🦋「ヒアウィゴー カノン! ヒアウィゴー カノン!!
きな子~隅っこ~ 中の人ぶりっ子~
ナナナナー ナナナナー
ノッケルン 凝ってるン
ノッケルン~ 凝ってる~
おっぺぇ 盛ってる~
いきなり出てきてごめ~ん
マルガレ すいまウィーン!」
🦊「なんすかこいつ~~~!!!」
ちゅんちゅん、ハローラブライブ!どうもひだまりPです。今回はラブライブ!スーパースター!!3期第9話「ザルツブルガー・ノッケルン」の感想を書いていきたいと思います。ちょっと遅かったんちゃう?すみません、色々合って更新遅れちゃいました。
前回署名運動のかいあって遂に一つになったLiella!。今回はマルガレーテと仲良くなりたいLiella!メンバーと、そんな皆の気遣いがちょっと複雑なマルガレーテちゃんとのすれ違いが描かれます。
もくじです。
第9話『ザルツブルガー・ノッケルン』
あらすじ
遂にひとつになったLiella!
11人での練習が始まったものの、マルガレーテは他のメンバーと馴染めずにいた。みんなでライブをつくっていく中で仲良くなってもらおうと考えたかのんは、マルガレーテに次のライブのフォーメーションを考えてもらうようお願いする。しかしかのんの思惑などいざ知らず…マルガレーテは冷静に、客観的にメンバーを評価してゆく。中でもきな子と夏美には厳しい評価が下ってしまって──
平和の使者・きな子
モ ノ ボ ケ
まさかアニメ2期で大爆笑をかっさらった「モノボケ」を、奇しくも同じ「9話」となったこの3期9話で天丼してくるとは予想外でした。アニメ1期屈指のシュールアイテム「クゥクゥの夢を飛ぶ紙ティアラ」と、ちょぼらうにょぽみ先生もハンギャサキでネタにしていたことでお馴染み「~あの頃の気持ちをもう一度 かのんと千砂都のなわとび~(税込4,950円)」あと葉月恋…は1期8話の結ヶ丘ナゾトキ宝探しのくだりでやってるので、これでLiella!1期生全員がモノボケで大爆笑を獲得したことになりますね。
それにしてもこのタイミングでこれを出してくるとは、花田先生も2期9話のモノボケに相当な手応えを感じていたのかもしれません…
また「モノボケ」とは関係ないですが、今回きな子が用いたのは「マクドナルド理論」ですね。すなわちあえて最低の選択肢を提示することで皆がアイデアを出すようになるというもので、このおかげでマルガレーテはトランプ遊びを受け入れてくれ、メイや夏美もマルガレーテを遊びに誘うことができました。
ここで一歩を踏み出せたのはやはり2期生のファーストペンギンであり、カツアゲされながらもメイを一生懸命勧誘していたきな子ならではの役割でした。カツアゲはされてない。でもこれは本当にきな子の良い所が出ましたね。
余談ですがマクドナルド理論はラブライブ!においてもお馴染みの手法で、例えばLiella!のグループ名を決める時も「綺羅星」という案が最終選考に残っていましたよね、あれがマクドナルド枠です。また、雑誌「LoveLive! Days」の名称を決める際も、「No.X(ナンバーテン)」というあり得なさ過ぎる選択肢を含めることで興味が薄い層に投票を促したことが知られていますね。
そして冬毬。
🪼「実際、一緒に練習をしなくても、マルガレーテのポテンシャルがあればライブに問題が生じる可能性は低いです。このままで大会に挑んでも、問題はありません。」
🦊「せっかく同じLiella!の一員になったのに……」
🪼「同じになったからこそ、互いが活動しやすい形にするのも、大切なことカモシレマセン……」
日和ってる奴いる!?いねぇよなぁ~~~!!!
冬毬ちゃんはな~~~にきな子先輩相手に日和ってんの。これまでみたいに「古色蒼然とした日本人的な考え方です」とか「自分と相手というのはビジネスで成り立っている関係です」とか「そんなことはナン・ノブ・マイ・ビジネス(夜に影を探すようなもの)です」とか言えばいいじゃん。
前からちょっと思ってたんですけどマルガレと冬毬が同じタイミングでガルガルし出すと収拾つかなくなるからって片方がガルってる時は片方が異様にものわかり良くなる法則ありません?前回冬毬がヒスってた時のマルガレとか正にそれでしたし…ゼルダ64のスタルフォスみたいな騎士道精神発揮してんじゃねえよ。
そんな事を思いつつ、マルガレと仲良くなるために奮闘するシーンは2期生メインで頑張ってていいなと思いましたね。
ちぃちゃんの死体撃ち
🐙「マルガレーテちゃんって、本当はお姉さんがいる学校に入りたかったのに、実力不足の烙印を押されて、それがきっかけで、結ヶ丘に…ウィーンでも、それですごく気を使われたりしたんだろうなぁ。だから、いま相手がすごく自分に気を使ってくれている、とか…無理して話しかけてくれているとか、そういうのにすごく敏感になっちゃってるのかも。仲良くならなきゃって構えるんじゃなくて、自然に距離が縮まる方法を考えなきゃ。」
そんな具体的に言う!?いやまぁ、かのん先輩なんてラブライブで負けて項垂れてるマルガレをSNSの写真から居場所特定してわざわざ煽りに行ってたのでそれと比べれば本人いないとこで言ってるだけマシなんですけど…そうじゃなくて。
いやそれで終わり!?ただマルガレの悲しい現状を2人で再確認しただけ!?いやひだまりP、これ聞いた時にかのん先輩が結ヶ丘に落ちた時と同じって話を始めるのかと思ったんですよね。まぁかのん先輩その話いつまで擦るんだって話ではあるんですけど、私も挫折ネタからマルガレーテちゃんに共感する話なのかと思ったら全然別のこと言い始めるからじゃあこの”再確認”って何だったの!?とは思っちゃった。
せーのでぽっぴんジャンプ
🦋「じゃあハッキリ言うけど、きな子先輩は目立たないポジションに置いた方がいい。夏美先輩も、冬毬の隣じゃ力不足!動きのレベルが違いすぎて悪目立ちしてる。」
🪐「そうよねぇ…」
🎧「すみれちゃんは黙ってて」
ぽっぴんジャンプ♪ TVアニメ(ご注文はうさぎですか?)EDテーマ
チマメ隊のプロパガンダ!?!?!?スクールアイドルの大先輩の声が聴こえる…聴こえない?マルガレがコーヒーをみんなに振る舞ってたのは伏線だったんですね。そういえばマルガレも喫茶店にホームステイしてますからね。そしてクゥクゥの名前は日本語で言うとココアで…まぁ、そんな与太はともかく。
後述するようにマルガレがLiella!のアキレス腱をズバリ指摘したこと自体は良いと思うんですね、ただちょっと気になったのは実力の足りない人が端っこという概念を作ってしまったのはどうなんだとは思ったかも。11人いるんだからフォーメーション的に誰かは端っこに立つわけですからね。今後Liella!のダンス見るたびに誰が端っこなのか見てしまうやん。アレだよダイヤさんのせいで僕らは今のなかでのスキップしてるメンバーばっか見ちゃうのと同じ呪いですよこれ。そこはちょっと気になりましたね。
マルガレーテのノッケルンも美味そうやなあ
🦋「3人でユニットだったとき、歌っていて分かった気がした。技術も大切だけど、スクールアイドルには同じくらい心も大切だって。」
かのん先輩お前……
マルガレーテのおっぱい触った?
お前こりゃ伝説の千早のπタッチコミュじゃねえか。
古のゲーム「アイドルマスター」にはタッチコミュと言う会話選択肢の代わりにアイドルのどこかをタッチするコミュニケーションがあり、むろんおっぱいにタッチすることもできて大抵怒られるんですが如月千早のとあるコミュでπタッチを行うと「歌はハートが大切だ」みたいな良いことを言った風に解釈されて、「技術だけの歌は歌ですらないのかもしれませんね…」とか勝手に感銘を受けたように納得してくれる、というくだりがあったんですね。
サブタイトルである「ザルツブルガー・ノッケルン」はオーストリア発祥のデザートで直訳すると「ザルツブルグの山々」という意味ですが…山々?あっ、ふ~ん(察し)
鮮やかなタイトル回収誇らしくないのかよ。
まぁそんな事も言いつつ、マルガレーテのキャラの軟化については色々と指摘してきたところでもあったんですがこれに関しては君子豹変と言うか、彼女自身も昨年敗北したLiella!のリーダーと一緒に活動していくうちに自分の音楽に足りないものに気づくことができたという点は良かったですよね。かのん先輩が本当の歌でわからせてから1年。やっとラブライブ!になってくれたんですね…
私はイかない!
うるせぇイけっ!!!!!
後輩であるマルガレーテに戦力外通告され、それでもめげずに食らいついてきたきな子とナッツ。っていうかナッツはこんな時間に練習してたら家帰れないんじゃないの。きな子ん家泊まったんでしょ。夏美なのに泊まりってこと!?まぁ、そんな冗談はさておき。
実はこれは2人が元々持っていた覚悟だと思うんですよね、昨年もすみれ先輩がトチ狂ってラブライブには1期生だけで出るべきだとか言い出したとき、2期生だけで話し合って先輩にエールを送る立場でいることをしっかり決断していました。まぁ…その時は肝心のすみれ先輩側にその覚悟に応える用意がまったくなく無様な醜態を晒す結果に終わってしまったのは残念極まりないところですが、ともかくそんな眩しい先輩達にずっと必死に付いてきたのがきな子達2期生ですからね。
でも今回はすみれ先輩の時のように端っこからエールを送るっす!じゃなくポジションはともかく自らLiella!の力になれるように自主練を志願するなど、Liella!の次代を担うポジションとしての主体性を持って活動しているようでここは非常に良かった点ですね。
ただかのん先輩なぁかのん先輩なんか雰囲気だけイイ女っぽくしようとしてない?いやまぁ確かにかのん先輩がLiella!でいられるのは今年で最後ですけど、逆に言えば今年はまだLiella!なんだからなんでもう半分引退みたいな顔してるのって事は思っちゃいましたね。まぁ普通の部活動だとだいたい夏から秋あたりで3年生は引退ですけど、とは言えスクールアイドルはまだこれからじゃん。μ'sの先輩なんて卒業式終わっても「まだ3月!まだ3月!」つって制服着て部活してたぞ。
ナッツと冬ナッツの和解のシーンでさりげなく牛久までFree Flightしてた時とかも思ったけど、アニメ1~2期があまりにもかのん先輩中心すぎて怒られでも発生したんですかね。そんな邪推もしつつ。
一方でそもそもマルガレーテはかのんの下で音楽を学ぶためにここにいるという前提を考えると、かのんからマルガレーテ、そしてマルガレーテからきな子や夏美へとバトンを渡すという演出であるとも考えられますね。でもかのん本人がそう思ってたらちょっと嫌だな。
挿入歌「Let's be ONE」
エモドラか~~~!
コメントしづれぇなあ。いやまぁ、分かるよ。言いたいことは分かる。1期8話で「結ばれる想い」のタイトルコールがラストに来る演出があったとき、「そういうのはエモのドラであって本編が役無しだからダメです」って言ったじゃん。確かにそれで言うとこれはちゃんと本編にもマルガレーテの成長と2期生の想いがしっかり描かれ、3期のオープニングテーマをラブライブ地区予選の曲として言葉通りひとつになったLiella!が歌う…というはっきりしたメッセージがあるんですけど…Let's be ONEじゃなぁ~~~!Let's be ONEとかぶっちゃけLiella!がくら寿司だとしたら炙りチーズ豚カルビくらいのポジションですからね。あんまりOP回収!って感じのエモさは無かったんだよなぁ…いや、理論としては分かってるんですよ。理論は合ってるんだけど肝心の曲が炙りチーズ豚カルビだからなぁ。材料をミリグラム単位で測ったからってケーキが美味しくなるかと言われたら違うでしょ。
そういう曲にハマれてないオタクを救済するために急遽差し込まれたカットがこのマルガレーテの大食い大会です。大食いキャラを継ぐのは黄色枠のきな子だと思ってたっす…でもほらAqoursでも大食い枠は”マル”だったじゃん。
あと連覇うんぬんとか3年生にとっては最後の大会うんぬんの話は吉野家のお新香食べ放題なので触れません。そういうのを全部ひっくるめての”今”ですからね。誰にとっても今年のラブライブ!は”今”しかないということは分かりきってるのでまぁ本編でもこのシーンはマルガレーテのスピーチであっさり流したんでしょう。この辺は1~2期でたまに登場していたクゥクゥの帰国問題と同じですね。
今週の「すみケツ保険」
牛鮭達が夏を刺激する すみケツ保険のマーメイド!?
久々にちゃんとすみケツ保険で安心しました。やっぱすみれ先輩の…ザルツぷるぷるガー・ノッケルンを…最高やな!
ラブライブ!シリーズでは伝統の柔軟ポルノが久々に見られましたね。「柔軟ポルノ」とはいかにも健全な柔軟体操をしているかのように見せかけてスクールアイドルのエッチな肢体を強調するカットを入れまくるかつてのμ's時代から受け継がれてきた手法です。
「すみケツ保険」により10点加点です。しょうがないわねぇ~
まとめ
トゥデイズ チサキンズ ポイント。ドゥルルルルルルルルルルルルルル………
90点(ナインティ)~!!!
\ヤク~~~~~~~~~~~/ \ソクヲシヨウ~/
今回のポイントは、やはり「マルガレーテの君子豹変」と「きな子・夏美の覚悟」でしょうか。えっ待って!?ザルツブルガー・ノッケルン作ってたの何やったん!?あれはおっぱいの暗喩だから…見た目もおっぱいみたいだったし。
リアルな乳首の色すな
蜜柑休題、まずマルガレーテに関しては名前の通り丸くなり過ぎているという評価も当然あるところですが、とは言え彼女なりにかのん先輩の下で音楽を学び、一緒にユニットとして活動し、ときにはLiella!とも共にライブしていく中で歌は技術だけではなく皆と心を通じ合わせることでより人を感動させる素晴らしいものになっていくことを理解してくれたというのは決して牙を抜かれたというだけの安易なものではなく、むしろ彼女が自分の考えに固執せずLiella!の考え方を受け入れられる素直さの表れだと言えるでしょう。
その中でもマルガレーテにフォーメーション案を委ねた結果今までのかのんや千砂都では指摘できなかった(すみれ先輩は…?)Liella!のアキレス腱が明らかとなるなどの化学反応も置きましたが、逆に言えばそれでもきな子や夏美が気を悪くしたりせず皆に追いつきたいと自主練を申し出てきたことでLiella!とは単に皆仲良しであることを重んじているのではなく、チームのためにそれぞれ最大限の努力をすることができるメンバーが集まっているということもまた明らかになりましたね。
こう言ったぶつかり合いの中で絆を深めていくストーリーとしては今回非常によく纏まっていたと思いますというかぶっちゃけこれマルガレーテが1話で素直にLiella!に加入してても同じだったんじゃない…?いやそこも2つに別れて競い合う中で生まれるものがあるはずだったんだけど、前回8話でその決着を有耶無耶にしてしまったせいで結局そういう結論になっちゃうんですよね。なぜこのクオリティを第1話から出せなかったのか、それだけが心残りです。第1話でも遅せぇんだよ第2期からだろ。
同じくきな子と夏美についてはマルガレーテにおミソの烙印を押されてしまうわけですが、だからと言ってへそを曲げたり隅っこに甘んじるでもなくLiella!のために頑張りたいと自主練に励むところが凄く良かったですね。その根底には今までずっと頼りにしてきた先輩たちがもうすぐいなくなってしまうという事実と、次のLiella!を担っていくという責任感があり、これは1~3年生が一同に会する今までのシリーズと異なりきちんと進級していく中でメンバーが増えていったLiella!ならではの描写であるとも言えます。
そんなこんなでした。
それでは、よきラブライブを!
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