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1996年にチュンソフトから発売された「風来のシレンGB 月影村の怪物」の記事です。今作の「もっと不思議のダンジョン」にあたる「月影村出口」を攻略することを目的にしていきます。
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もくじです。
このゲームについて
風来のシレンGB 月影村の怪物
「風来のシレン」シリーズ第2作にあたる今作は1996年にゲームボーイ用ソフトとして発売されました。96年といえばひだまりPは3歳なので、発売当初に購入したわけでは無かったと思います。何のきっかけで買って貰ったのかは忘れましたが、間違いなく言えるのは小学校~中学校までで5指に入るほどやり込んだGBゲームだということですね。他にGBソフトで遊び尽くしたのは「ポケモンクリスタル」「ドルルルアーガ」「テリーのワンダーランド」等ですかね。
少年時代は持ち込み可能のストーリーダンジョン「供養峠」を何度も往復してようやくクリアし、その後はレアアイテムである「秘剣カブラステギ」や「ラセン風魔の盾」を限界まで強化した最強装備を手に無双プレイを楽しんでいました。中学時代も一時期は試験勉強そっちのけで深夜までプレイしていた記憶があるのですが、どうしても、どうやってももっと不思議のダンジョンだけがクリアできなかったのです。
ゲームの概要
毎年、おさなごを生贄に捧げているという呪われた村を舞台に、生贄にされた少女を助け出すためにダンジョンに挑むのがメインストーリーになります。このゲームのメインダンジョンとなるのは全21Fからなる「供養峠」。シリーズでは珍しい往復ダンジョンであり、21Fに到達してラスボスを倒した後は助け出したいけにえの女の子、フミちゃんを連れて来た道を引き返し、再び「月影村」へ戻ります。
難易度はやさしい・ふつう・むずかしいの3段階となり、真エンディングに辿り着くためには「むずかしい」をクリアする必要があります。むずかしいでも倉庫から道具の持ち込みは可能なので、装備品だけを持った状態でダンジョンを脱出できる「ひきあげのまきもの」等を駆使して何度も挑戦し装備品を鍛えあげればクリアはさほど難しくありません。
クリア後は月影村の住人達に感謝されつつ村を出ることに。そして、さらなるダンジョン「月影村出口」に突入となります。ここで死んでしまうと、別れを告げた月影村にまた戻されるハメに。
ここからタイトル画像と同じ、タイトルが「風来のシレン 月影村の怪物」から「風来のデレン 月影村の脱出」に変わります。こういう遊び心はいいですね。
月影村脱出に失敗し続けるうち、今作のヒロインなのにイマイチ影の薄い、ケヤキちゃんとのストーリーも進んでいきます。
識別の腕輪倉庫に置いといてくれよなー頼むよー
さてこの月影村出口、フロア数は50Fで持ち込み無し。「むずかしい」が剣・盾・腕輪・杖・壺のみ未識別だったのに対し、更に草・巻物が未識別。
「不思議のダンジョン」シリーズファンにはおなじみで、と言うか99Fじゃないの?と思う所ですが当時小学生のひだまりPにとっては鬼畜難易度もいいところでした。と言うか、今でも鬼畜難易度だと思っています。
プレイ環境
シレン月影村はゲームボーイ用ソフトですが、バーチャルコンソール等は出ておらず、Windows版は認証サーバーがサービス終了によりプレイ不可、またAndroidアプリ版もありますが仕様が所々違う上に操作性がクソ過ぎるので、プレイするなら実機を準備する必要があります。
当時愛用していた公式ガイドブックもついでに買いました。アイテムの値段表と、全ダンジョンのモンスター分布が載っているので普通に役に立ちますね。
GBをプレイできるハードで一番新しいのはゲームボーイアドバンスSPですね。一応これも中古で手に入れましたが、年代物のためかバッテリーの持ちが悪すぎて常時充電しないと使い物にならなかったため思い切ってスーパーファミコン&スーパーゲームボーイ実機を購入しました。
やったぜ。
環境揃えるのにしめて1万円くらいかかりましたが、SFC実機があれば往年の初代シレンも遊べるから多少はね?
スーファミをそのままTVに繋ぐと解像度の関係からクソみたいに荒くなってしまうので、3色のAV端子ケーブルをUSBに変換できるGV-USB2というアダプターを仕様してパソコンに繋ぎます。これはニンテンドー64をプレイする時にも使ってたので既に持っていました。PC側ではアマレコTVという無料ソフトを使って、ゲーム画面を表示することができます。これによりSFC実機をプレイしながら別窓で攻略サイトを確認したり、画面の大きさを変更したり、更には画面キャプチャまで可能です。超便利!
使い方はここに載ってます。
VIPで初心者がゲーム実況するには - GV-USB2の使い方
供養峠の冒険
ストーリーダンジョンはニワトリをオトモに連れてさくっとクリア。ニワトリは1フロアに最大1個「たまご」を産んでくれる有能な仲間です。「たまご」はシレンシリーズ他作品で言うところの「特製おにぎり」と同じ効果で、食べると満腹度小回復に加えて不眠、ハラヘラズ、毒無効etcの追加効果が得られます。
供養峠は前方3方向に攻撃できる「ヨウトウかまいたち」が床落ちで手に入るので、これを合成できるとグッと楽になります。更に18Fから倍速高火力の「しのつかい」が登場するので、セットで「じょうぶつのカマ」があれば更に安心ですね。
ラスボス「オロチ」は殴り合うには難敵ですが状態異常を普通に掛けられるので、「身代わりの杖」を振るだけで取り巻きのアイアンヘッドやクロムアーマー達が勝手に集団リンチして殺してくれます。
供養峠をラクラク攻略し、20年越しに挑む月影村出口では予想通りに死にまくっていたさなかに上述のスーパーゲームボーイ環境に乗り換えたのですが、その直後に大きな問題が。
なんと、セーブデータがバグって消えてしまいました。
なんとも懐かしいレトロゲーの宿命です。およそ10年振りですね。まぁそんなレア装備があったわけではなく、単にストーリーやり直しだけなので被害はまだ小さいです。
2回目は同じニワトリでは芸がないのでポチをお供に連れてクリア。ポチはニワトリと同様1フロアに最大1回その辺で小便をして、数ターン経つと小便の跡から草が生えてきます。「ちからのたね」や「いかくちょうのたね」と言ったシレンの能力を底上げするアイテムをたくさん引ければ一気に冒険が楽になります。
余談ですがシレンシリーズの先の作品では「巨犬なおにぎり」という、満腹度が50回復する代わりに犬用なので人間のプライドが傷つく(実害は無し)効果のあるアイテムが登場しますが、ポチの小便で育った草を飲むシレンも同じような気持ちだったのかもしれないですね。
あっさりクリア。「ちからのたね」を飲みまくったのでちから最大値が上がりまくってますね。(初期値は8)
月影村脱出編
ここからが本当の地獄だ。
70連敗まで
小中学校時代、そして先程データごと逝ってしまったアドバンスSPでの冒険を含めそれまでに100回以上はプレイして失敗していると思いますが、スーパーゲームボーイに乗り換え以降はプレイログを残すことにしました。
1~30回目までの冒険はこんな感じでした。
月影村出口34Fで死亡。ハラヘリ軽減・メッキ・ダメ反射の印を付けた重装の盾+5を合成してこれはいけるかと思ったら、スーパーゲイズとパコレプキーナに囲まれて高飛び草で逃げた先でグレートチキンに引導を渡されてしまったぜ。
— 穂乃果ちゃん絶対妊娠マン (@Hidamarie_win) 2018年2月18日
これは7回目のやつですね。「重装の盾」は基本値12と普通に拾える盾の中では使い捨ての盾を除く最強防御力を誇る反面ハラヘリ速度が2倍になる欠点があります。
そこでハラヘリ速度を半減する「皮の盾」を合成することで相殺、そこから更にもう一枚合成すればハラが減りにくい「重装の盾」が完成します。
但し月影村出口では合成の壺がかなりレアであり、そう都合よく作れないのが現実です。マゼルン合成とか言う便利な物も勿論無いので、「合成が難しい」というのはこのゲームの難易度に拍車をかけていると思いますね。実際、クリアできたパートでは合成の壺が1度も出ませんでした。
は?クソむずいぜ。消防時代にこれだけは無理ゲー過ぎて投げたぜ。絶対攻略してやるからな。 #peing #質問箱 https://t.co/FhrHKnCrJ0
— 穂乃果ちゃん絶対妊娠マン (@Hidamarie_win) 2018年2月18日
これマジ?ひだまりPはシレン5しかやったことないぜ。まぁ難易度の感じ方は人それぞれだからぜ。ひだまりPがμ'sの中で穂乃果ちゃんが一番簡単にヤれたよって言ってるようなもんだぜ。 #peing #質問箱 https://t.co/2YTieHMCSt
— 穂乃果ちゃん絶対妊娠マン (@Hidamarie_win) 2018年2月19日
質問箱で煽られる。
実際シレン5の原始に続く穴も50Fまでしか到達できなかったんですよね。シレンシリーズ、難しすぎる。
take30では書いてある通り深層で睡眠草を投げるのと間違えて飲んでしまい死にました。笑っちゃうね?因みに復活草を持ってたんですが、復活しても起きない仕様になっているらしく2回殺されましたね。シレン5では復活すると状態異常リセットだった気がする。でないと眠り大根とかヤバいもんね。
ただこれ、これに限らずどうしようも無く死んだケースっていうのは案外少なくてうっかりミスだったり、引けば助かる場面で殴り合って死亡とか、そういう判断ミスによるものが多いと思います。集中してやるというのは簡単ですが、何せ長丁場になるので中々ずっと気を張ったままではいられないというのが実際のところ。最大の敵は自分だと思いますね。
また低層での死亡例を見るとモンハウの仕様(後述)を知らずに死んでたり、かさタヌキ対策を怠って死んでたり勉強不足が露見してしまっていますね。
take31~70までも成果は挙げられず。
シレン月影村脱出チャレンジ70連敗。マンジと透視引いてこれは行けるやろってスクショ撮った次の階層で逝ったぜ。池沼には難しすぎるゲームぜ。 #月影村 pic.twitter.com/CSKBSuzXgS
— 穂乃果ちゃん絶対妊娠マン (@Hidamarie_win) 2018年3月13日
まもののルツボを割って出てきたにらみヘビが同士討ちでレベルアップし、対処法は無くはなかったのですがナメプしてやられました。にらみヘビは9Fで登場しますがギョロつきヘビは実は本来38Fまで出てこない超強敵です。
またマンジカブラと風魔の盾は今作では「へんげのツボ」の効果によってのみ登場。(月影村では「へんか」でなく「へんげ」です)かなりのレアなので、マンジ引いて10Fで死んでるのは痛すぎますね……
MHの巻物=モンスターハウスの巻物を読んで死んでるケースが幾つかあります。月影村出口では「テーマ別モンハウ」が登場し、しのつかい種やパコレプキン種が登場するゴーストハウス、アイアンヘッド種やゲイズ種が登場するひとつめハウス等、現在のフロアに関係なく高レベルモンスターがわんさか登場するので事故要因になりがちです。更にMHの巻物でモンスターハウスを発生させた場合、モンスターのターンから始まるので例え階段上で読んでも殴られる可能性はあります。
が、通常モンハウが出せれば経験値とアイテムを稼げますし、「トドの盾」を持った状態で泥棒ハウスを引ければ完封できるなどのリターンも期待できるため5Fくらいまでは識別できた時点で読んでみる手はアリかと思いますね。
モンハウと言えば、今作はGBの画面サイズに合わせてなのか部屋が小さいという特徴があり最小4×4マスや4×5マスの部屋が多数登場します。歩き回る距離が少ないので腹持ちとしては助かるのですが、モンスターハウスを引いた場合に敵が密集しやすいという欠点もあります。
この状態からでも入れる保険があるんですか!?
GB版はシリーズ他作品と異なり通路や別の部屋であっても画面内に収まる範囲は全て見えるという仕様になっているためか、他作品モンハウのように最初から敵が密集して配置されていることはなく「モンスターハウスのワナ」とでもいうような不可視のワナが張り巡らされているという扱いになっています。そのため、上述の部屋の狭さやテーマ別モンハウの存在も相まって突然のモンハウによる事故率が高くなっています。
難しさの考察
70連敗まで見ていただいた所で、「何がそんなに難しいのか」について考察していきたいと思います。確かに上でも煽られたように階層も50Fまでしか無いですし、画面外から火を吹いてくる竜とか、シレン自身をおにぎりにしてくるにぎり変化とか、特殊攻撃が一切効かないギャザーとか、混乱・眠り状態だと毒草を投げてくる大根様とか、遠隔で催眠掛けてくるゲイズとか、画面外からシレンと敵を一箇所に引き寄せるクソヤバいウサギとか、そういう「許しちゃいけないレベル」の敵は正直なところ、存在しません。まぁそういうコンパクトに纏まったゲームバランスが1000回遊べる名作たるゆえんと思いますが、逆に難易度を上げている要素は何か?
最大の要因は敵が強くなるのが早いという事、そしてその割にアイテムが中々揃いづらいという2点に尽きると思います。
序盤4Fからモラビーの上位種、ワラビーが登場。ここまでで装備アイテムが出ず普通に死ぬパターンも何度もあります。そして6Fからはかっとびイノシシ、ヤミウッチーが登場。特にイノシシは並装備だとフロア数+2Lvくらいあっても苦戦する強敵です。大根もあるぞ!
9Fからはにらみヘビ、セルアーマー、パコレプキンという高火力3人衆が登場。この9Fがひとつの関門になっています。ここまででそこそこの装備品に加え、何かしらの主張点(矢が潤沢にあるとか、Lvが高いとか、保存の壺とギタン砲がギッシリあるとか)が無ければ18Fまで生き残ることは困難だと思います。
そして18Fからしのつかいが登場。2倍速の上攻撃力も高く、同階に登場するタウロス、ゲイズも含めてここから既に殴り合いは難しくなります。などと言っても、この辺りでギタン砲や杖など便利アイテムのストックを使ってしまうと後半が持たなくなるので痛み分けの杖や矢などを活用しながら最終的には殴って打開するしかない場合が殆どです。バトルカウンターが重要なのはこのためです。
モンスターテーブルで見ると、18Fまでが一つの区切りで、それ以降は別ゲームという印象を持っています。
これはひだまりPが月影村出口をクリアするまでの全94回について、階ごとに死亡した回数をまとめた表です。
ひだまりP自身がヘタクソと言うのもあるのでアレですが、4~6Fでの死亡回数が最も多く6Fの時点で生存率5割を切っています。
上記のグラフです。低層での死亡が多いのは勿論のこと、にらみヘビやセルアーマーが登場する9~11Fで更にぐっと生存率が落ち込み、少しの間安定した後しのつかいが登場する18Fで更にがくっと落ちていることが分かります。それ以降のデータは正直到達率が低すぎて当てにはならないですね。
そのほか序盤での事故率を上げているのはアイテムテーブルの微妙な偏りで、ギタン袋の出現率がやたら高いことですね。1フロアに通常配置されているアイテムは最大4つまでですが、とにかく装備を揃えたい1~3Fあたりで4つ中3つギタン袋のフロアがあったり、6Fまでに8000ギタンくらい持ってることもザラです。
当然ながら、ギタンはモンスターに投げると額面の1/10のダメージを与えられるため中盤以降の生命線なのですが、ひとつ致命的な問題が。それは上に乗って交換してもギタンをアイテム持ちできないということです。(正確には交換できない)そのため、ギタンをアイテム持ちするには保存の壺に入れるしかなく、保存の壺が出るまでは普通に拾うか上に乗って投げるしか使えません。(保存の壺から出してアイテム欄に加えることは可能、その場合アイテム整理をしても所持金に加算されない)
このゲームにおける保存の壺はおにぎり保護とアイテム欄圧縮に加え、ギタン砲生成にも不可欠な超重要アイテムです。これが全くでないケースが続くと萎えプになりかけますね。
上述した問題点と併せて、「月影村出口」の難易度を高くしている要因としてはおおむね下記が挙げられます。
◎高火力モンスターの出現階層が比較的低い
◎突発性が高いモンハウ、更にマップの狭さや
テーマ別モンハウの存在により事故率が高い
◎クロンの風が吹くのが比較的早く稼ぎがしにくい
◎保存の壺が無いとギタンの持ち歩きができない上
低層からギタンが多く、アイテムが揃わない
◎つるはし、ドレイン、一ツ目以外の能力持ち剣が
店売り限定で、しかも高い
◎「合成の壺」の出現率が低く武器・盾の強化が困難
このあたりでしょうか。
クリアまで
「100回目までにクリアできなければ、一旦ブログに記事書こう」と思っていましたね。なにせ80回以上プレイして、まだ40Fまでも辿り着けていなかったのです。
月影村脱出チャレンジtake89失敗。このモンハウに対処法が無かったので右下のみのせんにんと場所替えしたけど、ゲイズに妖術掛けられて為す術無く憤死したぜ。take81~88まで8回連続で保存の壺が全く出なくて半分萎えプになってた所今回漸くいけそうだと思ったらこれだぜ。ファック。 #月影村 pic.twitter.com/yEm3bfwDmO
— 穂乃果ちゃん絶対妊娠マン (@Hidamarie_win) 2018年3月17日
スーパーゲイズが出る階のモンハウで死ぬのはこの3回後のtakeでも登場します。
運命力が高い(突破できたとは言ってない) #月影村 pic.twitter.com/6WJcUAgsDY
— 穂乃果ちゃん絶対妊娠マン (@Hidamarie_win) 2018年3月20日
こんな風に召喚スイッチのワナを踏んで苦し紛れに読んだ巻物で2回とも幸便を引いたというラッキーもありました。この回の冒険は19回で召喚スイッチのワナを踏んで出てきたタウロスに葬られたので、因果応報感がありますね。
そして結論から言うと、94回目でクリアできました。
やった…やったぜ…!
流石のひだまりPもこの時ばかりは感極まってしまいました。
やったぜ。
アイテムはこんな感じです。腕輪は透視です。
このテイクは低層の早い段階でつるはし+3及びトドの盾を拾うことができました。更に未識別の腕輪を2個拾い、4~5Fあたりの店で確認したところ一つは透視or垂れ流しでもう一つは痛恨or値切り。識別の巻物で透視or垂れ流しの方を判定したところ、残念ながら垂れ流しでした。もう一つの腕輪を(何故か)その場で装備し、呪われていたことが判明。幸いなことに値切りの腕輪でした。
7Fあたりの店で幸運な事に売値3600Gの腕輪=透視の腕輪を発見。値切りを装備しているので、半額の1800Gを何とか工面して購入。更に同フロアで購入した売値80Gの巻物=モンスターハウスの巻物を階段上で読んだところ、泥棒ハウスが出現しました。トドの盾を装備している為、分裂するアイアントドをひたすら叩いてアイテム&レベル稼ぎ。分裂し過ぎてキリがないので一旦ガマグッチ&ガマゴンを倒し、落としたギタンを投げつけてアイアントドを一掃します。結果的にここでアイテム&ギタン砲の充足に加えレベル15程度まで一気に上げることができ、ぐっと楽になりました。次の階では温存しためぐすり草を飲み、装備外しのワナを発見して先程の透視の腕輪を装備。ここでは既に鉄甲の盾+3を拾っており、メッキの巻物を読んで以降この2つをメイン武器にします。
この時点での不安要素は矢がないことでした。確か20F手前くらいまで出なかった気がします。このため、厄介なくねくねハニーやすすりムシ達を封印の杖で対処。
装備品があまり強くないので、杖頼みでひたすら階段を降りていきます。このテイクでは不幸の杖以外の全部の杖が出ました。20F後半ではにぎり親方の対処を誤ってしまい、大事な保存の壺を2コも大きいおにぎりに変えられる大失態。まぁ自分をおにぎりにされるよりマシですね。
相変わらず杖をフル活用しながら進みます。特に場所替えの杖と一時しのぎの杖は非常に有用でした。一時しのぎは本来透視の腕輪で確認できない階段の位置を推定するのに役立ちますし、一時しのぎで何体かモンスターを階段に飛ばしておいて場所替えするテクニックもだいぶ役に立ちました。そんな杖のストックも40F手前くらいから怪しくなり始めます。
ここからはつるはし(予備)を活用しショートカットと避難所を作りながら出来る限り敵と遭遇しないようにしつつ必死の逃亡を図ります。透視の腕輪さまさまですね。温存しておいた使い捨ての盾はこの辺りから使用しました。
40F以降の深層には店売り限定で強化の壺&分裂の壺、及び識別の腕輪が出る可能性があるので、透視で確認して店がある場合には無理してでも立ち寄るようにしました。40F以降には2回店が出ましたが、残念ながら目当てのアイテムは出ず。代わりに身代わり[3]と[4]及び一時しのぎ[3]があったので、全て即購入。これが最終5フロアの生命線となりました。
そして最終フロアまで逃げ切り。48F以降には10マス射程で投石してくる悪魔、デブートンが登場しますが今回は運良く遭遇せずに済みました。
って思うじゃん。
まとめ
くぅ~疲れました!これにて脱出です!
なんということか、足掛け20年かかってしまいました。中学時代もこれだけはどうしてもクリアできなかった月影村出口をようやく、今―――
これで、後子供の頃にクリアできなかったゲームで未だに達成できてないのは……ドンキーコング64のゴールデンバナナコンプくらいですね。
ざ~んねん!!
と、いうことで。本当はもっと突っ込んで月影村脱出に向けた攻略記事風にしようと思っていたんですが、文字数も多くなったので本記事は一旦切ります。
このゲーム、攻略WikiはあるんですがWindows版のサービス終了もあって内容があまり充実していない上に実機とAndroid版、Windows版でどれも仕様が違うから突っ込んだ攻略記事っていうのが見つからないんですよね、なのでどこかで体系立てた月影村出口攻略のまとめ記事を作りたいと思っています。
ゲームの感想
さて、このゲーム自体の感想です。
「風来のシレン」シリーズでひだまりPがプレイした事があるのはシレン5plusだけなので、あまり他作品と比べての感想は言えないのですが、やはり思うのは携帯機さながらのシンプルなゲーム性でありながらも、シレンシリーズのエッセンスは存分に体験できる良ゲーだということです。
理不尽過ぎる敵や要素はなるべく排除した中で、それでも敵は強い上にアイテムの種類も限られている、プレイする度にアイテムの巡り合わせが良い時もあれば悪い時もある中で、如何に計画を立て、如何に目の前の状況に対応できるか。そういうローグライクならではの楽しみがコンパクトに凝縮されていると思います。
またストーリーはシンプルながらド王道で分かりやすく、世界観を楽しみたいという人も没入でき、またローグライクゲームをひたすらやりたいという人にも、ストーリーがプレイの邪魔をしません。
惜しむらくは現状実質GB実機でしか遊べないことでしょうか。VC配信が強く望まれますね。
それでは!!!