/ \ZIZAI!/
DiverDivaが救われた。…とは、敢えて言いません。アニメの愛と果林は1期の時から虹ヶ咲の中で輝いていて、そしてそんな彼女たちの良さを「より引き出した」のがこの2期第4話だからです。最高で最低を更新するんじゃない、最高で最高を更新するんだ。
本編中でも書きましたがひだまりPのフェイバリットソングでもある「Love Triangle」への解釈が素晴らしすぎる。愛と美里、果林と美里、そして愛と果林という三つ巴の関係性を描きつつ、しっかりとDiverDivaというユニットを組んだ意義も見せてくれるのは脱帽というほかありません。とは言えユニット結成のくだりが流石に端折りすぎだったり、ユニット名の由来が放送できないからアニメで流せないというのはちょっと残念な所でした。
そんなこんな。今週はEDテーマ「夢が僕らの太陽さ」の発売だったり、スーパースター関連でとんでもない発表があったりと激動の一週間でしたが第5話のA・ZU・NA回も楽しみに待ちましょう。
それでは、よきラブライブを!オニナッツー!
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