ひだまりPはこう語った

ちゅんちゅん、ハローラブライブ!「人生をラブライブ!にする」をモットーにあれこれ語ります。

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会2期第3話「Sing! Song! Smile!」感想-焦らないで、ときめく時間を楽しんで。

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”○ンポも、音色も、大きさも。

ひとつひとつ、全部違ってバラバラだけど。

ひとつひとつが重なって。

ひとつひとつが調和して。

ベイパーキャノーーーン!!

ひとつの曲になっていく。”

 

 ちゅんちゅん、ハローラブライブ!どうもひだまりPです。「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」アニメ2期3話「Sing! Song! Smile!」の感想を書いていきたいと思います!

 今回は2話に引き続き、エマ・彼方・かすみ・璃奈の4人からなるユニット「QU4RTZ」の結成回ですね。

 

 それでは、続きを読むからどうぞ!

 

 

 

もくじです。

 

 

★あらすじ

かすみ、璃奈、彼方、エマの4人は一緒にステージに立つと意気込んだのは良いものの、ソロで活動してきた4人はバラバラのまま。YG国際学園との合同ライブまで残された時間は少ない。そこで璃奈は一人ずつやりたいことを発表するためのお泊り会を提案する。しかし、好き好きにやりたいことを言い合うだけの夜が続き、4人の意見は一向にまとまらない。
一方、侑は補習の最終課題として作曲をすることになり、苦悩していた。相談したミアからは、求められるものに応えればよいだけと忠告を受けるが……。

 

 

★QU4RTZの迫真お泊まり会

 

「アタシは紅茶を買(こ)うちゃったー!紅茶だけに!」

 …「買(こ)うた」と言う表現、関西圏に住んでいる人でないとピンと来ないんじゃないかと思うんですがどうでしょう。ひだまりPの愛読する漫画「ひだまりスケッチ」では、ある関西出身の女の子が「カーテン最近買(こ)うてん」というギャグを思いつくも他の皆に伝わらないと思って飲み込むシーンがあるんですが、愛さんはまぁ…ありガトーショコラ(共感性羞恥)だから…

 

 かすみんの自宅が思ったより庶民的で驚いたという人は多いと思います。ちなみに場所は不明ですが、家自体は完全に架空とのこと。そりゃそうだよね。庶民的とは言っても都内に2階建ての一軒家を構えて(借家か持ち家かは不明)娘をお台場の私立高に通わせている時点でかなり裕福であることは想像できますが。

 


Snap! かわいいね♡

 

 幼少前髪ぱっつんかすみん可愛いですね?ひだまりPも前髪パッツン大好きなので。

 虹ヶ咲でこれまで幼少期の姿が公開されていたのは歩夢と侑だけでしたが、この2期ではかすみん初め他メンバーの過去の姿も見られるかもしれませんね。ランジュを取り巻く問題が深刻過ぎて今まで忘れてましたけど、よく考えたらアニメの2期ってそういうキャラの別の一面とかを掘り下げたりするのもまた楽しみの一つですよね。

 

 彼方先輩はさあパジャマはだけてキャミの肩紐露出してないと死ぬの??痴女系AV女優なの???

 

 

★ランジュとデカいおしりの子

「先日話していたスクールアイドルフェスティバルの件ですが…」

「なんかケツでかくなりました???」

「はい?」

 なんかケツデカいなと思って1,2話を見返してみたんですがどうも最初からデカかったみたいです。虹ヶ咲のデカケツ担当と言えば既に桜坂しずくがいるんですが、まぁしずくちゃんには露出狂担当という仕事もあるので当面は栞子がおしり係になりそうですね。おしり係って何だよ。

 

「三船さんもスクールアイドルが好きなんですか?」

「…私はただ、私の適性に沿って動いているだけです。」

 栞子栞子お前…お前、気づいたのか!?自分で気づけたのか…!?

 

 自身に生徒会長の適性がない事に………!

 

 三船栞子。他人の適性を見抜く目は確かながら自身の生徒会長としての適性は最下位でちょっと凹んでいました。とある同人ゲームで「虹ヶ咲症候群*1」を発症した栞子は一時期「葉月恋と双肩するレベルの無能生徒会長」と嘲笑されていましたが、アニメの栞子はダメダメなクソゲーなんて笑ってナシにして、「私の適性」に気づき、スクールアイドルフェスティバルの理念に共感し、第二回フェスティバルを実現させるためのアイデア出しをしているのです。

 

『墓場へ行ったクソゲー捨てて

 アニメで求める新たな血肉

 歌い、踊り、奪い合う

 それが雨野の脚本ならば。

 虹ヶ咲学園、三船栞子。

 部は終わる。スクスタも、また──』

 

 ということで完全に毒抜きが済んでしまった栞子ですが、とは言えつい先日行われた虹ヶ咲4thライブでは名曲『コンセントレイト!』を披露した後にスクスタァライト準拠で「虹ヶ咲学園生徒会長、三船栞子!殺してみせろよ中川菜々!!!」などと言ってしまっているため、実はアニメでも生徒会長になるルートがあるんじゃないかという疑いはあります。

 

 

 とは言えどうやって生徒会長になるかという問題は生じますよね。ランジュの母(虹ヶ咲理事長)はまだ刑務所から帰ってこれないので生徒会再選挙はできないと思いますし、一番可能性が高いのはシンプルな代替わりで、これは本家ラブライブにも前例がありますがせつ菜は2年生なので生徒会長の任期を終える為には進級する必要があります。もしかするとこれも本家ラブライブの如く劇場版のラストで生徒会長になった三船栞子がスクールアイドルの説明をしているシーンで終わるとか、そういう展開もあるかもしれないですね。

 


子犬ちゃんかな…?(ミアテイラー)

 

 栞子が唯一の友達だと思ってるランジュかわいいな。いやこれはねぇ…これはね、ひだまりPマジに初めて、ランジュの声以外を可愛いと思ってしまった。誰かに支えられなきゃパフォーマンスもできないアイドルなんて情けないんじゃなかったっけ…?まぁ別に友達が欲しくないとは言ってないから…前回監視委員に妨害されろとか言ってごめんね。

 

 

★ちなみに親父はキリトに似てる


お前の母ちゃんアースーナー!!!!!

 

 いきなりソードアートオンラインみたいなオカンが出てきて爆笑しちゃった。彼方ママ、めちゃめちゃ母親っぽい声だよなと思ったら声優の皆口裕子さんはKanonの水瀬秋子の中の人だそうです。いい母親してんねぇ、通りでねぇ!どうでも良いんですけど冷静に考えたらメニューが肉じゃがとポテトサラダって、じゃがいも余ってたんですかね。まぁ、なんでも、いいんですけど。

 

★想いよひとつになれゲーム

 ファンミで声優がやってるやつじゃん…あのしゃらくさいゲームがアニメで生まれ変わりました。あとスーパー銭湯のマッサージチェアにいるおばさんみたいになってるエマも見どころでしたね。

 

 

 

★侑の苦悩


子犬ちゃんばっかじゃねえかお前ん学園ィ!(ミアテイラー)

 

 侑ちゃんもそんな甘えた表情できたんだ…今回QU4RTZの見つけ出したユニットのテーマが「個性が重なり合うことで新しい魅力を発見する」だったんですが、期せずして侑やランジュにもこれまで見られなかった「新しい魅力」を見つけ出せるシーンが入っているんですよね。こういった繋がりがある分、色んな話が同時並行で進んでいるんですけどゴチャゴチャした感じになっていないのが凄いと思いました。まぁランジュは新しい魅力もなにもアニメ2期で登場した新キャラなんですけどね。

 

ミア「別に自分が良いとか、どうでもいいんじゃない?求められるものに忠実に答えるのが音楽さ。」

 これはミアが音楽の名門テイラー家の名前を背負って生まれた背景とも絡んでくる彼女のある種の達観ではあるのですが、「学校の課題」で悩んでいる侑に対する発言として考えると微妙に学生らしい効率論でもあって、「若き天才音楽家の苦悩」というよりは年相応な捻くれ方に感じてしまうのが何とも言えない所ではありますね。実際「相手が先生なら教わった事を守れば何とかなるよ。」というミアのアドバイス(?)は局所的には非常に真っ当です。これが侑がスクールアイドルの曲を自分で作ろうとして悩んでいる、とかなら2人の考えの対立を生む発言になったとは思うんですが。

 

 この世に無いゲームの話しますけどランジュのスクールアイドルとしての天才ぶりだけを強調するとスクールアイドルでもなく作曲だけを担当しているミアがどうしても「オマケ」のようになってしまい、彼女自身の性格についてフォーカスする機会がないまま天王寺セラピーで無理やり好感度を上げておいて後からランジュに抱き合わせで拾ってくるような雑な扱いにならざるを得ないところ、音楽を初めたての侑との交流を描くことでミア自身の音楽家としての才能にもきちんとフォーカスしていけるのがアニメ版の凄い所ですよね。って。ランジュもミアもアニオリキャラですけど。

 

 TV放送ではミアに「求められているものを作ればいい」と言われた侑が「求められているものかぁ…」と苦悩するシーンからスクスタのCMが入って流石のひだまりPも笑っちゃいましたね。求められているものを出せよ。

 


「スク…スタ………?」

 

 同好会でも、そして音楽科でも「みんなに置いていかれてる」という漠然とした劣等感・焦燥感を抱えていた侑が、一度ミアに相談したことによって「具体的な違和感」を持つようになり、結果として同好会メンバーにちゃんと悩みを打ち明けられたのは素晴らしいですね。

 侑の中で同好会の皆はキラキラしたアイドルで、どこか自分とは違う存在に感じていましたが、皆から見れば侑もまた特別な存在だということを再確認するとともに、このやりとりがそのままQU4RTZの直面している問題へのヒントとなっていることもありますが、このシーンでは、「皆はできているのに私だけできない」という発言に歩夢が共感していたり、「求められるものに応える」というくだりで果林にも思う所があったり、侑とQU4RTZのメンバーだけではなくてメンバー全員にそれぞれの思いだったり悩みだったりがあるということがさりげなく描写されているのもポイントですね。

 

 

★雨の音、虹、そして田中仁

 この辺から本題です。

★QU4RTZの誕生

「ソロの時は、自分のやりたい自分だけど…」

「一緒になると、新しい自分を見つけることができる。」

「「「「うん!!!!」」」」

「私たちで、新しい色を作ってみようよ!」

 4人でのお泊まり会、そして侑とのやりとりから、QU4RTZとしてユニットで活動する意義を見つけ出した4人。ただ単に「さまざまな個性が共存している」という結論なら虹ヶ咲そのものが本来そういう場であるのですが、ここを曖昧にせず、しっかりと示してくれたのは非常に好感が持てる所で、DiverDivaやA・ZU・NAではどうなるか今から楽しみですね。

 そもそも4人がQU4RTZを結成することになった目的はランジュをわからせることでした。これと、この回で強調された「ユニットの存在意義」という要素を掛け合わせると、今後同好会がどのようにランジュへアプローチしていくのか分かる気がしますね。

 個性の掛け合わせが新しい色を生み出す、「調和」をテーマにしたQU4RTZ。それに対して愛と果林からなるDiverDivaはさしずめ能力の高い2人がぶつかり合うことで更にお互いを高め合う「切磋琢磨」のユニットと言った所でしょうか。A・ZU・NAは勿論3人がそれぞれの性技でオタク達のときめきスティックをシャブ漬けにする「変態」ユニットでしたね。この第3話ではQU4RTZが「調和」の生み出す力をランジュに見せつける内容でしたが、次回はDiverDivaが「高め合い」を、そしてA・ZU・NAが「生娘シャブ漬け戦略」をそれぞれランジュに見せる展開が見られる可能性も出てきましたね。まぁ…DiverDivaの2人はランジュと共演NGの可能性も高いので、或いはランジュではなくミア・栞子にそれぞれアプローチするのかもしれないですね。まぁその辺は、予想ということで。

 

★サンシャイン2期との類似点

 虹ヶ咲アニメ1期の時は散々オタクの間で山岡の鮎みたいにラブライブ!サンシャイン!!が引き合いに出されていましたが、2期に入ってからはサンシャインとの比較はほとんど見かけなくなりましたね。たぶんもっと類似していてストーリーが酷すぎた比較対象が別に存在するからだと思うんですけど…(名推理)

 蜜柑休題、実はこの2~3話、アニメラブライブ!サンシャイン!!2期第2話の展開と共通点が多いんですよね。

 サンシャイン2期2話も、1年生と3年生が一緒にライブの曲を作ろうとするが皆個性がバラバラ過ぎて上手くまとまらない、という内容でした。今回メインになったQU4RTZも1年生と3年生からなるユニットですよね。

 更にサンシャイン2期2話のタイトルは「雨の音」3話は「虹」でした。「」は言わずもがな、「雨の」も、虹ヶ咲にはこれまで長い長い間「雨の」ストーリーに苦しみ続けていましたよね。雨のち晴れのち、田中仁

 

 さて、サンシャインのアニメでは1年生と3年生が一緒にお風呂に入り、その後に花丸ちゃんの観音様を拝んだことをきっかけに「個性の一つ一つが調和」した素晴らしい曲を作ることができました。QU4RTZは…は?ジャスタモーメント!「お風呂シーン」が入ってないじゃないか!はぁ~Useless…やめたらベイビーちゃん?ウソだよ、やめないで。キミしかいないんだ。絶対やめないでね

 それはともかく、今回は尺の都合でカットされていたもののQU4RTZも4人が一緒にお風呂に入ってエマちゃんの生乳を見た時に「くぉ~!デカいパイオ!」と皆で異口同音に叫んだことからユニット名が決まったこともファンの間では広く知られているので、花丸の観音様を見てMY舞☆TONIGHTが完成したエピソードと確かに類似していますよね。

 虹ヶ咲は廃校がらみの話が無かったり(サ終の話は出たけど)、ソロアイドル路線の強調などラブライブ!シリーズの中では「外伝」的な扱われ方をされることも多いですが、きっちり過去シリーズの展開も押さえつつ、その上で虹ヶ咲ならではの新しい結論を出してくれる所がやはり素晴らしいですね。

 


とぷっ……♡とぷっ……♡

 

 アニガサキさぁ栞子のケツとかもそうだけど性的なカットを出せば尺が足りなくてもオタクが満足すると思ってない?まぁ、そうなんですけどね。とは言えこのカットはQU4RTZの名前の由来に迫れなかった事への言わば「詫び乳」。逆説的に、名前の由来については上述した通りであると言う証明にもなりましたね。Qu.Een.Dom!

 

★新曲「ENJOY IT!」

 QU4RTZの新曲「ENJOY IT!」。QU4RTZの歌の特徴と言えばやはり4人の歌声が織りなすハーモニー、そして聴き込めば聴き込むほど味が出てくる、いわゆる「スルメ曲」が多いという点ですね。というかほぼ全曲がスルメ。あまりにもスルメが多いので、A・ZU・NAを差し置いて「虹ヶ咲で一番イカ臭いユニット」の称号を手にしているのもQU4RTZです。

 「ファンとの心の繋がり」を大切にしないランジュに対し、QU4RTZが見せてきたのは手拍子という形で、ファンと一緒に楽しめるライブ。それに対するランジュの「答え」は…

 


「彼氏面」。

 

 これには果林先輩もニッコリ。

 

 突如現れたこれは「音叉」という道具で、楽器のチューニング等に使われています。4人それぞれの個性が「調和」して新しい音を生み出す、QU4RTZの考え方を体現したようなアイテムだと言えますね。

 また音叉は叩くとラの音が鳴るので、ラの音を基準にいわゆるチューニングを行います。そうですね、これでピンと来た方も多いと思いますが、このアニメには1人「ラ」の付く人で、2020年の11月頃からずっと「叩かれ」まくっている人がいたはずです。音叉は叩かれた「ラ」をベースに「調律」を行う道具。つまりこれは、この虹ヶ咲最後の世界線では皆に叩かれ続けてきた「ランジュ」から目をそらすことなく、最高の13人に「調律」して見せる、という制作陣の決意の現れであるとも解釈できるんですね。

 

 それだけではありません。

 

 この音叉、見た目は「Y」の文字に似ていますよね。そしてこのアニメには1人「Y」の付く人で、「あのゲーム」で死んだ幾重もの世界線の「あなた」の中でたった一人生き残った虹ヶ咲の希望がいたはずです。そう、「」ちゃんのことですね。

 曲のタイトルである「ENJOY(楽しむ)」は、「ENJO(炎上)」+「Y(侑)」に分解することができます。これらのヒントを元に考えると、「存在しないあのゲームの「炎上」により皆に嫌われてしまったランジュも、「」のいるこのアニメの世界でなら、皆と一緒にアイドルを「楽しむ」ことができるはず」──そういうメッセージなのではないかと考えられるのです。

 QU4RTZのお泊まり会で、エマは「芯が強い」ことを皆に指摘されました。これは、2話でのエマの態度からも裏付けは取れていますね。それと同様に、栞子・ランジュ・ミアを無かった事にするのではなく──虹ヶ咲の歴史を正しい方に導こうという、そういう強い「芯」がこの曲には込められているんですね。

 

 実際、第2話では「ゲリラライブ」や「ランジュのトレーニング器具」など触れてはいけない「闇」の設定をアレンジしてアニメの世界に添えるという神業を見せてくれました。この楽曲「ENJOY IT!」に込められた強い意思を、今は信じたいと思います。

 

 

★NEO SKY, NEO MAP!


矢野妃○喜「これ私も弾くんですか……?」

 

 流石のひだまりPも山岡の鮎を食べた京極さんみたいになりかけていたんですが、「これ私も(ライブで)弾くんですかね…?」って真顔になってるひなき兄貴が脳裏に浮かんで大爆笑してしまい涙が引っ込んでしまいましたね。伊波杏樹もバク転やったんだからさ。

 そういう茶々はともかく、いやぁこれ、締まる締まる。まぁそもそも「NEO SKY, NEO MAP!」自体がもうなんだ、虹ヶ咲の歴史の中でも1,2を争う神曲ですからね。以下、虹ヶ咲アニメ1期1話の感想記事から引用します。

 

 が入ってるやん!!!どうしてくれんのこれ!?神が(詩を)書いた!?この中の中で!?

 はぁ…「NEO SKY, NEO MAP!」ですか…たいしたものですね。エネルギーの効率が極めて高いとか…直訳すると「新しい空、新しい地図」とでもなりましょうが、このEDアニメでも描かれている通り彼女達は雨上がりの空に、陽の光を浴びてそれぞれが違う色に輝く「虹」なんですよね。雨上がりの新しい空に虹がかかれば新しい地図になる…はぁ~…何でもいいけどよォ…相手はあの果林先輩だぜ?それにあの特大タッパのコッペパン…あれも即効性のエネルギー食です…ハチミツも添えて栄養バランスもいい…

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会第1話「はじまりのトキメキ」感想-童話の世界のスクールアイドル。 - ひだまりPはこう語った

 侑ちゃんにとって同好会のスクールアイドルは、太陽の光を受けて空に輝く「虹」そのもの。新しい空にみんなの「虹」を見つけたら、今度は侑ちゃんだけの「地図」を広げてそれぞれの夢へと進んでいくんですね…(オ特早)。

 「私には皆みたいな個性はないし」と思っていた侑ちゃんが、同好会のメンバーとのやりとりをきっかけに「あ、本当は私ってスゴいんだ!ヤッホー♪」となるわけはなく、先に進んでいく皆の後ろに立って見守る寂しさは、侑ちゃん自身がこれからも向き合っていかなければならない感情です。でも、この世界でたった一人だけの「私」が、「私」にしかできない何かを伝えていきたいと思うことは、彼女が応援する「スクールアイドル」の気持ちそのものでもあり、「アナタは自分の夢を追いかけたらどうなの」と言われたランジュに対する「答え」にもなっているんですね。

 まあ、「この世界で私は、私しかいない!」というセリフはメタ的には「あのゲーム」で死んでいった幾億もの世界線の「あなた」の中でただ一人生き残ったのがアニメ時空の高咲侑という捉え方もできますが。まぁこれは与太話ですね。

 

 侑ちゃんのNEO SKY, NEO MAP!ピアノソロにはあのミア・テイラーもニッコリ。まぁ視聴者目線で言えばこれ以上ない形で「求められるものに応えた」ことにはなっているので、そういう意味で言うと侑はミアのアドバイスもちゃんと活かしていますからね。

 

 侑とミアの関係性について、素人が作った同人ゲームのシナリオでは「あなた」がある程度元々音楽ができる設定であったため、ミアは「上位互換」として上から見下してくる存在として描かれざるを得ず、その後の「あなた」が作る曲へのフォローも具体的にどこが良いとも描かれないまま何となく「あなたの作る曲の方が好き」という理由で格付けがされてしまった部分があったのですが、アニメでは侑は音楽を始めたてで、ミアは飛び級で上級生というだけでなく音楽においても「先輩」の立ち位置です。ミア視点でもこの時点で侑の音楽を見下したり否定する必要もないので、剣呑になりにくいというのが素晴らしいですね。このミアは2ちゃんで「私の曲の方が優れている!!!」とかレスバしなさそう。したらごめんね。

 

★ビリスタ

 

 

まとめ

 トゥデイズ チカキンズ ポイント。

 

 

 

 ドゥルルルルルルルルルルルルル………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

98点(ナインティエイト)ー!!!

 

\Sing!/ \Song!/ \Smile!/

 

 はい、というわけで文句の付けようのない神回でした。と言いたい所ですが…QU4RTZというユニット名に決定した経緯の描写が一切なく、お風呂シーンもなかった部分は夢が結実してしまった*2と思います。

 特に「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」として活動している彼女達にとって、スクールアイドルの「ユニット名」が大事ではないというハズはないので、このあたりの描写を端折ってしまったのは流石に尺の都合だから仕方がないとしても腑に落ちず、画竜点睛を欠いてしまったと思います。一応エマのおっぱいが地上波で放送できなかったからブルーレイ版のみ収録という可能性も残っているので、もしそうだったらプラス92点加点します。

 

 夢が結実したのはちょっと残念でしたが、とは言え全体を見れば本当に素晴らしい出来で、特にひだまりPはこの2期で3組のユニットの話、ランジュ・ミア・栞子と同好会との関係性に加えて本人たち同士の関係性、そして侑ちゃんの音楽とあまりにも多すぎる要素をたったの1クールで纏めきるのか!?と疑っていたんですがこの3話を見たら「河村・田中チームならやれるんじゃないか」という「希望」が芽生えてきました。

 今回だけでQU4RTZのなりたちからそれぞれの関係性侑ちゃんの悩みとミアテイラーとの関係ランジュと栞子の関係ランジュのソロアイドルと同好会のやり方の差異が描かれましたが、それぞれバラバラに展開するのではなく「個性の調和」と、「私(達)にしかできないこと」という二軸でそれぞれのエピソードがきちんと関係しあっているので、見ていてとても気持ちが良かったですよね。

 更に細かい所を言えばかすみんの幼少期だったり彼方ちゃんのアスナママだったりの新要素から、クールにモーニングコールをお願いする果林だったり寝相の悪いかすみんだったり1期で歩夢がメンヘラしてたのと同じ場所で思い悩む侑だったりの小ネタまでしっかりと散りばめられていて現虹ヶ咲メンバーのファンとしてもしっかり安心できる「アニメ2期の内容」にもなっていましたね。

 

 次回はDiverDiva回。どうか、彼女たちを──

 

 救ってあげて欲しい。

 

 

 それでは、よきラブライブを!

 

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*1:第1話の感想記事参照

*2:劇場版ラブライブサンシャインのラストシーンの監督の解説のように、最後の最後でおしい点があって評価を下げてしまうという意。