ハグで解決 だって大好き。
そりゃあこんなの、アイラブユー、アイミッシュー、ホーミータイ、ウーベイベーですわな。
ラブライブ!サンシャイン!!第9話の感想です。
花火大会ライブという地元感あふれるイベントに招待されたAqoursの皆さん。何て言うかアレですね、これは6話で言おうと思って忘れてたんですけど、μ'sの音ノ木坂学院は地理的には普通に良かったため「私達の学校にはこんないい所が有りますよ!」って言うのを積極的にアピールしていましたけれど、内浦はそもそも人が居ないからか学校以前にまず街に来てもらわない事には話にならないということで学校のアイドルというより地元のアイドル、ろこどる化している感は否めないですよね。
千歌ちゃんがやる気を取り戻した瞬間にたちまち元気になってヨーソロし出す曜ちゃんほんと可愛いですよね。山口さんちのツトム君みたいですね。
前回ダイヤさんから3年生組は過去にスクールアイドルをやっていたが、全国とのレベル差を目の当たりにして諦めたというエピソードが語られました。しかし「果南ちゃんはそんなことで諦めないと思う」と納得がいっていない千歌ちゃん。その鍵を握るのは2年間ダイヤさんからスクールアイドル弾圧を受け続けた隠れキリシタンのルビィ。
「ルビィちゃん、ダイヤさんから何か聞いてない?」
「小耳に挟んだとか…」
「ずっと一緒に家にいるのよね。何かあるはずよ。(迫真)」
ここ梨子ちゃんだけめっちゃ真に迫る顔してるけどナニがあると思ってるんですかねぇ…まあダイヤさんは鞠莉さんに壁ドンとかしてましたもんね。中身ポンコツとは言え梨子ちゃんから見れば凛々しいお姉さまポジションですから、妹であるルビィとのアレやコレを妄想していてもおかしくはないと。ドサクサに紛れてナニ聞き出そうとしてたんでしょうね。やめるずら?
ルビィ、いじめる、よくない。マルの「やめるずら♪」には静かな威圧感が有りましたね。1年生における花丸のポジションが、まんま幼稚園の先生であると再認識しましたね。
ルビィを締め上げて「果南は(スクールアイドルから)逃げたわけではない」という重要証言を得た一同。真実を確かめるべく、早朝トレーニングをしている果南に後を追うとそこでは楽しそうにダンスする果南の姿が…!
そしてそこには果南のストーカーもいました。
果南ちゃんは鞠莉さんに対して「あなたの顔、見たくない」と衝撃的な台詞を吐くわけですが、鞠莉さんは鞠莉さんで果南ちゃんのキレそうな事をズカズカ言っていくから見てるこっちがハラハラしますね。交渉術の下手さが半端なさすぎてこれまで金を背景にした交渉しかしてこなかったからか…?とか思えてしまいます。尤もこれは、前回あの話の流れから果南にハグを求めた立ち回りからも自明ではありましたが…
果南復学。鞠莉さんステージ衣装押し売り。果南窓から捨て。曜キャッチ。
YO!!!!!!!
曜ちゃんは制服を「匂い」で判別しているという謎の新設定が付きました。①鼻が利く、②千歌ちゃんの忠犬と、これは曜ちゃん=しいたけという可能性も出てきますね。このシーンは伏線だった…?
千歌ちゃんも「この制服、スクールアイドルの…」って、どこを見てスクールアイドル認定したのか謎すぎですよね。カゲプロのパクリ認定みたいなノリですかね。
そんでまあ千歌達がちょっと3年生の様子見に行ったら鞠莉と果南がクラスの皆の前で堂々とイチャコライチャコラしてるんでね、そりゃあ千歌ちゃんもキレるわな。
「いい加減に―――しろぉ~~~~~!もう!なんか良くわからない話を!いつまでもずーっと!ずーっと!ずーっと!隠してないで、ちゃんと話しなさい!!!」
千歌っち…普通にルビィより語彙力ないんじゃないか。
これ聞いて思い出したのはスクフェスのCM。あれひどくないですか?
”ついにAqoursが!…
ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル!…
スクールアイドルフェスティバルに…
ついにAqoursが本格参加!”
この台本もクソもないCMも、実は千歌ちゃんの個性を反映していたのかもしれないですね。
千歌ちゃんが三年生のケンカに割って入って「いい加減に――」の所で皆呆気にとられてる中1人冷静に耳を塞ぐ花丸ちゃん。ルビィとの付き合いで他人の異常行動への免疫が付いていることが窺い知れる。 pic.twitter.com/WrLI2EIAp9
— ひだまりP (@Hidamarie_win) 2016年8月27日
千歌ちゃんが叫んだ後のシーンでは第1話の伏線(?)をこっそり回収してドヤってる花丸ちゃんが見られますよ。ルビィのお陰で音系攻撃に耐性のある花丸。あいつみたいですねあいつ誰だっけ、家庭の事情で電気に耐性のあるキルアみたいですね。
まあそれはそうとこの話、果南ちゃんは頑として本音を語ろうとしないし、鞠莉さんは鞠莉さんで直情的に突っ込むことしか知らないから果南ちゃんの気持ちを察する気ゼロだし実際このままだと永遠に埒開かないんですよね。ここで千歌ちゃんが割って入ったのは実はファインプレーなんだ。
犬も喰わないケンカの場はスクールアイドル部室へ。
この組み合わせはアカン!っていうか矢面に立たされて困惑してる千歌ちゃんがなんか可愛らしいですね。関係ないんですがここの鞠莉と千歌を見ているとμ's3年生組の卒業後、進級した穂乃果と凛がちょうど海未に対してこんな感じのやりとりをしていたんじゃないかと、そんなどうでもいい事を考えてしまいましたね。
「ほんっと腹立つよねコイツ!」と良家のご令嬢とは思えない乱暴な言葉をお使いになる鞠莉さん。この子は何だっけ、3年生でみとシーに言った時も「もう!ほんとにダイヤ鬱陶しい!」という台詞を吐いていましたし、何ならμ'sの穂乃果が相手でも「パンが無いなら和菓子を食べればいいじゃない!」くらい言いそうですね。お姫様なんですよ、鞠莉ちゃんはね。可愛いですね。
あのとき感じた予感は本物だ…!!!あぁっ…うまく言えないけど…宝物だ…!
うわぁマジこれ…ダイヤさんクソカワイイな?ここのダイヤさんクソ可愛い…果南ちゃんがブチ切れながら出てって7対1で取り残されるダイヤさん可愛いな…
ダイヤさんは尊敬するエリチカさんの後を継いで「かしこさ」を犠牲に「かわいさ」を稼ぐスタイルを始めたのかもしれませんが、元々そんなにかしこく感じなかった為かここに来てとうとうただのポンコツになったようなそんな気すらしますね。
この回はちょっとダイヤさんをポンコツにし過ぎなのでは?という懸念もなくはないです。なにせ妹が妹だけに、ダイヤさんがポンコツだと黒澤家が傾くのでは…という問題が生じてしまいますからね。
よっ、よっ、ヨハネの姉妹丼~(ドリフ大爆笑風に)
この技なんて言うんでしたっけドラゴンズドリームでしたっけ、違うコブラツイストですね。μ'sでは真姫ちゃんが生徒会長絵里に口で反発しようとしたのに対して穂乃果が「真姫ちゃん、上級生だよ。」って窘めるシーンがありましたが、それに対して上級生であり生徒会長にコブラツイストかけるように後輩に命じる千歌ちゃんって…
しかもこのシーン千歌ちゃんのがダイヤさんに近かったのにわざわざヨハネを召喚しているのですが、これはおそらく千歌ちゃんがやるとダイヤさんはムキになって抵抗するけど、妹ルビィの同級生のヨハネならダイヤさんも気を許してしまうという、千歌ちゃんの冷静で的確な判断力が光るシーンでもあります。賢い子がアホになるとアホの子がちょっと賢く見える、この「かしこさ保存の法則」は花丸とルビィの間でもすでに何度も目撃例が有りますね。
さっき千歌ちゃんが「(東京のイベントで果南達が歌えなかった)その話はダイヤさんから聞いたよ」と果南に言った時に果南ちゃんが恨めしそうにダイヤさんに目配せするんですよね。それでダイヤさんはバツが悪そうに目を逸らすわけですけれども、(っていうか前回ダイヤさんが果南さんに電話してその旨後輩に言ったよ。って伝えてなかった?)まあそれは良いとして、そこで果南に怒られてるのに善子にコブラツイストかけられただけでまた全部洗いざらいゲロっちゃうダイヤさんのちょろさがまた可愛いですね。
2年間、果南と鞠莉が掛け違えたままだったボタン。それを直すきっかけを与えたのは、善子の姉妹コブラツイストでした。善子はまたもダイヤさんのシリアス語りにしょーもないギャグ飛ばそうとして花丸お母さんに抑えられているんですけど、このあらゆる意味で空気を読まない性格がヨハネの武器なんですよねきっと。
果南とダイヤとスクールアイドルをするために転校や留学のオファーを断り続けてきた鞠莉。未来の可能性が沢山ある鞠莉をこんなクソ田舎のスクールアイドルに縛り付けることを嫌って、スクールアイドルをやめようと言い出した果南。
なるほど、これで第一話で果南が小原家のヘリを見た時のリアクションも納得がいきますし、先ほどの「戻ってきてほしくなかった。あなたの顔、見たくない」発言の真意もわかります。
面白いのはこれ、ラブライブ1期の穂乃果とことりのすれ違いのアナザーなんですよね。穂乃果はアイドルに夢中でことりの心中に気付いてあげられなかった。ことりは穂乃果から本気で引っ張られればいつでも留学を蹴ってスクールアイドルを続ける意思はあるのに、その穂乃果に相談できずにズルズルと留学を決めてしまった。
一方鞠莉さんは二人に相談することもなく即決でスクールアイドルを優先。そして果南はそんな鞠莉のことを気にかけすぎるあまり、自分からスクールアイドルへの道を閉ざしてしまった。鞠莉はあの時のことりと違って主体性を持って自分を貫いている。果南はあの時の穂乃果と違って仲間のことをずっと気にかけている。それなのにお互い腹を割って相談するということだけはしなかったから結局スクールアイドルを辞めるという同じ終着点に行き着いてしまったという皮肉ですね。
果南ちゃんとダイヤさんは知っていた。鞠莉さんだけが知らなかった。きっと果南ちゃん達にとって、鞠莉さんはお姫様だったんですよ。大好きだけど、どこかで自分達とは違う世界の人間だと思っていた。だからお姫様マリーが自分の将来の可能性を潰してまで自分たちと居る事を望んでいると知って、「このままじゃいけない」と思い鞠莉さんを突き放したんですね。
2年前のイベントで「歌わなかった」っていうのがまさにそれを象徴していて、だってメンバーが怪我してたら普通は辞退するでしょう。でもそこで辞退せず放送事故を選んだのは、鞠莉さんに責任を感じてほしくないから。それは果南とダイヤの、鞠莉さんへの気遣いでもあるのですが。
でも、だからこそ、鞠莉さんは怒った。それは怒りますよ。お姫様扱いってことは、二人は自分を対等に見てくれてないって事じゃないですか。それは鞠莉さんにとって何よりの侮辱だったんです。激おこデーモン丸ですよ。守られてるばっかりはイヤなんです。ウチも守りたいんです。だからBurning Heart…
そしてここで怒れる鞠莉さんは強い。果南の気遣いを知らずにいた自分の態度を恥じる…とか、そういうのよりも先に「ぶん殴る!」って言葉が出てくるのは鞠莉さんが常に自分に正直に、自分を貫いて生きてきたという何よりの証拠です。鞠莉さんは本当に芯を持っていて誇り高いんです。きっとアナルも弱いんでしょう。
鞠莉さんが大雨の中を駆けるシーンはラブライブ!界でも屈指のシリアスシーンですが何となくシュールな笑いが出てきてしまうのは多分鞠莉さんの走りのフォームが綺麗過ぎるんですよね。悲壮感というよりも…というかこれだけの悲壮感を演出しておきながら友の信頼に応えるべく処刑場へと駆けるメロスのような威風堂々とした走りっぷりには場にそぐわぬシュールさを感じてしまうシーンでした。
「私が果南を思う気持ちを甘く見ないで…!」
鞠莉さんの憤りと、果南ちゃんの思い違いを表す言葉としてこれ以上ないほど的確だ。だから音高く果南ティウスの頬を打った。でも鞠莉さんも、果南が鞠莉を思う気持ちに気付けなかったんですね。だから頬を差し出した。ここは謝るところではないんです。お互いがお互いを思う気持ちに間違いはなくて、ただお互いに、少しすれ違ってしまっていただけだから。
でも果南ティウスは鞠莉さんの頬を打たずに熱い抱擁を求めるんですね。イケメンだから。6話だったかの冒頭のシーンと組み合わせると、果南ちゃんは鞠莉さんと初対面の時に先ずハグを求めて行ったんですね。名乗るよりも先に。きっとそれは海の男の友情であり、後に高海千歌へと受け継がれてゆく果南流のナンパ術なのでしょう。或いはここの果南ちゃんがあまりにもヤリ手すぎるから回想のダイヤさんに「ピギャァ!」とか言わせて茶々を入れに行ったのかもしれません。これもアレだよね。「ダイヤはルビィ」という衝撃の展開なんですけれども…ダイヤさんがここまでポンコツだと逆に黒澤家の脆弱さが浮き彫りになっていてちょっと心配ですらありますね。守ってあげたいですね。You don't have to worryです。
ハグで解決 だって大好き。
今回のハイライトはそんな所ですけど、こうなると一つ疑問が残ります。
そう、ダイヤさんは何故千歌ちゃんのスクールアイドルに反対していたのか?という問題ですね。
前回ダイヤさんは「スクールアイドルは人気が出過ぎてこんな田舎のスクールアイドルでは箸にも棒にもかからない」と言い、自分たちの挫折の経験を話してくれました。それを聞いて僕達は、「ダイヤさんは後輩に同じ思いをさせない為にスクールアイドルは不要だと言った」と当然そう解釈するわけですね。またダイヤさんがルビィに対してスクールアイドル嫌いアピールをしていくのも、スクールアイドルとして大きく挫折した経験が彼女のトラウマになっていたからと。そう思えたわけです。
しかし今回のダイヤさんの証言でそれらは覆ります。ダイヤさんは果南ちゃんが歌えなかった理由を知っていた。それならば当時のダイヤさんはどう思っていたのでしょう。「他のスクールアイドルのパフォーマンスが凄い」と萎縮する気持ちがあったのは確かだとしても、果たしてライブをやらずに、そこまでの無力感を覚えるでしょうか?「私達だって、今回はダメでもやればこのくらい出来る!」という気持ちは無かったのでしょうか?勿論、それはダイヤさんにしかわからないことですが…
冒頭で鞠莉さんに解散宣言をした果南ちゃんはまだホワイトボードに歌詞を綴っていました。そして果南ちゃんもダイヤさんも、楽しそうにダンスをしている所を千歌達に目撃されています。彼女達は自信を失ってスクールアイドルを嫌いになっていたのでしょうか?それよりも、スクールアイドルに対する未練の方が強かったのではないでしょうか。
ではダイヤさんはスクールアイドルができないけどスクールアイドルには未練が会ったから、他の後輩がスクールアイドルをやるのが気に食わなかったのでしょうか?でもそれはちょっと考えたくない可能性ですよね。ダイヤさんは妹のルビィにまでスクールアイドルへのマイナスの感情をぶつけています。そして何より曜ちゃんの発言から、ダイヤさんは千歌達の前にスクールアイドルやろうとした子達の道を断ってるという事実があるんですよね。その事実があるから、この辺の事情を単なるダイヤさんの意地やわがままで結論づけたくないんですよね。勿論、反対されたくらいで諦めるその子達が半端者だったと、ダイヤさんに言わせればそうかもしれませんが…でも目指す自由はあっていいはずですよね。
ダイヤさんは「この学校にスクールアイドルは必要ない」とハッキリ言い切った。でもダイヤさんの話を聞く限り、今までその根拠であると思われていた3年生組の過去話はどこまで行っても3年生の3人の問題じゃないですか。
8話の設定はパズルみたいにすごくしっくりハマっていただけに、この問題が浮上してくる今回は何と言うかちゃぶ台返し感がありましたね。
或いはこれ、「エリーチカ・パターン」なのかもしれないですね。ダイヤさんはもうチカチカのエリーチカ信者、いとしのエリーですから。
生徒会長絵里も学校が大好きで廃校になって欲しくない、しかし生徒会がその為に活動するということを学校側は良しとしない。そんなジレンマに悩まされていました。そんな時に、突然スクールアイドルとして名乗りを上げた穂乃果達。計画性もなく、目も当てられない中途半端なパフォーマンスで「学校を救おう」なんて考えていることが絵里には腹立たしかった。それは学校にとって害になるとさえ考え、スクールアイドル活動に反対していた。
ダイヤさんはどうでしょう。ダイヤさんもスクールアイドルで学校を救うと息巻いていました。しかし自分はスクールアイドルにはなれない。そして中途半端な気持ちでスクールアイドルを始めても、ただ周りとのレベル差に絶望して傷つく未来しか待っていないということは…2年前ほんの少しだけ全国レベルを見てきて、分かっていた。この2つの要素、実はエリーチカと共通しているんですよね。
だからダイヤさんはこの学校にスクールアイドルは必要無いと言った。一方で鞠莉さんはまだスクールアイドル自体を諦めていない。とは言えスクールアイドルの全国の層の厚さはダイヤ同様知っていたから、千歌達のスクールアイドル活動を応援しつつ、しかし「ライブで講堂を満員にすること」のような条件を設けてスクールアイドルとして高いレベルを求めたんです。
ルビィに八つ当たりしたのはスクールアイドルに未練がありつつも、自分はスクールアイドルを諦めなければならないという悔しさから。まあ、そんなダイヤさんらしからぬ弱さを露呈できるのも身内故のことだったのかもしれません。ルビィからしたら、堪ったもんじゃないけどね。
そうですね、まあ…これくらいの解釈が現時点ではギリギリ納得できる範囲でしょうか。
さて新曲「未熟DREAMER」のライブですが…良かったですね!(感想放棄)
ルビィが「親愛なるお姉ちゃん!」ってダイヤさんに衣装渡すとこ好き。っていうか黒澤姉妹の掛け合いはみんな愛らしくて好き。でも今回のダイヤさんがポンコツ過ぎて、「親愛なる」が「愛されポンコツキャラに降格した」と解釈できてしまうのはダイヤさん今回流石に姉力が足りなさすぎたように思いますね。
果南ちゃん達がやってた頃のグループ名もAqoursだったんだよ。え~そんな偶然あるの?ってまさか…まさか…
いやいやいやいやいやいや!無理無理ムリムリ!絶対ムリ!!!
ムリすぎてカタツムリになったw
何をどう好意的に解釈してもこれはあり得ないでしょう。一応、これ見てから3話のグループ名決めるシーンを見直しましたけどこれ3人居て誰一人ダイヤさんに気づかなかったというのはあり得ないですよ。ツッコミが野暮とかそれ以前の問題ですよ。
そりゃあ教室とか倉庫の中とかでやってたならまだ分かるよ。砂浜だよ!?砂浜の、しかも波打ち際のギリギリの所に、今まさに千歌達がグループ名をあれこれ書いてるほんの数メートルの地点にいて気づかれないわけないじゃん。ダイヤさん可愛いけどそれはない。ダイヤさんが何かしらの”能力”を持っているか、何らかの”圧力”があったと考えるのが自然ですね。
このシーンの辻褄合わせとして、現在僕が有力と考えている説は以下の5つです。
解釈①
「ダイヤさんが息を止めている間は何人たりともダイヤさんの存在に気が付けない」説(メレオロン説)
こういう能力は、むしろ花丸ちゃんに発現しそうではあります。
解釈②
「ダイヤさんがイビルブラインドを使い自分の存在を極端に「目立たなく」した」説(魔人会長黒澤ダイヤ説)
こんな能力があったらダイヤさんは変態露出オ○ニーにドハマリしそうで怖いですね。
解釈③
「ダイヤさんが砂浜にAqoursと書いたのは実は二年前のグループ結成時。3話で千歌達の前に現れたのはダイヤさんのスタンド能力によるリプレイ映像だが、一般人である千歌達にはスタンドが見えない」説(ムーディー・ブルース説)
キング・クリムゾン説、ザ・ワールド説等諸説あるが割愛。
解釈④
「黒澤ダイヤは既に死んでいて(!)、しかし妹のルビィがその死を受け入れられず精神に異常をきたした結果「ダイヤは生きている」と完全に思い込むようになった。それを見かねた鞠莉が、権力を後ろ盾に街中の人を脅し結果として「ルビィの妄想の中のダイヤ」が本当にそこに生きているかのように皆振る舞うことを強いられている。砂浜にAqoursと書いたのはルビィだが、千歌達は気付いていてもそれを口に出すことは許されないしルビィ自身ですらそのことを認識していない。ルビィが「グループ名を教えたのはお姉ちゃんなのでは…?」とふと思っただけの妄想…だがそれが、この街では「事実」であり、全てである説」(めぐねえ説)
解釈⑤
「千歌達が驚異的なほどに空気を読んだ」説。
3話のダイヤ「(あの子達グループ名を決めかねてますのね?よーしここは…フフッ♪これで良しですわ。あっ千歌さん達が来ましたわ!急いで逃げませんと!)」ダッ
— ひだまりP (@Hidamarie_win) 2016年8月27日
千歌・曜・梨子「 pic.twitter.com/eUB6N0FEvC
ダイヤさんのポンコツ振りを見るにこれが最有力でしょうか。あの時点で千歌ちゃん達にとってのダイヤさんは「ただの面倒な人」というポジションだったでしょうし、それでいてこの大人の対応できるのは流石としか言い様が有りません。
いいんです。ダイヤさんが可愛ければいいんです。
ときにダイヤさんがAqoursのグループ名書いたとして、「μ's」を読み違えた千歌ちゃんがよく「Aqours」を間違えずに読めると思いましたよね。これでもし「アクアズ…これから私たちはアクアズだ!」ってなってたら、千歌ちゃん達がグループ名を言う度にダイヤさんは2話みたいな顔になり、しかし千歌ちゃんがそう付けたのならアクアズが正しいのだから何も言えねえという超ストレスメイカーになっていた可能性を考えるとダイヤさんは相当な博打打ちなのではないでしょうか。これはマジで。
まとめると、この第9話も非常にクオリティの高い回であり特に鞠莉と果南の関係性と和解の演出は舌を巻くものでした。しかし前回8話の内容をややちゃぶ台返ししてしまっている面があり、そこはしこりとして残ってしまった感はありましたね。
次回は「シャイ煮はじめました!」これはギャグ回2連続ですね。
ポンコツなきみが好き。