🦋「ヒァウィゴー カノン! ヒァウィゴー カノン!
夢は~叶わない~ 蒸れたタラバガニ~
ナナナナー ナナナナー
大仏 マイブーム
マイブーム~ ブルーム~
Bloom the Dream!
いきなり出てきてゴメーン
マルガレ すいまウィーン!」
🪼「アンコンシャスバイアス~!!!」
ちゅんちゅん、ハローラブライブ!どうもひだまりPです。今回はラブライブ!スーパースター!!3期第4話「No Rain, No Rainbow」の感想を書いていきたいと思います。
今回は3期から初登場した鬼塚冬毬ちゃん、そして姉の夏美との関係性がようやく紐解かれる回ですね。
もくじです。
第4話「No Rain, No Rainbow」
あらすじ
Liella!とトマカノーテ、結ヶ丘では2つのグループの行く末に注目が集まり始めていた。
そんなある日の練習の最中、偶然鉢合わせてしまった両グループ。互いの想いをぶつけ合う中で突然、夏美と冬毬がどこかへ走り去ってしまう。鬼塚姉妹を追いかけてかのんたちが辿り着いたのは牛久、鬼塚家で──夏美の口から語られたのは、夢を諦め続けた夏美自身の過去と、それを支え続けた冬毬の過去の話だった。
TVアニメ3期 | ストーリー | 「ラブライブ!スーパースター!!」公式サイト
★個人的注目ポイント
牛久!?!?!?
唐突に昨年Crane兄貴と行った牛久大仏出てきてワロめぐ。 pic.twitter.com/bGGu8Kpt9I
— ひだまりP (@Hidamarie_win) 2024年10月27日
今回唐突に鬼塚姉妹が茨城県の牛久から通学していることが判明しましたね…ちなみにひだまりPの現住所は土浦市なので、隣町です。ここまでラブライブ!の聖地が自分の生活圏にニアピンしてきたのは流石に初でしたね。
牛久大仏の巨大さに皆が慄いているシーンがありましたが、実際牛久大仏は高さ120m(奈良の大仏の約8倍)を誇る世界最大の大仏として知られています。胎内にも入ることができ、頂上部から茨城のなんもない景色を眺めることもできますよ。
聖地と言えばトマカノーテが練習に使っている溜まり場は千駄ヶ谷にある鳩森八幡神社ですね。ここは将棋ファンにとっても聖地と言える場所で、ひだまりPも訪れたことがあります。ラブライブ!スーパースター!!に関しては渋谷・原宿近傍が多くあんまり「聖地巡礼」感がないのでひだまりPも穏田神社(すみれの家のモデル)と国立競技場くらいしか見に行ったことがなかったんですが、3期に入ってから結構訪れたい場所が増えてるのは個人的に嬉しいですね。
お茶目なかのん先輩
おめーの席ねぇから!
スクールアイドル部の部室にかのんの席がないのもちょっと笑っちゃったけど、今回はかのん先輩の可愛い面や先輩らしい面が多く描かれていましたね。例えば…
- Liella!と鉢合わせしたのを他生徒に目撃され、「違うのよ!」と変な口調でごまかすシーン
→違うのよったら違うのよ~!! - マルガレに情けなく暴力を振るわれ、クゥクゥの後ろに隠れるシーン
→ちぃ部長に「あ゛ぁ!?」とガン飛ばすマルガレの無敵感も良かったね。 - しかして冬毬のことを「関係ない」と言うマルガレには「関係あるよ!冬毬ちゃん、同じグループのメンバーだよ!」としっかり諌めるシーン
→無印ラブライブ!で穂乃果が真姫ちゃんに対して「(絵里は)上級生だよ。」と諌めたシーンを思い出しますね。 - とは言えせっかく牛久に来たのでちゃっかり皆と牛久大仏を観光して思い出づくりしようとするシーン
→ちゃっかりかのんちゃん好き。でもこういう現金なところってLiella!の良さの一つだよね。
やーいやーいお前の叔母さん三船栞子
今回初めて声だけの登場となった鬼塚姉妹の母、声優は日笠陽子さんでした。日笠陽子さんと言えばおなじみ、虹ヶ咲では三船薫子役、幻日のヨハネではライラプス役を務められておりこれでラブライブ!系統3シリーズに跨って出演していることになりますねって……ちょっと待って三船薫子!?!?!?
お前らの叔母さん三船栞子~!!!?!?!?!?!?
マジかよ。アニメ1期の頃かのん達のスクールアイドルを弾圧しようとした葉月恋に対して「お前の母ちゃん三船栞子~!」とかクゥクゥが言ってましたけどマジの繋がりができちゃいましたね。μ'sの魂が今現在を生きるスクールアイドルにも受け継がれているのと同じで、三船栞子を源流とするスクールアイドル合理主義の魂もスクスタの死後さらに強まる念として受け継がれているんですね…受け継がなくていいから…
これひだまりPがブログでずーーーーっとスクスタと栞子のこと擦り続けてるからはいはいまーたひだまりP節じゃんって思われるかもしれないですけど実際のところ「夢を追いかけた結果挫折して辛い思いをした姉を見て才能のない者がスクールアイドルを始めても無駄だと考える」という点でアニガサキの栞子と冬毬は完全にリンクしており、また逆にオニナッツの「夢ノート」に対するスクスタの三船デスノート(好きなことに打ち込んだ結果不幸になった者の名前を列記した栞子自作のノート)がこれまた対比になっていますよね?
良かった点
オニナッツと冬ナッツ
届かなくてまぶしい。
冬ナッツが興味もなさそうな新スクールアイドル部にわざわざ入部しオニナッツをわからせようとユラユラしていた理由が今回明らかになりましたね。
才能がないと分かっていても愚かしくがむしゃらに夢を追いかける姉の姿が好きだった、ちょっとアレですね、売れないバンドマンのヒモを飼ってるダメンズウォーカーみたいですよね。あるいは大場なな。まぁ大場ななは栞子みたいなもんやし(暴論)
いくつもの夢を追っては挫折し、無気力になってしまった姉の姿を見ていた冬毬は姉がまたスクールアイドルという新しい夢を見つけたと知り、限りある高校生活を無駄にする前にそれを諦めさせようとしたのでした。まぁその………あるよ?ツッコミどころはそりゃありますよ、姉の夢はラブライブ優勝という形でひとつの区切りをちゃんと迎えたじゃんとか、なんでラブライブ優勝するまで静観してたんだよとか、オニナッツチャンネルの収益を増やす手段としてスクールアイドル活動してるならそれはそれで問題ないじゃんとか色々あるけどまぁ……いいや。
まぁそういうツッコミしたらもはやラブライブ!なんて楽しめないですからね。それよりもアニメ2期でナッツが加入するときに話していた「将来の夢なんてないからマニーを稼ぐしかないんですの」という話をちゃんと掘り下げてくれたことを評価したいと思います。
ただそれはそれとしても…「あなた達と姉者の関係はスクールアイドルをしている間だけかもしれませんが私は姉者のことをこれまでもこれからもずっと見ていくんです」みたいな発言は…ちょっと栞子節強すぎて気になったかな。スクールアイドルを続けて後悔するにしろ何にしろそれはかのん達でも冬毬でもなくあくまで夏美が決めることですし、それこそ夜に影を探すようなもの(ナン・ノブ・マイ・ビジネス)だろって思っちゃいましたね。なにが適性に合った部活を紹介しますじゃ。姉者にはなんの適性も無いんです…姉者は泣いていたんです…
2期生の絆について
「過去」はバラバラにしてやっても石の下からミミズのように這い出てくる……
冬ナッツが自室の引き出しを開けたシーンで暗転したの、これを出してたんですね。ひだまりPはドラえもんが出てくるのかと思っちゃった。まぁそれはともかく、これ自体は正直ダソクっていうかこのノート学校に持ってこられるの普通にナッツからしたらこれこそ「やめて!!!」って怒鳴りたくなる案件ではあると思うんですよね。四季のGPSとかもそうだけど普通にナッツの人権なさ過ぎじゃないですか…?蜜柑休題。
ただし、オニナッツの将来の夢の件も含めて2期生の存在に対する掘り下げを描いているのはこの回のめちゃめちゃ大きなポイントです。アニメ2期で言う「UR 葉月恋」と同じで、2期でほとんど満足に描けていなかった2期生描写を取り返してくれましたね。取り返すっていうか…まぁ2期でちゃんと描いてくれよって気持ちはもちろんあるけど。
Liella!の1期生がすごく眩しい存在であることはアニメ2期でも何度も繰り返し強調されてきましたしやはり「始まりの5人」ということで実際のファンの目線でも1期生が特別であることは言うまでもないでしょう。そんな中で加わった2期生が、先輩たちの眩しさを感じながらも自分たちだけのスクールアイドルを目指して一念発起するのは本当に素晴らしいですね。ちょっと遅かったんちゃう?まま、ええわ。
今度こそ「追いつけ、追い越せ!」ですね。今度こそって何だよ。
前回の四季回がちょっと残念だったのはやはり四季メイとか言う牛鮭カップルに収束してしまっていてLiella!感がなかったことと四季の「目立つのが苦手」という要素があんまりピンと来なかったからで、その点で言うと今回は
- 夢を諦めてしまった夏美の過去と、1期生に届かないというLiella!2期生全員の今を対比させている
- 夏美がリアリストになった経緯は過去の物語でも触れられていて、それを掘り下げる中で夏美や冬毬の解像度を高めている
という2点が物語の構成として非常に秀逸だったと感じます。
また「夏美が夢を諦めるの早すぎじゃない?」という指摘についてはまぁそりゃそうとしか言えないんですけど…これ余談なんですが、リエラジ冒頭ドラマパートの中では絶対諦めず先輩たちに食らいついていくメイの姿勢をすみれやマルガレが評価している、という描写があったんですよね。
「マルガレーテが私を褒めた…!?こりゃ明日は雪が降るな!」とからかうメイに「こんなに暑いのに雪が降るわけないでしょ!」とニュアンスが分からずマジレスしちゃうマルガレの掛け合いが面白かったんですけど、アニメ2期でちゃんと2期生を掘り下げていればこういうメイの一途な気質とオニナッツの対比が表れてそれはそれで面白かったかもしれないですね。
Ltuberだけどオニナッツのダメな所としては尤もな指摘だぜね。余談だけど対になる話でリエラジ冒頭ドラマではメイの諦めない姿勢や粘り強さをすみれやマルガレが評価していることが分かるくだりがあるぞ。https://t.co/JMUiVVWauY#マシュマロを投げ合おう
— ひだまりP (@Hidamarie_win) 2024年10月29日
リエラジ冒頭ドラマパートで義務教育を終えた男。
それぞれが好きなことで頑張れるなら 新しい場所がゴールだね
夢を追いかける姉の笑顔が好きだった冬毬。スクールアイドルという本当の夢を見つけた姉の姿を見てあの頃の瞳に戻るシーンは本当に素敵でしたね。久々にラブライブ!スーパースター!!で感動してしまった。UR葉月恋以来かも。
まぁ挿入歌ないんかーーーい!!!って話はある。あるが…でもアレじゃん無印ラブライブ!2期4話のにこちゃん回もこんな感じのオチでしたもんね。実際この回は無印2期4話のセルフオマージュがかなり入ってると思います。オニナッツもバイトしてましたしね。にこちゃんはしてないだろ。
あとオニナッツの家はあんまり豊かじゃないというイメージがあったんですけど、牛久というベッドタウンに一軒家を構えて娘2人を都心の私立に通わせ、個室にパソコンまで買い与えてるところを見ると実は古風な家に住んでるだけで結構金持ちなんじゃないか?とは思っちゃった。まぁ、これは余談です。三船財閥が援助してるんでしょ。
まさに「それぞれが好きなことで頑張れるなら あたらしい場所がゴールだね」でしたね。「僕らは今のなかで」の歌詞が当てはまる回はだいたい神回なんですよ、今提唱しました。
ロリナッツのテストの答案よく見たら脱字・単位忘れ・途中式忘れみたいなケアレスミスばっかなんだな。地頭が悪いわけじゃないから分析すれば容易に対策できたはず。
— ひだまりP (@Hidamarie_win) 2024年10月30日
そこに夢を簡単に諦めてしまうナッツの悪癖とか、合理的な性格の冬ナッツが全体的に姉より要領の良い理由が表れてる気がするぜね。 pic.twitter.com/OboQwvEURk
今週の「すみケツ保険」
無保険です。
まぁ今回は牛久大仏のデカさに比べれば流石のすみれ先輩もケツをしまわざるを得なかったということですね。大丈夫大丈夫、次回ガッポリ保険金降りるから。
!???!?!?!?!?!?!?
簡単より大胆な方を選ぼうね。
まとめ
トゥデイズ チサキンズ ポイント。ドゥルルルルルルルルルルルル………
96点(ナインティシックス)~!!!
\イェー!!/ \フゥー!!/ \ナッツー!!!!/
色々目を瞑って言えば…神回です。これをダメだと言い始めたら流石にもうこのスーパースター3期を戦い抜くことはできないと、そういうまぁ色々複雑な思いもあるものの大筋で言えばちゃんと神回です。
記事中でも触れたように、やはり冬毬のキャラの掘り下げとオニナッツとの関係性が明らかになった点、冬毬の姉者に対する態度が元をただせば愛情と尊敬の裏返しだったことが分かりキャラクターの解像度が高まった点。そして何より2期生が一致団結し、それぞれ次のラブライブ!に対する目標を持って活動していることが分かったことが個人的に一番評価するべきポイントだったと思います。ナッツがちらりと言ってましたけど、かのん先輩の卒業後のLiella!についても触れてくれたのは良かったですね。初めてお前らがスクールアイドルに見えたよ。
アニメ2期で言えば「UR 葉月恋」に匹敵するような、これまで描かれてこなかった大事な描写が詰まった回でした。これで2期の負債をかなり返済できたと考えていいのではないでしょうか。
次回の上海回も期待ですね。
それでは、よきラブライブを!
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