私たちQU4RTZは誰も裏切らない最高のユニットだもんね!!!
ちゅんちゅん、ハローラブライブ!どうもひだまりPです。
「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」アニメ2期2話「重なる色」の感想を書いていきたいと思います!
アニメ1期はそれぞれのメンバー個別回が連続していましたが、2期ではいわゆる「ユニット」を中心にした物語が描かれるっぽいですね。第2話はエマ・彼方・かすみ・璃奈の「QU4RTZ」回です。
それでは、続きを読むからどうぞ!
もくじです。
- あらすじ
- オープニング『Colorful Dreams! Colorful Smiles!』
- ★エマとランジュ
- 文化祭実行委員の”三船栞子”
- ★突撃!ランジュの一人飯
- ★エマとランジュ(本題)
- ★まとめ
- ★関連記事
あらすじ
着々とフェスティバルの準備を進める中、YG国際学園より合同ライブの誘いを受ける同好会。エマは同じ留学生だからとランジュにも声をかけるが、あっさりと断られてしまう。また、音楽科の補習に四苦八苦の侑は、課題を軽々とこなすミアが実は世界的な音楽一家・テイラーファミリーの一員であり、さらに14歳という事実に衝撃を受ける。
そんななか、ランジュが再度ゲリラライブを行うという噂が流れ、どうしても気になるかすみ、璃奈、彼方、そしてエマの4人はこっそりランジュの後をつけることにするのだが……。
オープニング『Colorful Dreams! Colorful Smiles!』
転 科 試 験
たとえ火の中水の中虹の中スクスタの中歩夢のスカートの中。音楽の道は甘くないんだよなあ…
ということで新OP「Colorful Dreams! Colorful Smiles!」。1期OPの「虹色Passions!」を更にチューンアップしたような疾走感のある賑やかなナンバーでしたね。
虹ヶ咲は割と「NEO SKY, NEO MAP!」であったり、「Dream Land! Dream World!」であったりと、2つの語を対比させる「ABAC」構成のタイトルが多めな気がしますね。
と言うよりもμ'sの「Super LOVE=Super LIVE!」とか、Aqours「not ALONE not HITORI」とか割と「神」の作詞した曲にはABACタイトルが多くて(NEO SKY, NEO MAP!も神の作詞ですね)、そもそもラブライブ!の原点である「僕らのLIVE 君とのLIFE」からして言わば「ABA'C」とでも言うべき対比構成になっているので、神が作詞を担当してない曲が多い虹ヶ咲においても「神」のセンスが引き継がれていることが見て取れますね。
OP映像も非常に秀逸で、特にひだまりPの好きなポイントとしては
・皆とステージに立つ歩夢
漂うアイマス感。でもひだまりP、このステージに立つ背中からの構図大好きなんですよね、MIRACLE WAVEしかり。
・果林先輩のファンサ
ランニングするシーンでは他校のスクールアイドル(スクフェス転入生)がいるんですけど、アニメ1期で果林のファンだと判明した綾小路姫乃ちゃんに果林先輩がちゃんと手を振ってるのが芸コマでしたね。モブとして出すだけでなくきちんと同好会との関係性が保存されていることが分かるシーンでした。でも自分達の練習した方がいいんじゃない…?
・野々村竜太郎
虹ヶ咲学園の某同人ゲームで中須かすみがMVPだった時に「喜んでぐれで嬉じい~~!お゛おぉぉ~~~ん(泣)」と全力で野々村竜太郎号泣会見のモノマネをしてくれるんですが、これはおそらくそのパロディですね。ニッチ過ぎて誰も分からんだろ…ともりるのコーレスかよ。
あと紙飛行機飛ばすのめっちゃ好き。もっと飛ばしまくれ。
・ラブライブ優勝ジャンプ
サンシャイン2期で「これが出来ればラブライブ予選突破間違いナシ!」と太鼓判を押された事から「ラブライブ優勝ジャンプ」と呼ばれているのがこのロンダート。正確にはロンダートからのバク転。かすみんの紙飛行機から続いて、何故か全力でAqoursをネタにしていくスタイル。Blu-ray BOXの宣伝かな?
まぁ愛さんが容易くできるっていうか、Aqoursでも曜ちゃんならできそうって言われてたしね。
・謎の場所
ムジュラの仮面でカーフェイがいたとこじゃん。監視委員の部室かな?
・カラオケ
侑ちゃんがカラオケにいるのめちゃめちゃ「ファン代表」って感じで折衷案感がありますね。高咲侑の声優が発表された段階から「この子もスクールアイドルになるわけじゃないよね?」という懸念の声は上がっており、アニメ1期ではあくまで「あなた」の代表として応援する立場を貫き続けた彼女でしたが、それを再確認させてくれるカットでした。絵的にも賑やかさが増して良い。
★エマとランジュ
★監視委員のなく頃に
『…あなたたちと同じステージに立つのはスクールアイドルフェスティバルの時まで取っておきたいの。』
マイナスの事を言ったらプラスの事もセットで喋らないといけない新入社員のグループワークみたいなルールを課せられている事がありありと分かるランジュ。彼女もまた、”虹ヶ咲症候群”の後遺症と戦っているのです。虹ヶ咲症候群については前回のブログを参照してね。
『ゲリラライブはただちに解散!』(監視委員ラップ)
しかしその割には「ゲリラライブ」とかいうセンシティブワードをズバッと出してくるバランス感覚。同好会に属さず個人でスクールアイドルをやっているランジュは、ライブの正式な許可が取れないのでゲリラでしかライブができないのです。逆じゃん。なんの逆だよ。
★ドヤ顔柔軟おばさん
エマとランジュの関係性、正確にはランジュに対するエマからのアプローチがこの2話の”肝”になってくるので、後ほどさらに詳細に言及したいと思います。
文化祭実行委員の”三船栞子”
お前生徒会なのか生徒会じゃないのかどっちだよ。
いや、多分栞子は生徒会メンバーに入ってると思うんですよね。それでまあ[存在しない記憶]のようにせつ菜から生徒会長職を簒奪するのではなく、各種役員に自ら立候補することでプロフィールにもある「ランジュみんなのために行動できる」という要素を際立たせてるんじゃないかと。と言うか、栞子が生徒会じゃなかったら前回のランジュに反省文出させてたのは栞子が個人的に受け取るの?って話になるじゃん。
「そうなんだ。ゲリラライブには行ったの?」
「いいえ。事前に連絡が来ていなかったので…」
「そっかぁ…」
なにその会話。
「事前に連絡が来ていなかったので(行けませんでした)」なのか、「事前に連絡が来ていなかったので(あのバカにはまた反省文を出させますね)」なのか、目には映らない意図がひどく絡みついてますね。
また歩夢が栞子をライブに誘ったのに対して栞子がなんと答えたのか明らかでないですが、愛さんからはんぺんのエサやりに誘われたミアも「行く」と言ったシーンは描かれていないにも拘わらずその後のシーンでノコノコ付いてきてたので多分栞子もノコノコライブに来ると思います。たぶんね。
まぁ今のところ栞子が同好会のライブに否定的な材料は特になく、寧ろ同好会はちゃんとライブの許可を取っているのに対してランジュはゲリラライブをやっていると言う[存在しない記憶]とは逆の展開になっていますよね。栞子、今のところ「スクールアイドルフェスティバルの理念に賛同できる」ことしかスクールアイドルとの接点がないので、ここからスクールアイドルになるまでにどんな物語が生まれるのか気になります…気になりますって言うかマジで栞子もミアもランジュもスクールアイドルになるまでの紆余曲折を書かなきゃいけないのに本当に1クールで尺足りるの!?そこだけは本当に予想がつかないですね。
この回では栞子・ミアの両名とランジュとの現在の関係性が明示されました。ミアからは「友達じゃない」と断言されていましたね。
「今日はランジュのお友達を紹介するわね!」
「………」
「………」
「………以上よ!(泣)」
★突撃!ランジュの一人飯
おやちゅラ~♪(無邪気)
ランジュのビュッフェまでネタにしていくその姿勢には驚嘆。[存在しない記憶]にもランジュのビュッフェに誰も来ない展開とかかすみんがランジュの食っていたTボーンステーキの骨を削って6面全部ピンのサイコロを自作する展開とかありましたが、無かったことにするのではなく[存在しない記憶]とアニメは別時空だと完全に開き直ってパラレル的に展開していく構成は良いですね。
・グリコのポーズ
ランジュがゲーマーズを物色しているシーン。「さもありなん…」と呟いていますが、何に対して言ったのかは良くわからないですね。まゆちの写真集見たの?
さてここ、ランジュが同好会メンバーのアクスタを全員分購入しているのを見てかすみんが感激するシーンがあるんですけど、ランジュの贖罪はともかく、かすみからランジュの好感度の下地を作るためにこういった描写が入っていくのは非常に良かったです。
今のところかすみはランジュに対してあまり良い印象を持っていないことが読み取れますが、何やかんやでランジュが同好会に入部した後になってから「カワイイわよかすみ♡」「ランジュせんぱ~い♡」とかマジではんぺんも食わないクソみたいな懐柔描写を入れるのではなく、きちんとかすみから歩み寄る余地ができているのが、[存在しない記憶]との差別化点でもありましたね。このシーンが早速ラストのシーンにも繋がって来ています。
・エルフの剣士
素早い攻撃で敵を翻弄する。
★エマとランジュ(本題)
・無問題!劇的ビフォーアフターラ
チャ~ラ~ラ~ラ~ラ~ラ~ラ~ラ~ラ~♪(例のBGM)
ランジュの部にだけ不自然に揃った最新鋭のトレーニング器具。
理事長との癒着も疑われる諸悪の権化を、匠が大改造。
トレーニング器具は、全てランジュの私物になりました。
これでもう、理事長に不正疑惑がかかることはありません。
部との争いにより、弾圧と裏切りに苦しんでいた同好会も…
なんということでしょう!
皆が自由に活動できる、素晴らしい場所に生まれ変わったのです。
トレーニング機器や最新鋭の部室が虹ヶ咲にあったら理事長が虹ヶ咲学園の公費を娘のために私的流用しているのではないかという黒い疑惑が生まれてしまいますが、ランジュの部屋にある分にはただ単に彼女のお母さんが私費で買い与えただけのものであり、何ら問題はないのです。まぁランジュが理事長の娘というのも存在しない記憶なので、アニメではとっくに罷免されている可能性もありますけどね。アニガサキにお前の乗る船はねぇ!薫子お前もだよ。
ともかく何気ないシーンにも匠の細やかな気遣いが見て取れます。あとこのシーンのおよそ女の子らしくないかすみんの顔とポーズ好き。
・エマのお節介
「私は自分の足で高みに登りたいの。”ファンと一緒”なんて言ってる同好会に入ったら、パフォーマンスにも悪影響が出るわ。」
「ランジュちゃん?(圧力)」
「………」
「そんなことないよ~?(圧力)」
ランジュちゃんも大人だから分かるよね?アニメではどうしたらいいか。
まぁそんな与太はともかく、ここの衝突のシーンは初見では「エマの方が少しお節介」だと思ったんですよね。まずそこから紐解いていくと。
「ソロでやりたい」というランジュの言い分は言わずもがな自由であり、彼女が一人で活動する分には何ら問題はないはずです。これは果林も言っていましたが、そこでなおも喰い下がるエマの方が若干不自然なように感じます。
実はこの「エマのお節介」という要素は、[存在しない記憶]の断片に存在した彼女の名曲「声繋ごうよ」の誕生エピソードの中にも、友達の輪に入れず一人でいる子に対してエマが周囲に「お節介では?」と言われながらも声をかけて皆と仲間に入れるようにしてあげる、というお話がありました。このランジュへの態度には、エマのそういった性格が見え隠れしています。まぁ、「声繋ごうよ」の話は相手幼児ですけどね。
なので、「ちょっと過干渉だけど、確かにこれはエマだな」と思ったのが第一印象。
・ランジュに向き合うこと
しかしひだまりPも考えるにつれ、「実はこれ、エマの方がよっぽどマトモな事言ってるんじゃないか」と思うようになりました。
エマにしてみればですよ。虹ヶ咲のスクールアイドルフェスティバルを見たことがきっかけでスクールアイドルになりたくて香港から来たランジュが、本人の意思でとは言え同好会の仲間に入れず、一人で活動することになっている現状は充分憂慮すべきものかもしれません。エマはそんな状況をなんとかしたくて、お節介だと煙たがられることも厭わずにランジュと向き合っているのですね。
私たちは[存在しない記憶]のトラウマもあって、ランジュが同好会の活動を妨害してこないだけでも安心というか、まぁランジュが一人でやりたいって言ってるんだから放っておけばいいじゃん、とどうしても考えてしまいます。しかし本当にそれが正しいのか。グリコのポーズしてる謎アクスタを全種買いするほど同好会の皆のことが好きなのに、意見のすれ違いによって一人ぼっちになっているランジュを。一緒に留学に来たミアからも「友達じゃない」と一蹴されているランジュを。幼なじみにも塩対応されているランジュを。何もせずに放っておいたまま「みんなの夢を叶える場所」としてスクールアイドルフェスティバルを進めていくのが本当に正しいのでしょうか。
この回はエマ・彼方・かすみ・璃奈の4人ユニット「QU4RTZ」の誕生秘話でもありますが、QU4RTZの重要なテーマとして「調和」があります。
「調和」とは、いわゆる事なかれ主義的な平和を求めることではなく。ランジュとも向き合い、想いをぶつけ合い、そして交わっていくということではないでしょうか。つまり「それぞれの色が混ざり合う 素晴らしい明日を作ってみよう」です。
今回はひだまりPも、エマに教えられてしまいましたね。
・QU4RTZ
「だって、同好会は色んなアイドルがいられる最高の場所なんですから!」
これマジで良く言ってくれた。本当に言ってくれて良かった。いやこれ、[存在しない記憶]を引き合いに出すまでもなく。
同好会は一度、せつ菜とかすみの「なりたいスクールアイドル」のすれ違いによって廃部になっているんですよ。アニメ1期2~3話ではその発端になったせつ菜が反省し、かすみもかすみで考えを改める所があり、こうして同好会は再結成されました。
かすみ、エマ、彼方はそんな騒動の経験者であり、璃奈もまた、スクールアイドルに一度は憧れたけど、「自分は人と違うからできない」と諦めそうになったことがありました。
そんな紆余曲折スクスタを乗り越えて、今はそれぞれの「大好き」を表現できる場所になった同好会だからこそ、ランジュに対しても「仲間になれるはず」だと思えるんですね。
田中はん…なんちゅう鮎を食わせてくれたんや……
この思い思いに揺れていたブランコがぴたっと揃うシーン、正直言って鳥肌でしたね。QU4RTZと言えば「Swinging!」のCDジャケットにもブランコが登場しますし、虹ヶ咲2ndライブでは「Sing&Smile!!」のライブ演出にもブランコが使われるなどブランコのイメージが根強いですが、またまたやってくれました。
さてQU4RTZについて少し解説すると、ユニット名は「くぉ~!デカいパイオツ!」の略で、エマちゃんのおっぱいを見た他の3人が声を揃えてこう言った事からユニット名になったと言われています。この辺のエピソードは次回第3話で語られる可能性が高いですね。
先述した通り「調和」がテーマのユニットとなっており、3年生2人と1年生2人、巨乳2人と貧乳2人、AV女優3人と処女1人など、ユニットのメンバーも「調和」が取れた構成となっています。特に「中須かすみ」の存在が、変態揃いの虹ヶ咲の中にフレッシュな風を吹かせていてQU4RTZにおいてもすごく爽やかな存在になっている所が興味深いですね。
QU4RTZの楽曲はどれも所謂「スルメ曲」ばかりとなっており、「イカの匂いがするユニット」としても有名です。その他、QU4RTZに関する見解としては過去のブログも参照してみて下さいね。
・ランジュちゃんもきてネ
最後ミアがランジュに話しかけたシーン、「乙ラ!」って聞こえてこいつら同士だけで流行ってる挨拶かと思いましたね。めっちゃ仲良しじゃねえか。ちなみに本当は「What's up?」って言ってたみたいです。
そういえばここ、「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」×「Y.G.国際学園スクールアイドル部」の「合同ライブ」ポスターということで、奇しくも「同好会」×「部」の合同ライブになっているんですよね。いやまぁ、そうではないんですけど、そういう意図があったのかどうかは不明です。
ともあれこの展開、同好会とランジュの間の溝は「スクールアイドルらしい方法」で埋めて見せるというエマからの挑戦状でもあり、また単純に虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会が好きなランジュを招待したいという思いでもあり、ともあれ「仲間だけどライバル、ライバルだけど仲間」を地で行く同好会らしいメッセージでした。
★まとめ
トゥデイズ チカキンズ ポイント。
ドゥルルルルルルルルルルルルルルルルルル………
92点(ナインティツー)~!!!
\トゥットゥルー/ \トゥルルルルー/ \トゥットゥルー/ \ワーーー/
今週も雨のち晴れのち田中仁でした。アニメ1期の放送途中に突如現れラブライバーを絶望のどん底に叩き落とした[存在しない記憶]。その[存在しない記憶]を大胆に転がしていくアニメの構成は、放映前の戦々恐々を思い起こせば期待を遥かに上回る出来だと言わざるを得ません。エマだけに。
アニメ2期が個人ではなくユニット推しの展開になる点も思い起こすとCD情報が解禁された時から噂されていて、「ソロアイドル」という路線を貫いてきた虹ヶ咲のコンセプトがまたブレブレになるんじゃない?という懸念もあったんですが、今回を観る限りだと安心できそうですね。
ランジュもまあ…結局は皆とお友達になりたかったの路線になるのかという感じもしますけどね。ただランジュがマジに孤高を貫いちゃうとマジであの4thライブのオープニングでやったクッソしゃらくさい友情演出は何だったのってなっちゃうので、これは流石に仕方ないのかもしれないですね。
ということで次回、ライブパートに期待しましょう。
それでは、よきラブライブを!
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★関連記事
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