あの名盤のリリースから半年…私にとっては、ほんの一週間前の話だ。
Aqoursの2ndシングル「恋になりたいAQUARIUM」を聴いて良かった点や思ったことや勃起した点等を書いていきます。今回は3曲+ドラマパートが4トラック収録されていて、各メンバーの自己紹介に留まった1stシングルに比べると、メンバー同士の掛け合い等から皆の事をより深く知ることができて大変良かったですね。
関連記事:
曲の内容に言及する前にまず感嘆するのが、ジャケットの完成度ですよね。これ凄い。普通にジャケットの時点で「買い」だと思わせてくれる凄みを感じます。これ、竜宮城がモチーフになっているんだと思うんですけど、曲のタイトルである「アクアリウム」にしても同じで僕たちオタクがアイドルに求めるものっていうのは正にそれだって思うんですね。曲を聴いている間だけ、自分とアイドル達だけの愛に満ちた幻想的な世界に浸らせてくれる…そういうことに「魂の救い」を求めるのがラブライブ!というコンテンツだと思うんです。そう、まさしく魂のソープラ…竜宮城です。
この幻想的で綺麗なジャケットに対して「恋になりたいAQUARIUM」のタイトルロゴのふんわりした手描き感がまた親近感を持たせてくれるんですよね。
そしてこの「恋になりたいAQUARIUM」、第一印象としては「二番目にして変化球を投げてきたな」って思いましたね。なかなか掴みどころの難しい曲で、「ラブライブ!」感丸出しだった1stに比べると正直微妙かも…というのが聴いた時の正直な感想でした。
しかしそれはPVを観る前の話です。
PV、凄い。何というかもう、「アクアリウム」ってテーマをこれ以上ないくらいに完成させている。縦横無尽にゆらゆら動くカメラアングルは海の中の龍宮城を思い起こさせてくれますし、それでいくと凄いのは2番のサビに入るところのぐるって上下反転して昼から夕方っぽい光に変わる所とか良いですね。メインとなる舞台は水族館の大きな水槽の前ですが、常に上からは光が差し込んでいる演出のために全く暗い印象を与えません。そこはまあラブライブ!「サンシャイン!!」ですからね。
ラストの大サビのところで一気に「シュワー」ってなる演出はいかにもラブライブ!って感じですよね。μ'sのスノーハレーションのPVでもこんな感じの演出をしていたような気がする。
そしてラストにサビのメロディラインを繰り返す曲は名曲。こことサビの入りが、何となくMermaid festa 2に似ているなーって感じでした。
今回センターというか、メインになっているのは渡辺曜ちゃんなんですけどこれ完全にシナリオ部分が女の子三人の三角関係なんですよね…1stシングルのPVでは千歌ちゃんと梨子ちゃんがツーショット描写多くて何君ら付き合ってんの?って感じだったんですけど、今回は曜ちゃんが千歌ちゃんと梨子ちゃんが仲良さ過ぎるのに嫉妬しちゃうみたいな具合になっていて何というかもう…μ'sの二年生組は二次創作的には百合カップルが盛り上がっていましたけど、公式ではあくまで「仲良し三人組」っていう感じでしたものね。そこから来てこの唐突なガチ百合は正直なところ面食らいました。
PVの冒頭は千歌ちゃんがホースで水を撒いて、他のメンバー達がキャッキャウフフしながらその水を浴びているというちょっぴり狂気を孕んだシーンから始まり、手元が狂って梨子の顔に思いっきり水をかけてしまった千歌。「ぁ…しまったぁ!」…そこはしまったじゃないよね。ごめん、だね。
一方少し遅れてしまった曜はごめんYOとか言って千歌達に駆け寄ろうとするが2人の間に漂うラブラブ雰囲気に戸惑ってしまう。あんの東京者の泥棒猫!
だまってどっか消えてしまった曜を心配して探す千歌を始めとしたメンバー達。曜のことを心配して落ち込む千歌。それを南ことりの声優さんを髣髴とさせる名前のセイウチの着ぐるみに隠れて複雑な面持ちで見守る曜。
ふと気が付くと「南ことりの声優さんを髣髴とさせる名前のセイウチの着ぐるみ」を覗き込んでいる千歌に気づく。ここの千歌ちゃんかわいくて好きです。テンパった曜は「南ことりの声優さんを髣髴とさせる名前のセイウチの着ぐるみ」を着たまま階段から落ち…っていうかここかなりのガチ転落だけど大丈夫か!?あれか、階段にぶつからずに一回転しながら落ちていくのは曜ちゃんの特技の高飛び込みをアピールしているのか。でも完全に背中と頭強打してるよね。
千歌「今のは~落ちて背中を打つの「背打ち」と「セイウチ」をかけた~」
梨子「説明しなくていいから!」
「南ことりの声優さんを髣髴とさせる名前のセイウチの着ぐるみ」から出てきた曜ちゃんに抱きつく千歌ちゃん。そら心配ですわな。でもこれ曜ちゃんにスリスリする千歌ちゃんの動きがちょっとエロすぎてアレしてしまう。ぬるぬるマットプレイじゃん………
桜内梨子先生指導によるマットプレイの練習風景 pic.twitter.com/wNXY3sbQTa
— ひだまりP (@Hidamarie_win) 2016年4月28日
千歌ちゃんと曜ちゃんの仲直りラブラブ交尾を見せつけられて、今度は梨子ちゃんがめんどくさモードに。そこへ両脇から駆け寄って、とりあえず3人友達だよ的なムードで終了。これがスクールデイz…スクールアイドルなんだなぁ。
以上のような感じで基本的にはセンターの曜ちゃんと2年生組を中心としている感じなのですが、他のメンバーにもちゃんと見どころはあって特に観てて飽きないのは†津島善子†ちゃんですね。ゲーマーズか何かの人気投票で†善子†ちゃんが1位を取ったらしいんですけど、このPVを観ていても†善子†ちゃんが人気が出るのが分かった気がしますね。
‡堕天使ヨハネ‡とか言う一人だけかなり電波な設定を作っていて、実際の言動も堕天使ぶってるんですけど、ライブパフォーマンスでは普通にみんなと一緒で楽しそうに踊ってるわけですよ。黙ってたら美人の善子ちゃんがね、そこが可愛い。
そしてAqoursのメンバーは、言い出しっぺの千歌の他には「千歌ちゃんに誘われて」とか、「不肖の妹を人質に取られて」とか、「みんなとアイドルやれて楽しい」とか、みんな仲間意識を持ってメンバーに加入しているわけですよ。その中で善子ちゃんは「自分のアイドル道」を貫いているのですね。PVでも居なくなった曜ちゃんを皆が心配するなか、善子ちゃんだけは素っ気ない感じでした。この辺が善子ちゃんが矢澤にこのソウルを受け継いで生まれた子だと思う所以なんですけれど、電波設定を引っさげた黙ってれば美人の子が、みんな仲良しアイドルグループにスタンドアローンで加入していて、みんなと一緒に笑顔のパフォーマンスをしているって点が何というかこの子から目を離せなくさせていると思うんですよ。
ここの善子ちゃんとか、思わずドキリとしてしまう。
最後にこの曲の歌詞についてなんですけれど、1番は「サカナたちのパーティ」とか、「なんで水の中でも息ができるの?」とか、割りとぷわぷわな感じだったのに対し2番ではこういう歌詞になるんですよね。
〽しっかりしっかり楽しんで(あわあわ)
さいごは一緒に あわあわに乗って
また会えるね わたしにキス
しちゃえば?しちゃいたい?しちゃいなよ!
いまだけってキミだけって I love you!(I love you!)
…これは見る人が見れば「ソー◯ランド」みたいな解釈をされてしまう恐れもあって大変危険だと思うんですよね。僕は全くそういった発想は出てこなかったんですけど、人によっては色々な解釈があると思ったので敢えてここで書きました。
個人的にはこの歌詞は、「お風呂で体を洗ってくれる竜宮城のアイドル達と、ひとときの恋愛に発展する」ような…そんな感じの、ほっこりした印象を受けましたね。
このCDにはボイスドラマが4トラック収録されているので、そちらについても書こうかと思います。
まあ一通り聞いてみて、正直に言って「会話が噛み合っていない」「こいつら全員頭のネジが飛んでるんじゃねえのか」という印象を受けたのですが、まあμ'sの頃からCD収録のボイスドラマの脚本が酷いのは割りとよくある事のような感じがありますので、キャラ同士の関係を理解する参考程度にしておきたいと思っています。
①2年生組-「突撃!風雲マリンパーク」
高海千歌、桜内梨子、渡辺曜の2年生組によるドラマ。舞台は静岡県にある「あわしまマリンパーク」。サイトから施設マップを見ながら聴くと、何を言ってるのかわかりやすいかと思います。
まず千歌ちゃんは高坂穂乃果のソウルを受け継いだ子だと思っていたんですが、こうして見ると明確な違いが現れてきますねやっぱり。嫌がる梨子ちゃんを無理やりカエル館に押し込もうとして、曜ちゃんに怒られたとこ。ここで謝るどころかなおも喰い下がるのが、なんて言うかTHE・ワガママ・OF・末っ子。って感じ。千歌わるくないもん。確かにμ'sはお姉さんキャラが多かった分、何だかんだでみんな大人でしたからね。こういう甘えたがり絶好調のワガママセンターを持ってきたのは中々センセーショナルと言えなくもありません。
曜ちゃんは千歌ちゃんが子供っぽい分いくらかリーダーシップのあるタイプの体育会系だけど、基本はボケキャラ。そして梨子ちゃんは清楚系ビッ…ではなく、東京から転校したばかりでまだ2人のノリについて行けてない感がありますね。この子の立ち位置、のんのんびよりの蛍っていうのが一番しっくり来るかも。
そして千歌ちゃんに謎の「クソ寒いダジャレを言って自分で説明しだす」というアホキャラがくっついて来ましたね。この曲の2番の「〽だって水のなかだし右も左も下から上まで上手に泳げるねワーオ!」は水の「中だし」とナニを掛けた歌詞なのか千歌ちゃんにはぜひ説明して欲しいですね。
②3年生組-「不思議!シーパラダイス発見」
松浦果南、黒澤ダイヤ、小原鞠莉の3年生組。舞台は静岡県にある「伊豆・三津シーパラダイス」。ここがPVの舞台みたいですね。
色々と突っ込みたい所はあるんですけど、まず黒澤ダイヤちゃんのキャラ設定。
ギアッチョ、そのものやん。
確かに、「三津」を「みと」と読ませるのは違和感あるけどね。
細かい事が気になっちゃうダイヤとは裏腹に、鞠莉ちゃんは細かい事は気にしないタイプ。なので2人はあんまり相性良くないみたいですね。と思いきや、「逃げたペンギンを探すのは係の人に任せようよ」という果南の正論過ぎる指摘に対しては2人そろって非難する場面も。なんて言うか、二人揃って頭のネジがちょっと外れてますねぇ…
3年生組は先のゲーマーズの人気投票見ると綺麗にワースト3だったので、なんて言うか頑張って欲しいですね。僕的には今一番気になってるのはダイヤちゃんなので…
そういえば2ndシングル発売と同時にAqoursメンバーのスリーサイズが公開されたワケですけれども、
ウッソだろお前………
ダイヤちゃん、千歌より細いんですね…でも絶対エロ同人では爆乳で描かれるゾ、見とけよ見とけよ~(あ、今のは三津シーの「みと」と「見とけよ~」を掛けた~)
あんなドエロな太ももと尻しといてこのサイズって、あり得ませんわ!スッキリしませんわ~!っていうか、むしろ千歌さんが何気にスケベボディですのね。
③1年生組-「ゆったりたっぷり!深海水族館」
津島善子、国木田花丸、黒澤ルビィの1年生組。舞台は静岡県にある「沼津港深海水族館」。シーラ・関数!シーラ・関数!
内容は3年生組以上の電波。ルビィちゃんの媚びっ媚びの声はすごく覚えやすいですね。
花丸ちゃんはアレですね、自分のことには自信ないけど、親友のルビィちゃんの事をとにかく推して行く姿勢これアレだ。完全に星空凛のソウルだ。ロリ巨乳とか性格とは凛とは色々違うけど根っこは同じヤツだこれ。アニメで「こんな可愛い衣装オラには似合わないずら…」って言い出してルビィちゃんと善子ちゃんに「マルちゃんは可愛いよ!」って言われるやつだ。マルちゃんは可愛いよ。ウソだと思ったら食べてください。
ルビィちゃん、1年生組の中だとダイヤちゃんと同じツッコミ役に回されているのがいい感じでしたね。
④Aqours全員-「私たちのベストヒットステージ!」
これまでの茶番は全て「Aqours新曲のPVをどこで撮影するか」のロケハンだった―――そうですね、皆で作ってる体ですもんね。
さて、ダイヤちゃんはやっぱりみんなのまとめ役でした。完全にエリーでチカってますものね。そしてやっぱりと言うか、お姉ちゃんに威圧されまくるルビィちゃん。
ダイヤ「貴女はどう思ってますの、ルビィ?」
ルビィ「はうっ…えっと…ルビィゎ…ルビィゎ…」
僕「(あぁっ…ルビィ…がんばれルビィ…ルビィは強い子、ルビィはできる子…ルビィがんばれ…!)」
そうそう、これをアニメでも繰り返すのでしょうね。ルビィちゃんがお姉ちゃんにいじめられるのを見る度に僕たちピュアなラブライバーの胃がキリキリ痛むことになりそうです。尤も一年生組の中でもそんな感じみたいで、ルビィちゃんがお姉ちゃんに意見を言う度に「ルビィちゃん頑張った!」「ルビィちゃんにしては頑張った!」ってなってるんでしょうね。
内容としてはPVのテーマがペンギンかカエルかシーラカンスかで揉めて埒があかなくなった所でルビィちゃんが喧嘩はやめようよ!って声を張り上げて皆が「ルビィに言われちゃしょうがねえな…」みたいになる感じ。本当にルビィちゃんはコミュ障オタクの胃に悪いぜ。でもアレですねこれはルビィちゃんなりに先代の反省を活かして、アニメで曜ちゃんがスポーツ推薦で海外留学することになってブチ切れた千歌ちゃんがアイドルやめます展開にならないように今のうちにちょこちょこ「解散の危機!」をやっとこうって話なんでしょうねどうでも良いわ。
感想としてはこんな感じですね。とにかく1stシングルから続けてPVの完成度がめちゃくちゃに高いので、是が非でもブルーレイディスク付きのバージョンを買うことをオススメいたします。
あとここまで来てやっぱり現時点で一番可愛いと思えるのは黒澤ダイヤちゃんなので、アニメではエリチカよろしくの憎まれ役にならずに可愛さを全面に出す方針でやって欲しいですね。
かわいい。
それではまた。アニメになったら記事書くと思います。たぶんね