🦋「ヒアウィゴー カノン! ヒアウィゴー カノン!!
笑顔のPromise~ 山羊のクロミツ~
ナナナナー ナナナナー
いちごパフェ チチを出せ
いちごパフェ~ チチを出せ~
葉月恋 半ギレ
いきなり出てきてごめ~ん
マルガレ すいまウィーン!」☕「何ですかこいつ~~~!」
ちゅんちゅん、ハローラブライブ!どうもひだまりPです。今回はラブライブ!スーパースター!!3期第10話「桜小路きな子」の感想を書いていきたいと思います。Liella!2期生としてかのん先輩に誘われてファーストペンギンでメンバー入りしたものの、3期ではかのん先輩はマルガレーテに付きっきりですっかり影が薄くなってしまっていたきな子ですが果たして再び日の目を見る機会はあるのでしょうか…
もくじです。
第10話『桜小路きな子』
あらすじ
地区予選を突破したLiella!は、次の東京大会に向けて準備を進めていた。
曲作りの最中、かのんから作詞に推薦されたきな子。
2期生・3期生にもっと前に出て輝いてほしい、そんな1期生たちの想いを受け取り、作詞を引き受けたきな子だったが…大会へのプレッシャーから思い悩んでしまう。時同じくして恋もまた、生徒会長の後継者選びに頭を抱えていた。恋を心配したきな子は、恋の後継者探しを手伝うことになって…
TVアニメ3期 | ストーリー | 「ラブライブ!スーパースター!!」公式サイト
今回のポイントは大きく「きな子の作詞チャレンジ」と「恋生徒会長の後継者探し」ですね。
UR葉月恋
ここの会話好きですね。2期で唯一の神回というか2期で唯一存在する「回」、UR葉月恋でもメイとの間でこんな感じのコントを繰り広げてましたが、普段の皆に頼られる凛とした振る舞いとは裏腹に自分が嫌われていると勝手に決めつけて子どものように拗ねているのが可愛いですし、そんないじけた姿を見せる相手がメイやきな子であったりするのもやはり後輩の中でもLiella!として苦楽を共にしてきたからこその信頼関係を感じられます。避けられている理由にちょっとだけは心当たりのあったきな子がうっかり口を滑らせたのに敏感に反応してるのも面白かったですね。
そして最も大切な恋ときな子の関係性について。
☕「きな子さんは、少しわたくしと似ているかもしれませんね。」
🦊「きな子が!?(心外)どこらへんがっすか…?」
☕「真面目で、でも不器用で、頑固なところ。」
🔖「私とも似ていますね…」
って、なんで栞子さんが!?そうでしたこのシーンのなんか微妙な既視感、ニジガクOVAの栞子とアイラだ。まぁそれは別にいいんですけど。
いやこれこの2人の組み合わせが凄く丁寧で、どちらも人のことは親身になってポジティブな解決策を提案できるのに自分自身のことになると妥協できなくて煮詰まってしまうという不器用さが綺麗な流れで描かれていますね。やるじゃん…やるじゃんっていうか、またこっそり河○監督とか田○仁先生に手伝ってもらってないよね?(失礼)
きな子がLiella!の作詞を任されたからには妥協したくないと考える気持ちも、恋が重責である生徒会長を簡単に決められない気持ちもすごく共感できますからね。共感…そうですね共感って大事だなぁ。(今更)
好きな食べ物はいちごですが特にこだわりはありません。
そういえばサヤとチビって3期になってから出番ありましたっけ?今回初めてじゃない?忘れちゃったけど…それはともかくまぁお父様が仕送り再開してくれて良かったですね…
これすごい今更話なんですけど、チビは右の耳にだけハートの模様があるって知ってました?確認したら1期からちゃんとあるんで知ってた人には今更何言ってんだって思われるかもしれないんですけどマジで今回初めて気付いたっていうか耳だけに初耳でしたね。あとそういえばきな子って動物と話せる設定なかったでしたっけ。まま、ええわ。
そして……
きな子、覚醒
このシーンの恋にちょっとお母さんの面影を映すことで、「結ヶ丘を育てていく役目」を彼女も誰かに受け継いで見守る側に立つときが来たことを表現してるの凄くないですか?
ちょっとこれは本当に感動です…っていうか…これできるんなら1期8話の結ヶ丘ナゾトキ宝探し何だったの?あれはほら、宇宙よりも遠い場所のパロディだから…
そしてこのきな子のシーン…いや、本当に圧巻でしたね。ユメ語るよりユメ歌おう。100の言葉を並べるよりもたった数フレーズの歌で全てが伝わる。これぞラブライブ!って感じです。だからさぁ。
できてるじゃん。いや…できてるじゃん!!!いやできてるのは凄く本当に良かったんですけど、もうちょっと早めに本気出して欲しかったっていうか、まぁそういう気持ちがないわけではないですね。
ラブライブに勝つための曲を作るんじゃなく、きな子を支えてくれる周囲に応えようとする中で大きな輝きを生み出すことができる、そういうきな子自身のスクールアイドルとしての新たな一面を見ることができたのが何より素敵でしたね。
そしてそんなきな子に、恋は生徒会長を託すことになります。一見すると全く違うタイプに見える恋ときな子ですが、きな子の持つ皆のために頑張れる優しさと、妥協せず自分の役割を精一杯務めようとする信念は恋の持つそれと同じであり、恋がこの学校の誇りとする「結ばれる想い」を引き継いでくれる器であると感じられたからでした。
きな子はドジでのろまなカメっす!
自分涙いいすか?(スズ泣き)
恋が担いできた重責を降ろし、母の創った学校とその想いを誰かに受け継ぐ瞬間を恋が幼い頃から、母を亡くして一人になってからもずっと側で見守ってくれていたサヤさんが無言で見守っているのが本当に良いですね……きな子が等身大の自分で生徒会長に対する思いを恋にぶつけるのも良い。在りし日の小泉花陽みたいだぁ…
正直、無印ラブライブ!で絵里から穂乃果に生徒会長交代したのはダソクだったと思ってるんですけどこの回を見ると「あぁ、これがやりたかったんだな」って納得できましたね。支えてくれる周りの仲間に応えたいからこそ頑張れる、それはきな子の弱さではなく、強さだったのでした。
そういえばかのん先輩って副会長じゃなかった?
今回恋が生徒会長の跡継ぎ問題で困ってるのに副会長は何してるの?という話もでてきてますが、これに関してはまず留学を予定していたかのんは既に生徒会を脱退している可能性があること、そして何より3年生であるかのんには恋が抱えている問題を解決できないし、恋もかのんの手を借りることを望んでいないと思われるのでそこまで不自然ではないかと思います。今回はきな子や四季も恋先輩と一緒に生徒会長の後継者探しをしていましたし、そこにしゃしゃり出ていく必要はないとかのんが思ったとしてもまぁ妥当なところじゃないでしょうか。
新曲「笑顔のPromise」
いいじゃん!!!
曲も良いですし、やっぱり今回のエピソードできな子の成長が描かれると共に生まれた曲という文脈がより感情を揺さぶって来ますよね。これだよこれ、ラブライブ!のライブシーンってこうじゃん。今回マジでラブライブ!になっちゃいましたね。なっちゃってて良いんですよ。
ラブライブ決勝進出
この10話冒頭でラブライブ地区予選合格発表。そして今回東京大会で優勝し、11話ももう放送されているので書きますが結果的に11話ではラブライブで優勝を果たすところまで描かれます。2話の間にここまで大会が進むのは流石にこれが初めてではありますが、正直なところこれはもうこれで良いんじゃないかと思っています。
詳しくは次回また書きますが、そもそもLiella!としてラブライブに臨むのは3回目であり今回もまたサニパやマルガレーテのようなライバルキャラをただ出したところでそれ自体がマンネリであること、そしてそれなら「ラブライブ連覇の難しさ」という要素に無駄な尺を使うよりも今回のような既存キャラの掘り下げに重心を置いて大会自体はサラッと描いてくれる方が余程良いからです。
ともあれきな子渾身の名曲をぶつけ、無事Liella!は2度目のラブライブ決勝に駒を進めることになりました。
今週の「すみケツ保険」
きなケツ保険!?!?!?
「宇宙だって飛んでゆける」はすみれのギャラクシーヒップに追いつけ追い越せするという意味だったんすね…
そもそも「結ヶ丘」の「結」とは「結(ケツ)」のことを意味してもいて、恋が「歌で結ばれる学校」を目指す傍らすみれが「ケツで結ばれる学校」のために毎回すみケツ保険の描写を入れていたことは勿論ご存知の通りですが…このシーンではきな子がそのダブルミーニングを見事に両立しているということが伝わりますね。まぁすみケツ保険の正統継承者は四季だけど、そこは皆に支えられながら恋先輩の想いを受け継いでいくのがきな子の仕事っすから。
まとめ
トゥデイズ チカキンズ ポイント。 ドゥルルルルルルルルルルルルルル………
10,000,000点(テンミリオン)~!!!
🎧「うっ…うっ…嬉しいよぉ~~~!!!花田先生、やっとラブライブの脚本の書き方思い出してくれた(1期11話ぶり)んだね…!」
神回です!マジで花田先生どうしたの、何か良いものでも食べた?そんな茶々はともかく、そもそもの話として葉月恋が結ヶ丘にかける想い、音楽で結ばれる学校を作ろうとした母の意思を受け継いで、学校のために頑張ってきたこと。そしてそんな恋をLiella!や学校の皆が理解して支えてくれていること。このことについてはアニメ2期でも数少ないちゃんと制作側の意図がアニメの演出で表現されていた要素であり、かの神回「UR 葉月恋」の神回たるゆえんでもあります。
そうした中で今回はきな子の成長と恋の生徒会長後継者探しという二軸で話が進んでいくわけですが、「支えてくれる皆のために頑張る」というきな子の強さと恋が大事にしてきた結ヶ丘の生徒会長としての想いがリンクしているのがとても鮮やかでした。凄い先輩達や最初から実力のある後輩に挟まれて自信を持てずにいたきな子でしたが恋やマルガレーテとの交流を通じて頑張るきな子自信がとっくに皆から認められていることを知り、それによって何もできないと思っていた自分の強さに気がつくんですね。
恋にとっても結ヶ丘をよりよい学校にしたいという想いは入学した一番始めから変わっておらず、しかし当然自分自身は卒業してしまう中で今度は自分が背負うのではなく想いを誰かに託して受け継いでもらう、これを描かないと「葉月恋の物語」は終われないですよね。
総じてきな子の想いと成長、恋の今まで積み上げてきたものと卒業する前の最後の仕事、この2つのエピソードが密接に絡み合いながら「ラブライブ!」らしさも随所に現れている非常に完成度の高いストーリーとなっていて、3期の中でも屈指の神回と呼んで差し支えないでしょう。いやさぁ…できてるじゃん。
ラブライブ!になりましたね。それでは、よきラブライブを!
関連記事
次回のラブライブ!
前回のラブライブ!
ラブライブ!スーパースター!!アニメ1期感想
ラブライブ!スーパースター!!アニメ2期感想
ラブライブ!スーパースター!!名曲ランキング記事(BEST30)