ひだまりPはこう語った

ちゅんちゅん、ハローラブライブ!「人生をラブライブ!にする」をモットーにあれこれ語ります。

ラブライブ!2期7話「脚本をなんとかしなきゃ!」感想

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ご飯が食べれないのはつライッス…なんてね。(ちかっちギャグ)

 

 ちゅんちゅん、ハローラブライブ!どうもひだまりPです。永らくお待たせしていたラブライブ!アニメ2期感想リライト記事、ついに…というか、ようやくこれから後半戦と言った所でしょうか。ということで、2期第7話「なんとかしなきゃ!」の感想です。

 

※本記事は2014年7月に投稿した記事に加筆修正を加えたものです。

 

 それでは、続きを読むからどうぞ!

 

 

 

もくじです。

 

 

[☆2020.04.22 加筆分]

 

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ひだまりPのボーナス明細を見る穂乃果。

 

 「変わってないなぁ…」ってやかましいわ。

 

 ということで、穂乃果の部屋から意味深な封筒が発見されるという前回の意味深な引きに続いて穂乃果が太ってしまうという、アイドルアニメではお約束の減量回です。言うほどお約束か?

 

 

 今ひとつダイエットの意志薄弱な穂乃果に対して「ファーストライブの衣装を着てみてごらんなさい」と言い放った海未ちゃん。現実を知った穂乃果に更に追い打ちをかける畜生。

 

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ここ、クレヨンしんちゃんの急に劇画調になるシーンっぽい。


 まぁ色々あるんですけど、わざわざ生徒会室にルームランナー持ち込んでまでダイエットの意欲を見せている穂乃果の目の前でポテチ食ってることりちゃんも普通に畜生じゃない?衣装が入らなくなるほどの体型の変化を衣装担当のことりちゃんが見抜けなかったというのも問題です。まぁこれに関しては、薄々気づいていても気を遣って言い出せなかったという可能性もありますが…だからこそ「見た目はそんなに変わってないと思うよ?」という精一杯のフォローも穂乃果が食いついた途端に「えーっと…」なんてあっさりハシゴを外す始末だったのかもですね。

 そう考えるとことりちゃん、徐々に増えていく穂乃果のウエストに気づきつつもそれに合わせて衣装の方を少しづつ調整していたのか…海未ちゃんが言い出してようやくそれに気づいた穂乃果。どうして言ってくれなかったの!?」「一番に相談したかった!でも…穂乃果ちゃん、食べるのに夢中で…

 

 次回のラブライブ!『ともだち』

 

 よーく考えると穂乃果が鈍かっただけでこれ、「ともだち」と同じ構図でしたね。そもそも雪穂が(身体測定の)封筒を見つける所からして明らかに1期でことりちゃんにエアメールが届く描写のオマージュ(というか匂わせ?)ですし…そう考えるとことりちゃん、この回前後編ともやらかしてるじゃん。

 

 あとこれは余談ですが、穂乃果にしろ花陽にしろ作画的な見た目は全く変わっていないのに太った太った言われて死ぬ気でダイエットこなしてる絵面がなんかこう…病理ですよね。というか花陽はあんなギャグ漫画みたいなおにぎり食ってるのに太ったとか太らないとかそんな次元の話されても…

 そう考えると元記事で引用しているアイカツ!のダイエット回は見た目から明らかにブクブクに太っていて、それでいて「太っていることが悪いわけじゃない」ときっちりフォローまで入れているのがアイドルもののダイエット回としては革新的だと思いましたね。まぁこれは言ったとおり余談なので、この回の評価には直接結びつきはしませんが…

 まぁひだまりPもそんな見た目でわかるくらい太った穂乃果が見たいかと言われるとそうではなくて、でもお腹の大きくなった穂乃果は見たいですね。そんなオチ。

 

 だいたいまんじゅう屋の看板娘がガリガリに痩せてたらイメージ悪いんだよな…ぽっちゃりしてる位で良いんだよ上等だルルォ!?

 

 

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これマジ?おにぎりに対して笹の葉が貧弱過ぎるだろ…

 

 でも後のカットではちゃんと笹の葉に食べかけおにぎりを置いていたので、花陽は上から数%をかじったのではなくマトリョーシカ方式に膨らませているおにぎりの外周を食べ尽くして中身に取り掛かる最中だった可能性がありますね。どうでもいいけど。

 「…まさかダイエット?」といち早く乙女の悩みを察知しつつ、そのあまりのベタさに呆れ返る真姫ちゃんの描写が地味に好きポイント。真姫ちゃん、同年代と話が合わなそうだけど友達いなかった分クラスの皆の会話が耳に入ってるから逆にそういうのには敏感になってるのかも?っていうのは…流石に邪推しすぎですかね。

 

 にこちゃんは2人に呆れてるような描写が見られますが、これ穂乃果1人だけだったらもっとキレ散らかしてたと思うんですよね絶対。花陽は正しい意味で道連れだった。

 

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 それにしてもこの辺の描写は海未ちゃんの厳しい一面を描きたかったのは理解できるんですが、海未ちゃん自身が幼少期から受けてきたスパルタな仕打ちを今度は自分がする側に回ってしまったようで見ていて居た堪れなくなりますね…まぁことりちゃんは甘々だから多少はね?

 

 ランニング中にご飯屋さんを見つけるシーンは吐息のみによる会話表現が声優さんの面目躍如といった所でしょうか。というか、バレ方が完全にこち亀のそれでウケますね。

 

 ごはん断ちの甲斐あってダイエットの成果が表れた花陽。一方で間食をやめられなかった穂乃果には厳しい現実が待っていました。

 

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「なに考えてるんです!あなたはμ'sのリーダーなのですよ!」
「それはそうだけど…」
「本当にラブライブに出たいと思ってるのですか!?」
「当たり前だよ!」
「とてもそうは見えません!」
「そんなことないも~ん!」
「気持ちの緩みが身体の緩みなんです!」
「緩んでない~!」
「緩みまくりです!」
「ゆ~る~ん~で~な~い~!」
「ゆるゆるです!」
「ゆるゆるじゃないも~ん!」
「ぶにぶにです!」
「ぶにぶっ…!?○※△☆%#~!(聞き取れず)
「穂乃果!一体あなたは何でいつもいつもこうなのです!
 私だってこんなにガミガミ言いたくないんですよ!
 これじゃ私が鬼軍曹みたいじゃないですか!」

 

 ここの2人の喧嘩、途中から凛の「穂乃果ちゃんのこと嫌いなのかにゃ?(言わされ感)」とことりちゃんのダイスキだったらダイジョウブ宣言が入るので聞き取りづらいんですが、よく聞くと結構面白い事言ってるんですよね。「ゆ~る~ん~で~な~い~!」が可愛すぎる

 

 

………

 

………そして。

 

 

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トリプルチェックで再発防止ヨシ!w

 

 これ書類に判子ついてる経理担当がどう考えても戦犯でしょ。っていうかこの承認ボックスは何なの。何をもってここに入れられるの?

 色々と意味が分からない部分がありすぎるんですが、まぁそこを深く掘り下げるのはアニメの本筋とは逸れるので言わないようにしておきましょう。ともかく、ことりちゃんのミスで承認ボックスに入れられた書類に経理猫さんも「ことりちゃんが見てるだろうからヨシ!」つってハンコ押しちゃったと。はいはい。あるあるですね。

 

 まぁこのくだりに関して最終的に言いたいことはそれこそ6年前に書いた記事から変わってなくて、要するに「言いたいことは分かるけど演出が陳腐すぎる」っていう事なんですよね。生徒会長をやる中での穂乃果の成長が書きたかったわけじゃないですか。帰ってきたドラえもんがやりたいわけじゃないですか。

 

 それが分かっていても絵里ちゃんの「私から3年のOBに話してみましょうか?」っていう提案に対して「でも…私たちでなんとかしなくちゃ、ダメなんじゃないかな。」っていう発言には「なんでやねーん!!!」って突っ込まずにはいられない。いやいや、そうかもしれないけど!意地を張るべき所ってそこじゃないじゃん!?!?

 逆に穂乃果の長所って、絵里ちゃんに限らずこういう時に周りが自然と助けてくれるような、A-RISEの言葉を借りればカリスマ性に近いものであると思うんですよ。それがなんかもう、生徒会長っていう管理職的な立場に置かれてこんな針のむしろにされているのがなんとも居た堪れないし、単純にそういう描写は必要?って思ってしまいますね。

 悪名高い9話もそうなんですけど、生徒会長が穂乃果の足枷にしかなってないんですよね、このアニメ2期は。穂乃果の責任感は正しい。生徒会長として目の前の問題に泣き言を言わず向き合ったのは評価できます。じゃなくて、そもそも。なんで穂乃果が生徒会長になったの?これ完全にエリーチカ一生の不覚でしょ。

 もうほんと…ヒフミが生徒会やれば一番いいと思うんですよね。そこに突っ込むのは流石に根本的過ぎて野暮なんじゃないかと思うけど、実際にスクールアイドルと生徒会長の二足のわらじで無理が出ている点が多すぎるんですよ。

 

 だいたい同じ部活の2年生3人だけで生徒会運営してるのが無茶苦茶すぎるというか生徒会まわりの設定が全体的に雑すぎる。まぁ生徒会が雑過ぎるのは残念ながらラブライブ!サンシャイン!!にも将来的に引き継がれてしまっていますが…逆にエリチがいた頃の生徒会はまだまともな組織でしたね。

 

 この回の穂乃果の頑張りとか、2年生組の関係性、そういうものの描写としては良いんですが、トラブルの事実関係もよく分からない、美術部のキレ方も謎、穂乃果が意地を張るポイントもずれている、などなど…小骨がちくちく刺さって上手いこと嚥下できないというのが正直な感想ですね。そういう所が「見るに堪えない回」という感想に繋がってきます。

 

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ほんとに針のむしろじゃん…

 

 この拍手にマジで殺伐とした雰囲気を感じる。こんなとこで女子校らしさ出さなくてもいいから…

 

 「無い袖は振れません!」って穂乃果の突っぱねは良いですね。やれば出来んじゃねぇか…っていうか本当にそれで終わりの話だと思うんですけどね。むしろ「無い袖は振れない」なんて慣用句をよく知ってたな。

 

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 最後の最後は手を貸してくれるにこ先輩有能すぎでしょ…前回の醜態もどこへやら。にこ先輩はまきりんぱなばっかり可愛がってる感じがあるけどちゃんと穂乃果達の先輩でもあるんだよなぁ…

 

 美術部さんもこれにはニッコリ。

 

 

 問題解決と同時に、穂乃果の体重問題も収束。ストレスで痩せるタイプか…

 

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「…今日もパフェ、食べに行く?」
「そうやね。」

 

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次回『なんとかしなきゃ!(再)』

 

 このオチは当時も不意打ち過ぎて笑ってしまいましたね。

 いや、次の話につながる重要な引きなんですけど、この話の流れで「今日もパフェ」とか言われたら次はそういうことになるフラグだとしか思わないよね…

 

 ということで次回、「私の重み」。更新日は未定です。

 

 

 

[★2014.7.13 元記事]

 

穂乃果の顔芸が可愛いという以外に存在意義のない回だった。。。

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  2年生回。前回のラストで雪歩が穂乃果宛の封筒を見て「はわわ…」ってなってたのを見て、1期を観た人ならことりの留学騒動を思い出し心にもやもやを抱えて1週間過ごしたかもしれません。番宣の凛ちゃん号泣(→2話の山登りのギャグシーン)とか3話予告で映った退部届(→にこの過去回想)とか、今期予告詐欺みたいなの多くないですか?と言いたいところですが、こればっかりはホントに鬱展開で来られても文句言うのであえて言及しないでおこうと思います。

 

 あらすじ。穂乃果は太ってしまった!

そしてここぞとばかりに穂乃果を煽る花陽。かよちんがここまで誰かを煽ってるのってレアですよね。関係ないですけどソロライブⅡ花陽のWonderful Rushは「ハイハイ進め!まだまだ!レッツゴー!」のとこがめちゃめちゃ煽ってるように聴こえるので聴いてみてください。ハイハイススメィwwwwwwマダマダァwwwwwレツゴゥwwwwwwwwww

 

 しかし花陽も体重増加が発覚し穂乃果と希と一緒に食事制限と減量をするハメに。花陽にざまぁって思うのラブライブの全コンテンツ通じてここくらいだろうな…

 

 海未ちゃんのダイエットメニューをこなす最中、隙を突いてごはん屋さんに足繁く通う二人。走ってる途中で気持ち悪くならないのか…さすがの海未ちゃんもこれには呆れ。花陽は元々大飯喰らいだけあってプラマイではマイナスだったらしくダイエットに成功しますが、他にも海未ちゃんの目を盗んでつまみ食いしてた穂乃果には厳しい現実が待っていたようです。まぁ実家が食べ物屋さんだから仕方ないよね…

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 「あんなに怒って。海未ちゃんは穂乃果ちゃんのこと嫌いなのかにゃ?」いやいや。海未ちゃんみたいな子、自制ができない相手はとことん軽蔑しそうなのに穂乃果だからこそまだ「怒ってくれてる」んですよ。我が子くらい愛してなければここまでされたら愛想つかしますって…穂乃果ちゃんはもっと感謝するべきだよ…そうそう、海未ちゃんは穂乃果ちゃんが大好きなんだよ。そう、ここまではよかった。まだ。

 

 

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 あぁ…やっ…てしまいましたなぁ…

 

 これはあまりにもツッコミどころがあり過ぎるんですが、ことりちゃんが悪いというより書類を箱に入れただけで生徒会の判子も何もなくストレートでノーチェック承認されるシステムに明らかな欠陥がありますよね…。2期のことりママは有能だと思っていたのに、こんなどうでもいい所で学校一つ潰しかけた手腕を”魅せて”くれるんだよな…

 

 まぁ、そこを言っても仕方ないので、ことりちゃんが書類を承認済の箱に入れたら最後誰一人「予算会議の前だけどこれいいの?」なんて疑問も持つことなくおそらくは理事長によって最終的に承認されるものだったんです。事実を告げられ怒る美術部。たじたじの生徒会3人。

 

 「私達が解決しなきゃいけない問題だから」と絵里・希の援助を断り予算会議に向けてたった3人で膨大な資料の整理をする生徒会。そして迎えた予算会議では、何故かめちゃめちゃ偉そうな美術部代表が「予算の件について説明してください。」全く関係ない他の部も「オラ説明してみろよ」ムード。いやいや…絵里の時にいたはずの下級生もいつの間にか消えてるし、現生徒会どんだけ支持されてないんだよ

 

 ここでの穂乃果の口上は確かに有能。3人揃って頭下げるところは「謝罪会見かよ」って思いましたけど…だけど一体ファンの誰がこんな茶番を、穂乃果達のこんなシーンを観たいって思っていたんでしょうか…?と思うと、なんだか空々しい気持ちにさせられます。いや…穂乃果達3人の生徒会を通じての成長みたいな事を言いたかったのは分かるんですけど、言いたいことだけが先走りして演出が陳腐すぎやしませんかね…

 

 この話だけ見ても、「穂乃果が生徒会長という役職に向いてない」ってことを認識するだけにしかならないと思います。穂乃果はリーダーダイプだけど、生徒会長って「リーダー」じゃないじゃないですか。どちらかと言うとみんなの意見を聞いて、それを取り持っていく管理職的な仕事じゃないですか。美術部に文句言われたところでも、「ダメなものはダメなんだよ!」って突っぱねるくらいのふてぶてしさがあってこそ務まるものなんだと思います。(予算会議での穂乃果は、確かにそういう所も見せてくれたけど…)穂乃果って、自分に非があるととことん強く出られないタイプで、何も考えてないようでもすごく責任感の強い子なんです。目標を決めたらそれに向かってまっすぐ突き進む姿勢が魅力だった穂乃果が、こんなことで足引っ掛けられて立ち止まってる姿は素直に見たくないって思います。というか、それがそのまんま1期の11話~13話の騒動の内容なんですが…穂乃果が生徒会長でもいいけど、生徒会長に足を取られて「穂乃果らしさ」を失ってしまうようなのは第一話で終わりにしてほしかったな、というのが正直な感想でした。

 

 あと、穂乃果は少しくらいぽっちゃりしてても好きだよ。

 

 

★まとめ

 

トゥデイズ チカキンズ ポイント。

 

ドゥルルルルルルルルルルルルルルルル………

 

 

 

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37点(サーティナイン)~~~!

 

\ナントカシナキャ!!/

 

 

 ということで、ラブライブ!TVシリーズの「見るに堪えない回」ランキング第2位、「なんとかしなきゃ!」でした。ちなみに、「見るに堪えない」とは必ずしも内容がつまらないという意味ではないので、第1位はサンシャイン2期のあの回ではないです。

 

 ともかく取って付けたような苦境に振り回される穂乃果が見るに耐えない。特に後半が理解に苦しみます。まぁ、もっと理解に苦しむ回がもうすぐ迫ってるんですが…

 ただあの回とかサンシャインのあの回は、あそこまで振り切って意味不明だと逆にこう…シュールギャグアニメを見ているような楽しみ方ができるんですよね。ぶっちゃけひだまりP、サンシャイン2期のあの回見てる時はなんかもう笑うしかないと思って終始笑ってましたからね。それでいくと今回とか1期のあの回とか、なまじ登場人物の心情が分かる分居た堪れない気持ちを抱いてしまうわけですよね。

 

 今回の話の良かった所と言えば…穂乃果のころころ変わる表情が可愛かったということと、予算会議でのにこ先輩のイケメンムーブくらいでしょうか。

 

 ということで、また次回の記事でお会いしましょう!

 

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★次回のラブライブ!