ちゅんちゅん、ハローラブライブ!どうもひだまりPです。今回はひだまりPブログの独断と偏見で2023年ラブライブ!ベストソングを決定したので発表したいと思います。
今回はラブライブ!サンシャイン!!、ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会、ラブライブ!スーパースター!!、スクールアイドルミュージカル、蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブから2023年に発表された曲を集計対象としています。2023年ベストソングの他に各シリーズの楽曲にも言及していますので、ぜひ最後までお読み下さい。
もくじです。
2023年ラブライブ!ベストソング【総合編】
2023年ラブライブ!シリーズベストソングは───
Dream Believers(蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ)
蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ 「Dream Believers」 リリックビデオ(Link!Like!ラブライブ!) - YouTube
2023年3月29日にリリースされた蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブのデビューアルバム「Dream Believers」の表題曲、「Dream Believers」に決定しました。
なるほど。
普通過ぎるだろ。いやそうなんですけどね、やっぱりどう考えてもこれしかなかったんですよね。
ラブライブ!歴代シリーズでもシリーズの始まりの曲というのは概ね高い評価を受けていますが、「僕らのLIVE 君とのLIFE」「君のこころは輝いてるかい?」等の歴代シリーズデビューソングの中でも引けをとらない、それどころかひだまりPブログ的評価では歴代デビューソングの第一位と言っても澁谷過言ではありません。その位の衝撃と感動をもって蓮ノ空女学院の名前をこの世に知らしめた10年に一度のキラーチューン。
荘厳なイントロからの合唱が織りなす美しいハーモニー。そしてサビのアップテンポなメロディはしっかりとこれまでのラブライブ!の伝統を受け継いでいます。
デビューソングでありながら他グループのデビューソングに比べて比較的重厚感があってハモりや転調などが技巧的なのは、アプリのストーリーを読むと分かりますが蓮ノ空女学院は100年以上もの長い歴史を持つ学校で、蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブも過去にラブライブ優勝経験(!)を持つ言わば「スクールアイドルの強豪校」として描かれていることも関係しているかもしれません。ラブライブ!も多くのシリーズがある中で廃校寸前だったりマンモス校だったりあるいは新設校だったりと色々な舞台設定がありましたが、過去にラブライブで優勝しているというのは蓮ノ空が初ですね。
あとこれ…いや、正直全部好きなんですけど、もうサビの疾走感凄くない?そして「なんだってやっちゃえば楽しい いまを頑張ることが楽しい」ってフレーズも好きで、蓮ノ空のコンセプトでもあると同時に同じフレーズを繰り返すことでキャッチーさを出しているアニソンでもよく使われる手法ですね。作詞は誰なんだろうって思ったらやっぱり神(畑亜貴さん)か。知ってました。
で、ショートバージョンからフルを聴いて化けたっていうのがやっぱりこの「楽しいこと追いかけたら~」からの畳み掛けですよね。こういうのもう無限に聴いていたい。そして「夢を見ようよ Wow Wow~」の突き抜けるような爽快感。分かってるなぁ。分かりすぎ。
蓮ノ空女学院1st Album「Dream Believers」感想-全曲キラーチューンのやべぇ奴らがラブライブに来た!!! - ひだまりPはこう語った
このブログでは畑亜貴さんのことを「神」と呼称しているんですけど、「神」がラブライブ!の世界をそのまま詩にしたためたかのようなスクールアイドルの良さをぎゅっと凝縮した歌詞、美しい歌声とハーモニー、そしてラスサビの芸術的な転調。
もう好きな要素しかない。この曲に嫌な所があるとすればリンクラの人権カードだった[Dream Believers]綴理が11月のセレクトチケット販売まで一切来てくれなかった事くらいです。
そういう恨み節も出つつ、2023年ラブライブ!アワード楽曲賞は「Dream Believers」に決定しました。来年も、ひだまりPブログをよろしくお願いいたします。
ラブライブ!サンシャイン!!/幻日のヨハネ部門
第1位:キミノタメボクノタメ(Aqours/幻日のヨハネ)
第2位:Pure heart Pure wish(黒澤ダイヤ)
第3位:La la 勇気のうた(Aqours/幻日のヨハネ)
みんな大好きAqours。2023年は「Pure heart Pure wish」から始まり、Aqours名義としては7曲、幻日のヨハネ名義で16曲(「Special Holidays」は記事執筆時点で未発売)をリリースしました。
2022年は「ユメ+ミライ=無限大」でラブライブ!アワード楽曲賞を受賞したAqours。2023年はどうだったでしょうか。やはり今年のAqoursと言えばTVアニメ「幻日のヨハネ -SUNSHINE IN THE MIRROR-」の放映ですよね。
まぁアニメの出来に関してはこのブログで全話感想記事を書いているのでそちらをご覧いただければ大丈夫ですが、今年のAqours編1位はアニメ「幻日のヨハネ」のエンディングテーマでもある「キミノタメボクノタメ」としました。
「ポポーイ!」というキャッチーなフレーズ(本当は"fa fine!")も印象的な、Aqoursらしいポップでキュートなナンバーになっています。アニメ本編でも大切なテーマとして描かれていた「One for All, All for One」的な要素、「みんなの為に何かしたい」という優しい気持ちが曲の中で表現されているのが良いですよね。なおアニメでは……いや、やめとこう。まぁその、アニメ本編の出来が部分的に色々アレだったのもあってどうしても「本当にそうでしょうか」みたいな茶々を入れずにいられない部分はあるんですがあくまでも「曲」として評価すればこれは名曲なんですよ。
ひだまりPはやっぱりCメロの「本当は弱い僕のこころ~」という、語りかけてくるようなパートが特に気に入ってますね。
「La la 勇気のうた」も「ヨハネちゃん!う、浮いてる…?」とか見たまんまのことを言ってたシーンのシュールさなどが色々思い出しちゃうよ(ポポーイ!)なんですけど、これはアニメ本編記事でも書いた通り曲自体はラブライブ優勝レベルです。澁谷かのんもこれは本当の歌だねって言ってましたね。あとまぁほら、実際アニメの中でもヌマヅの街の人たちが一緒に歌うシーンとかは良かったじゃん。歌詞の中に音楽用語が散りばめられているところとかも、ちょっと蓮ノ空的なオシャレさを感じますよね。
最後にAqours部門からは黒澤ダイヤのソロ曲「Pure heart Pure wish」ですが、そもそもダイヤソロ曲に正直ひだまりPがビビッと来る曲が少なかったという背景の中で待望のダイヤによる「可愛いアイドルソング」であり、更にちゃんとダイヤちゃんのキャラの「芯」を捉えている曲ということで2023年Aqours楽曲第2位となりました。
まぁやっぱりね、ダイヤさんの可愛いアイドルソングが欲しいと、ひだまりPはそれを一日千歌の想いで待ち望んでいたんですよ。
これほんと丁寧な仕事で、アニメのダイヤさんがアイドルオタクの謎キャラにされた事ひだまりPは今でも恨んでるじゃないですか。でもこれは原作のアイドル興味無しダイヤでも、アニメのドルオタダイヤでも両方ちゃんと意味が通るようにちゃんとダイヤさんの「芯」を捉えてるんですよね。
例えば「始めたいから始めてる人たちを羨むより わたくしも大好きを追いかけましょう」ってフレーズとか、別にダイヤさんがドルオタだった世界線じゃなくても筋が通るというかむしろ「そっち」の方が良いまでありますよね。あとひだまりPね、一人称が「わたくし」のキャラが歌詞中でも「わたくし」って言ってるの超好き。
Aqours 3rdソロ楽曲総評&最終順位発表!|ひだまりP
そんなこんな。
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会部門
第1位:Wawawa☆What's up!(虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会)
第2位:Request for U(宮下愛)
第3位:チェリーボム(優木せつ菜)
2023年にニジガク名義で発表された曲は「わちゅごなどぅー」に始まり、全部で21曲となりました。
2位、3位については直近で更新したアルバム「Fly with You!!」の感想ブログで語っているので、そちらを参照してもらえればと思います。
さて、2023年のニジガクはショートアニメ「にじよん あにめーしょん」放送から、劇場公開OVAを経て来年度に劇場三部作が公開されることを発表し、さらに念願の5thソロアルバムを発表するなど精力的に活動を続けてきましたね。
一方で優木せつ菜役、楠木ともりさんの降板などショッキングな出来事もあったものの、コンテンツとしては非常に盛り上がりを見せた1年だったと思います。
そんなニジガクの2023年ベストソングは、6月に公開された新作OVA『NEXT SKY』のエンドロール曲でもある「Wawawa☆What's up!」でした。いや正直この曲ひだまりPめっっっっっちゃ好きで、「Dream Believers」とどちらを1位にするか最後まで悩んでました。
いやいや、ひだまりPお前、この曲にめちゃめちゃお気持ち表明してたじゃんって、それは勿論そうですよ。あのOVAエンドロールの「みんなの頑張ったこと発表会!」とか言うスカンクの下痢便みたいな企画は本当に最悪だったし今でも許してないです。
虹ヶ咲OVAエンドロールのみんなのがんばったこと発表会みたいな奴マジでキショすぎて無理だったんだけど、ぽまいらはどう思った? pic.twitter.com/COr1vFuWFn
— ひだまりP (@Hidamarie_win) 2023年6月26日
それはそうなんですけど、曲は本当にこれひだまりPのハートに刺さりまくりのキラーチューンだったんですよ。ニジガク全体曲の良いところ、「自由さ」「楽しさ」の要素がぎゅっっっと凝縮されている。この曲が出てくれてニジガクは大丈夫だなって確信しました。
「キミがいて幸せだ どれから伝えようか!」「その声を聞かせててね ずっと!」とか、それぞれがソロで活動しているからこそ伝わる皆のストレートな好意が非常に心地よく、それでいて電波ソング的なフレーズ選びの自由さも兼ね揃えている。正直これはひだまりP自身の音楽の好みにど真ん中ストレートで入ってきたというのが大きいんですけど、正直虹ヶ咲全曲でもベスト5入りは堅いというくらいの名曲ですね。
ラブライブ!スーパースター!!部門
第1位:キラーキューン☆(Liella!)
第2位:UNIVERSE!!(Liella!)
第3位:Blooming Dance! Dance!(Liella! 2期生)
2023年にラブライブ!スーパースター!!で発表された楽曲はアニメ2期Blu-ray第5巻の特典曲である「Blooming Dance! Dance!」に始まって、全部で22曲となりました。
2023年はLiella!にとってはまさに暗黒の1年と言っても澁谷過言ではないでしょう。その原因は……昨年放映されたアニメ2期の内容があまりにも酷すぎたということに端を発し、アニメ3期は結局2024年の放映となり空白と化した1年の中で突如ウィーン・マルガレーテと鬼塚冬毬の2名が3期生として加入しました。と言われてもそもそも2期生の描写すらアニメ2期でロクになかったしそれほど思い入れもない中で3期生ですって知らん奴がまた加わってきても正直ピンと来なかったのが本音です。いや、マルガレは知ってるっちゃ知ってたけど。
そんな状態で遂にユニット展開が開始し、アルバム「Jump Into the New World」が発売されますが、せっかく3ユニットに別れたのに楽曲の特徴はどれも似たりよったりで何のために分けたのかもよく分からないという状況です。他シリーズのユニットは曲の好みによる好感度の違いはあれどユニットごとの特徴の違いというのは如実に出ていたので、Liella!のユニット曲は非常に乱暴な言い方をしてしまうと「全部同じ曲じゃん」という感想でした。
そして──
3300秒の
— ひだまりP (@Hidamarie_win) 2023年9月29日
言葉を持たぬラブライバー
とりとめなくただMC 繋げる
ともりを見習い続けよう
心の中のダイスキに
フゥーッと風が吹いても
消えたりしないように https://t.co/QP0rv0sTCa #Peing #質問箱
極寒のベルーナドームで55分間ぶっ通しMCをしたことで新たなる伝説を作ってしまいました。ちなみにこの55分MCと引き換えに発表された新情報はLiella! CLUBという声優オタク向け集金サービスの開始でしたね。
まぁまぁ、色んなことがあったと言えばありましたけど、とは言えやっぱりラブライブ!ですからね。Liella!も他グループに負けず劣らず、キラリと光る名曲をちゃんと残して言ってくれました。
それがスクフェス2の………スクフェス2って何でしたっけ。まぁいいや、その話までし出すと終わらなくなるので、「スクフェス2」のテーマソングである「MIRACLE NEW STORY」のB面、「キラーキューン☆」でした。
いやこれ、Liella!の武器ですよね、このタイプの楽曲。柳の下にドジョウの無限湧きスポットがありました。ということで、人気曲「POP TALKING」に続くLiella!のラップ風ガールズバンドソングです。
「キラーチューン」と「キュン」を掛けたタイトルも見事ですし、やっぱりこのLiella!のワチャワチャ感とカッコカワイイラップが凄く良いですね。サビの「キュン!キュン!」というキラーフレーズも盛り上がりますし、「もうすぐ会える震えるぜ!」みたいなカッコ良さのセンスも大好きです。「Q&A終わんないしあと20分だけ話そう」がかのんのパートなのはちょっとだけ、何か意図的なものを感じる部分もありますがまぁそれはいいや。
UNIVERSE!!はLiella! CLUBに納税すると返礼品として送られてくるCDで、そのタイトルの通り壮大な世界観が特徴の曲です。何だよ…Liella!ってまだこういう曲作れるんじゃん…かの名曲「Shooting Voice!!」とかもそうですけど、Liella!らしさのダシが出るのはやっぱりこういう壮大な曲なんですよね。コーラスもひだまりP好みのもの。
そして「Blooming Dance! Dance!」ですね、これはアニメ2期ブルーレイ5巻の特典曲であり、大ブーイングの中で幕を閉じたアニメ2期の忘れ形見のような曲です。
Liella!の2期生が壁にぶつかって戸惑いながらも皆で切磋琢磨しながら成長していくさまを描いた曲なんですが、「成長」ということが主眼ではなく軽快なテンポと明るい曲調から皆がスクールアイドルを「楽しんでいる」ことが伝わってきて、そこが一番の推しポイントですね。やっぱり「楽しい」という気持ちが伝わってくるのがラブライブ!シリーズを通してスクールアイドルの良い所なので。
本当にこの曲を聴いた時開いた口が塞がらなかったと言うか、なんでこの曲が作れるのにアニメ2期本編の2期生はあんな扱いだったんだろうって思ったんですよね。6話とか2期生だけで練習するくだりでこの曲が挿入歌として入るだけでもかなり印象違ったと思うんですけど、正直アニメでの2期生の描写不足を考えると宝の持ち腐れみたいになってしまっていると思います。さすがっすキミだやばー。
スクールアイドルミュージカル部門
第1位:君と見る夢 (文化祭 Ver.)
第2位:夢見る世界
第3位:きらりひらり舞う桜
虹ヶ咲とラブライブ!スーパースター!!のアニメ第2期が両方放映された2022年において、それらの両作品を退けてラブライブ!アワード2022金賞を受賞した「スクールアイドルミュージカル」。2023年にリリースされたのはアルバム『スクールアイドルミュージカル』1枚のみです。
ミュージカルが織りなす「スクールアイドル」の全く新しく、それでいて「ラブライブ!」シリーズの大切なものをちゃんと受け継いだ舞台は公開以降多くのラブライブ!ファンから熱く支持され、2023年夏の再演、そして2024年の1月にも追加公演が予定されています。
その中でもひだまりPが一番好きなのは、やはり王道を往く「君と見る夢」。初めてミュージカルを観た時からこの「い~つ~で~も~♪」のフレーズがずっと耳から離れませんでした。アルバムが発売されたのは2023年の5月でしたが、本当に一日千歌の思いで待ち続けたものです。
美しすぎるハモりと高音、Cメロの「たまにはやっぱり~」からの畳み掛け、そして何よりもミュージカル本編でのストーリー、その中でのルリカとアンズ、ルリカとユズハの関係性。ひだまりPはラブライブ!における本編のストーリーとリンクした楽曲のことを「文脈曲」と呼んでいますが、これはそもそも「文脈」そのものが曲になっているわけですからね。ラブライブ!という作品の、これは一つの完成形と言えるかもしれません。
「夢見る世界」はアレですね、「勉強~!勉強~!」のやつです。
人がいるマンモス高校 名門私立
— ひだまりP (@Hidamarie_win) 2023年1月23日
東京ビッグサイトに燦然と輝く
十人十色で個性的 自由な校風
お台場の街に彩り添える
虹ヶ咲学園高等学校
なんて言われて聞こえはいいけれど
(炎上~! 炎上~!)
毎月裏切り廃部に監視
(炎上~! 炎上~!)
人権軽視 理事長汚職の女子校なんて
今どき流行るわけない!
「きらりひらり舞う桜」はミュージカルの冒頭で披露される曲で、初見の時はやっぱり鳥肌立ちましたよね。始めは「ミュージカル」って言われてもどんなもんだろうって気持ちで見に行ったんですけど、これで一気に世界観に引き込まれました。ルリカが夢の中で滝桜女学院のメンバーと一緒に踊ってるシーンはミュージカルで一番のお気に入りシーンかも。
ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ部門
第1位:Dream Believers(蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ)
第2位:フォーチュンムービー(スリーズブーケ)
第3位:アイデンティティ(みらくらぱーく!)
第4位:Holiday∞Holiday(スリーズブーケ)
第5位:眩耀夜行(スリーズブーケ)
第6位:Take It Over(DOLLCHESTRA)
第7位:ハクチューアラモード(みらくらぱーく!)
第8位:ド!ド!ド!(みらくらぱーく!)
第9位:永遠のEuphoria(蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ)
第10位:Mix shake!!(スリーズブーケ)
ということで2023年から活動開始した蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ。楽曲数はDream Believersから数えて2023年にCDがリリースされたのは40曲です。40!??!?!うせやろ!?Liella!なんてアニメ1期開始時点で持ち歌4曲だったんですよ。バケモノ過ぎる。月5曲ペースですよ、信じられない。
アプリゲーム「Link! Like! ラブライブ!」と連動したシリーズ初のバーチャルスクールアイドルとして、ライブの配信やリアルタイムカレンダーと連動したストーリーなど高品質なコンテンツを絶えず供給し続けながらこれほどのペースでクオリティの高い楽曲が供給されているというちょっと信じられないシリーズとなっており、ゲーム自体がクソゲーだということもちょっと見ただけでは分からないようになっています。
特に「Link! Like! ラブライブ!」の「活動記録(ストーリー)」は3Dアニメーションを駆使してリアルタイムで紡がれる彼女たちの物語で、非常に繊細で美しい、掛け値なしに最高のストーリーとなっています。「スクステ」は──まだ未完成みたいですね。完成が楽しみです!
まぁそういうこともありつつ、本当に名曲が多すぎて3曲に絞れないので蓮ノ空だけ10枠にしました。1位と8位と9位は「Dream Believers」アルバムの感想記事内にて言及しています。
やっぱひだまりPのイチオシユニットは「スリーズブーケ」ですね。蓮ノ空のユニットは3組とも先輩と後輩がコンビを組んでいて、これは偶然ではなく蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ内での伝統を踏襲した結果としてそうなっています。
中でも日野下花帆と乙宗梢の関係性はこれまでのラブライブ!にありそうでなかったもので、「スクールアイドルの先輩」として花帆に慕われつつ、実は梢も先輩という初めての立場でちょっぴり背伸びしていることも読み取れたり、そういう「部活動の先輩と後輩」としての関係性がとても繊細に描かれています。
そういう2人の関係性は楽曲にも現れていて、「フォーチュンムービー」では梢先輩が花帆にとっての運命の人は目の前にいる(私)でしょ?と花帆に顎クイするんですよね。顎クイはしません。で、これに対して花帆が同調するんだったらしいたけも食わないしょーもない百合営業なんですけど「そうじゃなくて~!」って花帆はツッコむわけなんですよ。それがいい。
女子校の先輩と後輩という、閉鎖的な環境の中でいかにも「そういう関係」になりそうな二人が本当は別に「そういう関係」でもなんでもなくて、でも遊びで「そういう関係」を匂わせたりはする、そういうバランス感覚が素晴らしい。
スリーズブーケにカバーして欲しい曲No.1は「硝子の花園」だけど、これはかほこずが百合だと言うんじゃなく、むしろ違うからこそなんだよな。ノンケのアイドルが無意味に抱き合ったり、カプにされたりする。その方がアイドルの本質である偶像──その淵に近づける。醍醐味だ……なぁ浦部。
— ひだまりP (@Hidamarie_win) 2023年11月21日
そういうのもあって、例えば往年の「ことり&花陽」とか、「千歌&果南」みたいな有望な先輩後輩デュオの系譜を受け継ぎつつも唯一無二のそれとして開花させている、それがスリーズブーケなんですよね。
スリーズブーケのラブソングと言えば「Holiday∞Holiday」なんですけど、これはサビの振り付けが金玉を指でなぞった後に手コキ素振りするってとんでもなく猥褻な動きになっているんですよね。そもそもラブライブ!の本質は「奔放な性」にあることを考えると、これもやっぱりラブライブ!シリーズの伝統を受け継いでいると言えます。いや…というかそもそも梢先輩からじゃじゃ漏れですからね、「奔放な性」。
DOLLCHESTRAは──アイスショーです。
まぁそれはいいんですけど、Take It Overのストリングスを聴いてみて欲しい。ひだまりPは音楽知識皆無ですけど、それでも鳥肌立ちました。
そしてみらくらぱーく!なんですけど、みらくらぱーく!って何なんでしょうね。ひだまりPにもわからないです。ただ楽曲が、ドチャクソに全部強い。ド!ド!ド!は本当度肝を抜かれましたからね。
そしてみらくらぱーく!は電波ソング系が得意なんだなって思わせてからの、伝統曲「アイデンティティ」でもう脱帽です。でもこれは「Dream Believers」の記事を参照して欲しいんですけど、「アイデンティティ」で描かれているアイドルとしてのひたむきさってちゃんと「ド!ド!ド!」でも現れているんですよね。矢澤にこ先輩もやっと後継者を見つけたって成仏していきましたよ。
まぁその辺の色々は、また機会があれば語りたいと思います。
まとめ
ということで、2023年のラブライブ!楽曲を振り返ってきました。こうして見るとラブライブ!もたくさんのコンテンツが水平展開していて凄い大所帯になっていますね。
やはり2023年の一番大きな動きと言えば蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブの登場でした。これまでにないストーリーと楽曲の供給ペースとクオリティ、そしてリアルタイムで物語が進んでいくというコンセプト。リアルタイムであるということは来年は蓮ノ空メンバーが進級し、もしかすると新規メンバーが加わるかもしれないということで、現時点では全く想像がつきません。またゲーム部分も敢えて目も当てられないようなクソゲーにしておいてサービス終了の危機に直面させ、シリーズの伝統である「廃校の危機を救う」というコンセプトを擬似的に再現している所も凄いですね。
楽曲の供給ペースでは他の追随を許さない蓮ノ空ですが、まだ幻日のヨハネとしての展開が待っているサンシャイン、劇場三部作を控えた虹ヶ咲、新メンバーを加えて前人未到の1時間MCを目指すLiella!と、どのシリーズも来年度の展開から目が離せません。
次は2024年ラブライブ!ベストソング記事で会いましょう。
それでは、よきラブライブを!
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