ひだまりPはこう語った

ちゅんちゅん、ハローラブライブ!「人生をラブライブ!にする」をモットーにあれこれ語ります。

【前編】ラブライブ!Aqoursの「全曲」ランキングを作ってみた!【第129位~51位まで】

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”ユメを語る言葉より ユメを語る歌にしよう!”

 

☆☆☆更新履歴☆☆☆

2020.06.04 初版公開。(全100曲)

2022.01.01 29曲を追加。2021年度版公開。

     記事を前後編に分割しました。

 

 ちゅんちゅん、ハローラブライブ!どうもひだまりPです。 

 

 ラブライブ!サンシャイン!!より、「Aqours」がリリースしてきた曲の総数は、2020年5月23日現在、「シャゼリア☆キッス☆ダダンダーン」を最後に100曲となっています。

 追記: 2021年7月31日現在でGuilty Kissの「Nameless Love Song」を最後に129曲となりました。

 

 当ブログでもAqoursの楽曲については多くのレビュー記事を書かせて頂いてきましたが、今回は、Aqoursの『全ての楽曲』と向き合うことを目的に、現在129曲の「全曲ランキング」をひだまりPなりに作成し、順番に紹介させて頂きたいと思います!

 

 

 と、いうことで本記事はこのひだまりPブログの代表記事でもある「μ'sの全曲ランキング」、そのAqours編です。

 2017年の投稿以来本当に多くの方に読んで頂き、またひだまりPもμ'sの曲について新たな認識が生まれる度に加筆修正を加えて実に原稿用紙200枚分を超える力作となってしまいました。

  Aqoursも活動開始から5周年を迎え、満を持して10月にはベストアルバムの発売を発表しました。これを記念して、ひだまりPもここで今まで言及していなかった曲も加えて全曲レビューを書きたいと思い、この記事を書かせて頂いています。

 μ'sの時との違いは、今後Aqoursの新曲が発売される度に(反映がかなり遅れることは予想されますが)ランキング自体が更新されていく、という点です。既存曲も今後、新たな知見が生まれる度に順位の変動が起こることは容易に予想できます。と言うか、μ's全曲レビューも仮に今やり直したら絶対順位は全然違うと思います…

 

 なお、大事なことですがSaint Snowの楽曲はランキングに含んでいません。正直かなり悩んだのですが、これを含めてしまうとμ's全曲ランキングにA-RISEが入っていないのはなぜなの?という話になってしまうので、今回は涙を呑んで対象外ということにさせて頂きました。

 

[追記]

 2021年度版を更新するにあたり、記事の文字数がいよいよ10万文字を超えるペースになってしまい重くて編集作業が滞るレベルとなってしまいましたので、ランキングを前編・後編の2記事に分割することにしました。

 本記事は前編で、第129位~51位までを紹介していきたいと思います。

 

 後編はこちらから↓

※マジで長いので、ベスト50が入っている後編から先に読んで頂いても差し支えありません。

 

 前置きが長くなりましたが、2016年4月から始まったひだまりPのAqours論の総集編としてお送りさせて頂きます。皆さんも自分のお気に入りの曲は何位だろうと思い浮かべながら、気軽に読んで頂ければ幸いです。

 それでは、続きを読むからどうぞ!

 

 

 

もくじです。

 

 

★Aqoursの全曲ランキング

 

第129位~第111位

 

☆第129位-『No.10』

 アーティスト: Aqours

関連記事: Aqours『Thank you, FRIENDS!!』感想&「10人目」って結局誰なの? - ひだまりPはこう語った

 

 

 知ってた。

 

 壮大な出オチ。ということで、ぶっちぎりの最下位は「Thank you, FRIENDS!!」のB面曲、「No.10」でした。

 ラブライブ!シリーズの曲は全て聴いてきたひだまりPであっても、ある解釈をしなければとてもシリーズの歴史を彩る一曲として受け入れ難い黒歴史曲。単に最下位としましたが、現状μ's・Aqours・ニジガクの全曲を通じて唯一評価点がマイナスに振れている楽曲ですね。

  言いたい事は香貫山のようにあるんですが、1曲目からヘイト全開DAY!DAY!DAY!で行くのもまぁアレなので、ひだまりPのお気持ち表明は上記の記事内を参照して貰えれば宜しいかと思います。当時のありのままの感想が書いてあります。ここではできる限り簡潔に。

 

 「24時間テレビ」かよ。

 

 そもそも、「10人目はあなた(ファン)だよ!」という概念にひだまりPはもうアレルギーです。何をどう考えても、Aqoursの9人と我々オタクを同列に考えて良いわけはありませんし、我々は…いや、「私は」、輝きに向かって進むAqoursの姿をこそ応援したいのであり、それをわざわざ立ち止まって「ここまでこれたのはあなた達のおかげだよ!」「あなた達が10人目だよ!」なんて馴れ合っているのを見たい訳ではありません。

 ラブライブ!は「ポルノ」ではあっても「感動ポルノ」ではなかったはず。というのが、当時のひだまりPの言い分です。

 歌詞にしたって、「泣けるよ本当に!」とか流石に陳腐じゃないでしょうか。これ、振り付けだとここで目尻の涙をぬぐう仕草をするんですが、あまりにもしゃらくささ全開ですね。

 

 のちのインタビューで「神」こと畑亜貴さんが、このタイトルは制作側からの指定であったことを語られていましたね。まぁそこで「神」の意思を私が決めつけるのは傲慢なので、そのインタビューを基に自説をことさら強調するつもりはありませんが、「No.10」というタイトルが少なくとも「神」の意思でなかった、という事実に関してはいくらか救われた気がしています。 

 ダソクですが、米軍内のスラングで「No.10」というのは「最悪」を意味しているというのを後にフォロワーの方から教えて頂きました。皮肉がこもってますね。

 

 ということでひだまりPにとって最初から拒絶反応全開だったこの曲ですが、実はこれは「神の悪戯」とも言うべきか、もう1つの解釈が存在します。

 はい、そうです。言わずと知れた「炭焼きレストラン さわやか」の応援ソングですね。静岡県、いやさわやか県においてAqoursと並び立つ存在であり、「Aqoursの10人目」と言われているのがこの「さわやか」の「げんこつハンバーグ」

 

 この「No.10」は「げんこつハンバーグ」をAqoursの10人目として迎え入れる一種の賛美歌となっている、という説が存在します。Aqoursライブにおいてはメンバーの掛け声に合わせて観客が「ジュウ~~~!!!」とハンバーグの焼ける音を全員でコールするのがお約束となっていますね。 

 Aqoursは二次元コンテンツのみに留まらず、地元静岡に密着した活動で観光の活性化にも一役買う存在となっていますが、この曲もまさにその一環と言えますね。

 

 大丈夫、ひだまりPのブログだよ。

 

 

☆第128位-『君の瞳を巡る冒険』

 アーティスト:Aqours

 

 ラブライブ!サンシャイン!!アニメ2期オープニングのc/w曲『君の瞳を巡る冒険』がランクイン。同時にあわしまマリンパークにおいて開催された「ラブライブ!脱出ゲーム」のテーマソングにもなっていますね。

 

 このラブライブ脱出ゲーム、ひだまりPも参加してきましたが正直に言うとまぁ……めちゃめちゃ面白くて実在する離れ島を舞台にAqoursのボイスを聴きながら謎解きゲームにチャレンジするなんて企画が面白くないわけないですよね。淡島はラブライブ!サンシャイン!!においても重要な舞台になっているだけあって、謎解きの本筋以外にも千歌ちゃん達が淡島内のスポットを解説してくれる音声ガイドなども楽しめる素晴らしい内容になっていました。

 

 ということで脱出ゲーム「そのもの」はかなり楽しめたんですが、肝心のテーマソングはまぁ正直に言ってしまうとひだまりPにはあまり響かないタイプの曲でしたね。どっちかと言うと「謎解きゲームの主題歌」というところに本筋を置きすぎなのが気になります。

  ついでに言うと何故、「未来の僕らは知ってるよ」のc/wに入れてきたのか。これはこれで単独でCD出せばよくない!?この入れられる所に無理やり入れました感も本曲がこのあたり下位争いにおいてこの位置に甘んじている理由とも言えますね。

 

 

☆第127位-『INNOCENT BIRD』

  アーティスト:AZALEA

関連記事: AZALEA『GALAXY HidE and SeeK』感想など-畑亜貴は銀河一の天才シリーズだった。 - ひだまりPはこう語った

 

 AZALEAの名曲「GALAXY HidE and SeeK」のc/w曲。GALAXY HidE and SeeK子宮内にいる胎児の心を歌った曲として知られていますが(※当該曲の項で詳しく説明します。)、このINNOCENT BIRDもまさに卵から生まれたての雛になぞらえてこの世に生まれたての赤子の苦悩を描いた前衛的な曲となっています。ただあまりに前衛的過ぎて、ひだまりPには未だ理解しきれていない部分が隠せないですね…

 

 本当にどうでもいいんですけどこの曲、歌詞を矢島美容室のニホンノミカタ-ネバダカラキマシタ-に置き換えて歌ってもサビのとこでピッタリ重なるのでカラオケでは毎回ニホンノミカタの歌詞で歌ってますね。暇な方は同伴者が敬虔なラブライバーではないことを確認の上やってみて下さい。

 

 

☆第126位-『心の羽よ君へ飛んでけ!』-New!!

 アーティスト: Aqours

 

 Aqours5周年記念シングル『smile smile ship Start!』のB面。比較的新しい曲ではありますが、全体曲の中では屈指の空気曲。「君の瞳を巡る冒険」といい7音・7音の曲は空気の法則があるのか!?と思ったんですが、よく考えると「僕らのLIVE 君とのLIFE」も7音7音ですね…蜜柑休題。

 そうですね、正直な所Aqoursの全体曲でこういうノスタルジー系って供給過多ではあるんですよ。供給過多っていうのはちょっと語弊があるんですが、「キセキヒカル」といい「i-n-g, I TRY!!」といい。「i-n-g, I TRY!!」なんてひだまりP的には名曲の部類に入るんですけど、Aqours的には埋もれちゃってる感ありますよね。

 さて、「羽」というのはラブライブ!シリーズでは恒常的に使われるメタファーではありますね。この曲においても、Aqoursの持つかがやき、自由さの象徴として歌われています。いわゆる「終わりと始まり」をテーマにした曲としては「Pops heartで踊るんだもん!」などと同じ系統と言えるかもしれないです。

 個人的なひだまりPの好きポイントとしては、1番Aメロの「ゆっくり夕焼けに染まる/音楽ずっと鳴り響き」のところですね。「音楽」が前の詩にもかかっていて、後ろにも続いているようなこういう歌詞の構成は好きです。

 

 

☆第125位-『We'll get the next dream!!!』-New!!

 アーティスト: AZALEA

あらゆる困難が科学で解決するこの平成の時代
人々の閉ざされた心の闇に蔓延る魑魅魍魎が存在していた──

 この曲を語る上で外すことができないエピソードとしてはやはり「UNIT LIVE ADVETURE 2020」における、AZALEA 1st LiveLive!の2度にわたる延期、そして中止でしょう。このライブで披露されるはずだった「Amazing Travel DNA」が実際に歌われたのはAqours初の「オンライン」ライブ、その名も「LOST WORLD」だったというのも皮肉ですね。

 さてこの曲、歌詞を見れば分かる通り新型コロナウイルスの流行により変化した世界がテーマになっていると思われます。例えば「正しい言葉かき消されてしまったDarkness World」など、強い無念が伝わってくるようですね。

 そのためかAZALEAとしては珍しい激しめの曲調に対し、ある意味ではAZALEAらしい独特な「終末感」(これはちょっと不謹慎かもですが…)が調和していて、独創的なナンバーに仕上がっていると思いましたね。

 そういえば神である畑亜貴さんの言葉を引用すると、この楽曲は「AZALEAにこれまでなかったダークヒロインらしさ」をテーマに生まれたらしいです。キャストの皆さんもライブ延期の悔しさを歌にこめてレコーディングしたといったような事を仰っており、それらの要素が重なった結果このAZALEAらしからぬ「強い曲」が生まれたんでしょうね。

 

参考: 

AZALEA「We'll get the next dream!!!」特集|AZALEAはなぜこんなにも“尊い”のか?作詞家・畑亜貴との対談で浮き彫りになる唯一無二の個性 - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

 

 

☆第124位-『One More Sunshine Story

 アーティスト: 高海千歌

関連記事: ラブライブ!サンシャイン!!アニメ2期BD特典ソロ曲+αを一気にレビュー - ひだまりPはこう語った

 

 千歌ちゃんソロ曲。 

 山崎まさよしみたいなタイトル。千歌ちゃんに山崎まさよしの名曲カバーして欲しいですね…欲しくない?まぁそれはともかく。千歌ちゃんがディ○ニーランド行った帰りの電車で書きましたみたいな、非日常感を感じさせるミュージカル調の楽曲です。

 

 以下コピペ。

 ひだまりPとしては、これがそのままアニメ2期の波乱万丈なスクールアイドル物語と重なって見えるものがありましたね。そこが非常に秀逸なところで、Aqoursの駆け抜けた青春にこの曲を重ねてみると明るさ一辺倒の中にほんのりと「終わり」がくることへの空虚さというか、切ない雰囲気を感じ取れるんですね。

 そう考えるとこの曲は、「WONDERFUL STORIES」のようにこれまでの輝きを笑って振り返るのではなく、華やかにライトアップされたパレードのように、「終わり」が来ることが分かっているからこそ今を輝きたいというAqoursの、というよりも千歌ちゃん自身のスクールアイドルに対するもう一つの「答え」のようなものが表れているように思います。アニメ2期13話では、千歌ちゃんがこれまで追いかけてきた「輝き」に対して自分なりの答えに辿り着きますが、一方で彼女のもう一つの「スクールアイドル観」としてこの曲が存在するとひだまりPは思いたいですね。

 

~~

 

〽いつでも探しているよ どっかに君の姿を

  向かいのみとしー いけすやの窓

  こんなとこにいるはずもないのに… 

 

 

☆第123位-『卒業ですね』

 アーティスト:AZALEA

 

 下位にAZALEA集中してない?ひだまりPはダイヤ推しなんですけど…

 ラブライブ!史に残る悪魔の所業、ブルーレイ全巻購入特典商法の生んだ曲。アニメ2期の全巻購入特典曲は共通して「卒業」がテーマになっており、それで行けば卒業するメンバーを2人擁するAZALEAの曲は注目だったのですが…

 

 卒業という「別れ」の切なさをノスタルジックに歌った曲なんですが、如何せんテーマを一般化し過ぎていて「AZALEAらしさ」を感じられない、というのが正直なところでした。特に…まぁこれはひだまりPのイメージですけど、AZALEA唯一の在校生である花丸ちゃんは卒業に対してこういうウェットなイメージを持ってないと思うんですよ。ラブライブ!はやっぱりコンテンツの性質として「誰に対しての歌か」ということもありますが「誰が歌うのか」っていうのがすごく重要になるんですけど、それでいくとこの曲はちょっと「AZALEA」がボヤけちゃってるな、と。

 

 もうさぁ…斉藤由貴の「卒業」カバーして終わりでいいんじゃない?あれ、「卒業」の話前にもしましたね、何だっけ………アレだ、μ'sの「さようならへさよなら!」だ。

 

 

☆第122位-『KOKORO Magic "A to Z"』

アーティスト: Aqours

 

 スクスタコラボシングル。この順位とこのコンセプト…完全にμ'sのタカラモノズと同じポジションじゃん…

 アラビアン風の衣装がとにかくエロい、と話題になりました。特に3年生。CDにはCGダンスMVが付属してましたが、MVというよりもはやAVでしたね…

 

 いや、「AVでしたね…(ドヤァ」ではなく。曲自体もアラビアンテイストな雰囲気があって、μ'sだと「るてしキスキしてる」に近い感じでしょうか。アブラカタブラ

 

 

☆第121位-『Fantastic Departure!』-New!!

 アーティスト: Aqours

 関連記事: Aqours 6th LoveLive! DOME TOUR 2020テーマソング『Fantastic Departure!』感想 - ひだまりPはこう語った

 

 こちらも新型コロナの影響により幻となってしまったAqours 6th LoveLive! DOME TOUR 2020のテーマソング。

 ひだまりP的には、ちょっとオシャレに寄りすぎて方向性が迷子になっちゃった感はあります。「人生のナゾナゾ楽しもう」の部分とか、ちょっと「君の瞳を巡る冒険」っぽくなってる。

 

 

☆第120位-『聖なる日の祈り

アーティスト: Aqours

 

 Aqoursの荘厳なクリスマスソング。

 「きよし光よ」などと本当に賛美歌っぽい歌詞が使われている、A面「ジングルベルがとまらない」とはまた違ったテイストの曲です。

 

 この曲の思い出と言えば、ひだまりPが初めて参戦したライブであるAqours 4th LoveLive!で……えっ何?もう聞いた?うるせぇな。Aqours 4th LoveLive! Day2でこの曲が披露された時、ひだまりPは小宮有紗ちゃんが前かがみになった時の太ももをひたすら凝視してましたね。それ以来、「聖なる日の祈り」を聴くと思い出すのは小宮有紗ちゃんの太ももです。ダイヤちゃん並のムチムチ太もも誇らしくないの?まぁそれはともかく…もはや「性なる日の祈り」ですね。

 

 

☆第119位-『SKY JOURNEY』

 アーティスト: Aqours

 

 「HAPPY PARTY TRAIN」のc/w曲。この曲はHAPPY PARTY TRAINで空へと旅立った後の曲だと一説には言われているようですが、答えてるようで答えてないですね。

 「青空Jumping heart」と対になっている、という言説をネットで見たんですが、「胸に確かなもの持ってたら それだけでなんとかなるって なぜ優しく語れるのだろう?」「勇気が欲しいのは誰でも感じてることだと知ってるよ だけど人は迷いたがるね」というサビの詩は確かに、アニメラブライブ!サンシャイン!!の千歌ちゃんを想起させますし「夢をつかまえに行くよ みんなとなら説明はできないけど大丈夫さ」という青空Jumping heartの歌詞に連動しているようにも思えます。

 

 アニメとの関連と言えば、「どこから来たの?ずっと遠くから 答えてるようで答えてない」という出だしの歌詞、最初はルビィちゃんが担当してるので迷子の子猫ちゃんみたいだなと思ったんですが、よくよく考えると色々意味深な歌詞でもありますね。

 「まるで僕の知らない世界にいたと思わせる溜息の色」というフレーズから察するに、もしかするとこの詩はラブライブ!の世界で頻繁に発生している、パラレルワールドの同一人物が入れ替わる展開のことを歌っているのではないでしょうか。

 その証拠に次のダイヤちゃんが歌う「きっと切ない誓いがあったのだろう でも笑顔で明日を歌う声」という詩は、スクールアイドルになど興味はありません!と強く宣言していたG's版のダイヤちゃんと、何故かルビィと仲良くスクールアイドル大好き姉妹になってしまっていたアニメ版ダイヤちゃんの違いを示唆しているように思えます。

 「HAPPY PARTY TRAIN」はアニメ1期放映後にリリースされた楽曲であり、PVには今までのAqoursからアニメ版の設定を反映したネオAqoursへと入れ替わっていると思しき表現が見受けられます。この曲はつまり、アニメにおけるありえないAqoursの設定をAqours自身が客観視して詩にしている、と考えられないでしょうか?

 またDの悲劇(※アニメの黒澤ダイヤがあり得ないキャラ設定の別人とすげ替えられていた事件のこと。)か…

 

 それはまぁどうでも良いんですけど、そういえば最近ラブライブ専門成人向け雑誌「LoveLive! Days」誌上にてこの曲の衣装が決定されましたね。SKY JOURNEYの衣装は賛否あるんですがオナホールをモチーフに下半身が丸々と膨らんだ大胆な衣装で、ひだまりP的にはかなり良いなと思いました。特に梨子ちゃん、鞠莉ちゃんあたりは完全に挿入口がデザインされていて、CG化したらモザイクが必要なんじゃないか?と要らない心配までしてしまう程でしたね。

 

 

☆第118位-『ジングルベルがとまらない』

 アーティスト: Aqours

 

 Aqours初のスクフェスコラボシングル。「聖なる日の祈り」の荘厳さとは裏腹に、ふだんのAqoursらしい賑やかなクリスマスソングとなっていますね。でも2番サビの後の「シャラララ~シャララララ~Woo~♪」ってとこは美しくて好きです。

 

 1番サビの「勇気出して声かけちゃえ!」から2番サビ「ふざけながら抱きついちゃえ!」のくだりはドキドキ感とクリスマスという特別な日に友達との距離を縮めたいという気持ちが弾むようなリズムに現れていて素晴らしいですね。

 このCDにはAqoursがやば珈琲店でクリスマスパーティーする内容のドラマパートが収録されていますが、それぞれ普段あまり見ない組み合わせの掛け合いが見られる上に最終パートでは千歌ちゃんの渾身のツッコミパートが見られて非常に大満足のボリュームになっています。

 

 

☆第117位-『空も心も晴れるから』

 アーティスト: 高海千歌桜内梨子渡辺曜

 

『つながりそうで つながらないの こ~こ~ろとこ~ころ~…』

 

 ついに来ました、人呼んでメンヘラみかんの子守唄

 

 アニメ1期ブルーレイ収録曲で、2年生3人組が歌う切ない青春ソング。アニメでも千歌ちゃんの挫折と、そこから立ち上がるくだりが描かれましたが本曲でもスクールアイドルを初めて壁にぶつかっては立ち止まりながら少しずつ前に進んでいく3人のストーリーがしっとりとした優しいリズムで歌い上げられており、ひだまりPとしてもお気に入りの一曲でした。

 

 アニメ2期7話の挿入歌に使われるまでは。

 

 今更言うまでもないですが…ラブライブ!史上最悪のワースト回であるラブライブ!サンシャイン!!2期7話「残された時間」の回でこの楽曲が挿入歌として使用されました。しかも何故かAqours9人verで。

 勿論楽曲に罪はありませんが、話の内容が支離滅裂すぎてもはやシュールギャグアニメに近い体を成していたさなかに突如脈絡もなく…いや脈絡はあったんですが、なにせ前後がハチャメチャだったものだからもはや只の尺稼ぎでしたね…

 そんな、半ばクソ脚本への「生贄」という形で放り込まれた本曲。あの回の千歌ちゃんの謎行動も相まって、「メンヘラみかんの子守唄」などと言われてしまうのも致し方ないところです。

 

 実はこのパターンはμ'sでもあって、言うまでもなくラブライブ!2期9話「心のメロディ」ですね。あの回も内容があまりにシュール過ぎてもはやギャグアニメと化していたカオス空間に名曲「Snow halation」が放り込まれましたが、これだけのクソシナリオに抱き合わせされてもしっかりと仕事をした上で「μ'sを代表する伝説的名曲」という自身のブランドを損なうこともなかったのはまさに「Snow halation」だから出来た芸当と言えるでしょう。伝統も歴史もない「空も心も晴れるから」程度の曲では、クソ脚本に取り込まれてメンヘラみかんの子守唄などと揶揄されてしまうのがオチでしたね。

 

参考: ラブライブ!サンシャイン!!2期7話「残された時間」感想-奇跡を求めた普通星人の喜劇と悲劇。 - ひだまりPはこう語った

 

 

☆第116位-『Guilty!? Farewell Party』

  アーティスト: Guilty Kiss

 

 Come on, 忘れないで Dancing the BITCH!!

 

 アニメ2期ブルーレイ全巻購入特典曲ギルキス編です。Guilty Partyという単語からはそこはかとない薬物パーティ臭がしますね。

 これは言うとギルキスファンに怒られる気がするので言わないんですけど、ギルキスの曲ってコンセプトが一点突破すぎて曲ごとの差別化要素が希薄な気がするんですよね。まぁそれも仕方ねぇか…

 ギルキスは所詮Aqoursの───敗北者じゃけぇ。

 

 正直なところ、梨子ちゃんの肉食系ギャップ萌え~以外に戦略があったのかどうか?よしりこ、よしりことオタク共に持て囃されてアニメでも痛々しい醜態を晒す始末。思えばBiBiは偉大なユニットでした。「モデル系オシャレユニット」の旗印に集まった3人がそれぞれの個性をしっかり生かしてクールで高飛車な曲から切ないラブソング、そしてコミックソングまで何でも歌い切る歌唱力、演技力。Printemps推しのワシが言うのもなんじゃが…まさしくユニット王の名に相応しいユニットだった。それと引き換え…ギルキスはマリーの歌唱力も飼い殺し、よしりこの一つ覚えでユニット対抗戦も王になれず終い…ギルキスは敗北者。クソレズの大将にはお誂え向きじゃろうが!!!

 

 俺を救ってくれたよしりこを馬鹿にするんじゃねぇー!!!

 

 …まぁそんなお約束はともかく。というか、ギルキスはある曲で上記の膠着をブレイクスルーしたとひだまりPは思ってますけどね。

 ギルキスの曲が皆同じというのは流石にそうも思ってませんが、やはりこの曲に特別ピンと来るものがあるかというと…アニメ2期に合わせて「卒業」を共通のテーマにしたは良いものの、AZALEAもGuilry Kissもアニメとの関係性も薄くテーマがぼやけてしまった感はありましたね。その点CYaRon!は…まぁ、それは後ほど。

 

 

☆第115位-『New winding road』

  アーティスト: 小原鞠莉

関連記事: ラブライブ!サンシャイン!!アニメ2期BD特典ソロ曲+αを一気にレビュー - ひだまりPはこう語った

 

 記事中の感想をコピペします。

 

 Aqoursでも頭一つ抜けた歌唱力を持つ鞠莉ちゃんのソロ曲。すっごく2000年代のJ-POPだ…

 歌詞を見ると確かに、アニメの鞠莉ちゃんに寄り添っているように思えますね。1期では2年前のことを知る果南・ダイヤがスクールアイドルについて口を閉ざす中で1人諦めずに千歌達をサポートしたり果南とダイヤに働きかけた結果、紆余曲折を経て再びスクールアイドルとしての道を歩き出します。そして2期では浦の星女学院がいよいよ廃校目前というところで、学校が好きだという気持ちから理事長として人知れず奮闘していたことが明かされました

 1期、2期を通して鞠莉のスクールアイドル道は常にゴーイングマイウェイであり、そして同時に孤独な戦いをずっと続けてきたと言えます。彼女は自分の戦いを表に出さず、そのために仲間とすれ違ってしまいそうになったり大事な所で相談することを躊躇ってしまったり、その道は決して平坦ではなかったことと思えます。

 

 この曲はそんな鞠莉のスクールアイドル観に驚くほどマッチしています。それでいてアニメソング感を感じさせない堂々とした歌いっぷりには貫禄すらありますね。

 

 「心はどんな時でもあの頃へ戻れると呟いていた」の「あの頃」がいつなのか説明するまでもありませんが、親友の果南にも負けずに頑固者で真っ直ぐな彼女がスクールアイドルを、学校を守るために戦ってきた思いがこの一節によく現れていますね。

 鞠莉のゴーイングマイウェイなスクールアイドル感としてはそもそも公式プロフィールにも「個人行動が多い」「恐れを知らないチャレンジャー」と書かれており、原点回帰という感じがします。果南ソロが特に顕著なんですが、アニメ2期のブルーレイ特典ソロ曲はどれも各キャラクターをG's原作、アニメの垣根なく俯瞰して描いているのがスゴいと思いますね。

 

 

☆第114位-『Pianoforte Monologue』

 アーティスト: 桜内梨子

関連記事: ラブライブ!サンシャイン!!アニメ2期BD特典ソロ曲+αを一気にレビュー - ひだまりPはこう語った

 

 これもひだまりP上記の記事からコピペしようとしたんですが、「梨子ちゃんの私服がAV女優っぽい」としか書かれてなくて困惑しました。まぁそれは事実なんですが、曲の感想じゃなくてブルーレイのジャケット写真の感想ですからね。

 

 梨子ちゃんのソロ曲「Pianoforte Monologue』ですが、がっつりキャラソンです。個人的に思うのは、ラブライブ!のアニメ曲はキャラソンの塩梅が微妙というのがあって、START:DASH!!とかNo brand girlsとか歌詞をよく読み込むとあっこれ、アニメのこのストーリーにリンクしてるんだなって思える曲はだいたい良いんですけど明らかにキャラソンキャラソンしてるのはう~ん?ってなってしまうんですよね。明らかにキャラソンキャラソンしてるキャラソンって今までそんなあったっけ?にこぷり♡女子道とか。

 

 ということでこの曲、梨子ちゃんの全盛期とも言うべき沼津に来て千歌ちゃんとの出逢いから、ピアニストとしてのスランプを克服するまでの物語をなぞったものと推察されます。1番のサビでは、ラブライブ予備予選においてAqoursのメンバー達と離れ、東京でピアノコンクールへ出場する際の梨子ちゃんの心境がありありと歌われていますね。

 アニメ2期の梨子ちゃんは壁ドンがどうの、堕天使がどうのとすっかり見る影もなくなってしまったのですが、この曲を通して梨子ちゃんがまだ輝きを宿していた頃の事を思い出すことができましたね。ですからこれは、梨子ちゃんのMonologue(独白)であると同時にRequiem(鎮魂)の曲でもあるとひだまりPは思っています。思っていますじゃねーよ。何が鎮魂だ、梨子ちゃんはチン…あっ、いや…やめときましょう。

 

 2番の「そっとそっとあやす様に指先動かしたら…」と、「あなたを音で抱きしめたいの」というのは犬の話ですね。犬かよ。

 

 

☆第113位-『ハミングフレンド』

 アーティスト:  Aqours

 

 『「どっちの服が似合うか迷ったので、友達に聞いたらこっちだよって言ってくれたけど、正直どっちでも良かった」というだけの内容をめちゃめちゃに盛り上げて伝える曲』です。

 いや、でもこれは批判じゃなくてこういうシングルイシューから展開していく曲はむしろひだまりP好きなんですよね。金太の大冒険とか。金太の大冒険と比較するな。

 

 でも本当に、「こっちだよって言ってくれたマイフレンド~」からの「答えはたぶん両方で」の台無し感面白いですよね。女特有の解決を求めてない相談じゃん。「ハミング」って要は口笛の意味なんですけど、要するにそういうハッキリしないふわふわした気持ちに同調してくれるキミが大好きっていう、まぁニュアンスなんですかね?

 

 でもこのサビの「ハミングデイ(オ~イェ~!!)」の盛り上がり感は好きですね。歌詞自体の伝えていることが少なすぎて「オ~イェ~!!」の投げやり感が際立っています。あと「ハロースカイ」って田舎の車屋さんみたいですね。

 

 この曲で外せないエピソードと言えば、ひだまりPが初めてライブビューイングに参加した2018年Aqoursユニットファンミの千秋楽公演で行われた「想いよひとつになれゲーム」ですね。これはお題に対してユニットの3人が同じ回答を出せたらポイント獲得という内容で、お題が「Aqoursに炭酸飲料のCMオファーが来た!CMソングに使われる曲は?」というものだったんですが、そこでCYaRon!の3名の回答が「ハミングフレンド」で全員一致するというミラクルがありました。理由は「爽やかな感じの曲だから」というものですが、リアルハミングフレンドっぷりに戦慄したのを今でも覚えていますね。

 

 Aqoursの4大シュールソングのひとつ。書きませんでしたが、「No.10」もAqours4大シュールソングとして数えられていますね。残り2つは…予想してみて下さい。

 

 

☆第112位-『メイズセカイ』-Up!!

 アーティスト: AZALEA

関連記事: 【Aqours】スクフェスコラボユニットシングル「New Romantic Sailors」他2枚感想 - ひだまりPはこう語った

 

 メイズセカイの「メイズ」は「迷路」の意味、歌詞中の「Don't let me down」は「私をがっかりさせないで」という意味です。こうして見ると、迷路のように先の見えない世の中で「君」と一緒にチカラいっぱい生きていきたい、という今までのAZALEA的には珍しいパターンのかなり力強いメッセージ性が込められた歌詞だと言えますね。一方で「セカイは今や滅亡寸前かもしれない」や「空は謎めいたカラー」などの独特な終末感が、AZALEAらしいサイバネティックなイメージを強調してもいます。

 AZALEAはテクノポップ的な曲調で哲学的な歌を歌うことが多いですね。

 

 あとこの曲はLOST WORLDで披露された際のダンスの美しさも相まってちょっと順位が上がっています。「最後のフライトになったって~」の所の後ろ歩きがすごく好きですね。

 

 

☆第111位-『夏の終わりの雨音が』

 アーティスト: 高海千歌松浦果南

関連記事: ラブライブ!サンシャイン!!デュオトリオCD『SUMMER VACATION』感想-エロかった。 - ひだまりPはこう語った

 

 デュオトリオ曲。

 Aqoursでも屈指の「良い意味でのシュール曲」です。最近はもうイントロが流れるだけで笑うようになってしまいましたね、流石のひだまりPも…

 

 えっとまぁ、曲部分はむしろ切ないラブソングでシュール要素は全然ないんですが…いや、無くもないや。「No more! September rain」って何なんですかね…No more 映画泥棒みたいでシュールですね。神の独特なセンスが爆発しています。まぁそれを除けば、BiBiの中期~後期に見られたような切ないラブソングです。えぇ~BiBiはコミックソング系ユニットじゃないの?違いま~(省略)

 

 この曲の真骨頂はセリフパートです。ひだまりPもカラオケでこれ歌う時は曲部分よりセリフパートに全力を注いで歌ってますね。

 まず出だしの「なにか始まるってことは──終わりに繋がるだなんて──考えてもみなかった──いや!(迫真)考えたくなかったんだ───!」で笑ってしまう。たぶん普段ほんとに何も考えてなさそうな果南だからこそシュールなんでしょうね。

 これはまぁ実際千歌も果南もそうなので、仮にラブライブ!サンシャイン!!をまったく知らない人にこの曲を聴かせたら特にシュールという感想は出ないんじゃないかと思いますね。いつも脳天気な千歌と果南が、その能天気な声のまま精一杯切なさを出そうとして歌ってるからどうしようもないシュールさが生まれていると感じます。

 

 「わかってる──!(不機嫌)二度と無い夏だったってこと──!次に来る夏は…違う夏なんだ──!(迫真)」も背中がかゆくなるくらいシュールですけど、続く千歌の「日焼けの跡が薄れる頃には──ね?大丈夫…!(溜め)でも─── (溜め)今はまだ─── 背中も心も、ヒリヒリしてるみたいだよ───」が面白すぎる。まず千歌ちゃんの「せいいっぱいの切なさ」がこのセリフを一際シュールにしています。そこに来て無駄に長い溜めからの「ヒリヒリ」という擬態語のチョイスがもう限界です。

 

 極めつけはラスト。「この雨が止む頃、私の涙も乾くってことにしておくよ!(ドヤ顔)」で試合終了です。「しておくよ」って言われてもどうすりゃいいんだよ。もうええっちゅうねん。どうもありがとうございました。

 

 この曲はAqours 2ndライブでも披露されましたが、終始すわわ兄貴の迫真のドヤ顔がこの曲のシュールさを見事に演出していましたね。

 

 のちに虹ヶ咲で桜坂しずくの名曲「Solitude Rain」がリリースされますが、「雨」がテーマの曲であることや独白パートなどこの曲と共通点が多いのでセリフパートだけ入れ替えて歌うとシュールで面白いですね。

 

 

第110位~第91位

 

☆第110位-『キセキヒカル』

 アーティスト: Aqours

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 アニメ2期ブルーレイ最終巻収録曲。

 

 「関連記事」と言ったはいいが、記事中でも「何も書くことない」って言っちゃってるんですよね。それを言ったらおしまいよ…

 

 本曲は言うまでもなく劇中でも何度も挿入された「起こそうキセキを!」がメロディのベースになっていますね。聴いているとアニメの名シーンが蘇ってきます。名シーン…?まぁいいや。名シーンが蘇ってきますよね。 

 

 

☆第109位-『サンシャインぴっかぴか音頭』

 アーティスト: Aqours

 

 正直この曲は「順位」という枠に入らないんじゃないか、とは思いますね。

 

 Aqoursのふるさと沼津を舞台にした曲で、Aqours声優による振り付け解説動画が公開されたり実際に沼津にある幼稚園で園児たちがこの曲を踊っていたり、地域に根ざした活動を続けるAqoursを象徴するような曲となっています。

 メンバーが順番に自分の特徴に(?)合わせた歌詞を歌っていくというのは、μ'sのCOLORFUL VOICEに通ずるものがありますね。

 

 そういえば鞠莉役の鈴木愛奈さんは特技が民謡ということで、この曲でも鞠莉パートだけレベルが違うのがありありと分かりますね。

 ひだまりPはAqoursのSolo Live! アルバムが出たら一番聴きたい曲が、鞠莉ソロのサンシャインぴっかぴか音頭です。絶対ずっと俺のターンみたいになるぞ。残念ながら今年から発売されるAqoursソロCDには収録されないんですが、諦めずに待ちましょう。と思っていたら2022年に発売されるAqours Solo Live!第二弾の鞠莉ちゃんのCDに収録されるみたいです。マジで…マジでありがとう…

 

 

☆第108位-『Shadow gate to love』

 アーティスト: Guilty Kiss

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 ギルキスが贈る珠玉のR-18ソング。以下コピペします。

 

 囁くような高音の心地よさが響き渡るナンバーです。それぞれのソロパートではまるで娼婦の胸に包まれているような、下半身に染み渡る安心感を感じることができるでしょう。まさにエロカワ桜内Guilty Kissエディションの為に誂えたような曲ですね。

 

 「娼婦の胸に包まれているよう」と、敢えて「娼婦」と表現したのは言うに及ばずこの歌詞から染み出しているエロチシズムに由来します。いやラブライブ!の曲は全曲エロいのですが、この曲はむしろエロさを加えることで健全な”エロカワイイ”を見事に作り出している節があるんですよね。素人モノAVに本物のAV女優が出ていたらむしろエロくない的な感じというか…この喩えが的確かどうかはちょっと分かりませんが。

 冒頭でも述べたように受動的スケベを全身から撒き散らしている桜内梨子に対しあえてこういった別ベクトルエロさを求めていくことで寧ろ健全なエロカワが出来上がるというのはまさに桜内梨子の魅力をあらゆる面からしゃぶるように掘り下げる画期的な試みであり、「ビッチでなければ桜内梨子でない、ビッチなだけでは桜内梨子でない」という、公式側の桜内梨子に対する熱いプッシュが伝わってきました。むろん、梨子ファンの皆様が涙を流しながらこの曲に聴き入っているさまも容易に想像できます。

 

 エロチシズムを感じる歌詞と書きましたが、「麝香(じゃこう)の強さまとう目に誘われてみて」「溜息の中罠を仕掛けた たぶん効いてるのしびれてきたでしょ?」等、ある種Strawberry TrapperのR-18版という見方もできますね。

 Shadow gate to loveというタイトルが黒ずんだアソコを表しているとか言う、誰が言ったか最低のド下ネタを上に引用しました(※記事参照)がこれも含めこの曲に秘められしテーマとして「娼婦の抱擁」という言葉が思い浮かびましたね。娼婦の胸に包まれて得る安息、その心地よさと罪深さを織り交ぜて味わうことでまた新たなラブライブ!の世界が広がることと思います。

 

~~~

 

  っていう感じですね。

 

 

☆第107位-『夏への扉 Never end ver.』

 アーティスト: 桜内梨子国木田花丸小原鞠莉

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 梨子・鞠莉・花丸のトリオが贈るノリノリなサマーソング。

 クール&ロックなユニットであるギルキスから善子を抜いて花丸を入れたことにより、一気にポップでキャッチーなイメージになっていますね。花丸もこの曲ではかなり本来の個性を隠さずに歌っているのが分かります。「ずらっ!」とか。

 

 「Never end ver.」という、まるで他のバージョンもあるみたいな意味深なタイトルも注目です。これに類似するタイトルとしてμ'sの「Mermaid festa vol.1」があり、あっちは実際に「vol.2」がリリースされたわけですが…

 同じアルバムに収録されている「真夏は誰のモノ?」の方がどっちかと言うと「Mermaid festa vol.1」に近い雰囲気で、こちらはそれこそ「Mermaid festa vol.2~Passionate~」を彷彿とさせる曲でしたね。

 

 あとダソクですけど、韻がピッタリ一致してるのもあってI WiSHの「明日への扉」のイメージと被ってしまうためか、この曲が「夏への扉」って4文字の字面にすごい違和感を覚えますね。

 

 

☆第106位-『P.S.の向こう側』

 アーティスト: CYaRon!

 

 何気に下から数えてCYaRon!の初登場ですね。

 元気系ユニットと見せかけて、以外とこういうノスタルジー曲が多いのがCYaRon!の特徴です。「Oh yeah~」のとこに元気系要素がちょっと残ってるけどね。

 

 この曲は特にそうなんですが、CYaRon!の曲に頻出する特徴として友達に宛てた曲なのか、恋人に宛てた曲なのか、どちらとも取れる歌詞になっているんですよね。というよりも、「恋の歌」をまだ知らない3人が「友達」への想いを描いた曲が「恋の歌」っぽいテイストになっているのがすごく良いんですよ。Aqoursの中でもあどけない雰囲気を持つこの3人だからこそ出せる味だと思います。

   

 

☆第105位-『さかなかなんだか?』

 アーティスト: 松浦果南

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 シャバダドゥビドゥバッ♪(空耳)

 

 ”神(※畑亜貴さんのこと。以下神と言えば同様)”らしいタイトルの言葉遊びが秀逸なナンバー。アニメ2期ブルーレイ特典CDに収録された果南のソロ曲です。

 

 この曲、アニメの果南ちゃんしか見ていない人が聴いたらちょっと意外に思うんじゃないでしょうか。この曲のようにのびのび能天気で楽天的なのがどちらかと言えば本来の果南の性格なのですが、アニメの方では立場もあってか、割とシリアスな振る舞いをするシーンが多かったですからね。「時々意味不明にオッパイを曝け出す頑固オヤジ」という印象を持つ人も少なくないかもしれません。

 

 ラストの歌詞が深くてひだまりP好きですね。

〽私はおさかな そんな気持ちのまま

 ゆっくり目を開けて 足も着けて

 立ち上がる 人にまた戻りながら

 でも心は軽くなってた

 

  こういう「エピローグ」感のある歌詞好きなんですよね。このくだりで曲全体のテーマがしっかりとまとまっていて、曲の世界観に浸る余韻を与えてくれます。

 

 海色少女に魅せられろ。

 

 

☆第104位-『Marine Border Parasol』

 アーティスト: 高海千歌桜内梨子渡辺曜

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 劇場版前売り特典曲。ここからコピペします。


 タイトルからして意味深な印象を受けるこの曲。「Marine Border」は直訳すると「海の境界」あるいは「海の国境」となりますが、ここでは歌詞中にも出てくる「水平線」をイメージした造語ではないかと思われます。Parasolはそのまんまパラソル、といえば日傘ですが…

 

 歌詞を見ていくと、「水の中ゆれる太陽 つかまえたつもりでも キラキラこぼれてしまう」というのは1期8話「くやしくないの?」での示唆的なシーンとして描かれましたね。TOKYOでの洗礼を浴びた千歌ちゃんがくやしさを噛みしめるシーンで、千歌ちゃんの掬い上げた海の水が指の間から溢れて、その最後のひとしずくをギュッと握りしめるという描写がありました。

 

 次の「岬へ飛んでくカモメ マリンカラーの絵になって 空にすーっと溶けちゃった 自由ってこういうコトさ」とは、Aqoursがラブライブ決勝で披露した曲「WATER BLUE NEW WORLD」を彷彿とさせますね。

 

 ひだまりPの勝手な解釈ですけど、WATER BLUE NEW WORLDは千歌ちゃんが憧れたμ'sへの、本当の意味での決別の曲だと思っているんですね。あの時千歌ちゃんはメンバー一人ひとりの想いを聴いて、今度こそAqoursは自由に羽ばたき、空へと溶けていく青い渡り鳥になった。

 

 そしてそれを踏まえて2番の「サンダルを手に持って 冷たい砂踏んでいると 灼けそうな暑い日が 懐かしい気がしてるよ」という歌詞を考えると、ここまでで「太陽」に暗喩されていたものは、千歌ちゃんの憧れ、いやアニメにおいては全スクールアイドルの憧れ、そうそれこそ「μ's」なんじゃないかと。

 μ'sという太陽の陽射しに照らされてスクールアイドルという輝きを目指した頃の千歌ちゃんの情熱が、ここで歌われている「」の正体なんじゃないかと思うわけです。それで最後に曲名の「Parasol」なんですけど、パラソルって結局「日よけ」じゃないですか。だからμ'sという眩しすぎる輝きがスクールアイドル界を照らしている中で、あえて「パラソル」を差すことがAqoursの「自由」なんじゃないかって。無理にμ'sのかがやきを、太陽を目指して飛ぶ必要はないんです。千歌ちゃんとAqoursは、Aqoursの象徴である「海」と、μ'sの太陽が輝く「空」、その境目である水平線を自由に飛ぶ渡り鳥なんですよ。

 

~~~

 

 まぁこれは、当時からちょっと勘ぐり過ぎだと思ってましたし今もちょっぴりそう思いますが、元記事で書いたようにアニメを通して見てきた千歌ちゃんの「スクールアイドル観」に照らし合わせたひだまりPの一つの解釈ってことですね。

 

 ただ、後半の「海の音が聴こえた~!」だとか「曜ちゃんと梨子ちゃんのことだ~い好き!」とか「奇跡だよ!(持ちネタ)」とか、そのへんの掛け合いはダソク*1でしたね。何というか、定型文っぽくて薄っぺらさを感じてしまう。

 

 

☆第103位-『WHITE FIRST LOVE』

 アーティスト: 黒澤ダイヤ

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 こ~わ~い~♪(咲のED)

 

 アニメ2期ブルーレイ5巻に収録されたのは、黒澤姉妹が「初恋」を歌う「赤」と「白」のラブソング。ダイヤちゃんの担当は「WHITE FIRST LOVE」です。

 

 清く正しく己を律して生きてきたダイヤちゃんが、初恋のとまどいと情熱を描いたこの曲。歌い方は大人っぽいのに、歌詞の中には初めての気持ちに対する迷いや不安が描かれておりそのギャップが可愛いですね。

 

〽優しくされたい 違うそうじゃない

 もっとヒリヒリしたくなる

 目覚めそう何かが 怖い

ここちょっと意味深。確かにダイヤちゃんはマゾっぽいですけどね。

 

 

☆第102位-『Phantom Rocket Adventure』

 アーティスト: Guilty Kiss

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 90年代アイドルソングのような懐かしさを感じさせるGuilty Kissのラブソング。

 

 いっつも思うんですけど、2番の「ふたりは火星の砂で棒倒しゲーム Start!」って歌詞がシュールですよね。「棒倒しゲーム」って。歌詞からするとこう恋の駆け引き的なチキンレース的なそれを表現したんだと思うんですけど、「棒倒しゲーム」で例えるセンスが独特すぎますね。まぁ棒と言えば、どっかのユニットはモロに「ポコチン」って口走ってましたけどね。

 

 でも何となくこういう、「愛しい人を宇宙へ連れ去っちゃいたいくらいなのに…」みたいな曲覚えがあるんですよね…何だっけ。何だっけっていうかアレじゃん、「NO EXIT ORION」じゃん!まぁNo EXIT ORIONはメンヘラ系ユニットPrintempsがこれまで積み上げてきたメンヘラの集大成的、いわゆる元気玉だと解説していましたが、一方でギルキスは女豹系ラブソングはたくさん歌ってきた反面こういう恋わずらいの歌はまだ経験が少なくて、そういう意味では本曲もギルキスには珍しいフレッシュさすら感じられる曲ではありますね。

 

 

☆第101位-『Guilty Eyes Fever』

 アーティスト: Guilty Kiss

 

 アニメブルーレイ店舗別全巻購入特典という本物のギルティから生まれた曲。もう許さねえからなぁ!?

 

 ギルキスの歴史としてはまだアニメ1期BDが出た後ということで、累計3曲目にあたります。「Strawberry Trapper」に続く肉食系ラブソングということで、ユニット色がさらに色濃く出た曲となりました。一方でギルキスのワンパターン化についても懸念されていたところで、この懸念は次のシングル「コワレヤスキ」で更に深まることになります。敗北者…のくだりは上でやったので、もう書かないですが。

 

 一方リアルライブでも度々披露されており、恒常シングルを差し置いてGuilty Kissの定番曲的な立ち位置になっていますね。リアルライブでのギルキスはその魅力的なダンスパフォーマンスで毎回観衆を沸かせてくれますが、本曲は特に間奏中のヨハネ役小林愛香さんのキレッキレなダンスが非常に印象的です。

 

 なんだー!?あいきゃんのおどりがでたー!

 

 

☆第100位-『コワレヤスキ』

 アーティスト: Guilty Kiss

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 噂をすればGuilty Kiss。ということでギルキス2番目のシングルである「コワレヤスキ」です。現在までで唯一タイトルが全角文字の曲ですね。

 

 それにしても、「Strawberry Trapper」から「Guilty Eyes Fever」と、攻め攻めの肉食系ラブソングが続いた中でいきなり「コワレヤスキ」というタイトルには何があった!?と勘ぐってしまいますね…「私がずっと君を守るよ」って、「お前が壊したんじゃないのか」という疑念を抱かずにはいられません。

 そう考えると「コワレヤスキ」ってタイトルも、ここまで…というかこれからもロックな感じのイングリッシュタイトルが続く中でいきなりボソッと「コワレヤスキ」とか片言の日本語投げられたらゾッとしますよね。

 

 こうしてギルキス曲を連続して考察してみると、Printempsもびっくりのサイコメンヘラ集団なのでは?という可能性すら浮かんできますね。やめて壊さないで壊さないでよぉ!!(懇願)

 

 You're fragile.

 

 

☆第99位-『Daydream Warrior』

 アーティスト: Aqours

 

 1期ブルーレイ特典曲。「Warrior」のスペルは「ワーリオー」と覚えると間違えずに済みます。

 ジャケット的にもイメージ的にも善子のイメージが強く、2020年2月に行われたGuilty Kiss 1st LoveLive!ではこの曲のGuilty Kissバージョンが披露されましたがそもそもタイトル「Daydream Warrior」は直訳すれば「白昼夢の戦士」となり、ある意味ではアニメで表現されたような善子の堕天使を信じる心と現実世界とのギャップに苦悩するさまを描いた曲という風にも取れるかもしれません。

 

 「どうしてあなたが敵なのか」「こんなに惹かれた訳さえも」というフレーズ、そして「自らの手で終わりにしよう」という歌詞からも、善子と堕天使ヨハネとの間の葛藤が読み取れます。

 アニメでは善子はAqoursという新天地を見つけ、堕天使としての己を表現できる場所を見つけました。そういう意味でこの曲はAqours全員で歌われていますが、2期で本当に善子のソロで歌われた「in this unstable world」と比較してみるのも面白いかもしれません。

 

花丸「その声は我が友、善子ちゃんではないずら?」

 

善子「…如何にも自分は堕天使ヨハネである」

 

(ラブライブ!サンシャイン!!1期#1『輝きたい!』より)

 

 

☆第98位-『Landing action Yeah!!』

 アーティスト: Aqours

 

「Landing action~♪

 駆~け~抜~けて~

 この腐敗と自由と

 暴力のまっただ中~♪」

 

 初代Aqours CLUB曲。Aqoursらしい楽しげでポップな曲ですが、「Landing action」というタイトルが気になりますね。なぜ「着陸(Landing)」なのか…

 

 この翌年以降に登場する曲と合わせて考えると、着陸(Landing action Yeah!!)助走(ホップ・ステップ・ワーイ!)跳躍(Jump up, HIGH!!)となるわけで、なんで一旦降りてきたの!?となるわけですよね。

 

 

☆第97位-『in this unstable world』

 アーティスト: 津島善子

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 タッコォ…ワタッコォ…ワタッコォ…ワタッコォ…

 ウェイッウェイッウェイッウェイッ………

 

 ワタッコの曲。じゃなかった善子のソロ曲です。

 

 「Daydream Warrior」が善子をイメージした曲、特にAqoursに加入するまでの善子の葛藤を描いた曲という考察がありましたが、こちらの「in this unstable world」は別角度から、善子の二面性にアプローチした曲と言えると思います。

 

 「この退屈セカイを渡るには チカラを合わせなきゃダメよ ほら私と貴方とワタシなら やがって奇跡が起きちゃうって!」という部分がまさにそれで、アニメ1期では正常な女子高生と堕天使に憧れる自分とのギャップに悩んでいた彼女が、Aqoursに加入以降はスクールアイドルとして自分の世界観を表に出すことができるようになりました。

 「貴方ワタシ」とはつまり堕天使ヨハネと、現実世界の善子自身と、常識人で善い子の善子ちゃん、ということになりますね。

 じゃあ「だけど今は我慢しようか 雌伏の時さunstable world!」と続くのは、これはたぶん…犬の「待て」と「伏せ」ですね。アニメでなんかチブアイブとかそんな名前の犬を拾ってきてたので、その辺の思い出を歌にしたんでしょう。グッドボーイ!

 っていうか梨子ちゃんも犬の曲だったじゃん…(上記参照)

 

 あとラスサビの「この退屈セカイを渡るには~」の裏で「アーーーーーーーーーッ!! イン ディス アステボ ワァーーーーーーーーーーーー!!」ってシャウトめっちゃ良いですよね。余談ですけどニジガクの優木せつ菜役ともりる兄貴は「CHASE!」のラスサビの絶頂シャウトをライブでやる時にあいきゃんの本曲のパフォーマンスを参考にしたとかしないとか小陰唇に挟んだ記憶があります。さもありかなんって感じですよね。これがスクールアイドルなんやなぁって

 

 

☆第96位-『おやすみなさん!』

 アーティスト: 国木田花丸

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 何が良いって「おやすみなさん!」ってタイトルが良いですよね。このシュッと纏まったワードセンス、”神”のセンスそのものです。

 

 ここからコピペします。

 

 裾の短いパッツパツの浴衣は花丸ちゃんの柔肌とAqoursのボイン担当に並ぶデカいボインをはっきりと強調していて「これがラブライブ!なんだよなぁ…」としみじみ思わされます。子供っぽい金魚の柄が逆にエロさを醸し出していて、これはもうダメですね。

~~~

 

 ………?

 ここじゃなかった。この曲はアニメの花丸ちゃんとも関わりが深いと思われるので、その部分をコピペしますね。

 

 この曲の「文学的な気分で眠ろうか おやすみなさん!」という最も印象的なフレーズは、まさに花丸ちゃんのこういった面を象徴していると考えるわけですね。

 みんなと一緒にスクールアイドル活動をして、毎日いろんな新しい体験をして。そんな日々の中で、夜眠る前にしばし一人の世界、本の世界に戻って、また明日のちょっとした楽しみに想いを巡らせながら眠りにつく。そうしてまた、次の日は笑顔で皆に会える。今を輝くスクールアイドルであり、かつ内気な文学少女である花丸ちゃんが…その両方を全力で楽しみながら過ごしている毎日を歌にしたのがこの「おやすみなさん!」だと思うわけです。

~~~

 

 これは2期4話のダイヤさんなどにも共通するんですが、ラブライブ!では多くの場合「欠点を克服する」という描写は少なくて、良い所も悪い所も受け入れつつ、考え方や行動をちょっぴり変えることで物事が好転するということが多いんですよね。これは一言で言うなら「成長」と言えます。

 花丸ちゃんもスクールアイドルになって元の内気でインドアな性格から社交的な性格に180°変わったのかと言えばそんなわけはなくて、大好きな図書室や本の世界に心の帰る場所があったからこそ、スクールアイドルとして皆と一緒に努力を繰り返して輝くことができたんですよね。アイドルの世界も本の世界も、どちらも花丸にとって楽しく、また大切なものなんですね。

 

 

☆第95位-『涙が雪になる前に』-New!!

 アーティスト: 松浦果南小原鞠莉

 

 GLAYじゃん。いや、ひだまりPってGLAY聴くの?って言われたら聴いてないですけど。

 Aqoursの3年生は全員別の意味で大人っぽいですが、やはりしっとり系のラブソングと言えばこの2人という感じがします。特にウィンターラブソングとしてはラブライブ!シリーズには伝説的な一曲が存在するので、『WINTER VACATION』はAqoursの3年生・2年生それぞれから出したデュオでこの至高の領域に挑む構図になりましたね。まぁよく考えたらサマーソングでも伝説的な一曲は存在してたんですが。

 

  

☆第94位-『ときめき分類学』

 アーティスト: AZALEA

 

 AZALEA ファーストシングルのc/w曲。生徒会長で聡明なダイヤ文学少女の花丸、そしてアホの果南が贈るインテリジェンスラブソングですね。

 

 「恋の芽生え」を文学的に歌い上げたこの曲はまさに「恋の喜び咲かせます」を標榜するAZALEAの面目躍如と言える名曲で、「この頃はまだ花丸にこういうイメージあったなぁ」って思い出させてくれますね。

 でも「カラダからスタートしてみたら……」って歌詞はここだけ切り取るとすごくインモラルですね。恋の悦び咲かせちゃってるじゃん…

 

  

☆第93位-『Love Pulsar』

 アーティスト: Guilty Kiss

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 「クックックック…」「ウフフフフ…」「ハーッハッハッハッハ!!」

 

 常識とは?何だって?? ここは大宇宙よ?(威風堂々)

 

 色々と電波なギルキス問題曲。ダンスも電波です。

 このB級感がけっこう好きですね。良い意味で。なんかアニメの最終回の合体技でラスボスを倒すシーンでこの曲がかかってそうじゃないですか?

 

 

☆第92位-『PURE PHRASE』-New!!

 アーティスト: 桜内梨子

 Special MV: 【YouTube限定公開】PURE PHRASE Special MV - YouTube

 

 梨子ちゃんの2曲目のソロ楽曲。

 1曲目の「Pianoforte Monologue」と同じように、梨子ちゃんらしいしっとりした曲調ですね。1曲目は当該曲で書いたように主にアニメストーリーに準拠した梨子ちゃんのこれまでを振り返るような内容になっていましたが、この曲では未知の「その先」へと進んでいくことを示唆しているような歌詞と、より明るめな曲調が光っていますね。

 そもそも「Pianoforte Monologue」は「あなたを音で抱きしめたい」と、梨子ちゃんの「音楽」を通じて彼女の世界観を表現していたのに対し、この曲は「PURE PHRASE」というタイトルから分かる通り、「歌(歌詞)」に重点を置いてるんですよね。

 作詞と言えば「未体験HORIZON」のPVでは花丸が作詞をしているらしき描写がありました。アニメだと梨子ちゃんは作曲、千歌ちゃんが作詞という分担をしていましたが、そんな梨子ちゃんが自分の気持ちを初めて綴った「歌詞」を生み出すことそのものを、彼女自身の「新しい世界」として表現しているのかもしれませんね。

 「梨子ちゃんが作詞をする」と考えると、「もうちょっと秘密 胸に生まれたばかりPURE PHRASE」って歌詞もすごく納得行くんですよ。梨子ちゃん、作ってる途中の歌詞って絶対見せてくれなそうじゃないですか。

 

 またAqoursソロアルバム新曲はYoutubeでMVも公開されて観ることができますね。ちょっと成長してオトナな雰囲気の梨子ちゃんのオシャレなMVに仕上がっていたんですが2日後に公開されたバケモノコットンキャンディに完全に食われましたね…

 

 

☆第91位-『Jump up HIGH!!』

 アーティスト: Aqours

 

 Aqours CLUB幽霊部員のひだまりPですが、CDはちゃんと毎年買ってます。

 

 Jump up HIGH!!はタオルぐるぐる曲ですね。リアルライブで披露されるのはAqours 5thライブが最初でしたが、Day1しか行かなかったひだまりPは聴くことができずヨハネ汁を嘗めました。結局、最初にペンライトぐるぐるできたのはGuilty Kiss 1st LoveLive!の時でしたね。

 これ、Aqours CLUBソングの伝統(初代は違うけど)で各ユニットverが収録されてるんですけど、間奏中のあのしょーもない台詞パートが本曲ではカットされちゃってるんですね。これはちょっと残念でした。あのしょうもないセリフが聴きたかったのに…

 「ちっちゃい大きい気にしない」ってのは露骨にシモネタですよね。

 

 

第90位~第71位

 

☆第90位-『Deep Resonance』

 アーティスト: Aqours

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 クソゲータイアップソング。もとい、スクフェス×シャドウバースコラボソングですね。第3回、第4回と連続してルビィのおむね差でセンターを逃し2位となった善子ちゃん。ファンの無念さは察して余りあるところですが、だからと言ってまさかクソゲータイアップソングでこんな出来レース総選挙やるなんて思わないじゃないですか(※個人の感想です)

 

 まぁいいよ、別にスクフェスがクソゲーとコラボしてもいいし、ヨハネ救済選挙があってもいい。でも、でもだよ。それをナンバリングシングルのc/wに入れる必要あった!?曜ちゃんのパンチラより貴重なAqoursナンバリングシングルに…いや普通に、クソゲーの曲はクソゲー単体で出せばよくない!?まぁこれ、君の瞳を巡る冒険でも言いましたが…

 

 まぁここまで曲の出た背景にボロクソ言ってもこの順位なのは、結局のところ曲自体はいい曲だったからなんですね。ギルキスやDaydream Warriorの順位からも分かって貰える通りひだまりP、Aqoursの曲でもカッコイイ系の曲は正直に言うとピンと来ないものが多いんですが、これは非常にすんなり受け入れられる曲でした。

 

 ということでこのDeep Resonanceですが、がっつり王道のアニソン感があってひだまりPは好きです。こういうサビで静かに盛り上がる曲いいですよね。「願いは負けない星だから」じゃん。

 

 曲が良ければ黒歴史ソングは回避できるんだよなぁ…

 

 余談ですが、A面曲の「未体験HORIZON」が薬物中毒からの更生を啓蒙する曲だったということで、本曲にもちょいちょいそれらしい表現が含まれていますね。え、何言ってるかわからない?まぁ…「未体験HORIZON」のとこで書きます。

 

 

☆第89位-『メタモルフィズム』-New!!

 アーティスト: AZALEA

 

 さぁこれだ。AZALEAの根源的ラブソング

 「少女」の殻を破って「恋愛」という未知の世界へと羽ばたいていくことを「羽化」に比喩しているという、非常に抽象的なラブソング。タイトルも、変身を意味する「メタモルフォーゼ」+ism(主義)から生まれた造語と思われます。

 表現が独特ではありますが、これを普段のAqoursテイストで表現すれば「少女以上の恋がしたい」が近いのではないでしょうか。例えば「羽が破れてもいいと思います」というフレーズは、少女以上の恋がしたいより「傷つけたってかまわない」に通じるものがあります。「恋を知らない/知りたい少女の気持ち」を表現しているからこそ、恋の「ときめき」だけではなく「怖さ」や「不安」も内包している歌詞と捉えることができますね。

 それでAZALEAの根源的ラブソングと書いた意味ですが、AZALEAの楽曲はテーマが似ている曲同士に繋がりが生じているものがありますよね。ひとつは「ときめき分類学」から繋がる「恋する少女」をテーマにしたラブソング。そしてもうひとつは「GALAXY HidE and SeeK」から繋がる「胎児の見る世界」をテーマにした楽曲

 

 

☆第88位-『Never Giving Up!』-New!!

 アーティスト: 高海千歌

 Special MV: 【YouTube限定公開】Never giving up! Special MV - YouTube

 

 千歌ソロ曲としては2曲目。1曲めの「One More Sunshine Story」もそうでしたが、千歌ちゃんのソロ曲はどこか物語性があってミュージカル調な曲が多いですよね。ラブライブ!の、特にアニメにおけるラブライブ!の強みの一つに物語と楽曲の相乗効果による強いエモーションがあると思っていて、主人公である千歌ちゃんが特にその要素を強く引いているんじゃないかとひだまりPは思っています。また、舞台女優としても活躍されている中の人の伊波杏樹さんのイメージともシンクロしている所もいいですよね。

 ということでこの曲、まるでミュージカルのように何度も転調を重ねるところが特徴的なんですが、一方で全体的にどこかまったりしたテンポなんですよね。まるで盆踊りみたいな掴みどころのない拍の取り方をしてるなと思いました。千歌ちゃんはとても情熱的で熱い子であると同時に普段は昼行灯な所もあって、そういうところが魅力だとも思っているのでこの「Never Giving Up!」はそういう意味でも高海千歌という人のことをよく表しているなと思いましたね。

 pa-pa doo wop dream!

 

 

☆第87位-『空中恋愛論』

 アーティスト: AZALEA

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 Perfumeじゃん。

 

 アゼリアは元々Perfumeっぽいと言われてましたが、これは完全に振り切ってますね。というか、CDのジャケットからして…

 

 AZALEAのこういう曲は「ときめき分類学」とかもあるんですが、「空中恋愛論」は更にこの同時期リリースされたユニットCD全体のテーマである「冒険」をエッセンスに含んでいるんですよね。「恋愛論を語るだけならきっと胸は傷まない それでも知りたいのですね」のところとか、まさに「ときめき分類学」と地続きになった世界観を感じます。体からスタートするんですか!?

 まぁそれはともかく、恋愛のドキドキ感と楽しさ、宙を舞うようなフワフワした気持ちを曲の中に取り入れることでとても楽しい仕上がりになっていますね。

 特に「夢の中 夢のあと~」からの弾んだテンポ、「論じて論より証拠なら~」のところは言葉遊びとテンポの良さがめちゃめちゃ好きです。

 

 一方でこの曲はAZALEA全体の持つ「人類の営み」というテーマも受け継いでいると考えられます。これはどういうことかと言うと、「GALAXY HidE and SeeK」が子宮内の胎児の気持ちを描いた曲というのはご存知ですよね。AZALEAは子宮内でこの世に生まれるのを待っている胎児が見る世界を「銀河かくれんぼ」と例える非常に独特な世界観を持っているのですが、この「空中恋愛論」にもそのエッセンスは受け継がれていると言えます。

 これは論じて論より証拠だと思うので、この曲の歌詞を引用しますが「目が覚めたら ここはどこ まだ夢の続き 空と大地が逆だった 落ち着きましょう」という出だしの歌詞、「空と大地が逆だった」というのはつまり、母親のお腹の中にいる赤ちゃんのことなのではないでしょうか。

 そもそも、「ただ一緒に漂いたい Super flying baby」というくだりで「baby」って言っちゃってますよね。

 

 いやいや、一般論で片付けないで欲しいんですけど、「空中恋愛論」はラブソングである、ということは間違いないんですよ。ただAZALEAの音楽はもっと俯瞰的な世界観を持っていて、つまり恋愛はいずれは妊娠→出産へと繋がり、これは人類の営みの中で脈々と輪廻しているわけです。AZALEAの曲は「胎児」の一人称視点で描かれていると言いましたが、「胎児」が生まれるのはすなわち「恋愛」の産物ですから、AZALEAは胎児の見る空っぽの世界に「宇宙」を見出して、そこから近代的な人類の営みを俯瞰している、というのが妥当な解釈でしょう。

 

 AZALEAのこういった世界観は「GALAXY HidE and SeeK」や「Amazing Travel DNA」にも見られるので、各項で詳しく解説したいと思います。

 

 

☆第86位-『MY舞☆TONIGHT』

 アーティスト:Aqours

 

 アニメ2期3話「」の挿入歌で、黒澤姉妹のダブルセンター曲となります。

 アニメではこの前の回で1年生と3年生がすれ違いながらも結束し合い、それぞれの個性が調和した結果として黒澤姉妹の「和」のテイスト鞠莉の提唱したようなロックなイメージを併せ持った新感覚の和風ロックが出来上がりました。ちょっと待って!?「無」が入ってないやん!どうしてくれるずらこれ…千歌ちゃんに電話させて貰うね。まぁほら、脚本が「無」だったので。そこは…ね。

 

 歌詞もまさに2期3話のラブライブ予選ダブルブッキングからのみかん電車でGO!!展開を予言していたかのような内容で、ラブライブ!特有の未来の僕らは知ってるよ的作詞だと言えそうです。

 

 衣装についてはダイヤさんの美しさがラブライブ優勝級だとひだまりPの中で話題になりましたね。ダイヤ本来の魅力を余すところなく引き出した和装…ルビィちゃんは誇らしくないの?

 一方で果南と鞠莉は派手すぎて成人式のDQNみたいになってましたね。まぁほら、ルビィのイメージだから…

 

 

☆第85位-『MIRACLE WAVE』

 アーティスト:Aqours

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 Aqoursの4大シュールソングの1つ。

 

 アニメ2期6話挿入歌。一度は叶わなかったラブライブ予選決勝を突破するための作戦に悩む千歌達に、3年生がかつて考案していたダンスフォーメーションの存在が知らされます。それはインパクトこそ絶大であるものの、いつか鞠莉が怪我を負う原因にもなった難易度と危険性の高いものでした。

 千歌の身を案じ、フォーメーションの採用を渋っていた果南でしたが千歌の熱意に負け、Aqoursはそのフォーメーションをラブライブ予選決勝のステージまでに完成させることを決意します。しかしそれは当然ながら簡単なことでなく、千歌は全身擦り傷だらけになりながら必死に練習するも一向にうまくなりません。

 みんなの助けがあって折角ここまでこられたのに。私はみんなに何も恩返しができていないのに。そう言って自分の無力さに打ち拉がれそうになる千歌でしたが、そんな時、曜の台詞が彼女の心を動かします。

 「千歌ちゃんがいたから私はスクールアイドルを始めた。他の誰でも、今のAqoursは作れなかった。

 皆がリーダーとして千歌を認めていること。皆が信じてくれていること。そのことに気づいた千歌に迷いはありませんでした。皆の思いを乗せて、千歌は見事にステージの上を跳んでみせました。こうして、Aqoursは初となるラブライブのステージへと駒を進めます。

 

 そして、それはアニメの世界にとどまらず。追って開催されたAqours 3rd LoveLive! Tourのステージにおいて満を持してこの曲が披露された時、千歌役の伊波杏樹さんがアニメと同じように見事、側転からのバク転という難易度の高いこの曲の振り付けを再現して見せ、大きな感動を生みました。

 

 …と、まぁそれはいいんですけど。

 

 このような経緯にあって、もはやこの曲は伊波杏樹がバク転しないとライブで披露できないというとんでもないハードルを抱えることになってしまいました。

 

 いや、伊波さんが千歌ちゃんと同じように跳んだことは純粋に凄いと思いますし尊敬してますよ。だからその事実を腐すつもりは毛頭ないんですけど、その上でこれ声優が跳ぶ必要ないでしょっていうことは思いますね。アニメが放映された時から「これあんちゃんもやるのかな」みたいなファンの声も散見されてましたけど、いやいや。Aqoursがアニメとシンクロしたパフォーマンスをいくら売りにしてるといったって、こんな事やらせる必要ないでしょう。それはもう、声優に求めることと違うなっていうのは思います。逢田さんのピアノ話とかもね。実際に跳んだその努力と情熱は掛け値なしに尊敬に値しますが、作品としてそれで感動を呼ぼうという見せ方については正直疑問です。

 

 「やらせる必要ある?」と言えば、そもそもアニメの千歌ちゃんからしてこれ、上のように書くと確かに熱い展開なんですけど、バク転したらラブライブ優勝!が全員の共通認識になってるのもシュールですし、2年前のAqoursと言えば果南はじゃあもともと未熟DREAMERでバク転するつもりだったの?とか、これでラブライブ優勝だよ!つって軽いノリでバク転しようとしたら怪我して今のスクールアイドル不機嫌おじさんになったの?とか、梨子ちゃんがやたらこだわる普通怪獣のくだりとか、掘り下げれば掘り下げる分内容がシュールすぎて、まぁこの辺の話はアニメ当該回の感想記事を参照していただけたら良いと思うんですけどね。

 

 結果として今現在、Aqoursリアルライブにおけるこの曲は伊波杏樹がバク転しないと披露できないというシュール過ぎる制約を抱える羽目になりました。

 「いや、俺は別にあんちゃんがバク転しなくてもミラウェ(激寒略称)やって欲しいけど??」って思った方もいると思いますし、ひだまりPだってそう思います。ミラウェとは略さないけど。と言うか多分1人1人に聞いてったら大抵の人はそう言うと思います。でもだよ、実際にAqoursのライブでMIRACLE WAVEのイントロが流れたら、皆「あんちゃんがまた跳ぶのか!?」って空気になると思いますし、それで跳ばなかったら「なんだ跳ばないのか…」ってなりますよね。それはもう、仕方ないことです。一回跳んでるんだから。

 

 ということで、Aqours4大シュールソングの1つ「MIRACLE WAVE」でした。

 

 あぐぽんも跳んでね。

 

 

☆第84位-決めたよHand in Hand

 アーティスト:高海千歌桜内梨子渡辺曜

 

 アニメ1期1話挿入歌。

 

 「Hand in Hand」はまさに「手に手を取って」という意味で、スクールアイドルを始めた千歌ちゃんが仲間と繋がり始めるまさに「始まり」のシーンで歌われました。まぁここは梨子ちゃんには千歌ちゃんの伸ばした手をオコトワリされたので、この回で千歌ちゃんと「手に手を取った」のは曜ちゃんなんですけどね。

 

 アニメ第一話の挿入歌としては「ススメ→トゥモロウ」と同系統と思いますが、そもそも廃校阻止という差し迫った問題のあったμ'sと、μ'sに憧れて「輝きたい!」から始まったAqoursとはちょっと毛色が違っています。本編記事でも書きましたが、「ガール・ミーツ・ガール」をこの時点からより前面に押し出していますね。

 

 

☆第83位-『夢で夜空を照らしたい』

 アーティスト:Aqours

 

 アニメ1期6話挿入歌。ついに待ちに待った廃校宣言を受け、学校に生徒を集めるためにPVを作ろうとするも、うまくいかなかったAqoursは思い切ってAVを作ることに。というのはウソですが、ともあれ地元の良いところをアピールしようとした結果、人情方面を前面に推すことに決まりました。そこで町の人達に呼びかけてPVと共に作り上げたのが、この「夢で夜空を照らしたい」ですね。

 

 この曲は地元愛満タンサマーソングであると同時に、「ここには何もない」と感じていた千歌ちゃんが地元の良さに気づいたことで、「私だって、μ'sみたいになれるかも!」と感じたターニング・ポイントの曲でもありました。「追いかけてみせるよ!ずっとずっと…この場所からはじめよう!」という台詞が印象的でしたね。

 

 歌詞についても、千歌ちゃんがまさにここで「夢のカタチを見つけた」ことが歌われています。「波が映した星の輝き 遠いあこがれの色」の部分とかすごく良いですよね。遠くて漠然とした存在、夜空の星のようだったμ'sの輝きを千歌ちゃんは地元内浦の海に見出したんですよね。

 

 …までは良かったんですが、このすぐ後の回でTOKYOのイベントでボロ負けするかませ曲となってしまった挙げ句、12話ではついに「追いかけちゃダメなんだ!」と凛ちゃんもびっくりの手のひらくるりんMIRACLEを披露し、その「追いかけちゃダメなんだ」という決意とは裏腹にアニメ2期ではただただ廃校を阻止することのみが輝きを掴む手段ということに囚われてしまい、結局は追いかけないと決めたμ'sの廃校阻止という幻をずっと追いかけることになってしまいました。そういう後々の展開を考えると、「この回なんだったの?」という疑問を抱かざるを得ませんが、ともかくこの1期6話が言うなれば千歌ちゃんのハイライトだったと。そういうことになってしまいました。いや、初見の時は本当に感動したんですよ。っていうか今もしてるんですよ。

 

 

☆第82位-ある日…永遠みたいに!-New!!

 アーティスト: CYaRon!

 

 CYaRon!1stアルバムの表題曲。J-POPの王道っぽいメロディに、歌詞は「恋になりたいAQUARIUM」を彷彿とさせる幻想的な歌詞ですね。そこにCYaRon!の元気なテイストが加わることで、独特な雰囲気を醸し出しています。CYaRon!曲の中でも異色のナンバーと言えるかもしれないですね。

 「どうなっちゃうの?」の千歌ちゃんウィスパーボイスは流石の本領発揮。CYaRon!曲はノスタルジックな曲の評価が高くなる傾向がありますが、これは彼女達の色んな要素が重ねがけされていて良いバランスに仕上がっていると感じています。

 

 

☆第81位-Gulty Night, Guilty Kiss!

 アーティスト: Guilty Kiss

 

 Guilty Kissファーストシングル「Strawberry Trapper」のc/w曲。

 

 ユニット名に「Kiss」と入っている通り、キッス音から入る大胆な曲中の人的には舌打ちですが、キャラ的にはキッスです

 そしてサビでは「Guilty Kiss!」の連呼で、これのおかげでA面曲よりもギルキスの代表曲感が出ていますよね。BiBi的な。

 

 ディスコティックでノリの良いナンバーではあるんですが、どこか蠱惑的な悪戯っぽさを感じるのがギルキスらしくて良いです。「Shadow gate to love」まで行くとやり過ぎだったんですが、これは割とちょうど良い塩梅になってますね。

 

 蠱惑的と言えば、特にラスサビ前の「会いたい時に会いにいきたいPassion~」のとこからが好きです。

 

  

☆第80位-『Strawberry Trapper』

 アーティスト:Guilty Kiss

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 マイタケ…(小声)

 

 舞タ~ケッ☆

 

 とにかくロックな曲調が新鮮なGuilty Kissのファーストシングル。当時の記事でも「今までのラブライブ!にはあんまりなかった曲調」と書いていたんですが、今となってはギルキスの存在でこういった曲もラブライブ!曲としても違和感がなくなりました。そういう意味ではかなりセンセーショナルな存在と言えますよね、Guilty Kissは。梨子ちゃんのぽやぽやしたイメージを覆す曲としても話題になりました。

 

 最後の「狙い定めたよ!」で3人一緒にキックする振り付けがカッコイイ。キックとパンチどっちがいい?

 

 

☆第79位-トリコリコPLEASE!!

 アーティスト:AZALEA

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「恋の喜び咲かせます♡AZALEAです♡」

「呪文をかけますわよ?」

「準備はいいかなん?」

「イクずら~~?」

クルーシオ!」

 

 「トリコリコ~♪」の呪文もすっかりお馴染みになってしまいました。当時は不人気の果南を梨子と取り替えて…梨子と取り替え…取り替え…梨子…トリ…リコ…トリコリコ………はいここっ!マダガスカル!!とかしょーもない一発ネタを書いてましたが、まさかAZALEAからAqoursのセンターを2名輩出することになるとは当時思いもしませんでしたね。そんなことはともかく。

 

 AZALEAらしい可憐なラブソングです。そもそもAzaleaは静岡県の県花でもあるツツジの英名であり、赤いツツジの花言葉は「恋の喜び」であることからAZALEAのキャッチフレーズも決まったというまさにlily white顔負けの純情可憐な乙女のユニットだったわけでして、昨今では子宮内の胎児がテーマの曲を歌ってみたり、あるいはEDM的な音楽が多めではあるんですが、これでいくとこの曲はまさにAZALEAの原点と言えるのではないかと思います。

 

 「花言葉」と言えば、ジャケット写真ではダイヤちゃんと果南ちゃんは白いツツジの花弁を髪飾りにしています。白いツツジの花言葉は「初恋」ですから、「どんなコトバで好きが伝わるのかわからない」という歌詞にも深みが出ますよね。花丸ちゃんは…いやいいや、やめときましょう。

 

 サビ終わりの「アイの呪文♡」の「もんっ♡」もとてもキュートなんですが、その後バックスクリーンに「もん♪もん♪MON♪」って文字が次々に映し出される光景はなんかムラムラしてるみたいで好きじゃないですね。

 

 

☆第78位-『MIRAI TICKET』

 アーティスト:Aqours

 

 お待たせしました。「No.10」「ハミングフレンド」そして「MIRACLE WAVE」に並ぶ、Aqours4大シュールソングの1つ、「MIRAI TICKET」です。

 

 ラブライブ!サンシャイン!!1期13話、ラブライブ地区予選大会を突破したAqoursは、ついに予選決勝のステージへ挑みます。しかし学校への入学希望者は、相変わらずゼロのまま。そんな中、学校のために頑張る千歌達に感化された他の生徒たちも、一緒に輝きたいという思いを千歌達へ伝えます。

 学校を救いたいという皆の思いに感動した千歌は、予選決勝のステージで皆で歌うことを提案。しかし残念ながらルール上それはできないため、Aqoursはステージに先立ち、これまでのことを振り返りながら、皆で一緒に輝きたいという思いを見ている皆に伝えることにしました。

 

 …しましたって。

 

 「まぁそれはいいんですけど」、じゃないな、ここまでで既にシュールなのに、挙げ句の果てにはまだラブライブ本戦にも出られていないのに「私達はこんなに頑張ってきたんだ!だから輝いてる!」と高らかに演説されてもどうすればいいのか分かりません。

 

千歌ちゃんはこんな文化祭の出し物やるために前回羽キャッチしてきたの?

 

千歌ちゃんの気持ちや行動を否定はしないですよ。しないけど、ラブライブ!」として考えるとあまりにもこぢんまりと着地しすぎた感はあります。「μ'sってすごい!私もアイドルになりたい!」→「えっうちの学校廃校になるの?μ'sと同じだ!やったー!」→「でもよく考えたら私この町と学校好きかも!よーし頑張ってラブライブに出て学校救うぞー!」→「でも全国の壁は厚かったー!」→「学校も人来ない-!」→「でも私たちは楽しんでるからいいや!μ'sみたいになる必要もないや!セイヨーソロー!あはははは!」ってなめてんのか!?

 

ラブライブ!サンシャイン!!13話「サンシャイン!!」感想-『やりたいことは』? - ひだまりPはこう語った

 

 まぁアニメ1期13話そのものに対する批判は上記記事を参照して貰えば良いんですけど、この曲がシュールと呼ばれる所以はまさに、この回を通してAqoursが何がしたいのか全くわからないという視聴者の思いを、曲の中でセルフツッコミしてるんですよね。

 

 「何がしたい?」って。

 

 陣内智則かよ。

 

 いやこれほんと、神が仕込んだ毒饅頭ですよ。本当にあのタップダンスから、ずっと視聴者が思っていたことを見事に代弁してるんですよね、「何がしたい?」って。

 

 Aqoursのリアルライブでもこの曲は何度も披露され、その際は「何がしたい?」という合いの手は観客が入れるんですが、数万人のラブライブ!ファンがAqoursに向けて一斉に「何がしたい!?」と突っ込むさまは壮観で、楽しいはずのライブは一時「国会」と化しますね。方針の一貫しない高海みかん大臣に国民の不満は爆発寸前です。

 

 「何がしたい?」のあまりのシュールさもさることながら、「10人目問題」の肯定や客席を離れてステージ側まで応援に来るという、俗に「ミラチケダッシュ」などとされたAqours身内の問題行動についても、悪影響が懸念されました。ひだまりPとしても、「浦女の生徒がAqoursの10人目」というのであればそれは全く問題ないと思うのですが、この点呼の「10コール」はまさに、リアルライブにおける「俺たちが10人目」という醜悪極まりない概念を肯定してしまうものとしてひだまりPもとても容認できるものではありません。これがAqours 5thライブにおける「Next SPARKLING!!の10コール問題」へと繋がると考えると、あまりにも業が深い曲であったという事になりますね。

 

 なぜそんな曲をライブでやるのか、という話ですが、これはまぁひとえにDay2で「WATER BLUE NEW WORLD」を召喚するための生贄、という説が濃厚ですね。ラブライブ!にはそういう関係性を持つ曲がいくつかあります。それだけにGuilty Kiss 1st LoveLive!で1日目から「WATER BLUE NEW WORLD」が披露された時は「神獣王バルバロスじゃん…」って思いましたね。余談ですけども。

 

 

☆第77位-『Braveheart Coaster』

 アーティスト:CYaRon!

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 何気にそろそろ折り返しが近いのに、ここまで出たCYaRon!の曲ってこれが2曲目(※ある日…永遠みたいに!が入って3曲目)じゃないですか?やCN(やっぱりCYaRon!がナンバーワン)…

 

 俗に言うワオワオパワフル系の曲。「忘れたくないBraveheart 君の中にもBraveheart」という熱いフレーズは、否応なしに例のあの名曲…「突撃ラブハート」を思い出させてくれます。私の歌を聴けぇ~!

 

 また、「冒険しなきゃ人生モノクローム」や「挑戦すれば願望クロスフェード」など、難しい言葉をカジュアルに使っていくところに千歌ちゃんらしいセンスが表れていると言えますね。

 

曜「千歌ちゃん、ルビィちゃん!!」

千歌「あぁ?(威圧)」

曜「次はあそこまで行くよー!(折れない心)」

 

 

☆第76位-「予測不可能Driving!」

 アーティスト:松浦果南黒澤ダイヤ小原鞠莉

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 劇場版前売り券特典として収録された3年生組の曲。

 

 そのまんま「決められたレールの上なんてイヤ!」という、反骨精神に溢れる曲ですね。アニメでも鞠莉が盗んだバイクでシャイニーを探しに走り出す描写がありましたし、劇場版でもイタリアでの逃避行に車を使ってましたから、まぁイメージとしてはすごく一致してると思います。

 

 3年生組の曲と言えば名曲「G線上のシンデレラ」がありますが、あっちの優雅なイメージとは対照的なようでいて年頃のお嬢様のお転婆感、自由を求める気持ちが歌われていてこれも3年生の魅力なんだと気付かされますね。

 

 

☆第75位-『Future flight』←New!!

 アーティスト: Aqours

 

 『みんなで作るAqoursの曲』。らしいです。らしいですって。「ミはμ'sicのミ」枠ですね。ということでAqoursらしいアップテンポの王道ナンバー。

 「君を信じる僕を信じてよ」ってフレーズが1番にあるんですけど、これがやっぱりラブライブ!の物語とリンクする所があって好きですね。こういう”文脈”をさり気なく仕込んでいるのがニクい。ちなみに2番の歌詞、これと対になる「僕を信じる君を信じるよ!」だと今の今まで思ってたんですけど、実際には「僕は信じる君を信じるよ」だったので特に対になっているわけではなかったですね。

 あとはサビの「空に描いちゃってみてよ根菜!(aqoursjet!)」という部分、これは多分ラブライバーなら全員が思っている「ダイヤちゃんのお手製ブリ大根が食べたい」という願望を歌詞に反映させたものだと思うんですが、ブリ大根限定なら「根菜!」じゃなくて「大根!」と言うはずですから「花丸ちゃんの焼いた焼きイモが食べたい」とか「千歌ちゃんのお姉ちゃんが作ったきんぴらごぼうが食べたい」と言った色んなラブライバーの意見が反映されているんですね。そこはやはり「みんなで作るAqoursの曲」ならではだな、と感じます。

 

 

☆第74位-『Whistle of Revolution』←New!!

  アーティスト: CYaRon!

 

 イントロからギターリフの「圧」がものすごい。疾走感のあるギターとドラムのサウンドが、CYaRon!の圧倒的な勢いを演出していますね。Aメロのラップみたいに爽快なソロパートも良いですし、それがサビで3人合流した時の爽快さを引き立てています。ドライブしながら聴きたいラブライブ!のナンバーですね。

 このカッコイイサウンドに「わっはっはーだよ!」みたいな童心を感じさせる歌詞を入れてくるのも良いですね。このバランス感がCYaRon!だ。

 

 

☆第73位-『Perfect SEKAI』←New!!

 アーティスト: 黒澤ダイヤ

 Special MV: 【YouTube限定公開】Perfect SEKAI Special MV - YouTube

 

 黒澤ダイヤソロ曲。「」のテイストは想像通りでしたが、ここまで一昔前のボカロを彷彿とさせる厨二なMVが来るのはかなり予想外でした。

 歌詞を見てみると「ありえない?ありえます!」と自答するようなフレーズが多用されていますね。ダイヤちゃんのキャラに重ね合わせて考えてみると、妹のルビィと比べて現実主義者であるダイヤちゃんが「スクールアイドル」という存在に出会ったことで、「ありえない」と思っていた「完璧で純粋なセカイ」を信じられるようになったという、「変化」を歌っているように思えます。

 そのように考えると、2番の「最低で崇高なリズム」というのも、これはちょっと眉唾なんですがだいぶ初期のダイヤちゃんに見られた「スクールアイドルは破廉恥な活動」という要素を拾った結果なのでは!?と考えてしまいますね。真姫ちゃんのそれに近いです。

 

 更に言うとこのタイトル、「Perfect SEKAI」なんですけど、これもちょっと違和感がありますよね。なぜ「Perfect WORLD」ではないのか。そして「PERFECT WORLD」と言えば、コロナの影響で幻となった2020年5月のAqoursユニットライブ追加公演のタイトルでもあるんですね。そう考えると他メンバーのソロ曲には見られない特徴なので邪推し過ぎの感も無くはないのですが、知っての通りダイヤ率いるAZALEAはAqoursユニットの中でもコロナによる影響をモロに食らっているわけですから、AZALEAの「We'll get the next dream!!!」と同じようにコロナによる暗い世相に立ち向かおうという希望と強さを秘めた曲でもあるのではないかとひだまりPは感じていますね。

 

 そしてこの曲と言えば2021年8月に行われたAZALEA 1stライブにて披露されましたが、MVと同じく和装に身を包み刀を携えて華麗に踊る小宮有紗さんがあまりにも美しすぎて完全にハートキャッチされてしまいましたね…更に言えばその後のAZALEA衣装のセクシーな脇モロ出しに完全に釘付けにされてしまいました。

 

最低で崇高なリズムが好き

 

 

☆第72位-『Aqours Pirates Desire』←New!!

 アーティスト: Aqours

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 出だしがゆず

 まぁそれはどうでも良いんですけど、Fantastic Departure!が不甲斐なかった代わりにc/wはクソ強かった曲ですね。

 こういう盗賊とか海賊とか悪をテーマにした曲はこう「美学」を感じられるのが個人的に好きなんですよね。別にワンピースの歌詞じゃないよ。この曲も出だしから「暗い暗い夜の海には 魔が宿るのさ」とか神秘的な感じがすごく良い。

 

 最後の「奪うんだ~Oh~Pirates!」の所とかは本当にもう”貫禄”ですよ。

 

 

☆第71位-『ホップ・ステップ・ワーイ!』

 アーティスト:Aqours

 

 Aqours CLUB曲第二弾。今のとこAqours CLUB曲では一番好きですね。特にユニットverで、それぞれの個性がしっかり出るところが良いです。あとユニットセリフパートもね。

 後はこれ、ひだまりPの初LV参加である2018年のAqoursファンミーティング千秋楽公演でやった曲なので若干の思い出補正もあるかもです。

 

 でも「なんかまた始まるんだよね~♪」の歌詞はいつ見ても他人事すぎてシュール。

 

 また、歌いだしの「一緒ならできる何でもそう思ってるよ~」に対してライブでは「俺も~!」などと叫ぶのが一部で恒例になっていますが、ひだまりPはそういう「茶々」には賛同できません。俺じゃない人もいるわけですし。いや、そんなのは別にどうでも良いんですけど、基本的に「応援」はしても「茶々」は入れない、というのがライブのお約束だと思っているので。っていうかアレじゃない?これに「俺も~!」って茶々入れる奴はCHANGELESSの「誰の忘れ物だろう~?」に「俺の~!」って言うの?まぁ、なんでもいいですけれど。

 

 

第70位~第51位

 

☆第70位-『Shiny Racers』←New!!

 アーティスト: 小原鞠莉

 Special MV: 【YouTube限定公開】 Shiny Racers Special MV - YouTube

 

 MVの演出がモロですが、ひだまりPはこういうドライブに行きたくなるような曲は大好きなんですよね。「逃走瞑想メビウスループ」とか。

 鞠莉ちゃんらしいカッコイイ曲です。「New winding road」に引き続き、鞠莉ちゃんのフロンティアスピリットを感じさせてくれるナンバーになっていますね。しかし全曲のようなしっとり系ではなく、ワイルド感溢れる曲調はMVにも如実に現れていますね。そこにAqours随一の歌唱力を誇る鈴木愛奈さんの歌声が乗ることでパンチの効いた楽曲に仕上がっています。 

 

 

☆第69位-『ダイスキだったらダイジョウブ!』

 アーティスト:Aqours

 

 アニメ1期3話挿入歌。

 

 スクールアイドルとなり、初めての曲作りに挑む千歌達。「スノハレみたいなの作るの!」と息巻くも、当然ながら初めての曲作りは難航。そんな中、μ'sのスキャンダル情報をネットで調べ始めた千歌を見た曜と梨子の気づきにより、この曲が生まれるきっかけとなりました。

 

 それは、「スクールアイドルに恋してる」千歌ちゃんがその気持ちをそのまま歌詞にしたためた「スクールアイドルへのラブソング」

 

 スクールアイドルが大好きな気持ちを詩にしたということは、この歌詞にある「キラリ!トキメキが生まれたんだと 気がついたワケは 目の前のキミだってことさ」とはμ'sのことなのかな?と最初は思ってました。

 ところが、この曲を作るにあたり、千歌は自身が大好きなμ'sの曲として「ユメノトビラ」を挙げています。そしてこの「ユメノトビラ」にも、「君と僕とのつながりを…」に始まり、「キミ」というフレーズが多数入っているんですよね。

 「ユメノトビラ」における「君」とは「μ's」のことです。ですから、この曲をイメージしながら千歌ちゃんが作詞した「ダイスキだったらダイジョウブ!」においても、「目の前の”キミ”」とは、モニター越しに見るμ'sではなく、一緒にスクールアイドル活動を始めた曜ちゃんと梨子ちゃんのことだと考えられますね。え?…どっちなのって?うるせぇな、どっちもに決まってるじゃないですか。

 

 スクールアイドルが大好きな気持ち、それを千歌ちゃんはμ'sを見て知ったからこそ、仲間を大好きに思う気持ちも同時に歌の中に込められたんですね。

 

 

☆第68位-『夜空はなんでも知ってるの?』

アーティスト:CYaRon!

 

 CYaRon!が贈る珠玉のバラード。

 

 沼津巡礼旅の夜、夜空を見上げるといつもこの曲が流れてきます。具体的には沼津のスーパー銭湯「ざぶ~ん」の露天寝湯にチンコ丸出しで横たわったまま星空を眺めていると、流れてきやすいですね。

 

 友達に心ならずもイジワルを言ってしまった、本当は友達思いの少女。後悔で眠れない夜に吸い込まれるような夜空を眺めていると、自分の本当の気持ちも何もかも見透かされているように感じ、その時ようやく、自分の本心と向き合うことができたんですね。

 

 この曲はCYaRon!のファーストシングル「元気全開DAY!DAY!DAY!」のc/w曲ですが、一見するとパッション全押しのユニットに見えてここまで幅を持たせてくるのか…!と戦慄した覚えがありますね。

 

 特にルビィの「チョッピリ イジワルダッタナ…」のとことか凄くないですか?ルビィの子供っぽさと、だからこその繊細さがこのワンフレーズに詰まっていると思います。ふりりん兄貴も言い方割と気使ったんでしょうね…

 

 ライブでは間奏中の朱夏兄貴の謎ダンスにも注目です。謎ダンス言うな。朱夏兄貴の表現力…声優として誇らしくないの?

 

 あんちゃんもバク転が上手い。

 

 

☆第67位-『タテホコツバサ』←New!!

 アーティスト: 津島善子

 Special MV: 【YouTube限定公開】タテホコツバサ Special MV - YouTube

 

 スルメ系電波ソングという、いつもの善子の曲調とは異なったレアな楽曲。MVも様々なゲーム画面をモチーフにメルヘンな姿の善子が活躍するちょっと変わった演出になっていますね。Aqoursソロライブの発売順では第1段のトリを飾った善子電波ソング系はルビィのインパクトがあまりにも大きすぎたのでその陰に隠れてしまわないかという懸念もあったんですが…これは杞憂でしたね。

 まず善子って可愛い系の曲アホほど似合うじゃないですか。これは主に小林愛香さんの声質によるものなんですが、あいきゃんはカッコイイ系も素晴らしく歌いこなせる方ですけど絶対可愛い系の方が適正があると思うんですよね。(三船栞子)特に合いの手やコーラスの入れ方が素晴らしい。善子のソロならこういう曲が来て欲しい、という曲が来てくれた感じの印象です。

 曲のテーマは「矛盾」をテーマに津島善子と堕天使ヨハネの二面性に触れた、これも最初のソロ曲である「in this unstable world」を彷彿とさせますね。あと微妙にダイヤさんのソロと被ってない?と思ったのは内緒。

 

 

☆第66位-ハジマリロード

 アーティスト:津島善子国木田花丸黒澤ルビィ

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 ダテン倶楽部の曲。

 

 ””こと”畑亜貴さん”と言えば、ラブライブ!の数百という曲ひとつひとつに素晴らしい歌詞を紡いで下さることは今更言うまでもありませんが、中でもこういう言葉遊びをふんだんに取り入れた曲というのは"神"のもっとも得意とするところであり、歌詞からも”神”がその才気溢れるワードセンスを溌溂と振るっているところが想像できてワクワクしてしまいますね。

 

 以下、参考記事からコピペです。

 

 ”神”の書く詩がこれまでもラブライブ!の楽曲に深みを与えてきたことは今更言うまでもありませんし、例えばμ'sの「さようならへさよなら!」は、まさに文字通りの神業で当ブログでも「畑亜貴は天才シリーズ」として紹介してきました。これだけでも物凄いのですが、やはり”神”のイチバンの得意分野と言えば言葉遊びや韻をふんだんに取り込みすぎてさながら電波ソングのようになった超絶リリックではないかとひだまりPは考えています。ラブライブ!の曲に絞って言えば、「Waku-Waku-Week!」もそうですし、BiBiの「ラブノベルス」「PSYCHIC FIRE」あたりがひだまりP的には神本来の力が強く発揮されている曲だと感じますね。

 

 いやもう、タイトルの「ハジマリロード」からして”神”のセンス出放題じゃん。「ハジマリ・ロード」と「リロード」をかけてますって、もうこの時点で”神”独壇場じゃん。麻雀で例えるなら東1局1巡目でドラのダブ東をポンしましたみたいな局面じゃん。

 曲中でも「それならば ならば増やしましょう」「したらば たらりと涙が」など、”神”の小粋な小ワザが炸裂しまくり。楽しそうにリリックを綴る神の御姿が目に見えるようでこちらまでニッコリ。

 

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 ということで、ラブライブ!的電波ソングとしても名曲と呼べる本曲ですが、他学年同様劇場版前売り券特典曲ということもあり、アニメのストーリーにおける1年生組のポジションを書いた曲であるとも思うわけですね。これについても、元記事から引っ張ってきました。

 

 アニメにおける1年生組って、Aqoursとしての”意思決定”に積極的に絡んでくることがあんまりなかったと思うんですよね。それは勿論悪い意味じゃなくて、Aqoursのリーダーであるちかっちが舵取り役で他の2年生はそのサポート、3年生は3人でスクールアイドルをやっていた過去があるだけに相談役的なポジションであったため、1年生がその後ろを付いて行く構図になるのは自然なことで。

 AqoursのTOKYOでのゼロ票事件があり、3年生組の加入があり、そして廃校問題。Aqoursの山場になってきたこれらの事件はどれも2年生か3年生がメインで、1年生組はいつも1歩引いた位置にいました。

 

 そんなポジションにいた1年生ズこそ、Aqoursの先輩たちが挫けそうになって、でもまた立ち上がって、そんな「始まり」と「終わり」を一番近い所で見てきたと言えます。「見てきた」と言っても彼女達もむろん当事者なので傍観者みたいな物言いは語弊がありますが、そこには目を瞑って頂くとして。

 要するに何が言いたいかと言えば、この「ハジマリロード」は先輩達の本気でぶつかってきた「青春」に立ち会ってきた1年生トリオが、3年生の抜けた新生Aqoursで今度は2年生となった、その「これから」を歌った曲だと言うことですね。彼女達もただ上級生の後ろを付いて歩いてた訳ではなく、Aqoursの一員としてその一端を担う中で彼女達なりに感じたことが必ずあったはずで、それは1期のラブライブ最終予選ステージ前のシーンや2期7話でのシーンなど、随所に3人だけの語りが挿入されることを見ても明らかです。1年生は、3年生組の「親友とか、2年生組の「ソレズ特別な存在とか、そういう「絆」みたいなものと言うよりは同じ年少組としての「仲間意識」みたいなもので繋がった3人と言えるんじゃないかと思います。だからこそ、お笑いトリオみたいなノリが似合うんでしょうね。

 

 だからこそ「オワリはハジマリで クルリとひとまわり」なんですよね。先輩達がそうしてきたのを何度だって見てきたように、彼女たちも何度だって頑張って「ハジマリ」の「ロード」を「リロード」していくんですよ。寧ろルビィなどはアニメでも既にそれをやっていますしね。言うまでもなく、HAKODATEでの一件で。

 

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 この記事は劇場版ラブライブ!サンシャイン!!が公開される1週間前に書き上げた記事なんですが、実際に劇場版のイタリアでのシーン、1年生がライブのステージを決めさせて欲しいと言い出したシーンを観た時は「大~当たり~!」って思いましたね。ここだけの話。

 

 

☆第65位-『Waku-Waku-Week!』

 アーティスト:津島善子国木田花丸黒澤ルビィ

 

 ダテン倶楽部、正味な話Aqoursのにこりんぱなだと思うんですよね。

 

 1期ブルーレイ特典曲。2期7話で挿入歌に「空も心も晴れるから」が使われたので、次の8話ではマルがHAKODATEで食い倒れしてるシーンに本曲が挿入されるのでは!?と一部では期待されましたが別にそんなことはなかったですね。

 

 ということで、ポップなミュージックに脳みそがパンクする程のリリックと合いの手を入れたまさに電波ソング。「これでもか」とまでに一年生の凸凹トリオっぷりが前面に押し出されています。善子、花丸、ルビィの3人共、先輩といる時のキャラと1年生だけの時のキャラがちょっとずつ異なってるのが良いですよね。

 

 ダテン倶楽部ネタとしては、1番と2番の間「ヤァヤァヤァ予約は~」のところの振り付けが本家のダチョウ倶楽部リスペクトいうのも有名な話。有名な話というか、ひだまりPは人生初参戦したAqours 4thライブで善子のコーレスの「ぴょん!」のくだりが意味不明という話をした時にフォロワー兄貴から教えて貰ったんですけどね。

 

 ラブライブ!史上稀に見る空耳曲としても有名で、歌い出しのルビィの「今週のWaku-Waku(どんなこと?)」が「(決まったかな?)」にしか聞こえないと話題になりましたね。というか、今なおこれ読んで「え?決まったかなじゃないの!?」って思われた方がいてもおかしくないくらい今聞いても「決まったかな?」にしか聞こえません。

 同じく、1番サビの前はルビィの「HAPPY SMILEで進歩だーい!」が「HAPPY SMILEでチ○ポ大!」にいや、これはまぁいいや。ウソです。

 

 ちなみに2020年度の初稿ではこの曲が100曲中第50位でちょうど折り返しでした。2021年度版でも129曲中65位で折り返しになったのは凄いですね。Aqoursの曲がいかに古い・新しいを問わずファンに愛される「Aqours」の世界観を創っているか、それが垣間見えます。

 

 

☆第64位-元気全開DAY!DAY!DAY!

 アーティスト:CYaRon!

関連記事: Aqoursユニットシングル第1弾・CYaRon!-「元気全開 DAY!DAY!DAY!」感想など - ひだまりPはこう語った

 

 ヤァ!ヤァ!CYaRon! ガヤツテ来ル!

 

 CYaRon!のファーストシングルであり、代表曲。出だしから音圧がすごいですね。まさにCYaRon!はこういうユニットです!というのが一発で分かる曲になっています。

 1番の「おはヨーソロー!」や、2番の「こんちはー!(ライブでは大体”こんちかー!”と歌われる)」など、メンバーの個性もふんだんに取り入れた自己紹介曲と言えますね。がんばルビィも入れろ。まぁピギィー!は入ってるから。

 

 「今日はどんな日かな?あ~絶対元気全開DAY!」のところのハモりがくせになる気持ちよさ。ラストの「We were "CYaRon!"!!」には「I was "CYaRon!"!!」と返すのがお約束になっていますが、最初から最後まで疾走感の止まらないナンバーです。「お昼食べて眠くなったから少し目を閉じた…」とか彼方ちゃんみたいな歌詞でもうるさいのはすごいですね。

 

 それにしても「意味深な声で…”またね”♡」というサビの終わりのフレーズは今なお気になっています。いったい何が「意味深」だったのか…単に「放課後また集まる」から「意味深な声で(学校帰りに)またね」ということなのか、それとも「楽しくなっちゃいそうなアイディア」というのが歌詞にできないくらい卑猥な内容だったのか…

 

 まぁ、CYaRon!ですからね。

 

 

☆第63位-『未体験HORIZON』

 アーティスト:Aqours

関連記事: Aqours 4thシングル「未体験HORIZON」感想-ひとりじゃない、支えてくれる仲間がいること。 - ひだまりPはこう語った

 

 3rdPVでイモ焼いてただけで次期センターを掻っ攫った女

 

 アニメでおっぱい晒してセンターになった女がいる一方豊満な乳を隠したままイモ焼いただけでセンター獲得する女がいるの、強すぎでしょう。おっぱいで善子に差をつけろ

 

 …とまぁ、前回が前回だっただけにおっぱいおっぱい言われてしまったのは無理からぬことではあるんですが、PVを観てみるとめちゃめちゃ真剣なテーマを取り扱っており、皆が皆おっぱいや脇やケツを曝け出してアピール合戦していた女だらけの水泳大会みたいなHAPPYA PARTY TRAINのPVと比べると温度差がひどすぎてPTAから苦情でも入ったのかと思ってしまいましたね。

 

 そうです。「未体験HORIZON」のPVですが、これは薬物中毒で廃人となってしまった花丸ちゃんが仲間の助けを得て更生するまでを描いたストーリーとなっています。なおこれはあくまで薬物中毒からの更生を啓蒙するためのPVですので、本当に花丸ちゃんがクスリやってるわけじゃないから安心して下さいね。マルはクスリ…やめられたよ。

 

 隔離病棟で1人己の罪と向き合い、苦しみ続ける花丸ちゃんでしたが、彼女にはいつの時も支えてくれる8人の仲間がいました。過去の思い出を必死に花丸へ語りかけてくれた善子文字を書くリハビリに根気よく付き合ってくれた千歌とダイヤ(PVの内容を参照)。そんな皆の助力もあって、花丸は無事に薬物から足を洗い、仲間達との思い出を取り戻して更正することができました。水平性の彼方から、かならず陽がまた昇るように

 

 「〽きっとあとで笑えるからさ きっと全部乗り越えてくよ 今日は一度しかない やりきって生きていこう毎日」という歌詞も、想像を絶する苦しみと闘い続けた花丸ちゃんの思いが伝わってくるようです。こうした日々を乗り越え、やっとの思いで書き上げた歌詞を花丸ちゃんがメンバーの皆に見せに行くシーンは涙なしには見られないものでしたね。

 

 ということで、PVがかなり印象的だった曲です。ただ曲単体はと言うと、ミも柑もない言い方をしてしまうとHAPPY PARTY TRAINの焼き直しくらいの印象でしたね。

 

 アニメ2期から劇場版で、「私達の冒険はこれからだ!」みたいな文脈は正直な話お腹いっぱいでしたし、むしろ逆に「これからも私達の物語は続いていくよ!」みたいなのを強調されればされるほど「終わり」の雰囲気が漂ってきてしまうまであります。まぁそれで言うと、PVの薬物中毒からの更生啓蒙というテーマはまさにそれを逆用した素晴らしいレトリックだったのかもしれないですね。

 

 

☆第62位-『Misty Frosty Love』←New!!

 アーティスト: 桜内梨子渡辺曜

 

 文脈がすごい。

 

 School Daysの「あなたが…いない」を曜&梨子で歌って欲しいというのはひだまりPがかねてから思っていたことですが、完全にこれはそんなひだまりPへのアンサーソング1番を曜ちゃん2番を梨子ちゃんがそれぞれの視点から歌うというのがメッセージソングとしては素晴らしい演出になっていますね。

 そもそもAqoursでこんな悲愛やジェラシーを歌った曲って今まであります!?夏の終わりの雨音ががちょっと近いっちゃ近いですけど、この曲のニュアンスはたぶんもうちょっと強めですよね。それこそ往年のメンヘラクイーン・Printemps以来のジェラシーソング。そんな重い曲を他ならぬこのコンビが歌うということは、まさしくサンシャインアニメ1期において描かれた三角関係のエピローグに他ならないわけです。

 

 2020年末のAqoursカウントダウンライブ「WHITE ISLAND」にてこの曲が無観客で披露されましたが、逢田梨香子さんと斉藤朱夏さんの美しい歌声はもちろんのことダンスと演出の巧みさも相まってこの曲の文脈がより一層強調されていましたね。

 

 

☆第61位-『RED GEM WINK』

 アーティスト:黒澤ルビィ

関連記事: ラブライブ!サンシャイン!!アニメ2期BD特典ソロ曲+αを一気にレビュー - ひだまりPはこう語った

 

 アニメ2期ブルーレイ特典曲であり、ルビィちゃんのソロ曲。対になっている姉の「WHITE FIRST LOVE」にも共通して言えることですが、これまでの千歌や梨子、善子のソロ曲がともすれば「キャラソン」寄りの、アニメのストーリーを連想させる曲になっていたのに対して黒澤姉妹のソロ曲はアニメの内容とは直接関係しない、純粋なラブソングとして歌われています。

 

 「RED GEM WINK」は恋へのあこがれとときめき、そしてもどかしさを描いた王道のアイドルソングと言えます。関連記事中では言及していますが、往年の広瀬香美さんのような世界観ですよね。

 この曲はキャラソンではない、と言いましたが、Aqoursの中でも一番と言っていいほど「アイドルへの憧れ」を強く持っているルビィちゃんが、このラブソングを歌うという事自体がある意味キャラクターソング性を有していると言えるんですよね。

 

 そうして考えると、この王道なラブソングをルビィらしく可愛らしい声で一生懸命、でもちょっぴり舌っ足らずに歌い上げることで、「アイドル・黒澤ルビィの曲」が完成していると言えます。そこがひだまりPが本曲を最も評価しているところで、いや本当、この曲を出してくれたことにルビィちゃんに代わってありがとうを言いたい。

 

 

☆第60位-『待ってて愛のうた』

 アーティスト:Aqours

 

 Aqours 2ndシングル「恋になりたいAQUARIUM」のc/w曲。

 

 「恋になりたい」からの「待ってて愛のうた」という流れですが、同じ2ndシングルということでμ'sがかつて発表した2番目のシングルはあの伝説的名曲、「Snow halation」です。

 Aqoursが、と言うか千歌ちゃんがμ'sに憧れてスクールアイドルを立ち上げた、という設定は初期から存在しましたが、その中でμ'sの「Snow halation」を意識して作り上げた歌が「恋になりたいAQUARIUM」からの「待ってて愛のうた」、そして「届かない星だとしても」という三曲一体のメッセージソングだったわけですね。

 Snow halationがラブライバーの間のみならず、ラブライブ!の世界においてもレジェンド的存在であることはアニメの千歌ちゃんの言及からも分かります。

 

 「恋になりたいAQUARIUM」自体が、ラブソングという点でSnow halationに勝るとか劣るとかそういう話ではなく、ともかく千歌ちゃんの中では、Snow halationを披露するμ'sの姿は星座のように眩く輝いて見えて、そんなμ'sのところまで、今はまだ届かないかもしれないけど、絶対に追いついてみせるぞ!という決意が籠もった曲こそが、「待ってて愛のうた」そして、「届かない星だとしても」なんですね。

 レジェンドであったμ'sのいわば後釜のわけですから、ラブライブ!サンシャイン!!という作品に掛かっていたファンの期待が相当なものだったことは疑いありません。一方、作中の彼女達はμ'sに憧れてスクールアイドルを志した、きっとあの世界ではありふれた少女達の1グループに過ぎないはずです。Aqoursには最初からその大きなギャップが横たわっていたわけですが、本曲を通じてはAqoursのそんな立ち位置がより聴き手へと浸透し、Aqoursを、μ'sの後釜としてではなくAqoursとして応援しよう、という気持ちにさせてくれたのではないでしょうか。

 

  「待っててくれるかい?もっと素敵になりたいよ」というサビのフレーズは恋に恋する少女のそれを表しているようであり、一方で憧れのμ'sに対する、千歌ちゃんなりの精一杯のラブであるというようにも捉えられます。

 

 また、ラストの「あぁ口ずさむラブソング」というフレーズ。このラストのフレーズと余韻がだいぶ好きなんですが、ところで「待ってて愛のうた」はラブソングではないんですよね。じゃあ、この時「口ずさんで」いるのは何の歌?という話になるわけですが、これ「Snow halation」という可能性もあるわけです。実際、千歌ちゃんはアニメでも「ユメノトビラ」の歌詞を書き出して、そこから歌詞作りの着想を得ていたような描写がありました。

 

 こんなこと書くとまたエモーション系クソオタクだと言われてしまいそうですが、とは言えAqours初期のμ'sに対する憧れの気持ちが表れてるこの曲がひだまりPは好きですね。

 

 

☆第59位-『DREAMY COLOR』←New!!

 アーティスト: Aqours

 PV: Aqours「DREAMY COLOR」Promotion Video - YouTube

 

 Aqours CLUB2021年テーマソング。なんとラブライブ!シリーズ初の声優の実写PVということで、企画の発表時は割とザワザワしていたんですが蓋を開けてみれば多くのファンから支持され2021年12月現在約540万回再生でラブライブ!シリーズ公式チャンネルの全動画中堂々の一位となっています。

 PVの内容はAqoursキャストが実際の沼津と浦の星女学院を舞台に歌うという内容になっており、2021年末のAqoursワンマンライブ「DREAMY CONCERT」ではこのPVに関連したAqoursのエピソードも公開されました。

 

 楽曲は変わっていく未来と変わらない想いがテーマとなっており、Aqoursはこれからも走り続ける、挑戦し続けるという曲になっています。

 Aqoursをずっと応援してきた人達にとって、アニメや劇場版など二次元コンテンツとしての一通りの活躍を終えてきたAqoursが今なお終わりじゃない、新しいことにチャレンジしてくれているということはとても心強く感じられると思いますし、それは二次元アニメと声優が二人三脚でやってきたラブライブ!という作品ならではの試みでもありますよね。

 これまでのAqours、そしてこれからのAqoursを応援するすべての人に刺さるテーマだったからこそ皆に受け入れられる実写PVになったんだと思います。

 

 

☆第58位-『あこがれランララン』←New!!

 アーティスト: 国木田花丸

 Special MV: 【YouTube限定公開】あこがれランララン Special MV - YouTube

 

 この溢れる主人公感。王道のアイドルソング。

 最初は花丸ちゃんっぽいカントリーなリズム感に油断していたんですが、その実はド王道のアイドルドリームソングであり、アニメ1期の花丸ちゃんの物語をガッツリ補完したキャラクターソングにも仕上がっています。

 まずこのMVすごく良いですよね。勇気を出してアイドルの世界に一歩踏み出した地味な女の子。これが刺さらないオタクなんているのでしょうか(反語)。アニメ1期放映当時にもしこの曲があったら完全に主人公は花丸になっていたでしょう。

 「やっちゃっていいかな 時は来たれりですっ!」などの歌詞のテンポの良さが味わい深くて、「ときめいた気持ちが消えないうちに」スクールアイドルの世界に飛び込んでみた花丸ちゃんのワクワクした楽しい気持ちが強調されています。

 あと「十日の菊はイヤです!」とか微妙に文学少女的な要素も回収していくのが畑亜貴先生の真骨頂。ほんとにさりげなく回収するんですけど、そのさりげないワンフレーズでも花丸ちゃん「らしさ」が現れているのが神の妙技ですね。

 

 

☆第57位-『キモチもユメも一緒だね!』←New!!

 アーティスト: 国木田花丸黒澤ルビィ

 

 このふたりの友情を表すのに「あのさ…ひとりで出来るけど ふたりがもっといいな もっといいんだ!」なんてピッタリのフレーズあります?

 ラブライブ!でよく表現される関係性に「仲間でライバル」というのがあるんですけど、この二人は「ライバル」かと言うとそういう感じでもないですし、かと言ってお互い二人三脚でスクールアイドルをやってきたというわけでもない

 例えばルビィがスクールアイドルを始めるときやSaint Snowに会いに行こうとした時、花丸は積極的にお節介を焼いたりはせずルビィを見守る立場でしたよね。二人は間違いなく「親友」なんですけど「似た者同士」でもあり、だからこそスクールアイドルをする上で「一人でやらなければならないこと」があるのをお互いに分かっていて、それゆえに不干渉を選ぶことがあると、そういう関係に見えます。「あのさ…ひとりで出来るけど ふたりがもっといいな もっといいんだ!」というフレーズはスクールアイドル1年生、まさにルビィと花丸の友情を表すのに過不足ない最高のフレーズなんですよね。

 

 あと二人の地元である沼津はめったに雪が降らないだけあって「空に踊る雪?雪だよね!?わーい!めずらしい景色!!」と雪やこんこの犬みたいにめちゃめちゃ喜んでるのがなんか面白いですね。

 

 

☆第56位-『Next SPARKLING!!』

 アーティスト:Aqours

関連記事: 劇場版ラブライブ!サンシャイン!!挿入歌シングルCDレビューVol.1,2【Hop? Stop? Nonstop!】 - ひだまりPはこう語った

 

 劇場版エンディング曲。これ、参考記事の解釈が激長なのでそのままコピペしますと、

 

 この曲について、本編中ではタイトルを「光の輪」と解釈し、これはμ'sの「僕たちはひとつの光」と対になっている、と考察しました。つまりμ'sは9人でひとつの光であり、3年生が卒業した時点で終わりにすることを決意した一方Aqoursは1人1人の「光」をつなぎ合わせて輪になっていると。まぁそれはそれでダブルミーニングというか、そういう意味もあると思うので敢えて訂正してないのですが普通に根本的な所を見落としておりました。

 

 おわかりとは思いますが、タイトルは「SPARK-RING(光の輪)」ではなく「SPARKLING」なのです。流石のひだまりPもイタリア語はサッパリでしたね。

 では「SPARKLING」とは何か?これは、動詞「sparkle(閃光、きらめき)」のing形で、きらめく、とか光彩を放つといった意味があります。

 

 ということで、「Next SPARKLING!!」というタイトルは「次の輝き」とでも解釈するのが妥当と思います。歌詞中にも「あたらしい輝きへと~」というフレーズがありますしね。

 SPARCLE ではなく SPARKLING と現在進行形になっているのは、本編中でも言及のあった通りAqoursがいつも止まらずに輝きを求めて先へと進んでいくことを暗示しているのだと思います。

 

 また本編中の演出としては、この曲は6人が新しいAqoursとして映画のラストシーンで披露した曲でした。

 (元々は浦の星女学院ここにありと新しい学校の生徒・父兄達にアピールするためのライブでしたがこのライブの時点では最早その問題は8割方解決していた向きがあり、実質的には大団円エンディングとなっていましたね。)

 このライブは実際には千歌達1,2年生だけで行われたものでしたが、2番からはファンタジー空間で3年生も一緒に歌っています。そんな2番の歌詞は卒業した3年生と、Aqoursに残った1,2年生の掛け合いになっていますね。

 

(3年生)

〽ひとりひとりは違っていても同じだったよ

 いまこの時を大切に刻んだのは

 ぜったい消えないステキな物語

 みんなとだからできたことだね

 すごいね、ありがとう!

 

(1,2年生)

〽会いたくなるんだ

 わかってる みんなを呼びたいよ

 いつでも聞こえるよ この歌が

 まだ走れるね 一緒に行こう

 

(全員)

〽止まらない 止まらない 熱い鼓動が

 君と僕らはこれからもつながってるんだよ

 止まらない 止まらない 熱くなって

 あたらしい輝きへと手を伸ばそう

 

 「すごいね、ありがとう!」というフレーズが神こと畑亜貴先生の面目躍如という感じですね。神はこういうシンプルで単純な表現の中にいろんな感情表現を詰め込んでスパークさせるのがとんでもなく上手なんですよね。ありがとうと言いたいのはこちらです。

 ダイヤちゃんの口から紡がれる「ぜったい消えないステキな物語」も「ぜったい」という平凡な言葉の中にむしろダイヤ達のAqoursに対する万感の思いと信頼を鮮明に読み取ることができます。

 

 これに対する1,2年生のアンサーが「いつでも聞こえるよ この歌が まだ走れるね 一緒に行こう!」なんですよ。

 ステージの上で歌っているのは千歌達2年生と1年生だけど、歌に込めた想い、Aqoursの想いは3年生も一緒に形作ってきたもので、それがまさにこの2番を3年生が一緒に歌う、という演出に込められているんですね。

 劇場版のストーリーを通じて、千歌達は3年生が居なくなっても平気、と思うようになったのではなくて、たとえメンバーとしては居なくなっても、Aqoursとして9人で作ってきた想いは変わらずに残っていて、いつも繋がっているということに気が付いたんです。

 

 この2番はまさに、Aqoursを大切な場所として心に刻んで巣立っていく3年生と、その想いを受け継いで走り続けていく1,2年生の想いが交差したお互いへのメッセージソングになっているんですね。これはまさに、このラブライブ!サンシャイン!! The School Idol Movie Over the Rainbowという映画の一番大切なテーマでした。

 

 歌詞で言えば、順番が前後しますけど1番のサビもじっくりと噛み締めたいですね。

 

〽忘れない 忘れない 夢があれば

 君も僕らもなれるんだ なりたい自分に

 忘れない 忘れない 夢見ること

 明日は今日より夢に近いはずだよ

 

 ピアノでスランプに陥る梨子ちゃんに「笑顔になって欲しい」とひたむきに手を差し出したのは千歌ちゃんでした

 ルビィちゃんは親友の花丸ちゃんに背中を押されて、スクールアイドルになりたいという自分の気持ちに真っ直ぐに向き合うことができました

 大好きな堕天使の自分と普通に振る舞いたい気持ちとの葛藤で悩んでいた善子はAqoursというグループの中で自分の”好き”を表現できるようになりました

 果南は…なんか鞠莉と乳繰り合ってるかと思ったら自動でメンバー扱いになってました

 Aqoursというグループは、メンバー皆それぞれの夢へ飛び立つための止まり木的存在であると明確に言葉にしたかどうかは覚えてませんがひだまりPは思っていて、それが「みんなで叶える物語」μ'sとの大きな違いでもあると思っていたんですが、そういう、Aqoursというグループを千歌ちゃんが立ち上げた時からの根源的な大切な思いがこの歌詞には込められていると思うんですよね。

 

 「君」と「僕ら」というフレーズは2番のサビでも登場しましたけど、これはどっちもAqoursと、そのメンバーの事なんですよ。なんですよっていうかまぁひだまりPはそう思っています。2番の歌詞が3年生と1,2年生の掛け合いになっているのは上で書きましたが、それも含めてこの歌はAqoursのみんなから、Aqoursのみんなへのメッセージソングなんです。長々と書いてしまいましたが、これが結論ですね。

 

~~~

 

 なっが。

 

 この曲、いま書いたように劇場版ラブライブ!サンシャイン!!を通して語られたAqoursのあり方、μ'sのそれと形は違っていても、この9人だけの絆が確かにそこにあることを物語る名曲なのですが、残念ながらそのメッセージは必ずしも我々ファンに正しくは伝わっていなかったことも、合わせて記しておかなければならないでしょう。

 

 事件は2019年6月、Aqours 5th LoveLive! ~Next SPARKLING!!~ のアンコール中に発生しました。幕間映像で劇場版本編のシーン、この「Next SPARKLING!!」を披露する前の点呼のシーンです。ここにいるAqoursは6人。でも、千歌達の耳には3年生の「7!」「8!」「9~!」という声が聴こえてきました。そして───

 

  会場中に響き渡る、オタクの「10~!」という叫び声。

 

 これが聞こえて来た時は、正直ひだまりP、血の気が引きましたね。そんな事言うやついるんだって。

 ひだまりPが、「10人目問題」に極めて否定的なスタンスを取っているのは「No.10」の解説で分かって頂けたと思うんですが、ごめん、これはそれ以前の問題です。

 今このシーンで、9人の絆と繋がりを確かめるシーンで、「俺たちが10人目」とかそんなクソみたいな茶々を入れる必要あります??それはもう「筋違い」もいいとこで、まったく関係ない文脈じゃないですか。この劇場版を締めくくる名シーンにこんな横槍を入れて邪魔するのは、まさしくオタクの皆さんが蛇蝎のごとく嫌っている「イェッタイガー!!!」とか叫んでるのと何も変わりません

 

 まさにこれは、10人目問題におけるオタクの意識の違いが最悪の形で表れてしまった最悪のテロ事件と言えるかもしれません。やはり我々オタクが10人目などという、ふざけた論調は全力で否定していかなければならないという思いを新たにしたライブでしたね。Aqoursの10人目はさわやかのげんこつハンバーグです。

 

 

☆第55位-『PHOENIX DANCE』←New!!

 アーティスト: AZALEA

 

 ラスサビのハモりが美しい。AZALEAって意外と「恋」をテーマにした情熱的な曲が多いですよね。

 ただ勢いがあるだけじゃなく、2番の「恋と似た香りの花を 挿した髪が波になって 貴方の海を満たす 渇いた胸を満たす」の部分とか本当に詩的で引き込まれる歌詞になっていて、ちなみにここは花丸ちゃんのパートなのがまた良いですよね。

 更に言うと「真夏ですか?燃える想いは~」の部分。ここはダイヤちゃんのパートなんですけど、「真夏ですか?」という問いかけはSUMMER VACATIONのドラマパートで「暑かったから?だから…富士山も暑いと?まるで南国のようだと?リゾート気分、夢気分♪だと!!?」と妹のルビィちゃんを激詰めしていたシーンがフラッシュバックして笑っちゃいそうになりますね。まぁ、それはどうでもいいんですけど。

 

 

☆第54位-『ドラゴンライダーズ』←New!!

 アーティスト: CYaRon!

 

 シンプルに好き。こういう弾み倒しのアニソンがもうひだまりPは大好きで、それだけです。もうこういう曲を歌ってくれるのはCYaRon!しかいないんですよ。

 それにしても「Braveheart Coaster」のB面はCHANGELESSコドク・テレポートというノスタルジー連打だったのになんで1stアルバムはこんなにハジケてるんだ。CYaRon!の引き出しの多さに戦慄しきりです。

 

 「にっちもさっちもよっちもごっちもろっちもなっちもいかない?」とかリズム感だけの歌詞。らんま1/2じゃん。しかも「会いに会いに行くよ!」は「爱你(アイニー)」と掛かってるとかさりげなく言葉遊びも使われている所がチャイナ系ソングの真骨頂っぽい。完全にラブライブ!で唯一の唯一の唯一のチャイナ系スクールアイドル・Liella!の唐可可ちゃんのお株を奪っています。「アチョー!」とか雑に中国っぽいのも楽しくてすごい好き。

 

 「ウーッ!ハーッ!」とかもね。めざせモスクワじゃん。しかしこれだけネタに走ってもCYaRon!の一人一人の個性は潰れるどころかむしろ増強されていますし、CYaRon!らしさも失っていないのは芸術というほかないですね。

 

 

☆第53位-『i-n-g, I TRY!!』

 アーティスト:Aqours

 

 劇場版ブルーレイ特典ソング。ただOver The Next Rainbowのインパクトもあってか、劇場版関連ソングとしてはやや空気感がありますね。

 

 ひだまりPがこの曲をすごく好きなのは、この曲が「スクールアイドルの原点」を感じるからなんですね。シンプルに、作詞者である””の言葉を借りるなら、『明日を、未来を描きながらも、今を楽しく真剣に生きるということ』です。

 

 「いつか思い出に変わるの?変えてない!」と、郷愁に浸ることを敢えて否定し「今この時」の輝きを大切にしたいという気持ち。それこそが、Aqoursのみならずラブライブ!の歴史の中で歌われてきたスクールアイドルの原点だと思うのです。

 

 …ただ、その素晴らしさを持った曲が奇しくも同時期にリリースされていることで余計に本曲が空気になってしまった感は拭えないですね。まぁ、そっちの項で詳しく書きたいと思います。

 

 「まるで夢のようなって言ってるけれど ”ような”はいらない」って、どっかで聴いたと思ってたんですけどアレですね、「ときめき分類学」と若干ダブってますね。

 

 

☆第52位-『もっとね!』←New!!

 アーティスト: 松浦果南

 Special MV: 【YouTube限定公開】もっとね! Special MV - YouTube

 

 果南が可愛い系やるとね、ズルいんですよ。可愛いから。これは「泳力と筋肉かな♪」とか言いながら毎回白くてほっそい腕を見せつけてくる某諏訪ななかさんの影響も多分にあって、善子の「タテホコツバサ」のときに小林愛香さんはもっと可愛い系の曲が似合うってひだまりP言ったんですけど諏訪ななかさんは普通にアーティストとしても可愛い系路線で売ってますからね。ひだまりPイチオシのすわわソロ曲は「ショコラ フレーズ」です。蜜柑休題。

 兎にも角にも果南の可愛いはマジでAqoursのジョーカーなので。メガガルーラみたいなもんです。完全に切り札を切ってきた感じですね。MVのゆめかわなイラストもこうなってくるとめちゃめちゃ似合ってます。「もっとねもっとねもっとねもっとね!」とか同じフレーズを繰り返すのは電波系アニソンによくある洗脳手法なんですが、完全にひだまりPの心を掴んでしまいましたね。

 「もっとね もっとね もっとね もっとね! 一緒にいたいよ~」の綺麗な高音とか、ライブで生で聴いたらさぞ感動するんだろうなぁ…えっ何ですか。諏訪ななかさんの美しい高音パートを生で聴きたいって言っただけだが?話変わりますけどAqours☆HEROESの2番の「は・や・く!」ってパートあるじゃないですか?あそこって誰のパートだっけ。

 

 

☆第51位-『青空Jumping heart』

 アーティスト:Aqours

 

 アニメ1期オープニング。

 ナンバリングシングル2枚とユニットシングル各1枚をリリースして早々とアニメ化したラブライブ!サンシャイン!!。多くの期待に包まれながらのアニメ放映で流れたオープニングは、僕たちの大好きな「ラブライブ!」の続編がやって来た!と確信できる素晴らしいクオリティでした。 

 アニメのOP映像も1年生の可愛いダンスに3年生の優雅なダンスと各メンバーの魅力がしっかり伝わるものになっており、そして途中のシーンにはどこか陰のある3年生の姿があったり、9人の人影に向かって走り出す千歌ちゃんのシーンなど意味深な描写が多く差し込まれて多くの考察を呼びました。

 

 ひだまりPが好きなのは2番の「説明はできないけど…ダイジョウブさ!」という部分、この底抜けの明るさこそ、千歌ちゃん率いるAqoursの強さという感じがします。

 

 アニメ2期13話では1期オープニングであるこの曲が挿入歌として使われましたね。本家ラブライブ!でもラブライブ決勝のアンコールで「僕らは今のなかで」が歌われるという演出があり、それを踏襲したものと思われますが正直これに関しては…ダソク(※1)でしたね。

 というのも、こうして並べられちゃうとこのタイミングで「青空Jumping heart」を入れても「僕らは今のなかで」のときのカタルシスに及ばないんですよね。まぁその辺の考察は2期13話の感想ブログを読んで頂けると分かりますが、あれだけラブライブという大会そのものを軽視してきたストーリーの中で「実はこの曲はあの時届かなかったラブライブ決勝で歌うつもりだった曲なんです!」をやられても響かないというのが本音です。

 それこそ、その枠は後に劇場版でSaint Snowが最高の形で持っていってしまうわけですから尚更「青空Jumping heart」の立つ瀬がないですよね。

 

 まぁ今の補足自体がダソクと言えばそうですが…その辺りでちょっと味噌が付いてしまった感はありますね。

 

(※1) ダソク…イヤのりさんの略。アニメ版の黒澤ダイヤのように余計なものを足されて台無しにしてしまうことを言う。

 

 

★後編へ続く

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*1:ダイヤのそっくりさんの略。ダイヤさんのアニメでのアイドル好き設定のように、余計なものを付け足すことで全体をダメにしてしまう、という意味。