🥤「冬毬の…バカ~~~!!!!!」
🦋「ヒァウィゴー カノン! ヒアウィゴー カノン!
冬毬が~泣かした~ 姉者のバカ舌~
ナナナナー ナナナナー
結ヶ丘 目に青葉
11人 初陣
いきなり出てきてごめ~ん
マルガレ すいまウィーン!」🪼「この部屋から出ていって下さい!」
ちゅんちゅん、ハローラブライブ!どうもひだまりPです。今回はラブライブ!スーパースター!!3期第8話「結ヶ丘 VS 結ヶ丘」の感想を書いていきたいと思います。第1話以降袂を分かつことになったLiella!と新スクールアイドル部の趨勢が描かれますね。
もくじです。
3期第8話『結ヶ丘 VS 結ヶ丘』
あらすじ
「負けた側は勝った側の願いを1つ聞くこと」
互いに約束を交わし、学園祭でのライブで雌雄を決することとなったLiella!とトマカノーテ。
決戦で披露する歌をつくる為、選ばれたメイ・夏美・冬毬・マルガレーテだったが…意見は中々まとまらない。四季の分析によれば、その原因は鬼塚姉妹の不仲にあるようだった。冬毬との関係を修復するため、覚悟を決めた夏美──思いが交差する中、決戦の時は刻一刻と迫っていた。
TVアニメ3期 | ストーリー | 「ラブライブ!スーパースター!!」公式サイト
オニの目にも涙
「どうして姉者と向き合わないの?
2人でマニーを稼ぐんでしょ?小さい頃からの約束だったんでしょ?
なのにどうして逃げたの?
"姉者の笑顔が好き"?”姉者の真意を確かめたいから”?
ウソつき。下手くそ。
もっとちゃんと演じてよ。もっと感情込めてよ。もっと本物の台詞を!もっと!もっと!!!」
よく分かんないよっ!(三笠マーヤ)
ずっとギクシャクしてしまっていた鬼塚姉妹の関係。学園祭に向けて一緒の曲を作るにあたりオニナッツが採った手段は…絵○彩直伝の泣き落としでした。
ただ正味な話…ここまで来てまだこんな事で躓いてるんだったら4話って何だったの?ってなりませんか?いやまぁ姉妹だからこそ複雑なこともあると思うので別に悪くはないんですけど…そもそも「姉者の笑顔が見たいから」ってずっと塩対応してるのも意図が分かりづらいです。結局冬毬はどうして欲しかったの?
アレですねこの件で思い出しちゃうのはラブライブ!本家2期4話でμ'sと志を同じくしたはずのにこちゃんが6話でことりちゃんに「衣装係って言われて損な役回りに慣れちゃってるんじゃない?」とか言い出した件ですね。お前まだそんなステージにいたんかいと。時間返せと。
この一連のシーンを透明なま~ま↑っふわ~わ↑っと解釈するならお互い不器用ゆえに素直になれずにいた鬼塚姉妹の関係を絵森のエモ泣きで修復したと、そういう風に受け取れなくはないんですが、ちゃんと考えようとすると普通に色々意味不明ではありますね。
そもそもこれ言い出したら姉者の真意を確かめるためにトマカノーテ側に付いてるのも普通によく分からないですし、勝ったらどうする気だったのか、負けたらどうする気だったのか、間違っているとは言わないけどそのやり方では周りとの”和”が生まれないでしょ。「和」?何ですかその古色蒼然とした日本人的な考え方は?スクールアイドルをやるのはオニナッツの勝手だしトマカノーテの士気を害しているでしょ。そんなことはナン・ノブ・マイ・ビジネス(夜に影を探すようなもの)です。
お父さん牛久に忘れ物したの!?!?!?!?!?
ま~~~たFree Flight(常磐線)してるし。夜に影を探してんじゃねえよ。
逆に良かった点としては2年生組がLiella!の代表として自ら考え動いていることや、冬毬との関係性を通じてオニナッツの良いところがちゃんと描写されている点があります。ありますが…正直それって4話と被ると思うんですよね。それを考えると、むしろここに来て鬼塚姉妹の喧嘩を仲裁するためにマルガレーテが都合の良い女として牛久まで召喚されていることの不自然さが目立ってしまっていますね。
どっちのLiellaショー
snap!可愛いじゃん…
すみれのグソクムシもそうですが、3年生が一線を引いて盛り上げ役に回ってるのがなんかいいですね。まぁ3年生っていうか彼女たちは3年間ずっと最上級生ではあったんですが。
そして──
新曲「Dazzling Game」
私達は燃えながら共に落ちてゆく炎!?!?!?
Liella!とトマカノーテがステージ上で雌雄を決するために合作した曲「Dazzling Game」。Dazzlingは"眩しい"という意味で、かのSaint Snowの名曲「Dazzling White Town」などにも使われている単語ですね。その曲ってスクフェスに入ってましたっけ?スクフェス2には全曲入るんだよ♪届かなくて、まぶしい──
まぁDazzling Kuso Gameの話は置いておいて、印象としては良くも悪くもめちゃめちゃLiella!らしさを感じる曲ですよね、このロックっぽい感じ。サビの疾走感も手伝って、アニメ3期の中では今のところDAISUKI FULL POWERの時点でひだまりPに刺さった曲です。
そしてかのんとすみれがライバルとして向かい合う構図、これがやっぱり良かった。敵に立ち向かうのは勇気がいるが味方に立ち向かうのはもっと勇気が必要。すみフィンドールに50点加点です。しかしてアニメ1期4話、「センターが欲しかったら奪いに来てよ!」とかのんがすみれを誘った日からはや2年。音楽科の受験に失敗しながらも歌一本でラブライブ優勝まで登りつめたかのん、自分の輝ける場所を探し続けて見つけた光を掴み取ったすみれ。やはりLiella!を代表する「仲間でライバル」の美しい構図だと思います。
まあラブライブに勝つために2期生をメンバーから外せと主張してブチ切れられたりみてろみてろと大言重ね生き恥晒した醜いメロンだったりセンターに手を伸ばそうともせずかのんのライバルに千砂都を推薦したりと本当に擁護しかねる事件がたくさん、たくさんありましたが…スクールアイドルは舞台に立つたびに何度だって燃え上がって生まれ変わるのよ!ギャラクシー!!
そういうことで挿入歌は3期の今までと比べるとかなり良かったんですが、全体的なストーリーとしては賛否両論の部分も多かったですね。
賛否両論Point:一般生徒による署名運動と圧力
「そそそそして……ぜ、全世界193ヵ国に対し国交断絶を…通達し……
せ…せ…宣戦布告するーーーーッ!!」」
やはり8話が賛否両論となっているのは、一般生徒からの要望で同じ曲を歌うことになり、その中でも結局優劣を付けることをせず11人になるように要求されるという展開の消化不良感だと思います。
特にマルガレについては第1話からずっとLiella!との決着を望んでいたのに、このような形で結局有耶無耶にされるんだったらここまでの話は何だったんだよって思うのはまぁ…分かりますよね。
1つ擁護するなら、そもそもLiella!の在り方として「学校の皆と喜びを分かち合いたい」という考え方が根底にあるので、最後は皆で決めるとしても学校の皆からLiella!の活動方針について意見を求めるということ自体は全くおかしいことではないですね。アニメ2期でもマルガレに敗北を喫してメンヘラみかんよろしくの廃校状態になりかけていたLiella!が、一般生徒たちの想いに触れて一念発起する回がありました。
そこは良いんだけど…問題なのは描き方が良くなさすぎる。そもそも何で全ての要望を理事長通して伝えてるの?生徒への要望は理事長を通す決まりでもあるの!?逆音ノ木坂かよ。
そして署名活動も意味不明です。結ヶ丘で生徒による署名活動が行われるのって葉月恋の生徒会長不信任事件以来ですよね。ただ署名活動ってちょっと温度感がズレてると言うか、例えば理事長が無理やりLiella!を分断させてるとかなら分かるんですけど実際にはかのん達が勝手に別れて活動してるだけだし、どちらかしかラブライブにエントリーできないのも公平なルールだし、「署名活動」を通して要望を伝える意味が分からないです。
総じて「要望を直接伝えずに理事長を通したりわざわざしなくてもいい署名活動をしている」という点からLiella!と一般生徒のコミュニケーション不全が浮き彫りになっていてそこが一番違和感を覚えた点でしたね。直接言ってくればすむ話やんけと。
そもそもこれは2期3話の時点でできていた事なのになぜここにきて急にこんな回りくどい演出にしてきたのか謎です。そう言えばすみれの初センターの時もなんかセンター代えろとか一般生徒が言ってきてたな。
続いて違和感があったのは、やはりこれも指摘されていますが対決すると言いながら結局白黒付けないままなぁなぁで決着していること。そもそも署名活動されて11人になるなら「勝った方が相手のお願いを聞く」みたいなどうでもいい伏線を張る必要なかったですし、お互いに勝ったら11人でラブライブに出ることを考えていたなら署名運動のくだりは必要なかったわけですよね。本編は必要以上に伏線を張りすぎて全てがうやむやになっている印象を受けます。
そもそもLiella!サイドはずっと和解を望んでいて、Liella!とのガチンコを望んでいたのはマルガレだったわけですからこの展開だと結局マルガレが妥協しただけだと思うんですよね。生き恥メロン先輩に認められたところでマルガレにしてみれば眼中ないでしょ。
もちろんマルガレの中にもLiella!との合流という考えはあったわけですが、さりとてこの流れではただただ生徒たちの要望に流されて結局なぁなぁの馴れ合いを選択しただけであり、本質的には2期の終盤でかのん先輩の留学問題をやりながら「留学は中止よ。」「どうなっちゃうの~~~!!!」で全部台無しにした最悪のオチとやってることは一緒なわけです。ラブライブ!になっちゃいましたね(笑)
マルガレもこれで納得してるのは単に全校生徒の圧力に屈しただけじゃない?虹ヶ咲の2期8話でTOKIMEKI Runnersを見ただけでランジュが情けない腹見せ降参してましたけど同じ桜内の穴兄弟じゃん。それっぽいだけじゃ物足りないんじゃなかったのか…?
決着の過程が雑すぎる。これも大きな問題点です。
もう一つ、何故か今回エンディングが千砂都のソロになってますが、ちぃ部長がLiella!との対決に関してどう考えていたのか全く描写がないところ。7話でも指摘しましたが、かのんのいないLiella!のリーダーとしてちぃ部長が何を考え、どんな想いで「負けないよ」と言ったのか。そこを描けていないために、そもそも「ぶつかり合い」になってすらないと感じました。かのんの事を信じて静観するとか、次を担う後輩たちに曲を任せるとかそういう采配は良いんですけどお前もLiella!の一員なんじゃないの?ここで千砂都が対決に向けた想いが伝わってこないこと、そして実質何もしてないのになんかエンディングはソロで歌ってることなど、この数話でLiella!の絶対的正義ポジションだった千砂都への信頼が揺らいだ感じはありますね。揺らぐな。
総じてライブもサビに入ったらお揃いの衣装を着てノーサイドになっていましたし、これまで7話かけて散々引っ張ってきたLiella! 対 新スクールアイドル部の対決の帰結としては結果ありきのつまらないものに終わってしまったと感じました。
今週の「すみケツ保険」
オニケツ保険!?!?!?
まさか2代目すみケツ保険要員の四季を差し置いて「オニケツ保険」まで使ってくるとは思いませんでした。このケツに顔面圧迫されて後頭部を床にしたたか打ってた冬毬の体調が心配になりますね…
っていうか本家のすみケツ保険しばらく見てなくない!?まぁ5話で大盤振る舞いならぬ大骨盤振る舞いしたんでしばらくは後輩に任せてもええか…
まとめ
トゥデイズ チサキンズ ポイント。ドゥルルルルルルルルルルルルルルル……
64点(シックスティフォー)~!!!
\プルルンプルン♪/ \ファミファミファー/
良かった点:
- 2期生がLiella!を引っ張る存在になっていること。
- その裏でひっそり盛り上げるすみれや恋のいぶし銀
- 「Dazzling Game」のアツい対決演出
- 鬼塚姉妹の仲良し描写
悪かった点:
- 冬毬のしょうもない意地
- 冬毬説得要員に成り下がった情けないマルガレ
- 結ヶ丘の最たる個性であるはずのLiella!と生徒たちの繋がりについての描写が薄く、理事長や署名活動を通した遠回りなコミュニケーションばかりしている
- 部長である千砂都の想いがほとんど伝わってこない
- 白黒付けないまま11人合流が予定調和になっている茶番感
- あっさり全校生徒の圧力に屈する情けないマルガレ
総じて、「角を矯めて牛を殺す」とはよく言ったものであれこれ風呂敷を広げて無駄に伏線ばかり張った結果ここまで進んできたストーリーのどれもが中途半端な帰結を迎えていて茶番にしか感じられない、それが率直な感想でした。花田先生が「ラブライブ!になっちゃいますからね(笑)」とか言って顰蹙買ってるのはそのラブライブ!でこんな脚本書いてるからだぞ、と声を大にして言いたい。
ラブライブ!シリーズの伝統「メンバー全員集結回は神回の法則」。しかしスーパースターだけは常に例外…1期8話、2期6話に続いてやっぱり今回もダメだったよ。
そんなこんなでした。それでは、よきラブライブを!
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