ひだまりPはこう語った

ちゅんちゅん、ハローラブライブ!「人生をラブライブ!にする」をモットーにあれこれ語ります。

Saint Aqours Snow 1stシングル「Awaken the power」感想【ラブライブ!サンシャイン!!】

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 ラブライブ!サンシャイン!!2期第9話挿入歌でありAqoursとSaint Snowの合同ユニット「Saint Aqours Snow」初のシングル「Awaken the power」の感想です。アニメオリジナルのライバルユニットと合同で歌うのは本家ラブライブ!にも無かった試みですね。

 そのほかアニメ2期でチラッとだけ出たSaint Snowの新曲2曲に加え、AqoursとSaint Snowが登場するドラマパートが全3トラック収録されているため非常にお買い得なCDとなっています。

 

アニメの感想記事はこちら。


 

 続きを読むからどうぞ!

 

 

 

 

 

 もくじです。

 

 

 

「Awaken the power」

 

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運命に引かれるそれは星座の神話さsoldier game…

また逢えたのに I'm soldier heart…

 

  いやいやいやいやいやジャケット見た瞬間恐ろしいまでの既視感に爆笑してしまった。これ絶対セイントスノーと聖闘士星矢掛けてるでしょ。発想がひだまりPレベルじゃねえか。セイ活笑百科も放送しろ。

 

 やっぱり今見てもそっくりですね。セイコーマートも行け。

 

 ジャケットの帯には「次はドコへ行こう?」と書かれていますが、アニメやこのCDのドラマパートの内容を踏まえるとどうしてもこれがマルの食いだおれ旅行記みたいに思えてしまうのが残念なところですね。

 

 

 

01. Awaken the power

 

 アニメ2期9話挿入歌。黒澤ルビィと鹿角理亞が手を取り合って作り上げたこの曲の素晴らしさについては上記アニメの感想記事で言及した通りなので、ここでは曲のみについて取り上げます。

 

 アニメで聴いた時は「いやお姉ちゃんも歌うんかーい!!」って思ったもんですが、やっぱりこのセイントスノーの歌唱力ぅ…ですかね。出だしの聖良ソロ「〽コトバっていくつも知ってるはずでも~」の所からオーラとパワーがAwakenしています。

 そもそも「コトバっていくつも知ってるはずでも こんな時でてこないんだね」が名フレーズですよね。スクールアイドルへの誰より熱い想いを胸に秘めていても、恥ずかしがり屋で想いを上手く言葉にできない、そんなルビィや理亞がこの歌詞を生み出したというのがまた良き。

 

 この曲の最大の特徴と言えばやはりお馴染み(?)の理亞ラップ。サビ前の躍動感あふれる理亞ラップは感動すら覚えます。しかしながらこの曲のすごさはそれだけに留まらず、フルで聴くと2番からはAqoursの方もちょっと合いの手を多めにして理亞ラップとカブせてるんですよね。だからこそこの曲は、「Aqours」と「Saint Snow」、2つのグループが手を取り合いできた曲だと思えるんですよ。

 

 

 

02. CRASH MIND

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プァ~ プァ~ プァ~ プァ~ プァ~ プァ~ ポロローン♪

 

 

 Saint Snowによるアニメ2期5話の挿入歌。「挿入歌」とは言ってもダイヤさんのガラケーでライブの動画がちょろっと流れただけでしたが。当時はこんなどうでもいいシーンでせっかくの新曲を消費されてしまったセイントスノーの気持ちがそのままタイトルになっているのかと思いましたが、結果的には大逆転勝利でしたね。

 

 黒澤ダイヤをして「一つにとどまらない多くの魅力を持っていなければ全国大会には進めませんわ。」と言わしめたこのCRASH MINDのライブ。クールさという意味ではそこまでSaint Snowのイメージを一新したとは思えませんでしたが、確かに「SELF CONTROL!!」からの「CRASH MIND」というタイトルは挑戦的と言えるかもしれません。

 1期では「最高だと言われたいよ」だったのがこのCRASH MINDでは「安全なとこから見てるって私わかるよ」と、誰かに与えられたシナリオを叩き壊して自分が信じる夢を追う気持ちを強く言葉にしています。Aqoursと違って1期でラブライブ決勝の舞台に登ったSaint Snowがそこで何を見てこの歌を歌うに至ったのか興味深いところではありますね。やはりラブライブ運営(アニメの中の)の闇は深いのか。

 

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 冒頭は「Say CRASH!!」だと思ってたら「Saint CRASH!!」でした。完全にこれですね。

 

 

 

03. DROPOUT!?

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 2期8話の挿入歌…というか出オチ曲

 

 セイントスノーならではのクール曲。疾走感のあるドラムはμ'sのかつての名曲「LOVELESS WORLD」を彷彿とさせますね。正直セイントスノーの3曲で一番好きかもしれないです。「聖良 Come on!」というSELF CONTROL!!の演出が忘れず組み込まれているのも良き。

 

 ただ放送中も思った事ですが、タイトル含めて本編の展開ありきで作られている感はちょっと受け入れがたいですね。「DROPOUT!?」って完全に視聴者の気持ち代弁じゃないですか。

 確かにストーリー上はSaint Snowが念願だったラブライブのステージから一転振り落とされて、悲しみに暮れている所からAqoursとの歩み寄りを経てより大きな輝きを創り出す、それは文句なしですが、これはだってセイントスノー、落ちるための曲をわざわざ作ってたってことになるじゃん。

 そこだけがちょっと喉につっかえる所でしたね。

 

 

 

05. 聖良と理亞をおもてなせ!

 

 ドラマパートその1。

 

 アニメ曲のCDにドラマパートが付いて来るというのはそれ自体がラブライブ初であり、サービス精神旺盛ですね。ドラマ版Aqoursということでいつもの頭がブッ飛んだAqoursが見られますが、設定自体はアニメ2期9話までの内容ありきで作られているらしく最早ちょっとしたメディアミックスです。

 

 冒頭では聖良と理亜の貴重な姉妹コントが見られます。この鹿角姉妹2人だけの日常カラミというのは実のところアニメでも全く無かったもので、というか2人だけでの会話すら2期9話のラストシーンくらいしかなかったのでこれは大変貴重な資料になりますね。2人ともスクールアイドルとしての考え方は成熟してるのに日常パートだとちょっと天然が入ってるのが愛らしいです。これは増えましたね、聖良ファンが……!

 

 でもこのドラマパートの一番大事なのはそこじゃないんですよね。分かりますよね。

 


 ちかっちギャグです。

 

 まさかの今回、ちかっちギャグの復権。しかもですよ。「早漏」と「ヨーソロー」を掛けるという、誰もが考えても口にしなかった禁忌のネタです。「冗談はよしこさん」に並ぶタブーネタ。それだけに「やってくれたな…!」と思いましたねこれは。

 まぁ厳密には「早漏」じゃなく「候(そうろう)」ですが、そんなことはルビィのちっちゃなおむねよりも小さな問題です。良きにはからえヨーソロー!

 

 曜ちゃんのダウナーツッコミ、そして前回の同様日本語すら喋らせて貰えないルビィと、完全にCYaRon!ドラマパート第3段と言っていい内容でしたね。

 

 ちかっちのボケ倒しに対する聖良の正統派ツッコミが光る名コンビでした。曜ちゃんはいつも通り総ツッコミですが、ちかっちに振り回されることに慣れてきたのか淡々とダウナーツッコミをこなしていて偉かったですね。

 

 

 

06. 聖良と理亞を波打ちぎわで!

 

 AZALEA編。2人へいきなり「セラりぃ」「りあっち」とあだ名を付けていく果南のコミュ力の高さに感心する一方、アニメのお前そういうのじゃなかったろ感も否めず。Aqoursで千歌をちかっちと呼ぶのは誰かということを考えると、鞠莉さんの入れ知恵という可能性も微レ存ですね。

 

 このドラマパートはキチガイ全開に見えて実はかなりAZALEA3人のキャラクターを意識しているように思えます。特にマル。「ずら大将」とか訳の分からん役をノリノリで演じてこそいますが、言葉の端々に読書好きらしい博識ぶりやお約束へのこだわりがしっかりと現れていて好印象。

 

「恋に敗れた女が向かうのは必ず北ずら。南に逃げるとか、聞いたことないずら。」

 

 こういうのですよ。こういうのが花丸のぶっとび方なんですよね。GALAXY HidE and SeeKの花丸はちょっと頭おかし過ぎたと、脚本家も反省したのかもしれないですね。

 

 ダイヤさんも謎任侠キャラはジングルベルがとまらないから積極的に役に入っていくところが見られますが、いやでも確かにダイヤさん任侠モノとかめっちゃ好きそうですしね。ダイヤさんも内心めっちゃノリノリでやってるけど、聖良から冷静にツッコまれてしまうとちょっと恥ずかしくなっちゃうところがダイヤさんらしいですね。「なんじゃい…(動揺)…この…(震え声)」がカワイイですね。

 果南はマルとダイヤの役回りから自動的に全部ヒロイン役が回ってきて、それはそれできっちりこなしてるのが良き。セクシー・キュート・カッコイイが全部サマになるのが果南の強みですね。ぶっちゃけAqoursで一番ヒロイン適正があると思う。

 

 ダイ大将とかずら大将とか言ってたのはたぶん若大将シリーズのパロディですね。ひだまりPも今ググって知りました。任侠っぽい方は分かりませんでしたが、北の海に対する偏見が分かりすぎて面白かったですね。

・若大将シリーズ - Wikipedia

 

 

 

07. 聖良と理亞を沼津の味で!

 

 Guilty Kiss編。相変わらずCDドラマでは普通星人の梨子と、ツッコミ無効でおなじみの鞠莉との掛け合いがCOOLですね。

 

 善子の言っていた名横綱というのは千代の富士のことかと思われますが、これはおそらく北海道民からすれば全然違う場所なのに、他県民には同じ北海道なんだから一緒でしょwと思われてしまうという北海道のデカさに対する意識の違いを強調しているのだと思います。所謂あるあるネタ的な。

千代の富士貢 - Wikipedia

 実際の函館から福島町までの距離はだいたい内浦から静岡へ行くくらいの距離ですかね。

 

 善子の相撲好きは劇中でも言っていた通りデーモン小暮閣下の相撲好きを意識したネタだと思います。ひだまりPも深夜アニメ以外でテレビ見ないので、こういう現実と絡めたネタをやられると元ネタ探すだけでも一苦労ですね。

 

 度重なるドラマ版Aqoursの洗礼についにブチギレた聖良。そこへちかっちが現れて……

 

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結局みかん鍋オチかよ!!!

 

 

 っていうか、「沼津の味!」とか言ってるけどみかん鍋自体は山口県の郷土料理ですからね。あといい話っぽくまとめてますけど、千歌達が見てきた函館のいいところってラッキーピエロやきとり弁当やんけ。あとセイント屋で食べたなんだっけ、おしるこだっけ。まぁ、なんでもいいや。

 

 

 

まとめ

 

 アニメラブライブ!サンシャイン!!2期は8,9話のためにあったと言っても過言ではない、それほどの偉業であったルビィと理亞、AqoursとSaint Snowの歩み寄りによって実現した神ライブですから、当然このAwaken the powerが名曲であることは今更語る意味を持ちません。

 それでいながら、更にドラマパートが3本付いて来るという超お買い得CDでしたね。内容的にもいつものAqoursのドラマパートらしいブッ飛んだ内容にはなっていたものの、全体的にはさほど大きな問題もなくしっかりと聖良・理亞とAqoursのカラミを楽しむことができました。

 

 

トゥデーイ チカキンズ ポイント。

ドゥルルルルルルルルルル………

 

 

 

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