ひだまりPはこう語った

ちゅんちゅん、ハローラブライブ!「人生をラブライブ!にする」をモットーにあれこれ語ります。

ラブライブ!サンシャイン!!2期7話「残された時間」感想-奇跡を求めた普通星人の喜劇と悲劇。

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つながりそうでつながらないの

こ・こ・ろ・と・こ・こ・ろ~…

 

繋がらないのは脚本だっつーの。

 

2期7話の感想です。続きを読むからどうぞ!

 

 

 

 

 ラブライブ東海地区予選。20組中3組も進めるのか…と思いましたがどうでもいいですね。ともかく梨子ちゃんの発言通り、Aqoursは一つの奇跡を起こしました。2期では出番の少なかった曜ちゃんも、ここぞとばかりに全力のヨーソロアピール。そういえば1期でゼロからイチへのポーズ発案したのも曜ちゃんでしたし、こういう場面で体育会系のスキルが活きてきますね。

 ライブ動画の再生数も364,364回を突破し、改めてラブライブ決勝に出場できることの凄さが分かります。なのにね。

 

 

 Aqoursがラブライブ出場を決めても入学希望者は増えず。タイムリミットまで残り4時間…を、鞠莉さんが1時間に及ぶ泣き落としの末に朝の5時まで8時間に伸ばします。

 

 正直、この前半の茶番いる?って思いましたね。何これ。いやいや、まずですよ。Aqoursのライブを見て、浦の星女学院に興味を持ってくれる人がいる、そこまではいいよ。いるだろうよ。いたとして、「おっ、このAqoursってグループええやん!この高校受けたろ!」つって深夜から明け方に軽々しく出願出す奴います?アマゾンで漫画ポチるのと違うんだぞ。

 高校進学ってリアルに人生左右する選択ですよ。いやまぁ、ラブライブμ's時代から3年生の大学受験に一切触れてこなかったこの作品でそういう事言ってもアレですけど、いくら何だって、遊びじゃないのはちょっと考えたら分かりますよね。

 こうして見てしまうと、どうしても彼女たちが入学希望者数を「ただのスコア」としか見ていないという悪い面が強調されてしまいます。その入学希望者の1人1人が将来に関わる選択と決断をして、出願を出してるんだぞ。ツイッターのフォロワー数を数えてるのと違うんだぞ。

 

 音ノ木坂学院のときどうだったか思い出してみると、「オープンキャンパスの結果が良くなかったら廃校決定」というくだりがおそらく、今のともだち100人問題にあたる壁だったと思います。オープンキャンパスで来場した中学生達にアンケートを取って、その結果が良かったから取り敢えず廃校の決定は引き伸ばしされることになったと、そしてその後、入学希望者が増加したことによる南理事長の決断で、廃校は撤回されることになったと。

 これをよく見てみると、μ'sがやったのはあくまで「アイドル活動を通じて学校に興味を持ってもらう」ということに尽きるんですね。「○○ができたら廃校撤回!w」みたいな具体的な交換条件があったわけではなくて、最終的にはやはり南理事長の合理的な経営判断の下に、学校を存続しようということになった。穂乃果達は後から、その知らせを受けただけなんですよね。何が言いたいかと言うと、μ'sにだって理事長の娘ポジションの子もいたけれど、彼女達は学校の経営に関わる部分にまでは踏み込んでいないと。

 

 無論、音ノ木坂と浦の星では問題の深刻度は違いますし、これは前例として挙げただけで比較してAqoursを批判するようなつもりはありません。しかしながら根本的問題として、100人集めたら学校存続!まではまぁ経営者である小原パパがそう認めたんだから良いとしよう。でも本来関係者以外閲覧不可の出願者に関わる情報を一般生徒である千歌達にまで公開して、皆で出願状況を夜通し見守ってるって、なんかもうその時点でちょっと歪んでない?

 学校が存続したらその後どうするか。入学してくる生徒達にも、あるいは今いる生徒のことも、彼女たちは何も責任持てないですよね。スクールアイドルをやって、学校が有名になる。それ以上のことは本来できないし、やってはいけないはずです。

 無論このひだまりPの言い分は現実的過ぎるという批判を免れないものですが、ただこの前半のくだりで感じた決定的な違和感を掘り下げていくと、根本にはこういう問題があると思うんですよね。一言で言うなら、学校を、軽く考えすぎてない?ってことです。エリーチカに怒られろ。

 

 いや、そりゃもちろん分かるよ。最後の最後まで諦めない!っていうのは分かる。でも話の整合性が取れなさ過ぎるんだって。何このわけのわからない展開。前回7話を「突っ込みどころ満載」と書きましたが、これは最早前半がまるまる突っ込みどころですよ。だから、いる?この茶番。

 

花丸「仕方ないずら。今のAqoursを作ったのは、千歌ちゃん達2年生の3人。」
ルビィ「その前のAqoursを作ったのは、お姉ちゃん達3年生の3人だもん。」
花丸「責任、感じているズラよ。」
善子「…そんなもん、感じなくてもいいのに。」 

 

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 善子、ド正論過ぎでしょ。ド正論過ぎてポセイドンになった。

 

 廃校を阻止できない責任、少なくとも2年生は明確に、ゼロでしょ。千歌達は無責任にワオワオやって、スクールアイドルを楽しんで、その結果として廃校が撤回されようがされまいが、関係ないよね。いや、本当に。茶化すのではなく真面目にそうであって良いと思ってたんですが、いつからだろう。いつからこんな風にいち生徒としての枠を超えて学校存続問題に首突っ込むほどになっちゃったんだろう。

 

 ただまぁ、花丸達の言うようにAqoursは2つの世代にわたって、それぞれが廃校阻止のために頑張ってきたこと、その想いは汲み取りたいと思っていますけどね。ともかく大体バカやってるばかりの1年生がこんな風にメンバー皆の立場を考えて、その中で自分たちの果たすべき役割をちゃんと考えているってところはとても良かったです。10点加点です。今回ちかっちは特大メンヘラ発症して梨子と曜はその介護に回り、3年生は廃校の現実を噛み締めて灰のように燃え尽きてしまっているので1年生の立ち回りに期待するしかないところですね。

 

 朝日に向かって叫ぶ果南と2年生。まぁ、ここは別にいいんですけど…曜と千歌と梨子が風俗のポン引きみたいって思っちゃっただけでした。

 

 そして。無情にも生徒募集は打ち切られ、今度こそ本当に浦の星女学院は廃校になることが決定しました。

 

果南「このままラブライブの決勝に出場するのか、それとも…」

 

は!?!?!?

 

 それとも何!?何の選択があるの!?いやいやいやいや、気持ちが追いつかないのはこっちですよ。いやそれは、廃校が決定してしまった喪失感は分かる…というかそれだって、廃校になるかならないかはラブライブ決勝前に決まることが分かってたんだから「存続」と「廃校」の分岐があっただけで今立っている場所は同じであるはずでしょう。じゃあ何、もし100人集めて学校が存続してたら「ハイどうも~私たち今輝いてま~す!学校存続ヨーソロー!」つってウイニングランでラブライブ出場するつもりだったの??出ない選択肢まっっったく無いでしょ。

 

 そしてここで1期BD特典で2年生組の歌う名曲、「空も心も晴れるから」が流れます。正直ここで流れる意味はあんまりない気がしますが、ともかくこのクソ展開の中で一旦気持ちを落ち着かせる休息タイムとしての存在意義はあったのかもしれないですね。繋がりそうで繋がらないのは制作側と視聴者側の廃校に対する価値観だよ、今回は本当につくづくそう思わされた。

 

 この挿入歌が流れて、皆がそれぞれ気持ちを整理した後集まって「私たちは最後の最後まで輝こう!ラブライブに優勝して、学校の名前を残そう!」ってなるんだったら良かった。それなら今回良かった。前半いらなかったねってなるだけでした。なのに、なのに。えっ、これは何。

 

果南「…でも、千歌達は学校を救うためにスクールアイドルを始めたわけじゃない。」

曜「輝きを探すため。」

鞠莉「皆それぞれ、自分たちだけの輝きを見つけるため。でも…」

千歌「見つからない。」

 

 いやいや!「はたきおとす」やめろや。今ちょっと良い方向に流れかけてたのにハエ叩くみたいに落とすのやめろよ!なんで!?果南から鞠莉までの三行にひだまりPの言いたいこと全部書いてあるじゃん。分かってるじゃん。分かってるのに何でこうなる!??「面白いことしたくなったと君に伝えなくちゃ」って何だったの?「ラブライブ決勝のステージドタキャンしたろ!w」ってこと!?なんも面白くねぇよ。

 

「見つからない。

 だってこれで優勝しても、学校は無くなっちゃうんだよ。

 奇跡を起こして、学校を救って…

 だから輝けたんだ!

 輝きを見つけられたんだ!

 学校が救えなかったのに…

 輝きが見つかるなんて思えない!

 …私ね、今はラブライブなんてどうでも良くなってる。

 私たちの輝きなんてどうでも良い。

 学校を救いたい!

 皆と一緒に頑張ってきた、ここを…!」

 

 

あぁ。

 

千歌っち。

 

それは…

 

それだけは…

 

 

 

それだけは、言ってほしくなかった。

 

 言いたいことは星の数ほどあるんですけど、一番大事なのはこれ、今までに積み上げてきたものを全否定してしまってるってことですよ。

 廃校が決まったのは第1話でのこと。本来、あの時点でどうにもならない問題だった。それを千歌や鞠莉が、他の皆も、自分たちのできる最大限で足掻いて、足掻いて、100人には届かなかったものの、1期で言えばゼロ人だった入学希望者を98人にまで増やすことができた。念願だったラブライブ決勝にも出場できた。それだけで凄いことなんですよ。千歌本人が言ったことだけど、それだけでもう一つの奇跡を起こしているんですよ、Aqoursは

 1期では「ゼロから1へ」をテーマに辛いことがあっても前向きにやってきたじゃないですか。なのに今、千歌にはゼロか100か、その2つしか見えていない。だからこれまで、誰にも真似できない、千歌達にしかできない輝きを積み重ねてきたのに。それを全部否定して、「まだ何も足掻いてない、何もしてない」。

 

 …これ、ある意味1期13話でちょっとだけ千歌の母が言及した千歌の悪癖に関わる部分かもしれないですね。何かをしようとしても、すぐ辞めちゃうっていう。曜ちゃんも「千歌ちゃんは中途半端が嫌いなだけ」と言ってましたね。

 

 

 千歌にとっては、「学校を救うこと」こそが輝きだった。ひだまりPは、それは違うと思ってます。じゃあ何が「輝くこと」なのか?廃校を阻止すること?ラブライブで優勝すること?その2つを両方成し遂げたμ'sの高坂穂乃果が「やり遂げた」と言ったのはいつだったでしょうか。μ'sの終わりの日、先輩たちの卒業式の日です。

 

「限られた時間の中で、精一杯輝こうとする、スクールアイドルが好き。」

 

 これは、劇場版のμ's高坂穂乃果と絢瀬絵里の言葉です。

 「輝き」は何か具体的なことを成し遂げるといったことを指しているのではなくて、それこそスクールアイドルを始めた頃の千歌が「輝きたい!」と思っていたような、抽象的なもの。一方で、スクールアイドルでいられる期間はとても短い有限のもの。だからこそ、その中で精一杯輝きを追い求めること。たとえ、それで「奇跡」が起こせなかったとしても。その「軌跡」が彼女たちだけの輝きになると、ひだまりPは解釈しています。

 無論これはひだまりPの勝手な解釈ですし、そもそもμ'sとAqoursは違うと言われればそれも勿論その通りです。この批判は「俺の求めていたものと違う」という我儘の域を出ません。それでもやはり、ここまで廃校問題だけに固執し続ける千歌の考えには疑問を抱かずにいられません。

 

 千歌っち、1期6話で廃校の話聞いた時は「廃校!?μ'sと同じじゃん!ヤッター!!!」って言ってたじゃん。あれ聞いた時ひだまりP安心したんだよ。お前はそれでいいって。そもそも学校の存続なんていち生徒がどうにかする問題じゃない、スクールアイドルとして学校の宣伝するのは大いに結構だし、それで例え本当に廃校になってもその過程で千歌達だけの輝きを見つけられれば良いねって。マルだって都会の高校行けるずらって言って、和気藹々の雰囲気だったじゃん。

 


 そりゃ、1期6話でも最後に取ってつけたように「私やっぱりこの学校好きなんだ」ってちかっちは言いましたし、その後も皆で色んなことを乗り越えて廃校を阻止するために頑張ってきた訳ですから、その努力が実らなかったショックは察するに余りあるものとしても、物語として明示的に語られた千歌の学校に対する価値観はやはりこの1期6話がほぼ全てであって、千歌が今回に至るまで思いつめるほどに学校に執着を持ってしまった理由を視聴者側に全部察しろというのはあまりにもムチャな話です。

 

 ちんぽ

 

 千歌っちが学校存続にここまでの執着を持ってしまったことも前に、そもそも何度も言及した学校存続は本来いち生徒の力でどうにかするようなものではないのに、何故ちかっちは「スクールアイドルで学校を救える」と盲信していたのでしょうか。これに関しては明確な正解がありますね。「μ'sの前例があるから」です。これは第1話で言及しました。

 

 ちかっちの中で「スクールアイドルをやることで廃校を阻止できる」という考えがあったのは他ならぬμ'sの成功例があったが故で、それを信じてここまでやってきたわけなんですけど、それでも生徒の力じゃどうしようもないことがある、って現実を突きつけられてショックを受ける、ってのが今回の内容です。

 それでも、頑張ってラブライブに出て、足掻いて足掻いて頑張れば奇跡(=廃校阻止)を起こせるかもしれない!という締めだったわけですけど、でもそれって最終的には今までと同じじゃない?っていうのが最初の違和感です。

 ひだまりPと皆さんの考えが同じかはわからないですけど、ぶっちゃけ1期の時から廃校を阻止できるとは思っていなかった、というのはちょっと語弊がありますが、廃校阻止が至上命題ではなかった。って言い換えましょうか。音ノ木坂とは違って廃校はもうかなり現実的なものになりつつあるっていうのは正直分かってて、それでも千歌ちゃん達がスクールアイドルを頑張る中で、彼女たちの言う「かがやき」、Aqoursだけのキラキラしたものを見つけられたなら。廃校を阻止できないという結果になったとしても、それはそれで1つの青春だと考えていました。

 それはひだまりP個人の考えだとしても、そのAqoursの「かがやき」っていうのは、少なくとも「廃校阻止」に限定されたものではなかったはずです。

 ラブライブ!サンシャイン!!2期 #1「ネクストステップ」感想-ラブライブと廃校問題について - ひだまりPはこう語った

 

 …ぶっちゃけ、この辺のことってこの2期1話記事で語り尽くしちゃってるんですよね。だってあの時と今同じじゃん。1話で廃校が決定して、今本当の本当に決定したと言うだけで。

 

 一方で千歌は1期12話で「μ'sを追いかけちゃダメなんだ」って既に決めているんですよね。「私たちだけの輝き」ということにフォーカスが当てられたのもこの辺りからです。この時点で千歌がμ'sに縛られることはなくなりました。ただ一点を除いて。

 それこそが、「スクールアイドルが学校を救う」ということ。実はそれが、μ'sの起こした一番大きな奇跡だったのに。今回のラストシーンで羽が空へ舞い上がっていく演出がありましたが、それと1期12話の千歌の羽キャッチを対比するならば、むしろあの時、μ'sを追わないという選択をしながら、実はあの瞬間から千歌はμ'sの伝説に縛られてしまったと、そういう解釈もあり得るところです。

 

 

 廃校になることはもう最初から決まっていた。それはもう2期1話の時点で確定的であったし、入学希望者100人についても実は最初から、1期8話で梨子ちゃんが言ってるんですよね。「今からゼロを100にするのは無理だと思う」って。不可能だと分かっていれば、追いかけなくて済んだのに、μ'sという眩しすぎる輝きに惹かれた高海千歌という普通星人が最初から分かっていた破滅に向かってひた走る。それは大きな奇跡の裏の悲劇だと言う考えもありますし、1人道化を演じさせられる喜劇だとする解釈も有ります。ひだまりPは、前者だと思いましたけどね。

 

 ちょっと長いのでまとめましょう。

 

①ちかっちの上記の発言について。これは到底、擁護できるものではありません。その理由として今言及したのは、「輝き」を学校存続の成否「だけ」に限定してしまっていること。そして何より、このスネ方、1話で梨子ちゃんにマジで言ってるならブン殴るよってキレてた時と同じじゃん。あれから色んな経験と努力を重ねて、ラブライブ決勝に進めるようになるまでAqoursというグループは認められ、千歌個人も、果南からリーダーとしてのバトンを渡され、それでなお、この6話までで千歌っちが全く成長していない。ということですね。

 

②脚本について。これはもう、褒めるところが全くありません。何これ?ひだまりPの中でラブライブ!及びラブライブ!サンシャイン!!アニメ全話中ワースト回であったラブライブ2期9話「心のメロディ」を下回る酷い話だった。千歌っちが廃校問題に執心する理由付けがあまりにも投げっぱなしで、1期6話と矛盾すらしていること、1期12話でμ'sを追いかけちゃダメなんだと言ってた千歌っちが「μ'sと同じ、廃校阻止」にこだわり、Saint Snowには勝ちたいですかと煽ったにも拘らず彼女自身がゼロと100、勝ちか負けでしか物事を測れなくなってしまっている視野狭窄、ここまでラブライブという大会が9人の悲願であり高い高い目標であるということを散々強調しておきながら、ラブライブと本来全く無関係の廃校決定という一事だけで満場一致でラブライブの決勝を降りるという話になりかけていたこと、など。総じてこの1話でAqoursがこれまで何をしてきたのか?何がしたかったのか?それらが全てボヤけてしまったように感じました。

 

 

 本編への言及に戻ります。

 

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 はい!廃校が決定してしゅ、すまったのですが!!!

 

 ルビィは可愛いですね。廃校が絡むエピソードがアレ過ぎて、あまり関係のない1年生が特に輝いて見えるのはアレだ。本家2期で穂乃果の生徒会長がらみのエピソードが軒並み酷すぎて2年生の出ない5話が至高と言われてしまっていることと似ていますね。

 

 えーと、ちかっちのトンデモ発言のとこまで話したんですね。ここで「だったら救ってよ!」つってこのモブの…何だっけ。シゴロトリオだっけ。音ノ木坂の神モブがヒデコ・フミコ・ミカでヒフミトリオだったから、浦の星はよ・いつ・むーが名前になってるんですよね。タレ目の子がいつきちゃんで、ドラム叩いてそうなのがむつ(むっちゃん)で、えーと…よ、よ…よしこちゃんだ。

 モブ子達の言ったことは分かる。廃校を阻止することだけが学校を救うことじゃない。浦の星女学院のスクールアイドルとして、ラブライブの歴史にその名前を永遠に刻んで欲しいと。OK。それはOKです。

 

 でも、でもなぁ。本音を言えば、それに千歌達が自分で気づいてほしかった。じゃあこれ、モブに言われなかったら本当にラブライブ辞退してたの!?って話になるじゃん。決まってんじゃん決まってんじゃんってそれはこっちのセリフだよ。それを自分たちで気づけていれば、2期1話からここまでで彼女達が足掻く中でそれぞれ成長し、答えを出すことができたって事にもなるし、それでこそμ'sという前例からの脱却じゃないですか。

 

 

 …そこまでは言わないけど(言ってる)、「落とし所」という印象は強かったですね。まぁ、そうね。と。

 

 それで、「やったぜ!がんばるぜ!」っていうのはわかりますよ。オチがまた酷い。「ついに普通じゃない、本当の怪獣になっちゃうのかも。千歌ちゃんは…!」って何ですか。いつまで普通怪獣引っ張るねんそれもう寒いだけだって6話でも散々言ったじゃないですかもー!タコ焼きの中にタコが入ってなかったとしても「焼き」という名前にはならないでしょう。怪獣は「普通」の修飾語なの。千歌っちも適当に言っただけなの。普通じゃなくなっても怪獣にはならないの。

 「廃校問題」という枷が無くなったAqoursが今度こそ全力でラブライブに出場して大暴れするので「怪獣」という解釈もなくはないですが、そもそも今までその枷かける必要あった?1期12話でそれ外してこれなかったとしたら何のために東京行ったの?そもそも君ら、本当にもう学校は無くなるからラブライブ出ても意味ないねって一度は満場一致になりかけてたじゃん。怪獣になるどころか豆腐メンタルが全員共通の弱点として露呈してるじゃん。

 

 8,000文字を超えてきたので、そろそろまとめに入ります。

 

 えーそのなんだ、今回は本当にほぼほぼ内容に関する批判で埋まってしまい申し訳ないことをしました。流石のひだまりPも言わずに居られなかったというか、流石に千歌っちの件の発言を聞いた時は胃の中がグツグツ沸騰するような気持ちにさせられました。

 

 総じて「言いたいことは分かるんだけど演出があまりにも陳腐な上に話が破綻している」という、本家2期7話や2期9話にも見られたラブライブ!のアニメに共通する悪癖がここで最大に出てしまった感じと思います。

 そもそも1話の時点で廃校はもう決定していて、覆ることはないとひだまりP自身も予想はしていました。なのでこういう内容になってしまうのは仕方ないところであり、千歌っちがことり留学事件の時の穂乃果みたいになるのは分かりきっていたことではあったのですが、今まで考えないように努めていたことをここで一気に吐き出されてしまいましたね。

 内容に関するツッコミは上でまとめているので、ここで再度書くことはしません。

 ともかく、内容はどうあれ正直なことを言えば「ジャマでしかなかった」廃校問題が一応無くなったことで、これからの展開を見守りたいですね。

 

 

 

トゥデーイ チカキンズ ポイント。

ドゥルルルルルルルルルル……

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10点(テン)!

 

\クヤシイジャン!!/

 

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ネクストカナンズヒーント!!

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「ラッキーピエロ」。

 

 

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