ひだまりPはこう語った

ちゅんちゅん、ハローラブライブ!「人生をラブライブ!にする」をモットーにあれこれ語ります。

ラブライブ!スーパースター!!2期6話「DEKKAIDOW!」感想-夢なき夢は夢じゃない!?

KIRARA!!ジャンプ

 

 ちゅんちゅん、ハローラブライブ!どうもひだまりPです。今回はアニメラブライブ!スーパースター!!2期第6話「DEKKAIDOW!」の感想を書いていきたいと思います。

 前回はオニナッツがLiella! 1年生と2年生を分断し、やや不穏な感じで終わっていましたがこの回で無事に9人目のメンバーを迎えることができたのでしょうか。無事に、というのは、いろんな意味で。

 

 

 

もくじです。

 

 

あらすじ

夏休み中、別行動をとると宣言した1年生たち。かのんは、そのことを気にしていた。
そんなかのんをほかの2年生が励ます。1年生が自ら別行動をして頑張りたいというのは、いいことなのだと。
かのんは不安を残しつつも、みんなの言葉を信じることに。
一方、1年生たちは夏美と共に、きな子の実家がある北海道へ合宿に来ていた。
みんなと一緒に過ごす中で夏美は、自分には夢が無い。だからお金を稼ぐくらいしかできないと本音を漏らす──。

 

>そんなかのんをほかの2年生が励ます。

 

🎧「何が悪かったのかなって…」

🐙「恋ちゃんがスクールアイドルに反対する理由が滅茶苦茶過ぎた所とか…」

🎧「脚本の話じゃなくて。」

 千砂都に丸投げじゃねえか。かのんが落ち込んでいる理由が明らかなのに「隣(かのん)が空気を重くしてる」という言い草も酷いし、ちぃの選抜理由が「部長よろしく」じゃなくて「幼馴染の出番」というのもおかしい。クーカーの友情はどこに消えたんだよ。もしかしてクーカーなんて存在しなかったんじゃない?それってつまり、クーカーじゃなくて……

 

 架空(カクウ)だった………?

 

 なんつってね。

 あらすじの言葉尻を捕らえるなって思われるかもしれないですけど、まぁひだまりPは言葉尻もすみれの尻も見逃さない男ですからね。ナッハッハw

 

 

 4話では四季のケツを見てスクールアイドルの適性を測るシーンがありましたが、今回も四季ケツ描写は健在。1年生回ということで、すみれ先輩がいなくてもケツアピールができるところを見せようとするけなげな一年生の姿には涙を禁じえませんでした。まさにケツ員を埋めたわけですね。

 


DIO。

 

北の雪穂

また雪穂!?

 

 

 オリジン雪穂がμ's劇場版のあとこの地球(ほし)と一つになったのかって位あちこちに偏在してますね。ちなみに声は大谷育江さん。完全にロリママ路線じゃねえか。

 

造反劇

えっ!?

 

えっ………?

っていうか、よく見たら構図似てるな……

 

 そんな…実力のあるメンバーだけが歌って残りの子はバックダンサーなんて、そんなヘイト系スクールアイドルがいるわけないですよね。まぁこれもラブライブ!シリーズのお約束というか、ちょっと毛色は違うけどライバルのユニットに寝返ってしまう(という妄想)シーンがμ'sやAqoursでもありましたね。虹ヶ咲は?そういえば虹ヶ咲のアニメでは裏切り展開やらなかったですね。ア・ニ・メ・で・は!

 

 あとこのシーンのきな子の小動物みたいな顔好き。

 

夏美の夜の夢

🦊「こうしてきな子はセリエAのスター選手にあこがれるよりも、スクールアイドルに憧れるようになったっす!夏美ちゃんの夢はなんなんすか?何を目標にしてるんすか?」

🥤「別に…特にないんですの。強いて言えば、お金をたくさん稼ぐことですの。」

🦊「マニーって言え」

 

 

🥤「だから…AVに出るしかないんですの。」

 

 女子高生が手っ取り早くお金を稼ぐ手段と言えば!?

 

 まぁAV出演のシーンはともかく、ナッツがマニーにこだわる理由付けというかナッツの過去話としてはちゃんと1~4話と繋がっていて良かったですね。

 

ここで第1話で彼女がきな子に言った台詞を。

 

「向いてないことをいくら頑張ったって、ダメなものはダメですの。でも!やってもないのに、向いているかどうかなんて、分からないずら♪」

 

 2話以降のナッツは株をやったり肉体労働系のアルバイトをしたり、向いているとも思えないながら様々な方法でマニーを稼ごうと奔走していました。夢に向かって頑張る努力はいつまでも実らないかもしれないけど、稼いだお金は現実のものとして残るから。自分の夢を現実に否定され続けてきた彼女にとって、お金は「現実主義」の象徴なんですね。

 しかし上の台詞でも分かる通り、彼女は他人の夢までも否定はしません。クソサムネで釣ろうとしたり意地汚さを見せる部分はありますが、基本的にナッツは自分自身の夢が叶わなかったとしても、誰かの夢を応援できる子なんですね。ナッツは人の幸せを願い、人の不幸を悲しむことができる子……ちょっと待って、お前のび太じゃない!?そういえば前の記事で触れましたけど、4話の放送日である8月7日はナッツの誕生日であると同時に野比のび太の誕生日なんですね。花田先生…まさかそこまで考えて…そんなわけないか。

 

 この6話では夏美がこれまでの回でずっとマニーを稼ぐことに拘ってきたことの理由付けに加えて、本人はマニーのためと言いつつもLiella!2期生の夢を応援する気持ちがちゃんとあるということが分かります。

 

 …ただそこはそうなんだけど、やっぱり各所で言われてるようにちょっとナッツの過去エピソードが投げやりな印象は拭えません。

 例えばオリンピックの選手になりたい(スポーツの練習をする)駆けっこでいつもビリ、みたいに、どんなに小さいことでも「夢に向かって努力したけど叶わなかった」という経験がなければ今回のようなナッツの「夢を見ることに対する諦観」は生まれないと思うんですよね。今回は今の()内のくだりが一切省略されているから、言ってみたら「将来はプリキュアになりたい」→「なれないことが分かった」と同じなんですよ。別に射撃やあやとりだったら世界レベルになれるかもしれないじゃん。野比のび太じゃねえよ!!

 1~5話までのナッツの行動との整合性という意味ではスッキリした内容だっただけにここはちょっと画竜点睛を欠いてしまったと思いました。

 

オニナッツと一年生


アバ茶

 

 アバ茶もそうだけど。それよりヤバいのはついこの間部長に就任したちぃ部長。まぁ1年生に発破かけて強豪校の部活らしくなってきたという意味で良い面も多いのですが、「自分もそうしてきた」を理由に1年生のハードルをスルスルと上げていく傾向にあるのはちょっと不安。No brand girlsルート入ってないよね?1年生も今回は無事ちぃ部長の期待に応えられて一安心でしたが、もし出来ないままだったら退部だったかもしれません。まぁそれは冗談ですけど、これまで全般的にかのんがリーダーだった所を千砂都が部長に就任して役割分担できるようになったとは言え、練習方針を千砂都一人に委ねるのは割とリスクが大きい気がします。そのうち「できるようになるまで今日帰れないからね」とか笑顔で言いそう

 

 でもちぃ部長に無茶な課題を押し付けられて怯む1年生ズの描写とか、それに対して「超えるのが夢なんでしょう!」と叱り飛ばすナッツの描写はこのアニメらしからぬ自然な流れでしたね。前回5話と比べてナッツと他1年生との距離感が一気に縮まっている所は、この合宿の甲斐だったと思います。

 

 そして──

 

かのん・エクス・マキナ


うふふふ♡「どこでもドア」~♪

 

 結局お前かい。

 いやまぁ、正直な話ここはもう6話放送前から思ってたんですけどかのんがナッツを勧誘する、そのこと自体は問題ないと思うんですよ。かのんがLiella!のスパダリとして描かれているのは1期から一貫していますし、四季をメイと友釣りしたと考えるとかのんはLiella!の全メンバーを自身でハンティングしたという話には文句ない。

 それにここできな子に誘われてスクールアイドルやりますのー!ってなったら、ナッツと他1年生の均衡が崩れてしまうので。ナッツ+1年生3人ではなく、あくまで「1年生4人」というスタンスでいるためにはかのんに活躍してもらうこと自体は必要でした。

 

 大筋としては、それでいいんだけれども。

 流石にかのんが偶々北海道に来ることになりましたは話がうますぎるだろ。パパの忘れ物ってなんやねん。とりよせバッグ使えよ。ラブライブ!アニメはご都合主義がだいぶ許容される空気感の作品ですけど、だからと言っていくらご都合展開にしても良い、という話ではないだろ。せめてかのん自身の意思でナッツを説得にいくというシーンがあれば…ただでも結ヶ丘は真姫ちゃんとか鞠莉ちゃんみたいに交通費をトゥギャザーしてくれる人がいないんですよね。

 

そして。

 

🥤「無理ですの。私はかのん先輩みたいな夢を見ていい人とは違うんですの。」

 


「来た来た!w」みたいな顔やめろ。

 

 1期生組も割とそうだけど、流石にかのんってこの方向性でメンバーの共感誘いすぎじゃない?音楽科受験失敗の話がマインドコントロールの鉄板ネタになってるじゃん。すべった話をすべらない話に使うな

 

 1話できな子を歌で勧誘した時からLiella!の宗教感は感じていましたが、今の所疑惑は増すばかりですね。まぁこれ言い出したら…初代μ'sの叫ぶだけで雨を止ませた伝説の方がよっぽどカルト教祖のうさんくさい奇跡エピソードっぽいんだけど。そう考えたら初代μ'sのリーダーってスクールアイドル活動で学校を再建したりアメリカで未来の自分と会ったり挙げ句全国のスクールアイドルを集結させて自作の歌を歌わせたりカルト的エピソードが多すぎるな。飛べるよ!いつだって飛べる!(空中浮遊)

 

 ちょっと話がそれましたね。

 

 

一番の問題点

 一番の問題点はこの6話で学園祭+9人ライブをやる」というピンが打ってあるがために、北海道合宿の内容や1年生の成長描写があまりにもおざなりになり、かのんも不自然過ぎる登場をせざるを得なかったというところです。学園祭の描写もゼロだし。結女の学園祭、通算2回もやってるのに恋の暴走でモメたエピソードしか描かれてないじゃん。

 そもそもこの「ラブライブ!という作品の流れ・伝統」に沿った結果ストーリーがおかしくなるのは1期から指摘されていたことで、1期でも新機軸である「主人公・澁谷かのん」を描写した回は比較的良回が多かったのに対してラブライブ!の伝統的な「生徒会長との対立」「プロ意識の高いいじられキャラ」といった要素では失敗や無理のあるシーンが目立っていました。今回もまた「6話で挿入歌③が入る」という歴代要素が先んじた結果のストーリーの歪みであったと思います。

 

 歴代ラブライブ!へのリスペクトであるなら「クソ回の後で北海道に行って1年生が活躍」というプロットはラブライブ!サンシャイン!!においてあの神回「HAKODATE」を生み出しましたが、今回はそれをリスペクトしていながらこんな有様。北海道での合宿描写はダイジェストだけで、きな子の実家はかのんの喫茶店に続いてまーた聖地ビジネス関係で運営と現地の人がトラブルを起こすという「やらかし」が発生した「だけ」に終わってしまいました。

 こんなクソ回放送しといて結果はまたラブライバーの醜態がニュースで晒されただけとかやめたらこの仕事?ショービジネス的にはありえない話なんだけど。

 

 ひだまりPはかのんがナッツを勧誘するという事自体は問題ないと言いましたが、それに拘るのであれば東京で一旦ナッツ加入回をやってから今回の夏合宿を持ち出すとか、あるいは合宿で1年生の親睦を深めたあとまだ一歩引いた立場にいたナッツを改めてかのんが勧誘するとか、そういう流れにするべきだったんじゃないでしょうか。かのんが偶々北海道に来て、偶々ナッツ達の会話を聞いて、じゃあスクールアイドルやってみない?って、何やねんそれ。

 

最悪のシーン

きっしょ。(本音)

 

 オタクの人はまーじでこんな汚っったないペンライト芸クレクレ描写を見て「Liella!と俺達ファンの絆!エモエモ!」って思うの??虹ヶ咲の時からこういうのが顕著になったけど、マジで寒すぎるのでやめて欲しい。それこそ文化祭じゃないんだから、こんなんやらないと盛り上がれないライブとかそんなのもう「興行」じゃないですよ。「学芸会」だよ。どうします?キャストに俺たちが書いた寄せ書きの色紙渡す???

 

 虹ヶ咲2期でも特に酷かった8話、13話と同じじゃん。

 

 まぁひだまりPがペンライト企画見ると蕁麻疹出るタイプのアレルギー持ちというのはあるんですけど、いや普通どう思うのか教えて欲しい。マジでこれでエモエモ!つって感動できるの???言うてAqoursのライブとか今でもやってるのかやってねぇのか微妙な汚ったねぇ虹をやって、キャストからも「無理しなくていいからね」って気を遣われてるじゃないですか。アレが末路だぞ。

 正直このカットだけでマイナス80点くらいしたい所ではあるんですが、流石にまあ実際やったのは草を光らせただけでその裏にある運営側の意図まで推察してマイナスにするのも公正ではないため、マイナス10点くらいに留めておきます。

 

 

新曲「ビタミンSUMMER!」

このトキメキに乾杯!

 

 縦ノリ系パリピソング。衣装はアイマスのVi強化衣装みたいなビタミンカラーのコズミック感溢れる感じで、まさにナッツセンター曲。でもきな子四季メイをすっ飛ばしてナッツがセンターに立つのか…きな子なんてファーストライブ描かれなかったんだぞあの…あいつのせいで。あいつ誰だっけ忘れちゃった。Wiiマリオカートみたいな人。

 縦揺れ曲ということでひだまりP的には専門外なところはあるんですが、盛り上がる曲ではありますよね。体のラインが出る衣装という事で、すみれのケツ振りにも注目。見てますよ。あと「ヘブン、ヘブン、ヘブン~♪」って連呼するの風俗情報誌っぽいな。NHKだから放送できなかっただけで、実は夏の間すすきのの風俗店でマニー稼ぎと四季メイの課題だった表情トレーニングを両立していたのかもしれません。

 そんなこんな。

 

次回「UR 葉月恋」

回か………

 

 UR…ウルトラリラックスですかね。葉月恋、5話でソシャゲにハマってた描写がありましたが、さてどうなるか。今回のナッツとは比にならないほどメンバー加入回がクソ回だったある意味ラブライブ!アニメシリーズ最大の被害者なので、「ダイヤさんと呼ばないで」と同じようにここで救済されることを願ってやまないですが、1~6話がこの体たらくでは……ねぇ?

 

まとめ

 

トゥデイズ チサキンズ ポイント。

 

ドゥルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

67点(シックスティセブン)~!!!

 

\ヘブン!/ \ヘブン!/ \ヘブン~~!/

 

 

 惜しい回ではあった。ナッツの1~5話までの行動原理の説明とか、1年生同士の関係性の構築とか、そういう意味ではすごく綺麗な回ではありました。ただ上でも触れたように、それよりも澁谷かのん登場からナッツ陥落までが急転直下すぎてデウスエクスマキナになってしまっていたことと、夏合宿→学園祭までの描写がほぼ描かれず、本来この回の課題として扱われていた1年生と2年生の実力差についてはうやむやなまま9人揃ってしまったことがさすがに「」という印象を拭えませんでした。シリーズの伝統に則ったが故の脚本の不自由さといい、聖地関係でトラブルを起こす脇の甘さといい、アニメ1期で失敗していたことが活かされてない、と感じました。スーパースターらしい良い所もあったのに、ラブライブ!らしい悪い所で上書きされてしまっているのは非常にもったいないです。

 

 ラブライブ!シリーズの伝統と言うならμ's・Aqours・そして虹ヶ咲にも共通して「メンバー全員集結回は神回」という法則があったのですが、それについてはスーパースターだけ1期8話、2期6話と2回連続で裏切る形となってしまいましたね。

 

 かのんの教祖化についてはうん、これは考察中に気が付きましたけど宗教感で言ったら初代の方がよっぽど強いわ。ただそもそも「神話」と称される初代現在進行形で活動するスーパースターの違いでしたね。

 

 まさかの6話折り返し地点まで来て未だチサキンズ・ポイント90点すら超えられないというシリーズでも前代未聞の状況ではありますが、Liella!の行く末を静かに、見守りましょう。そして澁谷かのん。お前は高坂穂乃果になるのか──それとも、高咲侑になるのか。

 

 それでは、よきラブライブを!

 

 

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