ひだまりPはこう語った

ちゅんちゅん、ハローラブライブ!「人生をラブライブ!にする」をモットーにあれこれ語ります。

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会2期第11話「過去・未来・イマ」感想-って、終わるの早くない!?これからの虹ヶ咲は!!?

さぁ…漕ぎ出そう…!
「スクスタ」から放たれた虹ヶ咲に…!
無論…気持ちは分かる…
誰だって成功したい…!
分かりやすいエモさ…声優ライブの成功…!
オタクからの名声…称賛…
そういうものに憧れる…
けどよ…
ちょっと顧みれば分かる…!
それは「ラブライブ!」そのものじゃない…!
そういうものは全部…飾り…!
ラブライブ!の飾りに過ぎない…!
ただ…やる事…その熱…行為そのものが…
生きるってこと…!
I Live LoveLive!ってヤツだ…!
分かるか…?
成功を目指すな…と言ってるんじゃない…!
スクスタの失敗に囚われ…
思い煩い…止まってしまうこと…
アニメをスクスタの火消しにしてしまうこと…
これがまずい……!
こっちの方が問題ラ…!
つまりそういう意味じゃ…

ラブライブサンシャインになっていい…!
いいじゃないか…三流で…!
熱い三流なら上等よ…!
まるで構わない…構わない話だ…!
だから…恐れるなっ…!
繰り返す……!
失敗を恐れるなっ…!

 

 ちゅん…ちゅん…

  ハロー…ラブライブ…!

 

 今回はラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会アニメ2期第11話『過去・未来・イマ』の感想を書いていきたいと思います。

 お察しの通り今回は……お気持ち表明回です。(3話ぶり2回目)とは言え煮え切らない所があった反面良い所もある回だったと思うので、順に見ていきたいと思います。

 

 

 

 

もくじです。

 

★あらすじ

スクールアイドル同好会が部に昇格!? そんな話を耳にしたかすみは大慌てで部室に駆け込むが、結局はうわさ話でしかなかったと判明する。部への昇格は希望制と聞き、考え込む同好会の面々。しかし眼前に迫る定期試験のほうも問題だ。せつ菜の提案のもと、学年ごとに分かれて勉強会をすることに。しかし部長であるかすみは同好会のままでいるべきか部になるべきか、どうしても気になって勉強に身が入らない。一方、果林もまたあることに思い悩んでいた。

 

★「部」と「同好会」について


ウワサで聞いた?まさに私がThat's rignt...

 

★「スクールアイドル部」になるということ

 さて今回の重要テーマの1つである「部」になるか、「同好会」のままでいるか、という問題。確かに現実でも小規模な部活を「同好会」と定めている学校はありますし、一定の人数や実績を挙げることによって正式な「部」として認められ、部費が多く割り当てられるなど待遇が向上する制度もあります。

 スクールアイドルフェスティバルと文化祭の合同開催など虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の存在は学校内でも大きな影響を及ぼしており、「同好会」から「部」に昇格する、しないという話が出るということ自体は自然なことに思えます。

 ただ、この話を今回の軸に持ってきたのはちょっと疑問です。

 

 だって………昇格すりゃいいじゃん。

 

 この回で語られた「部」に昇格することのメリットは、「広い部室やトレーニングルーム」、そして「公式大会(=ラブライブ)への参加を認められる」でした。と言うか…今まで参加資格すら無かったんかい。

 いやシンプルにこれだと、昇格しない理由がないと思うんですよね。かすみ達は「同好会」が「部」になることで自分たちの”ありよう”が変わることを懸念していましたが、いや…共感できないのがそこなんだよな。ただただシンプルに、「部」に昇格するだけして、今まで通りソロ路線で活動すればいいじゃん。

 せつ菜の言った「これから入ってくる誰かのためにも今の私たちでいたい」というのも微妙な話です。いずれ入ってくる後輩達が自由にスクールアイドルをできるようにする環境を作るなら、なおさらちゃんとした「部」に昇格しておいた方が良いと思うんですよね。そもそもラブライブは「スクールアイドル達の憧れのステージ」じゃないのか?今の同好会メンバーがラブライブに出ないのは良いけど、スクールアイドル皆が目指す甲子園への出場資格を自ら放棄して「後輩のため」というのはあまりにも軸がぶれています

 

 昇格しない具体的理由を強いて挙げるなら、部を存続させるためには実績を挙げ続けることが必要で、そのためにラブライブの参加は事実上強制になる、という可能性がある位でしょうか。

 いや、そもそも…ラブライブ出りゃいいじゃん。ソロなりユニットなりで、同好会の中の一番を投票か何かで選出してその一人(組)がラブライブに出ればいいじゃん。そういう「仲間だけどライバル」というのを1期9話でやったんじゃないの??

 

 1期3話で侑が「だったらラブライブなんて出なくていい!」って言ったのは同好会のありようを決定づけた「前に進むための決断」でしたが、今回の「私たちはソロでそれぞれの好きなことを追求したいから部に昇格しない」というのはそれとは違う。むしろ「停滞」ではないでしょうか。

 

★腑抜けのランジュ、腑抜けのせつ菜


列車は必ず次の駅へ。

 では虹ヶ咲は?”あなた”達は──?

 

 「部」に昇格しないことで、事実上ラブライブへの参加資格を放棄した同好会。その選択に真っ先に異を唱えそうなのはランジュでしたが、彼女もまた、同好会のような「みんなと作る」パフォーマンスを目指したいという思いから、敢えてラブライブへの参加を希望することはしませんでした。

 ラブライブを目指す過程で一度皆を傷つけてしまった事から負い目を感じたままのせつ菜、そして「アニメでは」同好会に対して何ら悪いことをしていないにも拘わらず何故か負い目を感じて衝突を避けているランジュ。ランジュがラブライブを目指さないという真意はわかりませんが、この二人の消極的姿勢が、この回では同好会を停滞させているように感じました。

 

 特に今回のランジュはヒドい角を矯めて牛を殺すとは正にこの事で、ただの新人スクールアイドルみたいになってるじゃん。ランジュの「孤高」というあり方それ自体は決して間違いではなかったと思うんですけどね。まぁ「仲間になったら丸くなる」のもラブライブ!シリーズのお約束っちゃお約束なんですけど、これではなぁ。

 と言うか「ステージで皆と一緒にパフォーマンスをするのが今の私にはまだ難しい」って何だよ。ランジュがこんな事言ってたらもう終わりでしょ。まーーーた栞子が日本刀持ってきて皆殺しのレヴューしないと直らないじゃん。レヴューって何だよ。

 

★「部」に昇格しない理由

 この話ものっすごく煮え切らないのは、「しない」のが最初から分かってるんですよ。だってこのアニメの名前「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」じゃないですか。だから「部」にはならないという結果ありきなんですよ。そりゃあそうだよね。「こちら葛飾区亀有公園前派出所」が「交番」にならないのと同じじゃん。

 

 で、上ではラブライブ云々の話をしたんですがそれはまぁひだまりPの感じた印象で、実際にこの13人が「部」に昇格しないことを決めた理由というのは、つまり「同好会」という名前へのこだわりなんですね。

 つまり愛やエマの言っていたように、「私たちはスクールアイドルを”大好き”なことで繋がって、それぞれの思いのために活動している。だから「同好会」」なんだと。

 まぁ、それは分かる。理解はできる。でもそれって、ただの「言葉遊び」じゃん。正直これはちょっとしゃらくさ☆キッスです。繰り返し言いますが別に部に昇格したとしてもその「ありよう」を変える必要はないですし、そもそも今になってそんな言葉遊び必要なくない…?あまりにもダソク感が拭えません。

 

 これについてはひだまりPのお気持ち表明BOXこと質問箱にも色んな意見を頂いたんですけど、ちょっと「なるほどね」と思ったのは、要するにこのメンバーで色々な事を乗り越えて作り上げてきた「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」という名称にこだわりたいからこそ変えなかったという意見。確かに、これはちょっと頷けますね。

 歴代ラブライブ!でもこういう話はあって、例えばμ'sは「μ's」という名前を今の9人だけのものにしたいからという理由で3年生の卒業後に「μ's」というグループは解散することを決定しました。これはSaint Snowの理亞ちゃんも同じような事を言っていますね。Aqoursはこれとは逆で、3年生が卒業して新メンバーが入っても「Aqours」というグループとして存続させることを決定しました。

 なるほど歴代のスクールアイドルが通ってきた「グループ名への拘り」という要素を虹ヶ咲にも入れてきたのか、と言えば筋は通ります。通りますが…そもそも彼女たちの「スクールアイドル同好会」と言うのはグループ名じゃなく、学校の組織としての名前じゃん。まぁ言ってしまえば「3年B組」みたいなもんじゃん。

 例えば流しそうめん同好会が部に昇格できるとして、「私たちは皆そうめんが大好きだから、流しそうめん”同好会”なんだ!」って同好会のままでいることを選んでいたら、それってエモいでしょうか…?「部になってもそれは変わらないだろ」って思いますよね。

 まぁ拘っちゃ悪いということは無いかもしれないけど、少なくとも部になるメリットを知った上で二の足を踏む理由としてははっきり言って弱いですし、消極的に見えます。

 

★スクスタの呪い

 ……まぁここまで敢えて触れませんでしたが、ぶっちゃけかすみんが「同好会が部になるかもしれないんです!」って駆け込んで来た時に皆の頭に真っ先に思い浮かんだのは”これ”だよね。ひだまりPも初見は爆笑してしまった。

 

 今さら説明することでもないですが、スクスタにおける虹ヶ咲学園「スクールアイドル部」という組織はランジュが「同好会」とは別に立ち上げた部で、最新鋭のトレーニング設備やプロのコーチによる指導を受けられる等スクールアイドルとしては最高の環境が揃っています。ランジュはそんな「部」に皆を呼び込みたいという思いが暴走して学校側に手を回して同好会のライブの許可を出させなくしたり、部室を使えなくしたり、挙げ句生徒会長である栞子に命じて同好会の練習やライブを妨害する「監視委員」などという組織を作らせるなど、度を越した弾圧行為を行っていました。スクスタで部に移籍した愛や果林(としずく)が「裏切り者」と非難されていたのも、ひとえにただ部に移籍したことが問題ではなく、これらの弾圧行為を知りながら部の側に付いたことが事実上「イジメに加担」している、と見做されたためです。もう百万回言ってますね。

 すなわち「スクールアイドル部」という名称は虹ヶ咲においてはまさしくラブライブ!シリーズ空前の大炎上を引き起こした騒動の発端であり、スクスタが虹ヶ咲を廃校寸前に追い込んだ、と言わしめる惨劇の象徴でもあります。

 

 ところでこの虹ヶ咲アニメ2期では勿論このようなランジュによる弾圧は行われることはなく、むしろスクスタの惨劇の元になった要素(三船栞子と生徒会、せつ菜の正体、せつ菜と親との関係、三船薫子、ランジュと同好会の対立、etc...)を敢えて出した上でスクスタの展開を真っ向から否定する、いわゆる「スクスタワクチン」表現が随所に見られました。これは、本ブログでも毎回出てきていましたね。

 

 ひだまりPにとってスクスタが虹ヶ咲の一大センセーションであったことを差し引いたとしても、ここに来て「部」というフレーズを出してきたことに対して、制作側が「スクスタ」を全く意識していない、というのも流石に無理のある話です。

 ですが…このスクスタワクチンは流石にオーバードーズだったと思います。

 

 そもそもアニメの栞子はせつ菜をこき下ろして生徒会長を簒奪しようともしていませんし、ランジュも勝手に部を作ったりせず、それぞれが自分らしいやり方で同好会と関わってその結果ランジュも栞子も(ミアも)おそらく殆どのファンから納得される形で、同好会のメンバーとして迎え入れられています。まぁ4thライブでランジュとミアの出番だけ数珠持って黙祷してたひだまりPが納得してるんですから、全員とは言わないまでもアニメを観てなおこの追加メンバーを受け入れられないという人は少数派でしょう。

 それなのに、今さらになって「部」などという要素を蒸し返すことに意味があるとは思えません。そしてスクスタとは全く関係なく「部」という要素をただ出しただけだとしても。(と言うか、建前上はそうであるはずですが)上述した通り、共感できる内容ではありません。

 ひだまりPはこの虹ヶ咲2期の感想ブログを書き始めてから折に触れて「ひだまりPはスクスタに囚われすぎているのでは?」という批判を頂いてきましたが…まぁそれ自体は否定しませんが、流石に今回ばかりはスクスタに囚われて目が眩んでいるのはアニメ制作陣の方だと思います。そのくらいこのAパートはヒドかった。

 

 栞子の生徒会長出馬のくだりについても、6話でも伏線がありましたが「アニメの栞子はちゃんとルール通り生徒会長選に立候補して正々堂々と戦いますよ」というアピールが流石に過剰…だと思ってしまうのはひだまりPもまた、スクスタに囚われている…のでしょうか。

 

 

★子犬ちゃんとしてのイエロー、憂いを帯びたブルー

🍔「これがスクスタ20章だよ」
👠「こんなこと言わないわよ…」
🍔「ボクもSh○tとか言わないよ」

 

 前回といい、ミアかりやたら推すじゃん…いや、良いですねこれは。そもそもミアは璃奈とのカップリング固定化が最も懸念されていたキャラなので、他の同好会メンバーとの絡みを増やしてくれるのは普通にナイスです。

 前回10話でも同好会、とくに3年生の中で緩みきっていた果林が意識せざるを得ない存在としてミア・テイラーが描かれ、更には果林先輩の魅力新発見にも繋がるなど田中先生の面目躍如という回でしたが今回もそれは健在。

 ミアが飛び級大学生であるという話を聞いて「勉強教えてあげようか?(ニヤァ…」と言われ、「やる気が出てきたわ」と果林が言ったのが、「勉強してミアを見返してみせる」という意味ではなく「ミアが教えてくれるならやる気出して勉強するわ」という意味だったというのが、他メンバーと同じように果林が弱みを出すことができる「同好会の仲間」としてミアを見ていることが分かって良かったですね。あと果林先輩の潔さも好き。

 

★じゃあなんすか。ミアちゃんは入部して4ヵ月で卒業て事すか

 

 Bパートはいずれ来る終わりの時を憂う、果林先輩の姿が主に描かれます。

 前回ひだまりPは「卒業回はやらない」と予想しましたが、「卒業」の話を持ち出すにしては、湿っぽくなりすぎず丁度いい塩梅だったと思いますね。

 虹ヶ咲3年生の中でも果林はランジュに似ている所があって…いやちょっと待って、すいません。「果林がランジュに似てる」っていうのはスクスタのエマが裏切り者に向けたヘイトスピーチではなくて、アニメ準拠で考えてですよ。1期5話や9話で語られた通り元々果林は一人でいることが好きで、仲間と一緒に何かに打ち込んだり仲良くワイワイやるのは下らない、と思っていたんですが、同好会との関わりの中でそういった「仲間と一緒に過ごす青春」が楽しいと思えるようになり、先程も言ったように同好会は果林にとって自分の良い所も弱い所も出せる「居場所」になっていったんですね。

 しかし果林達は3年生で、同好会として活動してきたのもまだ半年あまり。果林は「半年」と気軽に言いましたが、その「半年」が下らない裏切りや弾圧で停滞する時間に奪われなかった事は本当に、本当に良かったですね。蜜柑休題。

 

★夢への道は(今度こそ)間違えない

「でもね、果林ちゃん。

昨日や明日のことで悩んでたら、楽しい今が過ぎちゃうよ。」

 

 このエマのセリフは鮎でした。同じように先に卒業していく立場であるエマや彼方の「想い」もこの一言で伝わりますね。

 そしてこれ、実は構図がスクスタなんですね。

 


夢への道は(今度こそ)間違えない

 

 あぁ良かった…3年生の貴重な「今」をくだらない喧嘩で浪費した果林はもういないんやなって…同好会を裏切って「私はお友達を作るために同好会に入ったんじゃないの」と吐き捨て、部の最新鋭のトレーニングを重ねた結果かすみんにボロ負けしてメンブレ、愛に言われて渋々来たエマに「ランジュちゃんみたい(禁止級の罵倒)」と言われて完全論破され逆ギレした果林は…もういません。今、アニメに上書きされました。

 

 そしてこのシーンの後に「私、スクールアイドル同好会が好きよ。」と続くんですが…なんだよ…ちゃんとスクスタワクチンあるじゃん。

 

 

★未来ハーモニー

やるじゃん…!

 

 そういうので良いんだよ。そういうので良い。絵柄が同じだから分からないと思うので解説すると上のスクショは左が「未来ハーモニー」のPVで、右が今回の第11話のカットです。

 未来ハーモニーは当時9人のニジガクメンバーが一同に集結するまでを描いたPVになっていたので、アニメで侑&栞子・ランジュ・ミアを加えた形でこれを再現するのは非常にプレシャスな意味があると思います。

 と言うのも、「無敵級*ビリーバー」のPVの冒頭でかすみんが「可愛くてマーベラスなパンで新入部員にマウントを~」って言ってるシーンあったんですよね。あの時点ではアニメ未放映だったので、「新入部員」が誰かというのは明確には分からなかったんですが…今ここで「未来ハーモニー」を13人で再現したことにより、あの時のPVとこのアニメが繋がりました

 これなのよ。こういうのが「重ね合わせ」なのよ。無印1期8話の「僕らのLIVE 君とのLIFE」に感じたカタルシスなのよ。ただ単に構図が一緒だからエモいとか、そういうのも小ネタとしては良いんですけど、ちゃんと「意味」を持たせて欲しいんですね。そういう意味で8話のTOKIMEKI Runnersは正直微妙だったけど、ここの演出はすごく良かった。

 

 彼方ちゃんが寝ていた黄金色のウ○コ布団も健在。彼方ちゃんいる方が未来ハーモニーPVで、いない方が第11話です。

 

 あとこれは余談なんですけど、そもそも無敵級*ビリーバーはかすみんが虹ヶ咲9人の選挙で1位になって勝ち取った単独ソロ曲未来ハーモニーはそのc/wの全員曲なんですね。

 知っての通り虹ヶ咲メンバーは実際は全員AV女優で、かすみんだけが例外なんですが皆それぞれのエロ要素を全面に出してアピールしていた所、ただ一人だけ処女のかすみんがセンターを掻っ攫ってしまったという「事件」が発生してしまいます。他のメンバーからしてみれば、鳩が豆鉄砲ですよね。AV女優8人が「カワイイ」一本の少女に敗北してしまったわけですから。

 こうしてかすみんに敗北した8人がその雪辱を忘れないために敢えて露出もへったくれもないプラトニックな衣装に身を包み、次こそはかすみを降してみせるという決意を固めたのがこの「未来ハーモニー」なんですよ。

 この敗北がどれだけショックだったかは未来ハーモニー果林先輩の顔を見れば伝わってくるでしょう。

 


虚無

 

 まぁ何が言いたいかというと未来ハーモニーは本来「セクシー」が「カワイイ」に敗北した悔しさを噛みしめる臥薪嘗胆の曲であり、その中心とも言える果林先輩がアニメでも「未来ハーモニー」の演出を導いたというのはひだまりPとしてはとても解釈一致でした。

 また今回の未来ハーモニーはボーカル無しでしたが、この曲は合いの手と見せかけて「Bitch Bitch...!」とか所々にAV女優達の怨嗟の声が入っているので、そういう意味でアニメ放送には適さないと考えられたのかもしれないですね。

 

無敵級*ビリーバー」についての詳しい記事はこちらに書いています。

 

 

★11話最大の問題点


同率おばか王

 

 色々言って来ましたけど、この回の問題点って結局1点に集約されると思うんですね。それがこの記事のタイトルにも書いた「終わるの早くない!?」って事です。

 

 確かにこれまでのラブライブ!シリーズのアニメは2期の終盤で3年生の卒業に言及し、アニメの中では描かれない「これから」を話し合うというシーンがありました。でも、虹ヶ咲はそれと同じで良いんでしょうか。

 だって、今のメンバー揃ったの2期9話だぞ。終盤も終盤じゃねえか。μ'sだったら2期9話はラブライブ東京大会の決勝のステージやってるんだぞ。虹ヶ咲はほんの2話前にやっっっっっとフルメンバーが揃ったばっかりなのに、もう卒業の話!?もう「終わり」を見据えてるの!!??

 

🍞「寂しくなっちゃったんだね。これまでのアニメの出来が良すぎたから──」

 2期9話でフルメンバーが揃って、10話で日常回をやって、これから虹ヶ咲の13人の物語が始まるんだと、もしかしたら次は劇場版じゃなくアニメ3期だってあるかもしれない。いや、アニメ3期は流石に高望みだったにしてもですよ。それだけ未来に希望が持たれていたこの虹ヶ咲で、今回丸々1話使ってやったことが「私たちのあり方の再確認」と「卒業しちゃうけど今を楽しもうよ」の2点ですよ。何だそりゃ。もうやる事終わったの!?もう締めに入ってるの!?

 

 結局そういう「今フルメンバーが揃った」という期待と、それに対してもう早々と締めに入ったアニメの展開があまりにもミスマッチだったのが、今回11話の中身がスカスカに見えてしまった一番の原因ではないかと思います。

 

 

 結局アニメにしろ声優ライブにしろ12人(侑除く)という大所帯でソロを平等にやろうとすると全く尺が足りず、結局ライブは全員曲中心アニメはユニットという折衷案もあったものの新メンバー以外後半はずっと今までの全員曲を擦ってるだけ。はっきり言ってこの現状はコンテンツとして”詰み”の局面を迎えていると思います。

 だからこそアニメ3期に期待したのに…いや、別に3期やりませんと言われた訳でもないですが、ここで「卒業」の話を出してしまったら一気に望み薄だと考えてしまうのは仕方がないですよね。果林先輩だけではなく、そこで現実に引き戻されてしまったのが本当に残念でした。

 

 

★Dear Ayumu Uehara

あっ……(察し)

 

 ラブライブ!で手紙が届く展開がロクな事にならないのは周知の事実ですが、特に厄介なのは前回のラストもかすみんの「大ニュースですー!」で終わってたんですよね。経験上予告詐欺が2回続いた場合、2回目はガチなので。いやでも…なんかラストで一杯来たな。虹ヶ咲ファーストライブと、歩夢の留学(留学とは言ってない)と、侑の作曲コンクールを……あと2話で纏めきるんですか!?

 

 あとはまぁ…例のあの人が懲役刑から帰って来られるのか。

 

 今回はだいぶお気持ち表明回になってしまいましたが、正直あと2話にして先の展開が全く読めません。待て次号♡

 

 

★まとめ

 

トゥデイズ チカキンズ ポイント。

 

ドゥルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

56点(フィフティシックス)~!!!

 

\ブランニュー/ \ブランニューワー!/

 

 

 ということで、虹ヶ咲では第8話に続く低評価回となってしまいました。質問箱にも沢山のお気持ち表明もといご意見を頂いたんですが、ひだまりPの質問箱に来るようなオタクの中でもかなり意見が割れていて、ただやはり全体的な傾向としてAパートがダソクだったという声が多かったですね。

 この2期は解決すべき問題が多すぎて尺が足りない尺が足りないということを毎回のように言って来ましたが、今回いきなり「部と同好会」のようなダソクパートに加えて果林のノスタルジーなどかなり時間をかけて描かれていて(もちろん重要なシーンは時間をかけて描写して欲しいのですが)同好会メンバーが揃ったばかりであるにも拘わらず「ネタ切れ感」が出ていたことが気になった方が多いようです。

 

 ひだまりPとしてもやはり、μ'sやAqoursと違って明確な目標を持っていない虹ヶ咲の良く言えば自由な所がこの2期後半から悪い方向に作用して、どんどん話に具体性がなく共感できかねる内容になっているような懸念は持っています。

 

 残すところあと2話。どんな結末になっても、最期まで全力で駆け抜けましょう。

 

 それでは、よきラブライブを!

 

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