ひだまりPはこう語った

ちゅんちゅん、ハローラブライブ!「人生をラブライブ!にする」をモットーにあれこれ語ります。

ラブライブ!スーパースター!!第8話「結ばれる想い」感想-全部出します、ラブライブ!の悪いところ。

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”青い空 「何がしたい?」と 笑ってる”

        ──ひだまりP 心の俳句

 

 ちゅんちゅん、ハローラブライブ!どうもひだまりPです。

 今回はラブライブ!スーパースター!!第8話『結ばれる想い』の感想を書いていきたいと思います。

 今回はついに1話から続いた葉月恋とのわだかまりが解け、正式にその名を冠してはいないもののLiella!として遂に5人のメンバーが揃う回ということで放送前から期待してはいましたが…結論から言ってしまうと今回の感想記事はかなり批判的な内容が多いです。 

 

 ということで「8話はエモエモで最高だった!結ばれる想い!No.10!」と思われる方はご注意下さい。それでは、続きを読むからどうぞ!

 

 

 

 

もくじです。

 

 

★第8話『結ばれる想い』

☆あらすじ

亡き母親の残した結ヶ丘を一人で背負っていた恋。このことは口外しないようにと、恋はかのんたちに口止めする。しかし、学校のみんなはそんな事情を知る由もなく、学園祭を音楽科だけで行うと宣言した恋に猛反発している。かのんは恋に、全校集会でみんなで一緒に学園祭を行うと訂正しよう、と提案するが、恋にはまだ悩みがあるようだった。その理由は――。

 

☆葉月花が遺した学校

「神宮音楽学校の生徒だった母は、同じ場所に再び学校を作りたいと思い続けていました。」

「えっ、同じ場所に学校を!?」

「できらぁ!!!」

 いやごめん、ここからツッコむ気は無かったんで余談程度に捉えて欲しいんですけどよくよく考えたらここからおかしい生徒が来なくて採算が合わないから一度廃校になったのになんで同じ場所でもう一回始めようとしてるんだよ。恋のパパもこうして聞いているとまるで葉月花を見捨てた冷たい人物のようにイメージしてしまいますが、よく考えたら反対するの自体は当たり前ですね。

 だってそれは違くない!?じゃあサンシャインで小原鞠莉が金に物を言わせて浦の星女学院を再設立したとして「スクールアイドルの残した想い!エモ!!」ってなる?ならないでしょ。

 しかも後で分かる通り、葉月花は娘である恋が自分の意思でやりたいことを見つけられるように自分がスクールアイドルとして活動していた記録を「隠蔽工作」のレベルで抹消してるんですよね。これに「音ノ木坂に何も残さず去っていったμ's」の精神を感じ取った人は多いと思いますが、その一方で同じ場所に学校を再建すると言うクソデカい感情を遺したまま逝ってしまい、そのせいで恋は結局「母の遺した学校」に縛られてしまう形になっています。もちろんこれは葉月花の死という予期せぬ不幸によるボタンの掛け違いだったので責められない所ではあるのですが、根本にある考え方が背反しているように思えてなりません。

 

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間接レズセッ○スじゃん…


 澁谷かのんが犬に懐かれてるのめちゃめちゃ解釈一致ですね。弱者に優しい女。

 

☆葉月恋の真意について

「事情を聞けば理解はできるけど、皆はそのこと知らないもんね…」

「そうだね…(?)」

 いやごめん、事情を聞いても分からないんですが…

 

 恋にとって結ヶ丘が大切なのは分かった。それは良いんですよ。上ではちょっとツッコんじゃったけど母の遺した結ヶ丘が恋にとってかけがえのない場所だという事自体は何の問題もありません。

 じゃあ何が問題なのかと言うと、「学校に生徒を増やしたい」という目標がありながら生徒会長としての公約違反などで今いる生徒達を混乱させ、「学校を盛り上げる」こととは真逆の行動を取り続けている理由が分からない、というのが前回7話を観た感想でしたね。

 ここではその理由を「入学希望者が少ないピンチの状況なので、優秀な音楽科がクオリティの高い学園祭をすることで学校に注目を集めたい」と言っています。これは恋の発言ではなく、あくまでグソクーの推測ですね。それが理由だったとして学科間の差別を明確に広げることが学校にとってプラスになるとは思えないですし、そもそも学園祭は入学希望者を集めるためにやることじゃないと思いますが恋の真意はその更に斜め上を行く内容でした。

 ただし、かのん達が推測した事情もあながち的外れではなく、普通科への差別的感情を持っているのが恋ッパリだけじゃないということもこの後のシーンで明らかになります。

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「ナニソノタイド!」 「シンジラレナイ!」

 

 そりゃそうなるだろ。っていうか「ずっと誤解されたまま」って言ってるけど別に何も誤解されてないと思うんですよね。恋が創立者の娘で学校を大切に思っていることは知られているわけで、だからと言って学校のために生徒会長としての公約を破り、自分だけのやり方を強引に押し通そうとしたら「学校はあなたのものじゃない!」って言われるのは当たり前田のオードリーだと思うんですけど…

 

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 普通科にも音楽科にも性格キツそうなツインテいるの普通に笑っちゃうんだけど。

 マジの結ッパリらしい差別的感情でニッコリしてしまったんですが、よくよく見るとこの音楽科の子達の態度はむしろ恋がやってることに対する罪悪感の裏返しかもしれないと思えてきますね。音楽科は音楽科で恋の存在が大きいのである程度は恋の舵取りに任せてるけど、普通科の子達が怒っちゃうのはまぁ分かるよね…みたいな気持ちも感じ取れました。

 

 劣等普通科と世界最高民族音楽科との溝は深まる一方。そして恋も理事長から厳重注意を食らい学園祭は一転して中止の危機すら見え始めます。それでも恋が音楽科メインの学園祭を譲らない理由は──

 

「かつてここには──学校を廃校から救うために、アイドル活動をする生徒がいました。それが、わたくしの母です。」

「アウトーーーッ!!!」

 まーーーた廃校ネタだよ。お前らな、廃校ごときでスクールアイドル辞めてんじゃねーよと。素人は焼きみかん定食でも食ってろ。

 

「学校でアイドル活動をしていた、その記録だけがどこにもない…それで思ったのです。もしかしたら、母は後悔していたのではないか?スクールアイドルでは学校を救えないと、感じていたのではないかと──」

「大切な思い出の写真一枚残っていないなんて、あると思いますか!」

「そんなのハメ──むぐっ!?」

「可可ちゃんそれはダメ!」

 「そんなのハメ撮りとか淫行の記録ばっか残ってたから処分したんでしょ」と皆喉まで出かかってはいたんですが、流石に故人の尊厳を貶めるような発言は憚られるので皆黙っちゃったんでしょうね。娘の行動を見てればだいたい分かるだろ。

 いやもう、ここがおかしい。ここが明らかにおかしいのを誰もツッコまないまま進むからシュールギャグアニメになっちゃうのよ。

 

 もうツッコミ所が絞りきれなくてほとんどボーボボの世界観になってるんですが、一つずつ解決していきましょう。

 ここで一つずつ葉月恋の一連の行動に関する問題点を列挙したいと思います。ちょっと長いです。

 

問題点その①:サンシャイン2期7話との類似性

 まず恋は「母がスクールアイドルをしていた記録が見つからない」ことから、「スクールアイドルは学校にとって良くないものだと母は後悔しているのではないか」と考え、スクールアイドルに反対するようになりました。ここからもうおかしい。

 学校を盛り上げるためにスクールアイドルをやる、というのは分かりますよ。それはサニパとかもそうですし。ただあくまで彼女たちは「やりたいからやってる」だけであって、その結果として学校が有名になったり、入学希望者が集まるということがあっても良いんですけど、例えそうならなかったからといってそれは別にスクールアイドルのせいじゃないでしょ。

 それこそ学校が廃校になるなどというのは学校経営者の合理的な判断の元に行われるものであって、スクールアイドルどうこうではない。

 

 これ本当にガッカリしたのはアニメシリーズ最悪回と名高いサンシャイン2期7話「残された時間」でも散々指摘されていたことが全く改善していない点もありますね。完全にメンヘラみかんの二の轍を踏んでるじゃん。

 だから葉月花がスクールアイドルをやって、結果的に廃校は防げなかったのだとしてもそれで「スクールアイドルなんてやらなければ良かった…」なんて思うわけないですし実際思ってないんですよね。なぜ恋の頭の中では「廃校を阻止できなかった」=「スクールアイドルは学校のためにならない」という図式が形成されてしまったのか。静岡あたりからなんかみかん色の電波飛んできてない??

 そしてすみれが指摘したように、「そんなの私達には何の関係もない話」なんですよね。まさに100%それでしかない。このすみれの指摘は、先に挙げたサンシャイン2期7話の善子の「そんなもん(廃校の責任)感じなくてもいいのに…」という発言に通じるものがありますね。まさにそれなのよ。それ分かっててなんでこんな脚本になっちゃうんだよ。

 ここでまず一つ「スクールアイドルのあり方に関する思い込み」という点が挙げられますが、問題はそれだけではありません。

 

問題点その②:三船栞子との類似性

 葉月恋は結果的に「スクールアイドルをやったことで母は不幸になり学校も廃校してしまった。スクールアイドルは学校のためにならない」という完全なる「思い込み」を抱えたままかのん達と敵対してしまいます。このような経緯でスクールアイドルに反対することになった人間を私達は知っているはずです。

 

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そう、三船栞子です。

 

 このゲームはラブライブ!のアンチが作った原作レイプのクソゲーなので実は関係ないっちゃ関係ないんですが、同人ゲームの割には知名度が高めなので引き合いに出したいと思います。

 栞子は姉、薫子がスクールアイドルに熱中してしまったことで将来の色んな可能性を自ら潰してしまい、不幸になってしまったと考えていました。姉以外にも「自分のやりたいこと」をやった結果不幸になった人を自らプロファイリングし、ノートにまとめる通称「三船デスノート」を持ち歩くというちょっとドン引きな趣味の持ち主でもありました。彼女はスクールアイドルを無意味なものと考え、優木せつ菜を追い落として自ら生徒会長になると各部活においてもそれぞれの適性に合った部への転部を要求したりと虹ヶ咲で大暴れしますが、その強引なやり方が反感を買い各部の生徒とトラブルになってしまいます。この流れはまさに、今恋がおかれている状況と似ていますよね。

 

 7話でも指摘しましたが、三船栞子は考え方が極端で他人の意見を聞き入れない悪癖こそあったものの、「生徒のために適性に合った部活を勧めたい」という意思そのものは選挙中も生徒会長就任後も一貫してはいました(そもそも栞子が口を出すべき問題かは置いておいて)。一方で葉月恋はマニフェストに「普通科と音楽科が手を取り合って作る学園祭」を謳っていながら当選後に掌を返すという行為を行っており、この1点だけを見れば生徒会長として「三船栞子よりも劣る」と言われても仕方がない気もします。

 と言うかこの公約違反については結局何の釈明も無かったのでただただシンプルに恋はすみれに選挙で勝つために心にもないウソを書いたという事になってしまうので、流石にそれは生徒会長を解任されても一切文句は言えないと思いますね。

 

 さて、この「思い込みだけでスクールアイドルに反対する」ことや「自分の意見を押し付ける」ことの愚かさについては一応は後に栞子も認めて謝罪しています。まぁお前の罪はそれ以外にもっとあるけど。外患誘致とか。蜜柑休題、こうして栞子ですら「間違っている」と認めたような行為をまたラブライブ!シリーズで葉月恋にやらせる意味が全く分からず、視聴者側からすれば「またそれかよ」と思っても仕方のない所です。

 

 「栞子の二の轍を踏んでいる」これが恋の抱える大きな問題の一つです。

 

問題点その③:スクールアイドルに執着する異常性

 問題点①と②では、恋がスクールアイドルに反対していた主張の根拠となる「葉月花はスクールアイドルをやった事で不幸になったという思い込み」について批判してきました。しかしながら、経緯がどうあれ恋が「スクールアイドルは良くないもの」と思い込んでいたことは仕方がないとしても、その上で彼女の行動は異常と言わざるを得ません。

 それはまさに今「学校を一つにまとめ、良い方向へ導いていくこと」よりも、「スクールアイドル活動をさせたくない」ことを優先していることにあります。

 つまり、「公約違反を指摘され、反対の署名運動まで起こり、普通科と音楽科の間にあった溝はさらに深まり学校中に争いと混乱を撒き散らして」さえも、「スクールアイドルだけはやって欲しくない」ということを今の恋は言っているのです。まして今、事態を重く見た理事長からは学園祭の中止まで仄めかされているにも関わらず、それでもかのん達にスクールアイドルをやめろと直談判しに来ているわけです。これは、恋の「学校が大切で、学校に生徒を集めたい」という根底の願いすら否定していることになります。なぜなら今の恋の主張を押し通した所で、どう考えても学校にプラスになる要素はひとつもないので。

 例えばかのん達のスクールアイドル活動があまりにもお粗末なもので、実際にかのん達のせいで結ヶ丘は他校から嘲笑の的になっている、といった事実があればまだ分かるのですが、実際にはイベントでも入賞し現役のトップスクールアイドルとも共演するなど順風満帆に活動しており少なくとも表面上は学校にとってマイナスな事などひとつもしていないのです。

 この2つの事実を客観的に捉えると、かのんがスクールアイドル活動の記録など見つけてくるまでもなく、恋の立場と目的を考えればすぐさま発言を撤回して学校一丸となり文化祭を作り上げる、その過程でグソクーのライブステージも不本意ながら認める、という行動に出ないとおかしいのです。今の恋の態度は廃校を阻止するどころか促進しています

 

 「お母様の遺した学校を盛り上げたい願いとすら矛盾した行動を取っている」これが8話の最大の問題点だと思います。

 

 

☆平安名すみれのデカいケツ問題

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これは非常に問題だと感じました。

 

 平安名すみれのスタイルの良さについては今までも描かれてきましたが、今回は随所でその引き締まった身体と安産型のデカい尻を強調して我々ラブライバーの愚息ムシをいきり立たせています。(乳もデカいぞ)

 このようなHENTAIアニメを19時のNHK放送で流してしまって良いのか?という疑念はやはり拭えない所ですね。これではNHKではなくN(ナイスな)H(平安名の)K(ケツ)になってしまいます。恋もこれには抗議したい所なのですが、これまで数々の画面に写せない変態行為を自ら堂々と行ってきた手前直接的に局部を露出しているわけでもないすみれには強く言えない事情もありそうですね。

 

 平安名すみれのケツに10点加点です。

 

 余談ですけどこの書類整理(実際には書類探し)してるシーンが前回の次回予告で出た時は、恋の生徒会をかのん達が手伝うようなシーンが入るのかな?って思っていましたね。

 

☆結ヶ丘ナゾトキ宝探し

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ア ホ 。

 

 いやもう笑うしかないんだよなぁ…流石にこのシーンはね、心のビュティが突っ込みまくっている声が漏れてしまった。

 

恋「いつも口癖のように、同じ場所で想いが繋がってほしいと──…」

かのん「同じ場所で…想いが繋がる…!」キュピーン!!

 いやキュピーンじゃないんだよ。いや…その、この子達は何をやっているの?なに今の謎解き要素必要??

 

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沼津ナゾトキ宝探しだったの!?

 

 ここの茶番は流石に酷い。「何かがここに…あっ!(宝箱発見)」のくだりは流石に笑っちゃいましたけどね。こんなん葉月花も草葉の陰からスーパーマリオくんみたいなツッコミ入れてるでしょ。

 いやマジでこれ、そりゃ「ご都合展開」はラブライブのお約束みたいなもんだけどその中でも屈指の酷さだぞこれ。そもそもこの超スピードで発見するくだり要らないだろ。かのんが鍵受け取った時から謎の鍵がもう一つ付いてることに疑問は持っていたんだから、「部室を整理していて見つけたの!」って登場させればよかったじゃん。わざわざ本編で探させるから尺の都合でこんなお粗末な展開にしないといけなくなるんじゃないですかね…

 

☆全校集会

「スクールアイドルは、やっぱり禁止なんですか!?」

「この学校で一番結果を出しているのに!」

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(どきっ…!)

 

 いや、それだと音楽科ダサ過ぎない?これアレですかね、千砂都のダンス大会の優勝もスクールアイドル部の功績に含まれてるのか、あるいはトップスクールアイドルのサニパから直々に指名されて共演したのがめちゃめちゃ話題になったのか。グソクーが学校で一番活躍してるとしたら完全に音楽科の立つ瀬がないと思うんですが…

 

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「Hey, REN! 耳の穴かっぽじってよく聴け

カフェ・オレよりどっち付かずなご意見

白黒はっきり付けようぜ今日ここで

音楽科の横暴 お前まるで三船栞子

聞けよ要望 このノートで開く歴史を」

「(かのんさん!?)」

 登壇したかのんがおもむろにマイクを手に取ってから喋り始めるところ、完全にラップバトルが始まる空気で爆笑してしまった。いや、かのんはあがり症さえ克服したら絶対ラップの才能あると思うんですけどね。ククもそう思うデス。

 

 まぁここも確かにツッコミ所ではあるんですよ。そもそも全校集会で何の話してんだよとか。ただこれはひだまりP的には別にいい。そもそもの話の軸がブレッブレ過ぎてここも意味わからんシーンにはなってるんですけど、全校集会で決着付けるという展開そのものはラブライブ!らしいから良いと思います。別にリアルな学校のルールに基づいてやれと言ってるわけではないので。ただ人間的にあまりにも理解できない極端な思考や行動原理によって全く共感できない問題提起と決着を勝手に進めるのはやめて欲しいだけです。

 

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 朴理事長、まさかの神モブだったのか…あれですかね朴「ろ美」だから…よいつむトリオの6担当みたいな感じだったんですかね。まぁ、なんでもいいんですけど。

 

 いやここもさ、回想とか入っていかにも「ほらエモエモだぞ~泣けよ」みたいにしてるけどこれ、恋の思考回路をトレースして見ると今までずーっと「お母様にとってスクールアイドルは辛い思い出だったんです!スクールアイドルは悪い存在!!!」って思い続けてきたのが、かのんの一言を聞いて「あっ…そういえば最高の思い出とか言ってた気がしてきた…やっべ」って事じゃん。

 まぁそこまでコキ降ろすのは可哀想な気もしますけど、ただそもそもかのんが読み上げた葉月花の想い、「歌で”結”ばれる学校にしたい」という願いに対して、これまでの恋がやってきたことは真逆も真逆ですから、図らずも恋が「お母様の遺した学校を守りたい」と思い続けてきたことに対して実際には普通科と音楽科は対立し、普通科のスクールアイドル活動は認めてもらえず、結ばれるはずだったみんなの想いは恋自らバラバラにしていたということをまさに暴露されているわけですからこれはもうある意味壮大な公開処刑だったという見方もできます。ただそういう雰囲気にならなかったのは、結ヶ丘の生徒一人一人がかのんを通して創立者の想いを聞いてそれぞれに自己反省できる大人な心の持ち主だったということに他なりませんが。

 

・ラブライブ!サンシャイン!!との類似性について

 この作品では歴代ラブライブ!のシーンのオマージュらしきものが多く散りばめられていますが、特に今回の「一度廃校になった神宮音楽学校から、結ヶ丘へと想いを繋げる」という展開ラブライブ!サンシャイン!!において、同じようにスクールアイドルの奮闘及ばず廃校になった浦の星女学院における千歌達の残した想いに通ずるという言及を見たので、これについても語りたいと思います。

 

 この指摘自体は的を射たもので、あとは例えば壇上で可可が花の遺したステージ衣装を恋に渡すシーンなどは明らかに未熟DREAMERのダイヤ加入時の展開に寄せていましたね。

 なので制作側の意図として、ある意味ではこのアニメが(時系列は違えども)ラブライブ!サンシャイン!!の「その先」であるという指摘にはひだまりPも同意です。ただ、その良し悪しについては疑問です。

 

 最大の問題点は、この結ヶ丘はスクールアイドルが守りたい「大切な場所」と言うに足る根拠があまりにも薄すぎること。

 

 そして、登場人物のあまりにもボタンを掛け違えた行動も問題です。上でも述べたように、葉月花は「結ヶ丘」という学校には強いこだわりがある一方で「スクールアイドル活動」については過剰とも言えるくらいにその記録を隠蔽しています。この理由を友人である朴理事長は「本人の意思で決めて欲しいから」と説明していますが、結果的に恋は母の遺した学校に執着し、そして母が何も遺さなかったことでスクールアイドルにもマイナスの執着を見せるという二律背反からやりたいと思っていたスクールアイドルも始められず、自縄自縛に陥ることになりました。

 サンシャインでは千歌達がμ'sの母校である音ノ木坂学院を訪れた際、μ'sは学校に何も残すことなく巣立っていったことを聞き一つの気づきを得ます。葉月花の思想はこれと似ていますが、「学校」自体が彼女の意志そのものであったという大きな矛盾を孕んでいるために結果として今回の騒動を起こした元凶のようになってしまっています。

 

 そもそも千歌は「私達のやってきた事は全部残ってる。何一つ消えたりしない」という言葉を残していますが、それをわざわざ消していったのが花で、そしてその結果起こったボタンの掛け違いにより延々不毛な争いが繰り広げられていたわけです。

 音楽で「結ばれる」はずだった想いはそれぞれのボタンの掛け違いによりすれ違い、ズタズタになってしまいましたが、結果的にはかのんが必死に駆け回ってそれらを結び直す構図になってしまいました。

 6話でも指摘したように、かのんは今作において自分の足で駆け回って皆を「結ぶ」役目になっています。可可のときもすみれのときも、そして千砂都のときも今回の恋を巡る生徒間の対立に関しても、全てかのんのフットワークが解決していますよね。そこについてはひだまりP、良いと思うんですけど、過去作品のエッセンスを上手く取り入れようとした結果味がまとまらずゴチャゴチャになってしまっているという印象が拭えませんね。

 

 そもそも、「スーパースター」というお話がちゃんと綺麗にまとまっていて初めて「過去作品のオマージュ」という隠れ要素が光るんですよ。何から何まで支離滅裂な茶番を繰り広げておいて、「何も残していかなかった!μ'sと同じ!」とか「想いは残ってる!サンシャインだ!」とか言われても、そんなの過去シリーズのファンがエモくて気持ちいいだけで何の意味もないんですよね。

 

☆恋の加入と「けじめ」

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ここけじめ

 

 今回の件で分かったのは普通科の生徒達はみんな割とかのんのスクールアイドル活動を応援しているという点でした。これは入学早々の恋との対立や可可とのデモ活動、そして練習を通じて着実に結果を出している点もあって、音楽科に対抗する普通科の反骨精神の象徴として皆の精神的支柱になっていたというのも大きそうですね。

 つまり今回起こった普通科と音楽科の争いは、元をたどれば音楽科の代表である恋と、普通科のかのん始めとするグソクーとの対立という構図で見ることができるわけです。

 ですからここで音楽科のリーダーである恋が頭を下げ、普通科の番長であるかのんがそれを受け入れることで音楽科と普通科の和解という構図を全校生徒に知らしめることができたんですね。すげぇことするな。パフォーマンスで敵将の首を飛ばすのと一緒じゃん。

 

 ただちょっと気になったのはかのんからスクールアイドルに誘われた時、まるで見えない「誰か」に背中を押されるかのように恋が前のめりによろける演出があるんですけど、その時の顔が間抜けすぎて一瞬デスノートに名前書かれたのかと思いましたね。マジで。突然死ぬのかと思った。

 

 ただこの「けじめ」を持って和解するという構図は良かったですね。これは逆に皆の前でやらないと、恋がスクールアイドルを始めるとしてどのツラ下げてグソクーに降るんだよという気持ちはあったので。逆にこのくだりを入れてくれたおかげで恋がいきなりセンターやってる事などはそんなに不自然じゃなくなりました。なくなったけど何ていうかこれ欠片もエモくないな。ただの「けじめ」なので。

 

 

☆新曲「Wish Song」

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禊の裏拳ビンタ。

 

 いやいいんですけど、良いんだけどこの「涙を拭う振り付け」をやられるとNo.10の「泣けるよ本当に!」のクッソしゃらくさい振り付けを思い出してしまってちょっとだけアレでしたね。

 っていうかこれ言ったら怒られるかもしれないけどリエラのうた枠で良くない?という疑念は拭えませんでしたね。まぁそこはアレですよ、音楽が刺さるか刺さらないかはね、個人の感性の問題ですから。

 

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そういうのはドラなのよ。

 

 そういうのがエモいのは本編のお話がちゃんと作られていて初めて「サブタイトルの出し方!エモ~!」ってなるのよ。エモドラなのよそれは。確かにスーパースターの1話からの特徴としてタイトルの出し方がオシャレっていうのはありましたけど。今回は話の内容がメチャメチャ過ぎてアガっていないので、ドラは加点にはならないです。

 

 

☆次回「君たちの名は?」

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敗者復活戦。

 そういえばグソクーだったのが恋が加わってグソレーになったわけですが、Liella!という名前がまだ出てきてないですね。

 ラブライブ!スーパースター!!、第6話までは順風満帆だったにも関わらずこの7,8話はラブライブ!特有の茶番感と支離滅裂さが悪目立ちした内容で、特に今回は歴代シリーズでも「やりたいことは」「未熟DREAMER」「今しかできないことを」と続いてきた「全員加入回は”神回”の法則」をブチ破ってあろうことかサンシャイン2期7話に匹敵するワースト回になってしまいました。

 この名前決定回はいわば彼女たちに残された敗者復活戦ですね…「実はわたくしが書いてました♡」とか絶対やめてね。砂浜に書いてましたとかやめて。

 そもそもLiella!の由来って何でしたっけ。Lie(嘘)+VANILLA(バニラ求人)だっけ。まぁ何でもいいんですけど…

 

 

☆リエラのうた

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いいじゃん!!!

 

 いやごめん…さっきWish Songのこと「リエラのうた」枠でいいじゃんとか言ったのはウソでした…ひだまりPも「リエラのうた」を侮ってましたね。何よ何よ、ちーちゃんやるじゃん。

 優しくもポップな曲調も良いですし、何よりファンシー系のこの映像が素晴らしいですね。ちーちゃんはこう見えてもピンク枠なので。本編では中々主張しすぎるとクドくなってしまうちーちゃんの可愛い一面をここで見られるのは良かったですね。

 

 「リエラのうた」で+10点加点です。

 

 

★まとめ

 

 トゥデイズ チサキンズ ポイント。

 

 ドゥルルルルルルルルルルルルルルルルルル………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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20点(トゥエンティ)~!!!

 

\タカイー/ \タカイー/ \アノソーラー♪/

 

 

そりゃそうなるよ。

 

 今回の問題点については上で散々語ってきたので、ここからは総評です。

 

 今回はついに恋とのわだかまりが解け、Liella!となる5人が集合する記念すべき回であるはずが、その実態としては話の軸がブレブレで「神回」どころかμ'sで言う2期9話「心のメロディ」サンシャイン2期7話「残された時間」と並ぶような「ワースト回」となってしまいました。

 今あげた2つのクソ回について、ひだまりPは「お話を通して伝えたい事は分かるけど、それを表現するシナリオが拙すぎる」というのを最大の問題点にしていました。基本的にこれはラブライブ!シリーズの微妙な回に共通する悪癖です。

 それと比べると今回のスーパースター8話はそもそも「伝えたいテーマ」が見えないというのが非常に問題です。「なんかエモい感じにしとけばいいだろ」という投げやりさすら感じてしまう内容でした。

 例えばそこに「廃校を迎えた学校の生徒とスクールアイドルが残した思い(=ラブライブ!サンシャイン!!の要素)」などが存在するのかもしれませんが、本編中で書いた様にそれはそもそも「ラブライブ!サンシャイン!!」を見ていてこそのエモ文脈で、それはそれでシリーズのファンには嬉しいのかもしれませんが、そもそも「ラブライブ!スーパースター!!」単体で伝えたいことが分からなければ意味がないのです。

 

 また、それよりも根本的な問題として今回のキーマンである葉月恋の主張がはっきり矛盾しており、彼女に全く共感することができないという点です。そしてその「共感できない」状態での「感動的なシーン」はただのギャグと化してしまうのです。

 ラブライブ!サンシャイン!!2期7話はあまりにもズタズタな内容過ぎて「逆にシュールギャグアニメとしてなら楽しめる」と書きましたが、これは本当のシュールギャグアニメです。

 

 あと宝箱見つけるシーンは本当にアホ。ここだけは擁護のしようがないです。逆に笑わせに来てるのかと思ってしまいましたね。ラブライブ!シリーズのご都合展開を皮肉って書きましたと言われたらそうだよねって思うレベルでした。

 

 ということで今回、まぁまぁ痛恨の回になってしまいましたが、とは言え残り5話を全力で楽しんでいきたいと思います!

 

 それでは、よきラブライブを!

 

 

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★関連記事

 

☆次回のラブライブ!

☆前回のラブライブ!

 

 今回さんざん引き合いに出したラブライブ!サンシャイン!!2期7話の記事はこちらです。

 

 その他、スマホからご覧の方は画面下のカテゴリーから過去の記事が読めます。PCの方はサイドバーからカテゴリーをご覧ください。

 

 

★おたよりのコーナー

 おまけです。

 今回は8話放送後にひだまりPの質問箱に皆様から送って頂いた感想をいくつか抜粋してご紹介していこうと思います。

 

ひだまりPの質問箱はこちら↓

 

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ラブライブ!のアニメ全般に関する質問だぜ。 | Peing -質問箱-

ひだまりPの回答:

まぁ、そもそもラブライブ!に何を求めてるかによって感想も違ってくるからね。エモけりゃそれで良いってのも立派な楽しみ方だぜ。ひだまりPもエロけりゃそれで良いぞ♡

 ひだまりPは(良い点も悪い点も含めて)「批評すること」を楽しんでいるつもりです。まぁ要するに、ラブライブ!自体は宗教でもなんでもない「娯楽作品」ですから、エモに浸るのも真剣に評論するのもそれぞれベクトルが違う楽しみ方があるというだけの事が言いたかったわけですね。

 

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ゆいがおーが登場したので神回 ところでマスコットキャラクター投票がありましたが誰に投票しましたか? | Peing -質問箱-

ひだまりPの回答:

ゆいがおーって何ぜ?マキバオー?ふふっ…ひだまりP、好きな食べ物はマスカットだけど、特にこだわりはないぜね。

 ゆいがおー(マスコット)、確かに登場してましたね。そういえば結ヶ丘はなんか色々投票やってたような記憶があります。大雑把だけど。

 

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ゆいがおー質問の人とは別人だぜ。 | Peing -質問箱-

ひだまりPの回答:

こんなのあったんぜね…普通に知らなかったぞ。っていうかネネちゃんが殴ってるウサギのぬいぐるみみたいなのあってワロタぞ。

 

これですね。

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【ラブライブ!スーパースター!!読者参加企画】結ヶ丘女子マスコット投票スタート! 投票期間は3月15日まで! | 電撃G's magazine.com – ラブライブ!など人気のキャラクター専門誌

 

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7話と8話は別人が作った説はないですか? あまりにも落差が激しいしスクスタと同じでもう取り返しがつかないような | Peing -質問箱-

ひだまりPの回答:

流石にスクスタと同じは言い過ぎだけど、「全員加入回」がワースト回になってしまったのは本当に痛いぜね…次回グループ名決定回がおそらくラストチャンス。ここでスベってしまったら2期すら危ういぜね…

 グループ名決定…わたくし…浜辺…うぅっ…(トラウマ)

 ちなみに本編中でも擦ってましたがひだまりPがAqoursのグループ名決定秘話にアレルギーを持ってるのは、千歌達が浜辺でグループ名決めてる時そこに誰にも気付かれずにダイヤもいたという設定にあまりにも無理があり過ぎてラブライブ!特有のエモ押し売り無理矢理後付け設定を感じてしまったからです。

 

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ラブライブ!のアニメの感想の割れ方についてだぜ 多分これはアニメの楽しみ方が違うことに起因するんだぜ | Peing -質問箱-

ひだまりPの回答:

「共感」というフレーズは確かにあるぜね。まぁでも、そもそも同じアニメ見ても評価が分かれることは普通にあるからね。意見が違うからといっても、「違う人種」みたいには思ってないぜ。サンキューフレンズ!

 これは上でも書いた通りですね。ひだまりPが本気で嫌いなのはスクスタだけです。

 

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7話はまだ「ちょっとやらかしちゃったかな??」で済んだんですけど、この8話がラブライブ4作目の全員加入会として歴 | Peing -質問箱-

ひだまりPの回答:

逆にラブライブ!過去シリーズのエモ要素を取り入れようとした結果致命的な矛盾が生まれてしまったとひだまりPは思っているぜね。葉月花が学校に何も残していかなかったのとかμ'sっぽいけど、この場合は学校そのものが葉月花の残したクソデカ感情だったことで恋は二律背反に囚われることになってしまったぜ。

 この矛盾を脚本中でちゃんと説明せずに「5人曲ドーン!はいエモ!!!」で押し通そうとするから余計に無理が生じるんですよね。

 

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この意味不明な所も含めてラブライブが好きだった事、1話から6話までが良すぎて忘てたぜ。。とは言えもっと上手く出来 | Peing -質問箱-

ひだまりPの回答:

もちろん細かい所に粗はあっても全力の歌と踊りと感情でこちらに訴えかけてくるところがラブライブ!の良さではあるぜね。まぁでも、あれは感情移入できなさ過ぎぞ。

 曲が良くてもシナリオに感情移入できなさ過ぎて冷めてしまう最大の例がラブライブ!2期9話「心のメロディ」でしたね。

 

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前回と今回の平安名すみれさん、スタイル良すぎません?下品なんですがその……(以下略) | Peing -質問箱-

ひだまりPの回答:

平安名すみれのギャラクシーヒップ誇らしくないの?ふふっ…N(ナイスな)H(平安名の)K(ケツ)だぜね…

 「未来予報ハレルヤ!」の「スカートひらり踊る」の部分で実際の映像ではひらりどころか鉄壁だった部分とか見てやっぱNHKだから色々自重してるんだろうなぁ…と思ったんですが、Liella!で唯一処女の平安名すみれならNHKも気を許してしまうということなんでしょうね。なんという冷静で的確な判断力なんだ!

 

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作中のキャラ達は理解できてるけど見てるこっちは何が何だかさっぱりわからないと置いてけぼり喰らうのサ終した最凶でサ | Peing -質問箱-

ひだまりPの回答:

今回の場合恋の自己矛盾がひど過ぎて、しかし他の子達もそれを指摘することなく同情してしまうから結果として誰一人感情移入できないという状況に陥ってるぜね。まぁこれは…スクスタに似てると言われても言い訳できないぜわな。

 ここだけはスクスタポイント。だってランジュちゃんと対話してこなかった私達も悪いし…

 

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8話すごかったぜ 俺的にはラブライブの生徒会長との対立&和解って作品を経るたびに悪化している | Peing -質問箱-

ひだまりPの回答:

相対的にエリーチカの評価がガンガン上がってくの笑っちゃうぜね。

 絢瀬絵里、確かにスクールアイドルに敵対してはいたんですがその理由と根拠もしっかりしており、尚且つ生徒会長として職権乱用をしていないという点でシリーズの生徒会長が新しく出てくる度にどんどん再評価されてるんですよね。

 

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スーパースター8話。BGMで感動させにかかってるんだろうなとは思いましたが、薄ら寒さを感じてしまったんですよね。 | Peing -質問箱-

ひだまりPの回答:

エモの押し売りが酷すぎたのはあるぜね。まぁラブライブ!的には平常運転だったけど、今回は流石にアレだったぞ。宝箱のくだりとかね…

 あれは本当にギャグ。みかんトロッコですらもうちょっと説得力があったぞ…

 

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8話視聴中、この回ずっと何か既視感があるなあと思ってたんですが | Peing -質問箱-

ひだまりPの回答:

確かに説明不足と端折りすぎがスーパースター8話のシュールさを生む元凶になってるぜね。そもそもアニメ化するのが早すぎた感もあるけど、今のラブライブ!では仕方ないんぜかね…

 「投げやり感」が見え見えなのは本当にキツいですね…

 

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Liella!はまだ皆1年生で展開が長く続く可能性もアリアリだし長い目で見なきゃ行けないのかなって思ったぜ。 | Peing -質問箱-

ひだまりPの回答:

あの辺は結構ひだまりPの中でも賛否両論DAY!DAY!DAY!なんぜよね。ラブライブ2期最終話の穂乃果のスピーチとかね。ある程度のラブライブ!らしさというか空気感も必要だとは思ってるので。まぁ茶番だったのは全体的に同意ぞ。

 ラブライブ!にはミュージカル的要素もあると思っているので、キャラクターがまるで舞台の上にいるような立ち振る舞いをすること自体は「ラブライブ!らしさ」だと捉えているんですよね。ただ「茶番」と言われてしまう一番の原因は道中の端折りすぎと説明不足なので、もしこれが戯曲ならなんて酷いストーリーだろう…(アゲハ蝶)って感じですね。

 

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スパスタの感想漁ってたら辿り着いたぜ | Peing -質問箱-

ひだまりPの回答:

Aqours全曲ランキング見てくれてサンキューフレンズ!近未来ハッピーエンドはCYaRon!の特大ホームランだったぜね。New Romantic SailorsにもひだまりPは驚いたぜ。

 Aqours全曲ランキング、こちらから読めます!

 

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8話感想読んだぞ。 故人が風となって我が子を導く演出、どっちかっていうとGhost of | Peing -質問箱-

ひだまりPの回答:

あっそれだ!恋の迫真顔で笑っちゃってその発想無かったぜね。Ghost of Kouzushimaかな?

 これ指摘されて笑っちゃった。確かにGhost of Tsushimaの亡くなった父母が鳥や風になって導いてくれる描写、ちょっとラブライブ!っぽさもありますね。

 

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可可、恋、理事長、生徒たち、みんなすくすたの左月右月並みに都合の良いことだけすぐ記憶から飛ばせるのでは?と思うレ | Peing -質問箱-

ひだまりPの回答:

言うて恋との和解のシーンだけは評価できると思ってるぜね。書かなかったけどAqoursでもダイヤが私情でスクールアイドル設立を却下してたのにいつの間にかしれっとスクールアイドルに加入してるみたいな問題あったぜじゃん?あれと比べると全校生徒の前で手打ちした展開はスッキリ感があったぜね。

 ケジメだの禊のビンタだの結ヶ丘の治安がクソ過ぎる。ダイヤの話は千歌のことじゃなくて、千歌より前にスクールアイドルを始めようとした子達の申請を断った[曜出典]という話のことですね。

 

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酒井監督、サンシャイン2期の頃は叩かれてたけど、今思えばサンシャインの演出(で整合性のなさをゴリ押されてた感は否 | Peing -質問箱-

ひだまりPの回答:

これ結構山岡の鮎がちなんだよなぁ。虹ヶ咲のアニメが始まったらやっぱりサンシャインはここがクソとか、スクスタ20章を見たらこれよりはマシとかまぁ無印が「基準」になる分最初の後発作品であるサンシャインが比較対象にされるのはある程度しょうがないけど、ひだまりPの意見としてはサンシャインはかなり良い所悪い所がピーキーな作品だからあんまり白か黒かで比較できないと思ってるぞ。

 虹ヶ咲のアニメ放送中も結構サンシャイン叩きが加速してたイメージがあったんですが、実際ラブライブ!サンシャイン!!は悪い所も目立つけど良い時は飛び抜けて良い上に曲も優秀な「文脈曲」が多く今現在で見ても無印、虹ヶ咲と優劣つけがたい名作だと思いますね。

 

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8話の感想記事読んだぜ 自分が恋に対して感じていたモヤモヤがまとまっていてスッキリしたぜね | Peing -質問箱-

ひだまりPの回答:

サンキューフレンズ!曲が良くてもストーリーがガタガタ過ぎるとカバーしきれないんぜよね、Snow halationとかは曲が良すぎてギリギリ踏みとどまった例だけど、Wish Songはストーリーに共感できな過ぎてほぼNo.10だぞ…

 No.10は流石に言い過ぎだけど、まぁでもこういうしっとりエモ曲が映えるにはストーリーにちゃんと共感させてくれる必要があるんだよなぁ…

 

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一見すると恋ちゃんパパが屑みたいな風潮だけどよくよく考えるとママのほうが(資産を全額学校経営に投資して案の定失敗 | Peing -質問箱-

ひだまりPの回答:

あぁ連ちゃんパパに引っ掛けてそう呼ばれてたんぜね、流石にそれはワロタぞ…脚本が悪いとは言え葉月花の謎ムーブのせいで恋ちゃんがここまでこじらせて「三船栞子以下」と言われるほどまで迷走してしまったのは罪深いぜね。

 恋ちゃんパパは流石に笑っちゃった。

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ひだまりPのッ!質問箱はッ!お気持ち片付けてね☆BOXじゃねぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!! | Peing -質問箱-

ひだまりPの回答:

こんなんだからひだまりPがラブライブアンチとか言われちゃうんだぜよなぁ…

 スクスタのアンチではある。

 

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第8話の感想記事を読んだぜ。こういう風にまとめてあると問題点がわかりやすいので例の2期9話や2期7話でもやってほ | Peing -質問箱-

ひだまりPの回答:

サンキューフレンズ!でもちょっと待って!?②は当該カットのすみれのケツの話だぞ…確かにちーちゃんも小尻で愛らしいぜけどね。①だけど、地元の名器だった葉月花が新しく創立してその学校を恋が守りたいという構図自体は問題ないと思うぜね。③のWish Songは8話にある程度共感できてこその追加エモソングだからなぁ…8話がガッタガタ過ぎる状態で聞いても正直No.10だったんぜよね。ふふっ…

 すみれのケツか、千砂都のケツか。(ドラマパート)

 

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フォロワーが曲とかサブタイ表示とかばっかで8話の話の内容について全く言及してなくてワロタぜね | Peing -質問箱-

ひだまりPの回答:

曲は6話と8話でくっきり明暗が別れたぜね。かのんと千砂都の関係性がしっかり描写されていたから「常夏☆サンシャイン」はポップな曲調と文脈の深みを兼ね揃えているけど、「Wish Song」は酷すぎるストーリーにエモの押し売りみたいな歌詞と高音パートでちょっとひだまりPには入って来なかったぜね…

 ラブライブ!シリーズにおけるストーリーやキャラ同士の関係性を更に深く掘り下げてくれる曲をひだまりPは「文脈曲」と読んでいます。代表的なものは「未熟DREAMER」とかですかね。一方でWish Songは肝心のストーリーに全く共感できず、エモ狙いがそもそも浅いことと合わせて「文脈」を感じられないNo.10曲に現状はなってしまっていますね…