ひだまりPはこう語った

ちゅんちゅん、ハローラブライブ!「人生をラブライブ!にする」をモットーにあれこれ語ります。

ラブライブ!スーパースター!!第9話「君たちの名は?」感想-異色のリーダー、澁谷かのんを紐解いてみる。

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チサキンティービー♪ エッビッデー♪

 

 ちゅんちゅん、ハローラブライブ!どうもひだまりPです。

 今回はラブライブ!スーパースター!!第9話『君たちの名は?』の感想を書いていきたいと思います!

 前回まぁいろいろあって5人揃ったクーカー改めグソクーカー改めグソクー改めグソレー。今回は彼女達の正式なユニット名、Liella!の誕生秘話に迫ります。

 

 それでは、続きを読むからどうぞ!

 

 

 

もくじです。

 

 

第9話『君たちの名は?』

★あらすじ

恋を入れて5人になったスクールアイドル部。音楽科と普通科の垣根もなくなり、学校のみんなは仲良く過ごしていた。そんな中、ついにラブライブ!の開催が発表される。決勝の会場は神宮競技場という大舞台だ。予選突破すら狭き門だと理解した上で、ラブライブ!のエントリーを決める結ヶ丘スクールアイドル部。しかし、そのエントリー画面には、グループ名の入力欄があって――。

 

★ダソクムシ問題について

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 皆さんご存知「ダソク」とは中国の楚の国で、黒澤ダイヤを一番早く描いたものが酒を飲めることになったが一番にダイヤを描いたある男が「このダイヤはスクールアイドルオタクで妹を溺愛しているんだ」などと無駄な設定を書き足したために「あなたの書いたそれはダイヤではない」と指摘され、酒を飲むことができなくなった逸話『イヤのりさん』に由来したラブライブ用語ですね。

 まぁこの指摘は今更感があるったらあるんですが、このアニメにおける平安名すみれの扱い方が非常に雑なのは大きなマイナスポイントです。

 7話においてはクゥクゥからすみれへの度の過ぎた悪態が一部のオタクから問題視されていましたが、それに留まらずすみれの動かし方の雑さはかつて「アホダイヤ」「クレイジーダイヤ」「不肖の姉」「ダイ厄災」「影武者」と数々の不名誉な称号を与えられたアニメ版黒澤ダイヤの反省が活かされていないと言わざるを得ません。

 

 その最大の理由はグソクムシです。

 4話においてすみれは、グソクムシの着ぐるみで仕事をしていた動画をかのんに偶々目撃された際は鬼の形相で掴みかかるなど過去を知られることを嫌っている描写がありました。次の5話ではかのんの裏切りによりグソクムシダンスをクゥクゥにもいじられる羽目になるなど不憫さが目立っていましたね。

 8話は他の内容が酷すぎてツッコみきれませんでしたが、8話のラストではグソクムシの着ぐるみを着て学園祭の露店の宣伝をし、今回も動画配信のシーンで破れかぶれとは言えクゥクゥに言われるままグソクムシダンスを披露していました。

 これはなぜでしょうか。まず一つポジティブな捉え方としては、「グソクムシは不本意だったけど、それでもすみれが行ってきたショウビジネス界での仕事の一つでありそれを誇りにも思っている。だからグソクムシダンスをすること自体に抵抗はない」という考えが成り立つと思います。これはすみれの変化の理由付けとしては納得できる理由です。

 しかし、グソクムシの着ぐるみを着て踊るというのはすみれの言うショウビジネスの世界で言えば明らかな「イロモノ」です。ショウビジネス界のスターを夢見ているすみれが、「イロモノ」であるグソクムシのイメージを今改めて自身に定着させることに積極的になるのはちょっとおかしいと思います。

 例えば「子役時代にグソクムシの着ぐるみやってたすみれちゃんだよね!」みたいなイメージの付け方なら良いんですが、冷静に考えると高校生になったすみれが未だにグソクムシをメインにやっているというのは、普通の元子役とか芸能人が同じことをやっていたらあまりにも痛々しく見えるのではないでしょうか。

 これはグソクムシが悪いというよりも、グソクムシ以外のすみれのキャラの肉付けが薄すぎるというのが根本的な問題である気がします。ケツにばっかり肉付いてんじゃねぇか。蜜柑休題、そもそもグソクムシはアニメになって唐突に出てきた設定であり、アニメ化前のすみれのイメージとは大きく異なっています。そこにギャップが生まれるということそれ自体はいいのですが、問題はそのインパクトのデカさに頼ってすみれのキャラの掘り下げがおざなりになっている点です。

 アニメ化前から明示されていたすみれのキャラ付けとしては「動画配信」「家が神社で和風好み」「Liella!で唯一の処女」といったものがありました。これらの要素を前面に押し出して、まずはすみれの世界観やカリスマ的要素をしっかり定着させた上でときたまグソクムシの着ぐるみを着てふざける、みたいな塩梅なら何も問題は無かったのですが、現状は「すみれのショウビズ活動」=「グソクムシ」となってしまっており、単なる「イロモノ」として平安名すみれのキャライメージを大きく損なってしまっていると言わざるを得ません。

 あまつさえ、シリーズ過去作品はすべてメインキャラが「9人」に統一されていたのに対してスーパースターは「5人」と人数が少なく、その分キャラの掘り下げに丁寧に時間を裂くこともできるはずなのに、実態は5人の中ですみれだけがクゥクゥにもバカにされ、ショウビズ活動は口だけ、目立てるチャンスが来たらグソクムシダンスをさせられる、とキャラの掘り下げどころか表面的な面白さを擦られるだけの浅いポジションにされているのです。

 

 よくすみれと立ち位置を比較されるのは過去作品の矢澤にこ津島善子ですが、矢澤にこはスクールアイドルに対する強いこだわりとプロ意識がしっかり描写されていて、その上でのアイドル的な振る舞いが「サムい」などと言われることもありましたがにこ自身の「芯」が確立していたため、表面的な痛々しさとは裏腹ににこ自身のアイデンティティは作中でも、また視聴者に対しても認められていました

 津島善子はどうでしょうか。彼女はAqoursのメンバーに入る前から「堕天使キャラ」として動画配信などでも注目を集めており、どの程度の規模だったかは分かりませんがこれも既にアイデンティティを確立したと言っていいでしょう。まぁ不登校のくだりとかちょっと脚本的に寒い描写はたくさんありましたが、逆にストーリーの中で善子自身の堕天使キャラを本人が確立し、周りが認める所はしっかりと描き込まれています。

 これと比べるとすみれはショウビジネス活動がアイデンティティにも関わらず描写されたのはいつも脇役やイロモノの仕事しか貰えなかったという過去のみ。かのんがすみれを勧誘した建前である「ショウビズ活動で培った経験」の根拠になりうる描写もなく、画面の賑やかしのためにグソクムシダンスをさせられるだけの脇役と化してしまっています。繰り返しますがグソクムシが悪いのではなく、すみれのアイデンティティを確立させないままイジりやすいネタだけをいつまでも擦り続ける脚本に問題があるとひだまりPは考えます。

 まぁ、かく言うひだまりPもグソクムシと「グソクー」の語呂の良さに囚われてしまい、全員の名前からユニット名を取るという発想があったにも関わらず今回クゥクゥが提唱した「」を予見できなかったのは痛恨でしたね。

 

 

★恋が普通科に!?

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うぃーっす!

 

 そうそう、こういうのでいいんだよ。うぃーっす毎回やれ。最終話までやれ。

 それにしてもスーパースターのアニメが始まるまでは「うぃーっす!」なんて挨拶から連想されるのは、オフ会に誰も来ないYoutuberくらいしかいなかったのに、今では「ヨーソロー」の亜種と呼べるくらいラブライブ!界のミームと化しましたね。まぁ、それはどうでもいいんですが。このかのんと千砂都の息のあった感じ凄く良いですよね。

 ということでアニメ1話から指摘されいたキービジュの恋が普通科制服を着ている問題は、普通科と音楽家の差別構造を取り払うために理事長が創った新ルールにより解決されました。恋の家お金無いって言ってたのに制服作り直したのか…と思ったんですが、普通科との和平の象徴として生徒会長自ら普通科の制服を着てこいという理事長からの圧力もあったのかもしれません。かわいそかわいそなのです…でもケジメだから仕方ないね。(これひだまりPもTwitterで指摘されて気づいたんですけど、恋の普通科の制服はお母さんのお下がりという説もありますね。)

 

★クゥクゥ株の大暴落について

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 はい、今回もまたクゥクゥ株急降下です。こいつ中国キャラの株がアイツ以上に下がるわけないとタカくくってません??

 ラブライブの開催に色めきたち大興奮のクゥクゥ。往年の小泉花陽を彷彿とさせるシーンでしたが、クゥクゥの場合元々無遠慮にズバズバ物を言う性格なのでただ単にすみれにだけ態度悪かったのが全員に態度悪いだけになってしまっているのが痛かったですね。

 というか3話までかのんと二人三脚でスクールアイドルを始めた頃のクゥクゥはスクールアイドルへのひたむきで熱い想い、かのんに対する信頼と愛情、そしてけなげな愛らしさと三拍子揃った素晴らしいキャラのヒトだったんですけど、4話ですみれを屋上に呼び出したあたりからだんだん歯車がずれていったような気がします。

 このひだまりPでさえ、「始まりは君の空」ドラマパートなどを聴いて「クゥクゥとすみれの関係性がとても良い。アニメでも良いコンビになりそう!」と本気で思っていました。そんな、トマトとモッツァレラくらい好相性だと思われた2人がなんということでしょう。すみれの正式加入後はライバル関係…と言えば聞こえはいいものの、実際にはすみれの方がかなり大人でクゥクゥがほぼ一方的に悪態をついているという関係性を築いてしまい、視聴者からは「過度なすみれイジリが気になる」と言われてしまう始末。作中の演出とは裏腹にすみれ株がグングン上昇する一方でクゥクゥの収拾がつかなくなってしまいました

 まぁこんな風にカップリングゴリ押しのせいでキャラ評価が下がってしまうのはラブライブ!ではよしりこの梨子みたいな前例もありますが、クゥクゥとすみれは下馬評が好感触だっただけにセイントスノーの転倒くらい番狂わせでしたね。

 

★グループ名投票

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「そんなに皆(私達に)興味ないのかなぁ…」

「…もしかしたら、私がずっと反対していたからかもしれません。」

「違うでしょ?」

「……私が、勘違いでスクールアイドルのことを嫌って、音楽科と普通科の断絶を広げ、あまつさえ学校を盛り上げるという本来の目的よりも先に普通科全員から反感を買ってまでスクールアイドルを妨害しようとしていたのに結局こうしてかのんさん達のグループに加わっていることに思うところがある生徒もいるのかもしれません…」

「ううん♡そんなことないよ♡恋ちゃんの気持ちは学園祭でみんなに伝わったと思う♡」

「ちーちゃん…」

 まぁでも前回皆の見ている前では済ませたからね。

 クゥクゥの言う古のスクールアイドル、おそらくはμ'sのことだと思います。でも、そういえばあれは結局希が書いてたんでしたね。Aqoursはわたくしが書きました♡(激寒)だったので、何やかんやファン投票でユニット名を決めたグループはいなかったんですね。

 

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「ぁんっ…♡ぁふっ…♡んお゛ぉっ………♡♡♡」

「恋ちゃん、マイクもミュートにしないと」

 

 恋がインターネットに疎いという設定は昔から知られていましたが、よくよく考えると現代でこんなテクノロジーに疎い子っているんですかね。まだスマホも存在してなかった2000年代ならよくある設定でしたし、それこそ恋のお母さんもその当時のアニメでは萌え要素ってなんですか?とか言ってたので分かるんですが…

 恋の家が厳格でインターネット文化に触れないように教育されてきたというのが理由ですが、お母さんは元スクールアイドルなのにそんな所で閉鎖的なの?とちょっと懐疑的な気持ちにさせられます。いや、スクールアイドルだからこそか。インターネットで恋ちゃんのことをヤリマンとか露出狂とか変態アベンジャーズとか心無い言葉を書き込む輩もいたりするので。

 

 

★リーダーの重責、澁谷かのん

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幼馴染を信じてあえて見守るちーちゃんの表情に往年の南ことりを感じますね…

 

 この9話最大のポイントがLiella!における澁谷かのんの立ち位置だと思います。シリーズ歴代の主人公と比べた時の澁谷かのんの異質さは度々指摘してきましたが、この回はそれが最も端的に描かれていましたね。

 

 まず澁谷かのんの特徴はなんと言っても、メンバー全員を自分の足で集めていること。すみれ、千砂都、恋の3人ともかのんが積極的に関わって問題解決のために自分から動いた結果としてメンバーに加わっています。この3人との事を踏まえた上でやはり1話では一度置き去りにしたクゥクゥの元へ再び駆け出していくところから物語が始まったということを考えると、やはりこれは意図的にそういった演出というか物語にしていると考えられます。

 例えばμ'sにおけるまきりんぱなとか、Aqoursにおける3年生組とか、元々の人間関係が構築されていた上でその「交点」としてグループのリーダーを務めていたのが穂乃果や千歌ですが、澁谷かのんはメンバー4人との間に明確な「結びつき」があるわけですね。

 なので、このようにして4人全員がかのんをリーダーとして頼ることになるわけです。こういった人間関係ゆえの長所も短所もあるとは思いますが、個人的にはこの回を通じてLiella!の5人の中の「澁谷かのん」という存在の解像度が上がったのは非常に良かったと思います。

 

 もちろん、かのん自身がこぼしていたように「みんながかのんを頼りすぎている」という事に関しては今後問題になりそうな所ではありますね。それもまたLiella!。

 

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「なんだか浮かびそうな気がしたの。」

「作詞ですか?それともグループ名?」

「もしかして作曲ですか?」

「それはお前がやんだよ」

 

挿入歌「Dreaming Energy」

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やるのぉ…アカギ……!

 

 ラブライブ!スーパースター!!は持ち歌4曲という歴代ラブライブ!随一の少なさでアニメ化したコンテンツですが、既に10月末にはファーストライブを控えておりCD2バージョンでc/wだけ変えるという理外の戦術で曲数を増やしている状況です。

 とは言え「Dancing Heart La-Pa-Pa-Pa!」や「だから僕らは鳴らすんだ!」などのライブ映えして強い曲もあるのでそんなに心配する必要はないと思うんですけどね。

 なのでここでの露骨なテコ入れにはひだまりPもニッコリ。友情ノーチェンジみたいな使われ方してんなお前な…

 ただ「始まりは君の空」感想記事でも触れた通りメッセージソング感が強めなので、「文脈」を付与しやすいナンバーではありますね。例えばこの曲の「じっとしていられない 街はこんなにもいい天気」というフレーズがひだまりPは好きなんですけど、この回の特徴である「駆け出しスクールアイドルのワクワク感」には非常にマッチした曲と言えると思います。

 なのでやや巻き過ぎの感もあるものの、この曲が入ることでお話がキュッと締まったとも言えますね。あと、かのんの作詞パートは2話でもやっているので挿入歌が入ったことでも真新しさがありました。

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ちくったら殺すバーガーじゃん……

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 あとこのシーンのかのんは、演出から考えると千砂都が差し入れしたたこ焼きの包みのヒモを見て「結ぶ」というフレーズに関連付けたグループ名を着想するきっかけになってるっぽいんですが正直それ要る?って思いましたね。

 

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(ちーちゃんのヒモになりたいなぁ…)

 

 いや、「結ヶ丘」の「結」で良いと思うんですけどどうでもいいたこ焼きの包みから謎のダメ押しが入っている所がシュールですし、例えばこれ、6話であったちーちゃんの宝物のひもQと掛けているのであればそれはちょっとチープだよなぁ…って思いましたね。

 

★グループ名「Liella!」

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「赤だったり、青だったり、緑だったり…」

「バカだったりアホだったり……?」

 ここ本当に最初「バカだったり…」って聞こえてしまって、「いろんな個性があること」を言っているにしろ初っ端バカ呼ばわりは攻めるなぁって思っちゃったんですよね。

 あとこの「エモい顔して!!」ってカンペが出てそうな取ってつけたような締め方もちょっとシュールでしたね。

 

 さて澁谷かのん考案のグループ名は「Liella!」となりました。これは英語で「嘘」を意味する「Lie」と、「高収入求人」を意味する「VANILLA」を掛け合わせた造語で「高収入求人を謳うバイトには裏があるから騙されないで」と啓蒙する、まさに若い女の子が集う渋谷・原宿を拠点として活動する彼女たちならではの名前でしたね。

 

 ところで、Liella!というグループ名は既定路線だったにしろ考案者が澁谷かのんという展開を予想できた人は少なかったのではないでしょうか。歴代シリーズにおけるグループ名は、いずれもウチが書いたとか、わたくしが書いたとか、いずれもグループにまだ加入していなかった「グループを見守る立場の人」が名付け親となっていました。まぁダイヤは…まぁいいや、ここではひだまりPの感情ではなく脚本の意向を尊重して書きたいと思います。

 なので、実はこの法則性からするとメンバー4人の想いを結び、リーダーとしてこのグループを引っ張っていくかのんが名付け親になるというのは以外なようでその実、シリーズ歴代のイメージにちゃんと沿っていると言えるのではないでしょうか。

 そういう意味では、特にμ'sだと「太陽と月」に例えられていたようにこれまでのシリーズではみんなを引っ張るリーダーと、後ろからみんなを見守るポジションの子がそれぞれいたわけですが、その2つの要素を両方持ち合わせているのが「澁谷かのん」で、それこそが彼女を歴代作品にいなかった異色のリーダーたらしめているのかもしれません。

★次回「チェケラッ!!」

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神 回 確 定 。


 こんなんもう神じゃん。確かに2話の千砂都のマンマルラップとか、8話の全校集会でのかのんと恋のラップバトルとかそれらしい伏線は随所に仕込まれていましたね。

 いやもうマジで、「大変デス!今年からラブライブの地区予選は学校代表同士のフリースタイルラップに決まりまシター!」くらいの展開でも良いからやって欲しい。がんばれかのん。

 

 

★まとめ

 

トゥデイズ チサキンズ ポイント。

 

 

ドゥルルルルルルルルルルルルルルルル………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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80点(エイティ)~!!!

 

\マル!/ \マル!/ \サークル!!/

 

 さてこの9話、かなり評価が分かれる回でした。良い所も悪い所もあり、また大きな動きはなくとも、ただの日常回とも言えない微妙なポジションの回です。

 ここでは、良かった点と悪かった点をそれぞれまとめていきます。

 

◎良かった点

・スクールアイドルを始めたてのドキドキ感、手探り感がちゃんと表現されている。

・Liella!5人の友達であり、グループとしての関係性が表現されている。

・澁谷かのんがリーダーとしてみんなに頼りにされている描写、かのん自身が試行錯誤の中で自分たちのグループを俯瞰的に見つめ、グループ名を決定する描写から「澁谷かのん」のリーダー性が伝わる。

 

△悪かった点

・平安名すみれのイロモノ化、ネタキャラ化、ギャラクシー一本調子、グソクムシゴリ押し(大大大マイナス

・唐可可の態度の悪さ

・嵐千砂都のマルへの執着が共感しにくく、弄りにくく滑っている

・葉月恋がただのジェネリック園田海未と化している点(動画配信のくだりなど)

 

 したがって、総評するとLiella!というグループを描写する上では非常に良い回でした。例えば4人が澁谷かのんを頼りにし過ぎている、などの問題点も見えますが、これまでのストーリーを踏まえた上でかのんがそういうポジションになることは自然ですしここから物語が更に広がっていく期待も見えるので総合的にはやはり良い描写だったんじゃないかと思います。

 逆に悪かったのは個々のキャラ描写がだいぶ雑だったことです。特に平安名すみれのキャラの陳腐化については冒頭でも散々語った通り彼女本来の魅力が全く出せていない所が気がかりです。このように雰囲気が楽しく、物語を進める上でも重要になる回でキャラ描写が投げっぱなしになるパターンはサンシャイン1期10話「シャイ煮はじめました」などで顕著でしたね。

 

 ということで、総合して80点とさせたいただきます。決してマルマルサークルに引っ張られたわけではないので。

 

 それでは、よきラブライブを!

 

 

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★次回のラブライブ!

★前回のラブライブ!

 

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