ひだまりPはこう語った

ちゅんちゅん、ハローラブライブ!「人生をラブライブ!にする」をモットーにあれこれ語ります。

奈良吉野の秘湯「入之波(しおのは)温泉 山鳩湯」に行ってきたのでレポート

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「うわ~、最高!気持ちいいですよね――やっぱり。秋の温泉♡」

 

 ちゅんちゅん、ハローラブライブ!どうも、秘湯ハンター、ひだまりPです。

 

 ――いや、別に秘湯ハンターではないんですが、最近は当ブログの旅日記でも書かせて頂いている通りひだまりP、温泉巡りが割と趣味になりつつあるんですよね。それもまぁ普段は設備の充実したスーパー銭湯なんかに行ってサウナで汗を流して水風呂にドボンしたり、ぬるめの露天風呂でまったり身体を伸ばしたり、千歌ちゃんちの温泉で練習後はリラックス―――♡するのが好きで、つまりは普通に温泉自体が好きなんですが、たまにはやっぱり変化球的な、「そこでしか入れないお湯」に浸かりに行ってみたいですよね。

 

 ということで!今回は去る11月5日に奈良は吉野の山奥にある「入之波(しおのは)温泉 山鳩湯」に入ってきました!秘湯といってもこの情報化社会ですからインターネット等でもいくらでも情報が得られますしテレビや雑誌等でも紹介される温泉通の間ではかなりの有名所みたいですが、まぁそこは雰囲気を楽しみましょう。

 

 ということで、続きを読むからどうぞ!!

 

 

 

 

 「入之波温泉」は奈良県吉野郡、大迫ダムのある巨大な大迫貯水池のほとりにあります。

奈良吉野 入之波温泉元湯 山鳩湯

 

 

 ひだまりPの家から目的地までは車でだいたい4~5時間くらいかかります。結構遠いですが…まぁ遠い方が「秘湯」っぽさも増すってものです。奈良県に入ったらずっと国道24号線を南下していくルートに入るわけですが、ただでさえ奈良県民の大動脈であるあの辺の道路を通勤ラッシュ時間帯に通ろうものなら混雑は火を見るよりも明らかです。ということで、明け方からノンストップで車を走らせて朝7時頃には吉野郡にある「ローソン 吉野リバーサイド店」に辿り着き朝食を摂りました。

 ここは吉野川のほとりで国道169号線が走っており、7時~8時という時間帯もあって結構車が多く走っていましたね。吉野川の川岸も車が結構停まっているのが確認できて、夏場はきっと川遊びの人で賑わっているんじゃないでしょうか。奈良県は北半分はまぁ普通の田舎って感じなのですが、南へ行けば行くほど更に深い山々が広がっており、「日本一大きな村」で有名な十津川村などもある秘境となっています。ここら辺はまさに、その奈良の南北の境界線にあるようなイメージですね。

 

 そんなことも考えつつ、目的地の入之波温泉まではもう少し走りますが温泉の営業時間は10時からなのでかなり時間に余裕ができてしまいました。ということで朝食のおにぎりを頬張りながら、折角なので「あの場所」へ行ってみようと思い立ちました。

 

  カーナビに通行できない道を案内されたり、ハプニングにも見舞われながら空いている山道を走ること約20分。

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 ということで、はい!花矢倉展望台へやって来ました。

 

 

 「花矢倉展望台」は、吉野山が一望できる有名な絶景スポット。桜の名所として特に有名で、桜の時期はたくさんの観光客で賑わっているそうです。桜の時期でなくとも、国宝金峯山寺を遠く望むここからの眺めは素晴らしく、3~4台くらい?停められる駐車場がありましたが、ひだまりPが行った時は先客で割とギリギリまで埋まっていましたね。

 

 ということで、花矢倉展望台からの眺望です。

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 ちょっと分かりづらいので、もうちょっと拡大すると、遠く金峰山寺が見えているのが分かって頂けると思いますね。

 

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 ……さて、この写真を見て、なんでひだまりPは今日わざわざ狭い山道を走り抜けてここまで来たのか分かった方もいるのではないでしょうか?そうです。正解はこちら!

 

 

 

 

 

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 はいそうです!人気麻雀漫画「咲-Saki-」のスピンオフ作品、「咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A」の漫画原作冒頭のシーンで、ここ花矢倉展望台からの景色が背景として使われていたからでした。奈良県は咲-Saki-阿知賀編の聖地としても有名ですね。

 ひだまりPも咲-Saki-阿知賀編は原作、アニメブルーレイ共に全部持っていて、特に松実宥ちゃんという女の子がお気に入りでした。松実宥ちゃんという子は極度の寒がりで、夏でもマフラーを巻いて厚着しているのが大きな特徴の女の子。寒がりという体質からか、麻雀においてはマンズとか中とか赤い牌(=あったかい牌)が偏って手牌に集まるというふざけ倒した能力を発揮します。咲-Saki-阿知賀編に登場する阿知賀女子学院にはその他にも「家がボウリング場なのでピンズのボウリングっぽい待ちで和了りやすい(?)」とか、ふざけ過ぎの能力者が多かったですね。援交少女とかね。まぁこれは、余談の余談ですが。適当に読み飛ばして下さい。

 

 

 

 ここ吉野山周辺には他にも咲-Saki-阿知賀編に出てきた場所が多くありますが、今回はここで引き上げることにしました。本当にさっきふと思い出してスマホで調べて直行したので今回は車でここまで来ましたが、道路が狭くてすれ違うのが難しかったり、駐車場がほとんどなかったり、車での訪問はあんまりオススメできないかもしれないです。今度は吉野駅から徒歩でハイキングがてら巡礼に来てみたいですね。

 

 

 さてさて、来た道を引き返して先程のローソンがある国道169号線を進んでいくと、吉野郡川上村へ到着します。

 

 

 ここは通り道ということで立ち寄りました、「道の駅 杉の湯川上」です。

 

 紀の川へと流れる大滝ダムの側にあり、山々とのコントラストが美しいですね。

 

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緑。ひだまりPこういう所好きですね。

 

 お土産屋さんも併設されていたので、吉野といえばで有名な吉野葛を使った葛きりと葛まんじゅうを買い求めました。

 

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 葛もち、帰ってから食べましたが上品な甘さで美味しかったですよ。

 

 ここからは目的地までずっとダムの水源沿いを走ります。

 

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169号線、東熊野街道の道中にもちゃんと看板が出ています。大迫ダムの所を左折。

 

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大迫貯水池沿いをずっと走ると、目的地が見えてきました。

 

 

 10時5分頃、目的地到着!駐車場は第一、第二とありますが収容台数はそんなに多くなく、普通に皆路駐してるっぽいです。

 

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ここは第二駐車場。

 

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 雄大な山々に囲まれた大迫貯水池の豊かな水源、絶景ですね。ちなみに写真手前に黄土色の土が見えてると思いますがこれ、入之波温泉の成分です。後でも写真をご紹介しますが、源泉かけ流しのお湯を大迫貯水池に直で放流しているため豊かな温泉の成分が析出しまくってこんな風になっているようですね。凄いです。

 

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タンク君迫真の水漏れ。

 

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 入之波温泉 山鳩湯の建物は道路沿いにそのまま建ってるわけじゃなく、ここから階段を降りていった所にひっそりとあります。秘湯っぽくてテンションあがりますね。本来は宿泊施設で、日帰り入浴は書いてある通り10時~17時。なお11月~3月末の時期は火曜・水曜が定休らしいのでご注意ください。

 

 周りは高い山に囲まれ、既に秘湯の雰囲気漏れ出しまくりで嫌が応にもテンションが上がってきますね。

 

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入り口。

 

 入ったら受付で入浴料金800円を支払います。更に用意周到なひだまりPは、ここの釜飯が超美味しいという情報も既にリサーチ済。そして釜飯は準備に時間がかかるので、入浴前に事前に予約しておくことが可能なのです。

 

 ということで、10時過ぎだったので鴨の釜飯を11時頃に準備して貰うように予約しました。お風呂に入っている間に釜飯を炊いて用意してくれている、それって凄く贅沢感がありませんか?

 

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 玄関にはイノシシの剥製(なのかな?)が飾られています。山の中ということで、猪肉のぼたん鍋なんかも食べられるみたいですね。

 

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 脱衣所は脱衣カゴのみなので、貴重品は廊下にある無料のコインロッカーに預けるのが無難だと思います。

 

 そして、いよいよ温泉へ。

 

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これマジ?

 

 「入之波温泉」について紹介する記事を見ると必ず最初に触れられるのが、その温泉成分の濃さ。公式サイトによればナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉だそうです。茶褐色のお湯にゆらゆらと温泉成分が浮かんでいるのが目に見えて、見るからに濃厚な温泉です。そして特徴的なのは析出物がびっしり付いた浴槽。元は木の浴槽だそうですが、「塩窯」みたいに温泉成分が固まって出来ていると言われても納得せざるを得ないほど原型をとどめていません。いっそプラスチックの手桶にもこってりと温泉成分が付着していますね。しかもこれ、これでも定期的に析出物をこそぎ取って清掃しているそうです。

 

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コッテコテです。

 

 写真の通り内湯は思ったよりも広くて、十数人くらいは入れそうですね。

 本来は宿泊施設であるということで、洗い場は3つありシャンプー・ボディーソープも備え付けられていました。混んでいる時などは大変そうです。

 

 温泉に浸かってみると、なるほどこってりした温泉成分がザラザラと肌に纏わりついてくるのが分かります。これはかなり気持ちいいですね……普段入っている温泉施設のお湯と、こんなに違いが分かるとは思いませんでした。

 

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「ウフフッ、やだ、何だかあんまり温泉が気持ちよすぎて――いつもよりもはしゃいじゃってるみたい、私。」

 

 これはリラックス―――♡不可避ですね。

 

 湯船はけっこう深めで、お尻を付けて座るには浴槽の端の段差になっている所に座るといいですね。ひだまりPは深めの浴槽で壁にもたれたりしつつゆったり肩まで浸かるのが「たっぷりのお湯」に浸かっている感がして好きです。

 また、お湯も源泉39℃ということで熱すぎず適温で永遠に浸かってられる心地よさ。釜飯の予約時間は入って1時間後の11時にしてましたが、もっと遅くても良かったですね。極楽です。お湯の沸いてる所に近づくにつれ熱くなってくるので、ある程度はお湯に浸かる位置で調整できます。

 

 また、内湯のほかには露天風呂もあります。

 

 

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 析出物をこそぎ落として掃除した後がありますが、分厚く堆積していたのが見て取れますね。

 外湯は内湯からのお湯がそのまま流れ込んでくるので、内湯よりも温度は低めのぬる湯です。これも永遠に浸かってられますね。

 

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俺たちのリラックス―――♡はこれからだ!!

 

 露天風呂に流れ込んだお湯は浴槽の端から絶えず流れています。

 

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流れ出したお湯はそのまま外へ……ファッ!?

 

 なんぞこれ。堂々の直放流です。源泉かけ流しの疑いようもありません。さっき大迫貯水池に流れ込むところの土が黄土色になっている写真をお見せしたと思いますが、これがその正体でした。

 

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 露天風呂からは流れ出た温泉のお湯がダムに流れていくのを見ることができます。写真だと水が流れているのは分かりにくいと思いますが……

 

 ということでひだまりP、こってり濃厚な温泉を1時間かけて堪能し心ゆくまでリラックス―――♡できました。お湯から上がった後も湯上がり特有のベタつき感がなく、サラっとして爽快な湯上がり感。温泉の成分が肌に残っているのが分かります。江戸時代から湯治に足を運ぶ客が絶えなかったと聞きますが、それも納得の素晴らしい温泉ですね。

 

 湯上がりには広めの休憩所で体を休めることもできます。

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 休憩所の窓からは大迫ダムの絶景。

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 こんな所で気持ちよくゴロ寝していたら家に帰れなくなるので、ここはスルーして湯上がり後のお楽しみに向かいたいと思います。そう、入浴前に予約していた釜飯ですね。お風呂上がりにすぐ炊きたての釜飯が食べられるなんて、極上の贅沢じゃないですか。

 

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 ということで、鴨の釜飯1,400円+税。サイドメニューは切り干し大根に…この山菜なんて言うんでしたっけ。山でいただく料理感が凄く出ていますね。

 

 釜飯はさすが炊きたてでご飯がパラパラ、香りも良い。結構いい値段はしますが、その分ボリュームもあってメチャウマですね。鴨肉もしっかり入っています。あと写真で見切れてる味噌汁がこれ、感動するほど良い出汁が出ていて人生最高レベルに美味しい味噌汁でした。具は確かしめじが入ってたと思いますが、一口飲んだ瞬間「ビックリ」しましたね。日本に生まれて良かったと思いました。

 

 

 ということで、はるばる京都を夜明け前から走ってやって来ました「入之波温泉 山鳩湯」。温泉も食事も大満足ですっかりリラックス―――♡できました。また来たいですね。

 

 

 

トゥデイズ チカキンズ ポイント。

ドゥルルルルルルルルルル………

 

 

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100点(ワンハンドレッド)~!!!

 

\イェー!/ \フゥー!/ \ハラショー!/

 

 

 堂々の100点です。吉野の深遠な山々と、そんな山奥の秘境にたたずむ温泉でとんでもなく濃厚な極上の泉質、そんな温泉にまったりと浸かった後に激ウマ釜飯。明日への活力も湧いてくるというものです。

 

 

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あなたも一緒に――いかがですか?

 

奈良吉野 入之波温泉元湯 山鳩湯

 

 

 

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