私が”本当の歌”を教えてあげる。
ちゅんちゅん、ハローラブライブ!どうもひだまりPです。
皆さん!Liella!ですよ!!!新設校で5人から始まった物語が9人の物語となり、そして11人にまで増え、来る10月にはシリーズ初となるTVアニメ3期の放送も予定されている「ラブライブ!スーパースター!!」。今回はそんなLiella!の全ての楽曲から、ひだまりPが選んだ名曲BEST30を発表していきたいと思います!
………
……いや、全曲じゃないんですか?
ひだまりPブログではこれまでもμ's、そしてAqoursの「全曲」ランキングを書かせて頂いてきました。下にリンクを貼ってますがめちゃめちゃ長いのでお暇な時に読んでくれると嬉しいです。
で、全曲じゃない理由ですが単純に今後またどんどん曲が増えていくと思われるので追加が大変だからです。Aqoursの全曲もいま180曲以上あってうち129曲しか記事にできてないですからね。あとソートするのがめっちゃ大変。
そういうわけで今回の記事はラブライブ!スーパースター!!で2024年8月までにリリースされた全105曲(『アイコトバ!』まで。リエラのうた、Sunny Passion、マルガレーテ単騎なども含む)の中から個人的BEST30をピックアップしたランキングになります。それではどうぞ!
もくじです。
Liella!の名曲BEST30
今回のランキングと同じ順番になるようにSpotifyのプレイリストを作成しましたので、Spotifyのアカウントを持っているかたは是非下記リンクより実際に聴きながら記事を読んでみて下さいね!
なおサブスク未解禁曲がいくつかあるので、何曲かは抜けてしまっていること何卒ご容赦ください。
スーパースターBEST30 - playlist by ひだまり | Spotify
第30位~第21位
第30位『ビタミンSUMMER!』
アーティスト:Liella!
アニメ2期第6話挿入歌。ビタミンカラーの衣装がまぶしい元気な、というよりもはやパリピに両足突っ込んでる縦ノリ系ソングです。この回でLiella!の一員となった鬼塚夏美がセンターを努めており、彼女自身がエルチューバーとして追い求める要素でもある「バズる曲」のエッセンスが詰まっていますね。
これをオニナッツセンター曲として考えたとき、「Liella!としてこの曲を世に出すにあたってどのくらい夏美の手が入ったのか?」ということなんですけど、上記の通り全体的な曲のコンセプトとしてはかなり夏美の提言が入っていると思うんですよね。だって作曲恋とメイで脈絡なくこれが出てきたらちょっと不自然じゃない?まぁそれは、ラブライブ!的には言わないお約束かもですけど。
オニナッツの関与という面から言うと、この曲の1番と2番で結構毛色が違っていて1番はパリピ全開って感じなんですが2番になると少しノスタルジックっていうか、まさに「楽しい夏の日の昼と夜」という感じのグラデーション感があるんですよね。
そうすると1番のパリピ全開の歌詞は夏美が考えて、2番の歌詞はそれを元にかのんが考えたのでは?という仮説も成り立つんですよね。もしくはきな子という説も。
ひだまりPのこの曲の好きポイントとして、2番サビの「僕らルーキー 夢中の申し子さ」ってフレーズなんですけど、1番の「僕らジューシー 真夏の申し子さ」と韻を踏みつつスクールアイドルとしての今の自分たちを表現している所に良さがあるんですよね。そうするとこのフレーズ、まぁ願望としてはきな子始め2期生ズで書いたものであって欲しい所はあるんですけど、あの2期6話の展開を考えるとこれはかのん説の方が濃厚なんですよね。あの激寒ペンラ企画みたいなシーン入れる尺で2期生ズが一緒に作詞なり作曲してるシーンがあればだいぶ印象変わったと思うんですけどね…
そんな感じで「ビタミンSUMMER!」でした。
第29位『ディストーション』
アーティスト:CatChu!
2024年に発売されたLiella!発のユニット「CatChu!」のファーストシングル。メンバーは澁谷かのん・平安名すみれ・米女メイの3人です。
CatChu!は米女メイのシンボルでもある「猫」をユニットの象徴として「可愛さ」を押し出しつつも曲自体は尖りに尖っているという、ガールズバンド的な存在感がコンセプトのユニットです。「猫」という存在を「可愛さ」の象徴よりも、むしろ「自由さ」の象徴としているのかもしれないですね。
曲名の「ディストーション」とは「歪(ひず)み」を意味し、サビの歌詞にも「歪みイズム」と出てくる通りにわざと歪ませたギターの音が特徴的です。ギターと言えば劇中でも澁谷かのんはギターを弾いている描写がたくさんありますね。
またサビ前には「弱音六弦にして 響かせろOh, oh, oh」というフレーズがあって、(これひだまりP最初聞き取れて無くて「今日はねロック系にして」だとずっと思ってたっていうか今でもそう聞こえちゃうんですけどまぁ蜜柑休題。)
ギターの弦は1弦から6弦まであるんですけど、6弦は一番太くて、太い弦からは低い音が出るので一番低い音域を鳴らせるのが6弦ということになります。なので「弱音六弦にして」というのは「弱音」だけにか細い声で漏らすんじゃなくて、一番太い「六弦」でズシンと掻き鳴らしてやる!みたいな意味合いがあるんですかね。ちなみにひだまりPは音楽関係まったくわからないんですが、有識者によるとこの「弱音六弦にして」のパートは本当に六弦の低音が鳴っているそうです。
ギターをかき鳴らせ!
第28位『アイコトバ!』
アーティスト:Liella!
バ~リLove♡ バリLove バ~リLove求人♡
「アイコトバ!」はLiella! CLUB2024の特典CDに収録された曲です。ひだまりPはLiella! CLUBの会員サービスをまったく利用していないので、事実上は5,500円のシングルCDですね。Aqours CLUBもそうですけど。
このタイトルですが2022年にAqoursの黒澤ルビィのソロ曲として「アイコトバ」という楽曲が既にあり、「!」マークの有無の違いはあるもののラブライブ!シリーズ内で曲名が被るのはこれが初めてのことで少し話題になっていました。まぁそんな豆知識も入れつつ。
こういうBPM高めでハンドクラップとかも入ったノリノリ系のポップスって、ラブライブ!では他のグループでも色々な曲があるんですけど、その中でLiella!だけの特色としてこの曲や、「キラーキューン☆」なんかもそうなんですけどちょっと「ラブソング」のエッセンスが入ってるんですよね。
そういうフレッシュで甘酸っぱい「恋愛のドキドキ感」って、言われてみるとやっぱり「スクールアイドル」、つまり女子高校生だけで結成されたアイドルというコンセプトを考えると本来はすごく自然なことなんですけど、「ラブライブ!」という作品自体がそういう要素をあまり前面には出してないのでこういうキャピキャピした恋愛観の曲って意外にもそこまで多くはないんですよね。
それを考えるとやっぱ宮嶋淳子さんって本当にすごい。人は「神」になるのか…?
ちなみに歌詞の「バリlove バリlove♪」のところが有名な求人ソングの「バーニラ♪バニラ♪」って聞こえてしまうという声もTwitterでいくつか見たりしたんですが、実はそもそもLiella!というグループ名の由来は皆さんご存知でしょうか?
諸説ありますが、英語で「ウソ」を意味する「Lie」、そして「高収入求人」を意味する「VANILLA」の2つを掛けた造語だという説をひだまりPは支持しています。Liella!と言えば渋谷・原宿といった若者が集う街で生まれたスクールアイドル。彼女たちはそのグループ名で「女の子は高収入を謳う怪しい求人に騙されちゃダメ!」と同年代の女子達に警告してくれているわけですね。これを知った時は感動で涙が止まらなくなりました。
そんな感じです。
第27位『What a Wonderful Dream!!』
アーティスト:Liella!
「What a Wonderful Dream!!」は2022年3月にリリースされたLiella!ファーストアルバムの表題曲ですね。またLiella!の2ndライブのタイトルにもなっています。
まさにラブライブ!の王道を往くようなメッセージ性のある歌詞に、ソロパートと合唱パートがバランス良く混合していることでそれぞれのメンバーの良さと、「Liella!」というグループとしての良さが両立しています。
ということでエモ系の曲かと思いきや意外とテンポは早めで、急かすようなドラムがリズミカルさを強調していてライブでも盛り上がれるナンバーですね。
ラストの「夢み^~~るパワー!」の伸びやかな高音が気が狂うほど気持ちええんじゃ。
そしてこの曲は2024年にリリースされたLiella!のユニット「CatChu!」「KALEIDOSCORE」「5yncri5e!」の1stシングルにおいて、それぞれのユニットver.も収録されました。
ただ単にユニットメンバーで歌っているわけではなく、各ユニットの特色を出してCatChu!はバリバリのロックチューンに、KALEIDOSCOREはピアノとストリングスを多用したクラシカルなアレンジに、5yncri5e!はダンサブルなEDMに仕上がっています。
アルバム「Jump Into the New World」で初めてLiella!のユニット曲が収録された時、曲の方向性が似通っていてユニットごとに分けた意味が薄いという批判が結構あったんですけど1stシングルでは(もちろん収録曲も良かったですが)このWhat a Wonderful Dream!!のユニット別アレンジを通してそれらの批判に「答え」を出してくれたのが凄く良かったです。
第26位『ビギナーズRock!!』
アーティスト:桜小路きな子
参考記事:【Liella! 2ndアルバム】Second Sparkle-今のLiella!を丸裸にする『審判』のアルバムでした。
お前のことが好きだったんだよ!!!
Liella!の2ndアルバム、「Second Sparkle」に収録された桜小路きな子のソロ曲です。これ当時の記事でも書いたけど、ひだまりPにブッ刺さりでしたね。
このアルバムは発売時期的にも「アニメ2期のキャラクターソング集」という裏テーマがあると思っていて、まぁそれゆえに可哀想なことになっていたメンバーもいる一方きな子というか2期生は全員当たりでしたね。
アニメ2期ってかのんときな子のガール・ミーツ・ガールは確かに描かれていたんですけど、じゃあきな子はどんなスクールアイドルになりたいの?という描写については残念ながら欠乏していたと言わざるを得ず、それは「結ヶ丘女子高校」の「Liella!」としてのチーム戦的側面が強かったゆえに仕方のないところではあったんですが…
一方でこの曲はバリバリに「桜小路きな子」の個性やあり方を表現しているんですよね。アニメ2期第2話でメイに「自分がやりたい、目指したいって思ったこと信じてみろよ!」って言われた通りに、アイドルらしくなくても、世間知らずでも、これが私だ桜小路きな子だ!と力強く拳を振り上げて、それが私にとっての「ロック」だと自称していく。その姿がまさにロックじゃないですか。絶対これ引っ提げてトゲナシトゲアリと対バンして井芹仁菜をブチ切れさせて欲しい。
お前がLiella!のロックンローラーだ。
第25位『ミッドナイトラプソディ』
アーティスト:葉月恋
参考記事:【Liella! 2ndアルバム】Second Sparkle-今のLiella!を丸裸にする『審判』のアルバムでした。
Second SparkleのMVPです。きな子がロックやってる一方で恋がワルツをやってる対比がすごく良いよね…
ダンサブルなワルツに乗せて恋ちゃんの少しオトナなラブソング…と見せかけておいて、これ実はゲームの話してません?というのがこの曲の裏テーマですよね。アニメ2期7話「UR 葉月恋」が神回であったことは論を待たないところですが、歌詞を紐解くとあれからゲームとの適切な距離感を覚えた恋ちゃんの姿が浮かび上がってきます。
恋ちゃんを演じるなぎちゃんの芯がありながらもセクシーな歌声がこの歌の官能的な面を際立たせ、一方で歌詞からは葉月恋の無自覚で天然な一面も読み取れる。ひと粒で二度美味しいまさにキャラクターソングの極致でした。
第24位『Wish Song』
アーティスト:Liella!
参考記事:ラブライブ!スーパースター!!第8話「結ばれる想い」感想-全部出します、ラブライブ!の悪いところ。
いやいやいや!
ひだまりPお前、アニメ1期8話のことボロクソに言ってたじゃん。そうですね、確かにアニメ1期8話の支離滅裂ぶりには当時辟易しましたし、今もそう思っています。
ただそれは、あくまでも伝え方が悪かっただけ。要するに脚本があまりにも本来伝えるべきテーマを描けていないという根本的な問題があったからであって、この曲自体は別です。それ言ったらμ'sのスノハレ回だって酷かったじゃん。
ということでアニメの脚本への批判は参考記事でぜんぶ書いてるので割愛します。禊の裏拳ビンタの件も書きません。
でも、でもですよ。この曲には、曲自体には。ちゃんと乗ってますよね、葉月恋の想いが。アニメ2期ではちゃんと描かれましたよね、お母さんから受け継いだ結ヶ丘女子高校を盛り上げるために奮闘し、周りからもその頑張りを認められる恋ちゃんの姿が。
そこまで来てこの曲に戻ってみると、学校を守りたいという恋の想いと、そんな彼女に寄り添うかのん達の想いが「結ばれ」て、初めて「結ヶ丘女子高校スクールアイドル部」が動き出した、その文脈を感じることは……(できてますかね?)できますよね!
できたので、やっぱりこの曲はLiella!の誕生曲として、みんなの想いがひとつになった証なんですよ。良かった良かった。
あとやっぱり曲自体としても良いですよね。荘厳なストリングスの高音が目立つんですけど、その音と調和するように確かな存在感を持ったピアノの音色が、みんなと恋ちゃんの目指す道が同じになったことを比喩しているかのようですごく美しいです。そんな音たちとハーモニーを奏でる綺麗なソプラノの歌声は、結ヶ丘女子高校が「音楽学校」を誇りにしている面目躍如ですね。4人普通科ですけど。
「つながれた心はほどけないよ」。まさに時を超えて再評価されたLiella!のファーストソングですね。
第23位『ニュートラル』
アーティスト:KALEIDOSCORE
2024年に発売されたLiella!のユニット「KALEIDOSCORE」の1stシングル。メンバーは唐可可、葉月恋、そしてウィーン・マルガレーテの3人です。
いや完っ全にラブソング全振りのメンツですよねこれ。正直KALEIDOSCOREありきで割り振ったんじゃないかという気すらしてます。まぁそれは何でもよくて。
「君」に恋して心が揺れている「私」と、そんな「私」の想いを知ってか知らずかいつも普通に振る舞う「君」の姿を描いた切ないラブソング。タイトルでもある「ニュートラル」は「中間・中立」という意味で、「私」の想いが届かない「君」の様子を表していますね。
こちら側に語りかけてくるように一音一音をはっきり歌っているので切実な想いに胸をつまされるような気持ちになり、三者三様の歌声がハモるパートでは更に美しくその切なさを増幅させます。最後の「反対がわ↑のホーム」でオクターブが上がるところとか大好きですね。
それとこの曲、伝わるかわからないですけどちょっとだけキラーキューン☆じゃない?Aメロのサビ前のところ、「そろそろ寝なきゃむくむぜ」って挟みたくなりません?分からない?君ってなんでなんで…
第22位『追いかける夢の先で』
アーティスト:Liella!
アニメ2期エンディングテーマ。EDムービーはLiella!のパジャマパーティ、ケーキの「あーん」リレー、髪型交換などオタクが喜ぶ要素をこれでもかと詰め込んだオタクのベッドメリーみたいに仕上がっていましたね。
作詞はラブライブ!界の現人神こと畑亜貴さん。「出会いの中でまた迷うけど それさえ楽しんでみよう」、「広がる世界 変わってく景色もあるけど 変わらない情熱は!」といった、アニメ2期最大のポイントである2期生の加入によって新しく変わっていくLiella!を暗喩したような歌詞が多く見られますね。
スローテンポな曲ながらつい体が動いてしまうようなリズミカルなメロディに乗せて、悩みながらも「夢」に向かって進んでいく気持ちを高めるような歌詞はOPテーマである「WE WILL!」と対になっているようにも感じられます。
「明日はどんなときめきを奏でようかな?」というフレーズが個人的にはお気に入りで、不安を抱きながらも前に進むことの「ワクワク感」はラブライブ!という作品の美しさの一つですね。
第21位『UNIVERSE!!』
アーティスト:Liella!
Liella! CLUB2023のテーマソング。
正直Liella!を象徴する曲がこれと言っても澁谷過言ではないでしょう。荘厳でありながらも緩急自在のメロディはまさに「UNIVERSE(宇宙)」のタイトルを冠するに相応しいそれだと思います。
一番の特色である「Wow-wow…」のパートでは優しいメロディをバックにLiella!メンバーの力強い歌声が際立ちます。またひだまりPの個人的な推しポイントとしては「レールのないこの星空を 超高速で駆け抜けよう 手を繋いで」という詩ですね。
これってLiella!のあり方そのものじゃないかと思う節があって、ファーストシングルの4曲しか持ち歌が無い状態で早速TVアニメが放送され、アニメ放送後は1stライブでいきなりの全国ツアー+追加公演。その1stライブはコロナ禍の真っ最中で、私たちファンからの歓声は届けられなかったけれどそれでも精一杯のパフォーマンスを見せてくれたLiella!。アニメ2期ではメンバーが進級し後輩が加入するという前例のない展開。コロナが明けて私たちファンが初めて声を届けられた3rdライブ埼玉公演ではあまりの嬉しさに極寒のベルーナでぶっ通し55分の長尺MC。
Liella!はまさにラブライブ!というコンテンツの前線で、その「在り方」を常に問われてきたグループだと思います。勿論その中では賛否が分かれることも多々ありましたし…いや、ありましたね。しかして彼女たちは立ち止まることなく、キャラクターとキャストの二人三脚で走り続けてきました。二人三脚の紐ほどけちゃってるメンバーもいませんでしたか…?うっせぇなもう!ともかく、そういったLiella!という存在そのものを「レールのないこの星空」と例えているんでしたよね?そうです!
そもそものシリーズタイトルとして「ラブライブ!スーパースター!!」ということで、「太陽」を冠するラブライブ!サンシャイン!!に対してLiella!の象徴は夜空の星であるという対比が示唆されていますがこの曲がまさにそのイメージにピッタリですね。
今僕らを隔てるものは、なにもない。
第20位~第11位
第20位『だから僕らは鳴らすんだ!』
アーティスト:Liella!
アニメ1期OP曲「START!! True dreams」のc/w曲。「タンタンタン♪タタン♪」というリズムのクラップが多用されていて、聴いていて楽しくなるような曲ですね。
おそらくですがこの曲が生まれた背景にはLiella!の1stライブがまさにコロナ禍の真っ最中であったことが関係していて、コロナによって今までのように声援を送ったりコールして盛り上がることが難しくなってしまった中でいわゆるリアルライブだけが持つ臨場感、一体感のようなものを感じてもらうためにどうするかを試行錯誤した結果としてこの曲が生まれたんだと思います。
Liella!の1stライブはひだまりPも岡山公演と福井公演を現地で観ましたが、この曲に合わせてクラップするのってすごく楽しいですからね。歌っているメンバーも手と足でリズムを取りながらノリノリで踊っているのがすごく綺麗だったことを覚えています。
コロナ禍という誰も予想していなかった事態でイベントやコンサートはその様態を大きく変えることを余儀なくされ、そんな中でグループとしての初ライブに臨むキャスト陣の緊張や不安も推して知るべしといったところですが、「Yes! 宇宙の果てまで思いっきり足を鳴らせ! 手を叩け!」というポジティブな歌唱とともに演者とファンの間の一体感を感じられたことはとても良い思い出ですね。
時代の流れに負けることなくLiella!だけのステージを生み出すことに成功した名曲でした。
第19位『ノンフィクション!!』
アーティスト:Liella!
アニメ1期第10話挿入歌。センターは平安名すみれ。アニメでは色々ありましたが、曲は本当に好きです。
華やかなショービジネスの世界は、一般人から見てもまるで作り物のような現実味のない世界ですが平安名すみれはその世界にずっと憧れていたにも関わらず、運悪くチャンスを掴めずに眩しい主役を見上げる自分に慣れてしまっていました。つまりすみれにとっての「主役」は、いつの間にかごく一般的な少女達のそれと同じように、まるでフィクションのような「自分には入っていけない世界」と化していたんですね。
そんな彼女が今、ラブライブの登竜門でメンバーの皆から認められてセンターとしてそこに立っている。すみれにとっての「主役」は、今ここで「夢の世界」から「現実」へと変わったんですね。
ラブライブ!スーパースター!!第10話「チェケラッ!!」感想-「クゥすみ」?素人オタクは牛鮭定食でも食ってろデス。 - ひだまりPはこう語った
概ねそうです。
劇中ではラブライブの地区予選大会で披露された曲であり、課題テーマとして「ラップ」の要素を入れることが求められていたためこの曲もドレスを着て踊る舞踏会のようなイメージとは裏腹にノリノリのラップ調で歌われます。そしてラップという要素は、Liella!の中ですみれが披露して満場一致でセンターに選ばれた要素ですからね。お伽噺のようなステージの中で「ラップ」を披露するというミスマッチも、すみれ自身の実力を認められた証であるということを強調しているのかもしれません。
ライブでは2番の「派手に決めるわチャールストン」の部分も注目ポイントで、Liella!のライブでは伊達ちゃんが本当に華麗なチャールストンを決めてくれますよね。このパートがかのんなのも、ある意味ではすみれに対するライバル意識の現れかもしれません。
ちなみにユニット甲子園では蓮ノ空の夕霧綴理役を演じる佐々木琴子さんが地味に決めるわチャールストン、と言わんばかりのさりげなさでチャールストンしてくれました。
これ当時は言っちゃいけないと思って言わなかった余談なんですけど、すみれの縦ロールってあんまり似合ってないと思うんですよね。普段の方がかわいくない?余談でした。
第18位『クレッシェンドゆ・ら』
アーティスト:唐可可、葉月恋
全て所持/all pic.twitter.com/IzvxjUCSMG
— ひだまりP (@Hidamarie_win) 2023年4月26日
これはですね…アニメ1期の店舗別Blu-ray全巻購入特典です。初代ラブライブ!からAqoursに、そしてLiella!に受け継がれてしまったアニメのBlu-ray全巻購入特典で店舗ごとに別のCDを特典にする、という超超超超超極悪・悪質商法なんですけど。
初代ラブライブ!2期とサンシャインはユニット別だったのでアニメイト・ゲーマーズ・ソフマップの3店舗が対象だったんですが、スーパースター1期はなんと5店舗あるという驚愕仕様でした。つまり新曲を5曲入手するためにはBlu-ray全巻を5セット買う必要があるわけです。
ちなみに何故かスーパースター2期は全巻購入特典にCDは無かったんですが、脚本がクソ過ぎて炎上するのが予め分かってたから自重したのか?とか邪推されてましたね。蜜柑休題。
ともあれ、そういう理由でこの「クレッシェンドゆ・ら」も今ではプレミアが付いてしまっているので紹介するのは心苦しいところではあります。ただ名曲であることはあるので、ランキングには入れさせて貰いました。
さて、「クレッシェンドゆ・ら」は「キミ」のことが気になる気持ちがどんどん強くなって、どうしてか揺れてしまう心を描いたラブソング。コンセプトは「ニュートラル」に似ていますよね。と言うか、このデュエットにマルガレーテを加えたらKALEIDOSCOREですからね。
違うのは「ニュートラル」が片思いの切なさを描いている一方で、「クレッシェンドゆ・ら」はもう一つ手前の感情なんですよね。だけど気になる、こんな気持ちはナゼ!?という歌で、往年のlily white「キミのくせに!」みたいな少女の不安定な恋心が描かれています。
そしてサビの「ねえHeartゆらゆら どうして?」というフレーズの繰り返しが聴く度にクセになる中毒性があります。このサビの中毒性が全巻購入特典商法という圧倒ペナルティを差し引いてもこれを名曲と言わせるゆえんです。
クーカーもプレシャスなユニットでしたけど、実はクゥレンも密かに復活を望まれる名曲を生み出したユニットなんですよね。
第17位『Dream Rainbow』
アーティスト:Liella!
ら~ら~ら~ら~ら~ら~ら~♪
アニメ1期12話挿入歌「Starlight Prologue」のc/w曲。イントロから5人の美声のハーモニーで心を鷲掴みにしてきます。
見つけて笑った(見上げて笑った)の掛け合いとか、「声を重ねるたびにカン↑じてる」の一音だけ高いところとか、サビ終わりの「たとえばそう 夜空にも虹がかかる」で両の手で虹のアーチを表現するところとか、ひだまりPの心をグッと掴むパートがめちゃくちゃあるんですよねこの曲。
「Dream Rainbow」、つまり「夢の虹」。虹は本来太陽の強い光がなければ見ることはできませんが、Liella!は「(たとえば)夜空にも虹がかかる」と言ってるわけです。
これはひだまりPの妄想なんですけど、アニメ1期の12話でLiella!はラブライブ東京大会で「Starlight Prologue」を披露するも力及ばず2位という結果に終わってしまいます。もしあの時、東京大会を優勝できていたら…ラブライブ決勝戦で披露するために準備していた曲、それがこの「Dream Rainbow」だったんじゃないでしょうか?
東京大会でLiella!が後塵を拝した相手は「Sunny Passion」でしたよね。つまりLiella!は太陽のまぶしい光に負けて「夢の虹」を掛けられなかったわけです。それでも。太陽の光が届かない「夜空」にも、今度こそ私たちの虹を掛けてみせる。そんな思いで、本編では描かれませんでしたが東京大会で敗退したLiella!がその後に作りかけだった「Dream Rainbow」を完成させたんじゃないでしょうか。
イントロが5人のボイトレなのは、これは披露するべきラブライブ決勝戦のステージで披露できなかった幻の曲、つまりは練習だけで終わった曲だという意味合いなのかもしれません。
まぁそれは邪推の域を出ませんが、ともかくひだまりPのフェイバリットソングの一つですね。
第16位『Dancing Heart La-Pa-Pa-Pa!』
アーティスト:Liella!
あぁ^~、たまらねえぜ。三・三・七拍子で盛り合うともう気が狂うほど気持ちええんじゃ。
Liella!ファーストシングル「始まりは君の空」のc/w曲。なんですけど…これ説明要ります?もうこの三・三・七拍子のリズムだけで十分伝わるでしょ。
あとこの曲、よく聴くと多分アコーディオンだと思うんですけど、アコーディオン?の音が入っていてそれがサーカスみたいな楽しい雰囲気を作っているんですよね。昔のLiella!のインタビュー記事で伊達ちゃんが「おもちゃ箱みたいなイメージ」って言ってたんですけど、さもありなんって思いましたね。
伊達:印象を一言で言うと、おもちゃ箱みたいなイメージですね。おもちゃ箱の中に、自分が小さくなって「入り込んじゃった、どうしよう?でも楽しい!」みたいな。楽器の音も笛の音とかあったり、サビの最後に「ばいーん」ってちょっと変わった音とかあったりとかして(笑)。この曲、最初から最後までぜんぶ前向きな歌詞なんです。
『ラブライブ!スーパースター!!』Liella! SPICE初インタビュー 「みんなで叶える物語をファンの皆さんと作っていきたい」 | SPICE - エンタメ特化型情報メディア スパイス
第15位『ユニゾン』
アーティスト:Liella!
Liella! 1stアルバム『What a Wonderful dream!!』収録の5人曲。ちなみに「ユニゾン」のアクセントは「ウニ丼」と同じです。ひだまりPは3rdライブ埼玉公演で聴くまで「富士山」のアクセントで言ってましたね。どうでもいいですが。
イントロの時計の音めっちゃ好きですね。二度とはない「今」を心に焼き付けて大切にしようという歌詞は、この当時5人だったLiella!が近く2期生を迎え入れ、「変化」していくことを象徴しているように感じられます。
ちょっと見はスローテンポのエモ曲のようにも思えるんですが、抜けるようなサビのユニゾン(タイトル回収)、Bメロのコール(掛け合い)など決してしっとりした曲ではなく、むしろポップさすら感じさせる曲だと言えます。2番にはラップパートもあるしね。
アウトロの「ラ・ラ・ラ・ラ・♪」も好きですね。ラブライブ!でアウトロが「ラ・ラ・ラ~」の曲はNo.10以外全部名曲の法則。
第14位『色づいて透明』
アーティスト:Liella!
アニメ2期第1話挿入歌「Welcome to すしざんまい」のc/w曲。ウソです本当は『Welcome to 僕らのセカイ』です。「すしざんまい」と呼ばれている理由はCDのジャケットを見ればわかります。
話を戻すと、「色づいて透明」ですね。この曲が好きな理由はもう、一点突破です。A,Bメロの少し籠もった印象から、サビで一気に水面から飛び出すようなカタルシス。これが気持ち良すぎることが唯一にして絶対的な好きポイントです。サビに入るとヘドバンしたくなるくらいのすごい縦ノリになるんですよね。これが好き。
歌詞の方に目を向けてみると…これ結構Liella!の中でも異色の歌詞ですよね。異色も何も透明だっつってますけど。詩の雰囲気で言えばむしろAqours感すらないですか?
Aqoursの「WATER BLUE NEW WORLD」の考察でこれに近い概念があって、あの曲はAqoursが憧れ続けたμ'sへの決別の曲であり、Aqoursは自分たちの象徴である空と海の「青」にさえ染まらず羽ばたいてゆくというメッセージだという考えがあるんですよね。まさに「色づいて透明」です。じゃあそこでLiella!の「色づいて透明」ってなんだ?という話に戻ってきちゃうんですけど…
例えばアニメ2期の1~2話では、きな子や新1年生を迎え入れて「変化」していく中でそれでもLiella!としての「芯」の部分、純粋な気持ちは変わらないという結論が描かれますよね。この曲はアニメ1話挿入歌のc/wですから、それをテーマにしている可能性は高そうです。
じゃあ2番の「つかみとったのは 僕のマネをしてはしゃぐ君の右手と淡い希望」というのは何?と聞かれると…何だろう。ひとつ仮説としては、Liella!のマネをする存在って…Liella!のキャストなんですよね。マネというのはちょっと語弊があるけど。
そうすると、1番の歌詞はLiella!(キャスト)からLiella!(本物)へのメッセージで、「でも変わらない心はずっと透き通ったままさ」というのは声優ユニットとしてのLiella!が大きな存在になっても、私たちの原点はあなただよ、という意味。
そして2番の歌詞はLiella!(本物)からLiella!(キャスト)へのアンサーで、「いつか大きな願いが生まれても今日みたいに 一番近くにいてよ」というメッセージ。
まぁこれはちょっと突飛な考えかもしれませんが、そういう考察もあり得るのかもしれない、という話ですね。
第13位『Day1』
アーティスト:Liella!
アニメ1期第10話挿入歌「ノンフィクション!!」のc/w曲。Day.2で披露されてもDay1です。
これ普通にノンフィクション!!のジェネリック版なんですよね。青は藍より出でて藍より青しじゃん。ちゃんとラップパートもあり、そして少しずつ音が混ざり合ってサビで一気に盛り上がる様は「色づいて透明」に並ぶカタルシスを感じられます。ちゃんとすみれソロパートもある。
「遅すぎるなんてない 不可能なんてない いつだって思い立ったらその日が始まりのDay1」というメッセージもギリギリなんですよね。陳腐さのギリギリのラインで、やっぱりこれをすみれが言うことで力強いメッセージソングとして成立している。
そしてやっぱりライブでめちゃめちゃ盛り上がるんですよねこれ。「Day1~!」のときの一体感がものすごくて、やっぱりそこが強いなって感じますね。
第12位『WE WILL!!』
アーティスト:Liella!
アニメ2期オープニングテーマ。アニメ1期でラブライブ!東京大会第2位に涙を飲んだLiella!は、2年目を迎えて次こそラブライブ優勝!という大きな目標を抱えて始まるわけですが…その決意を「WE WILL!!」という力強くシンプルなタイトルに込めたのがこの「WE WILL!!」ですね。
オープニングテーマとしてはめちゃめちゃ完成されてますよね、これ。とにかく「勝利」を目指して!というシンプルなテーマが疾走感のあるナンバーで表現されていながら、「準備はいいかな いますぐStart up!」と刻むようなテンポであったり、「この時目一杯に 夢見て精一杯さ」とリズミカルな韻踏みがあったり、「信じ続けるんだ」でかのんのキス顔がドアップになったりと技巧を凝らした演出が多くあり全体として「楽しい曲」でありながらもメッセージそのものは力強く伝わるというナンバーです。
ひだまりPの個人的推しポイントは1番のサビ入りが「叶えるんだ!」だったところ、2番の同じポイントでは「ぶっちぎって!」になってる所ですね。このワードセンスが本当に好きです。
第11位『Starlight Prologue』
アーティスト:Liella!
アニメ1期12話挿入歌。1期生Liella!がラブライブ東京大会で披露した曲です。大会はSunny Passionに一歩及ばず2位という結果に終わりましたが、その後ラブライブの頂点に立ったSunny Passionをして「一番注目しているグループ」と一目置かれ、またライブの映像は後に後輩達の目標となるなどLiella!としては大きな爪跡を残すことになった彼女たちの代表曲の一つです。
結ヶ丘の皆が原宿表参道を全面封鎖して作り上げてくれたステージ、淡いパステルカラーのクリスマス衣装を纏って光の中で息のあったパフォーマンスを見せる5人の姿は、後輩達が目標とするスーパースターの姿そのものでしたね。劇中の展開としてはSunny Passionに敗北こそしたものの、パフォーマンスの質で言えばラブライブに優勝していても全く不思議ではないほどの完成度でした。5人それぞれの声で紡がれる美しいソプラノ。もはや聖歌ですよね。
クリスマスのステージ演出もさながら、落ちサビでのかのんソロ歌唱などはおそらく往年の名曲、μ'sの「Snow halation」をオマージュしているものと思われますね。
タイトル「Starlight Prologue」は、直訳すれば「星明かりの序章」となりアニメ放映当初はこのアニメ1期そのものが丸々Liella!としての「プロローグ」だったというのは少しメタ過ぎない?と思っていました。
ただ、2期でも言っていたように現時点ではLiella!として何も成果は出せていない(学校の存続とかはあったけどね)ことには違いなく、Liella!と結ヶ丘の皆でラブライブに、全国に挑むこのステージこそが彼女たちにとっての「プロローグ」であるという決意の表れだと解釈することもできるかもしれないですね。
第10位~第6位
第10位『POP TALKING』
アーティスト:Liella!
お待たせ。
アニメ2期第8話挿入歌「Chance Day, Chance Way!」のc/w曲。キャピキャピ感を前面に押し出したキッチュでキャッチーなナンバーで、おそらくのちに生み出される名曲「キラーキューン☆」や「アイコトバ!」の源流になったことを考えるとLiella!のレジェンド枠とすら言っても澁谷過言ではないかもしれません。
女子高生のなんてことない会話をラップ調でコミカルに描いており、その中でも特に耳から離れないキラーフレーズが2番の「さすがっすキミだやばー!(にぱー!)」なんですよね。これ何なんだろうな。マジでこのフレーズだけ耳に焼き付いて離れない。このパートはきな子の担当なんですけど、このワンフレーズでもうこの曲のセンターかっさらってますもんね。
いや本当に、本当に何なんだろうな。「そうだ昨日の曲 よく分からないけれどほんと夢中 タイトルは?って知らないんだ? さすがっすキミだやばー!(にぱー!)」って何?
いや…まぁ「さすがっす」はきな子っぽさがあるから分かるんですよ。「キミだやばー!」って何?どうやってこのフレーズひねり出したの?宮嶋淳子先生あの…もしかして何かキメてました?いやいや!ウソですごめんなさい。……ホントに?この歌詞ってシラフで出せるの?ビートルズからオファー来るでしょそんなの。
そうですね、このキメ過ぎの歌詞はちょっと「神(畑亜貴)」に片足突っ込んでますよね。宮嶋淳子先生はどうやってこれ思いついたんだろう。神託かもな。滝とかに打たれながら歌詞考えてらっしゃったのかもしれない。そうじゃないならごめんなさい、先生「神」の域に入っちゃってます。ヤバいっすよ。
あとまぁフレーズのパワーもあるけど、きな子の「さすがっすキミだやばー」の絶妙なイントネーションもこの中毒性を生み出してるんですよね。鈴原やるじゃん。ア○ロベイの紹介ページの出演履歴にさすがっすキミだやばーって書いといた方がいいと思う。
そんなこんな。あ、合いの手パートは覚えていくとライブの時にコールできて楽しいです。
第9位『Blooming Dance! Dance!』
アーティスト:桜小路きな子、米女メイ、若菜四季、鬼塚夏美
アニメ2期ブルーレイ第5巻の特典曲。2024年8月現在のLiella!では唯一2期生だけで歌われているナンバーです。皮肉なことにこのブルーレイに収録されているアニメではすみれがそんな2期生を入れずに1期生だけでラブライブに出ようと提言していたりしますが…蜜柑休題。
2期生の4人がこの限られた時間の中で精一杯花咲こうと頑張るさまをポップに歌ったナンバーになっています。「ほらいくよアン・ドゥ・トロワ!」というフレーズが登場しますが、「アン・ドゥ・トロワ」はフランス語の1,2,3を意味し、バレエの用語でもありますね。メロディもヴァイオリンを基調としたオーケストラのような構成になっており、全体としてオシャレな雰囲気が「踊れるようになる楽しさ」をより引き立てています。
学校のスーパースターと呼ばれたLiella!1期生に追いつこうと懸命に努力しながらも、スクールアイドルそのものを楽しんでいる、そんな2期生を表す文脈として素晴らしいナンバーです。惜しむらくは、この曲がブルーレイのオマケに過ぎず本編でこういった描写ができなかったことですね。これが挿入歌で入るだけでも本編で指摘されていた2期生の描写不足をかなり補完できたと思うんですが……
忘れ形見。
第8位『Tiny Stars』
アーティスト:クーカー
アニメ1期第3話挿入歌。Liella!の前身である澁谷かのんと唐可可の2人ユニット、「クーカー」が代々木スクールアイドルフェスのステージで披露しました。
Sunny Passionというスクールアイドルへの憧れだけを胸に家族の反対を押し切って日本へ渡ってきたクゥクゥと、歌が大好きなのに人前ではどうしても歌うことができず音楽科への試験にも落ちてやる気を無くしていたかのん。そんな2人が結ヶ丘女子高校スクールアイドル部結成の運命を賭けてステージに臨みました。
かのんの歌に惚れ込むことがなければ憧れだけで終わっていたかもしれないクゥクゥ。そんなクゥクゥの必死の思いがなければ燻ったままでいたかのん。2人とも、1人ではきっと輝くことができなかった小さな星(Tiny Stars)でした。アニメ本編では、クゥクゥと気持ちを一つにしたことで「歌える、ひとりじゃないから!」とかのんが決意を固めるシーンがとても感動的でしたね。
そんなTiny Starsは、何も見えない夜空を漂う「なんでもない存在」だった2人が「憧れ」を胸に走り出し、輝く流れ星になる、そんなストーリーが2人の美しいハーモニーで歌われています。まさしくスーパー「スター」の名前を冠する、彼女たちの出発点としてこれ以上ないほど相応しい曲ですね。
実際アニメ3話 までの 流れは歴代のラブライブ!アニメシリーズの中でも最高クラスの傑作と言われていて、クーカーが今なおファンの話題に登る伝説的なユニットと言われるのも納得です。「までの」って何ですか?
またリアルライブでは長身のLiyuuさんと比較的小柄な伊達さんによるコンビのため2人並ぶと身長差が際立ち、そのアンバランスさがアニメ本編の2人とは違っていて一つの見どころとなっていますね。
第7位『Go!!リスタート』
アーティスト:Liella!
アニメ2期第3話挿入歌。昨年と同じ代々木スクールアイドルフェスのステージで新進気鋭のウィーン・マルガレーテに圧倒的な実力を見せつけられ、Liella!として明確な結果を残せていない現状に焦りを感じるなか「Liella!は結ヶ丘のスーパースターなんだよ」と学校の皆に励まされ、いつも応援して支えてくれる結ヶ丘の皆のためのライブがしたい!と急遽行われた学内ライブにて披露されました。
学校の皆に恩を返せていないという思いから、結果を出さなくちゃいけない、と焦っていたかのん達が本当の意味で応援してくれる皆と心を通わせ、文字通りLiella!として「リスタート」するためのナンバーでしたね。そのためにステージでは敢えてセンターを決めず、結ヶ丘の皆も含めた全員がセンターであるという思いを形にしました。
出だしのギターリフから元気いっぱいのロックなサウンドは必ず一番輝くスターになるという皆の決意を形にしたような力強さを感じます。「くよくよしない!躓きは成長のインビテーション(invitation=招待)」といった、絶妙なワードセンスも好きなポイントですね。
「何度だってさ上昇気流!」で指を上に向ける所とか、ここからまた駆け上がっていくという決意が歌にもダンスにも力強く現れていますね。
またアニメのステージではメンバーを模した大きなバルーンがくねくねしていましたが、クゥクゥの頭を模したそれが男性器にしか見えなかったり、恋を模しているはずがどう見ても松浦果南になっていたり、ステージは若干問題点も見受けられました。閃きは実現のイントロダクションだから……
第6位『キラーキューン☆』
アーティスト:Liella!
キューンキューン!
スクフェス2の主題歌「MIRACLE NEW STORY」のc/w曲。スクフェス2ってなんですか?まぁまぁ、それはともかく。
曲名は魅力的な曲を意味する「キラーチューン」と、恋愛の「キュン」を掛けていると思われ、また「ずっきゅん」「ばっきゅん」などの言葉に掛けて歌詞中では使われていますね。うまぴょい伝説かな?
「アイコトバ!」の項でも述べましたが渋谷・原宿を拠点に活動する最先端スクールアイドルならではの「キャピキャピ系ポップ」という金脈、その源流である名曲「POP TALKING」から派生して「キャピキャピ系」に「ラブソング」の要素を足すことで生まれたのがこの「キラーキューン☆」だとすると、Liella!はまさにスクールアイドル界のコロンブスと言わざるを得ません。ラブライブ!全シリーズの中でもLiella!だけが持っているきらめきの一つですね。
そんなキラーキューン☆、Aメロはラップ調で脈絡のないガールズトークが繰り広げられ、サビは「ズッキューンキューン!」というキラーフレーズが……いやもう全部好きしかねぇな。四季が一息で言い切る「涼しい顔で可愛くいたいとか言っちゃうメンタルやばやば可愛くない?」とか、「Q&A終わんないしあと55分だけ話そう!」のバックで主張するギターとか、「もうすぐ会える 震えるぜ!」の取ってつけたようなロック感とか、「なにそれ意味わかんないし!」のμ'sリスペクト(?)とか、好きポイントが多すぎる。マジでキラーキューン☆がキラーチューンじゃん。
正直この曲聞いてLiella!は大丈夫だな、って思いましたね。スクフェス2は大丈夫じゃなかったですけど。
ここからベスト5です!!!
さて、ここまで30位~6位でした。皆さんの好きなあの曲やこの曲はありましたか?ここからはベスト5を発表していきたいと思います!!!
☆第5位『常夏☆サンシャイン』
アーティスト:Liella!
葉月恋ソロverを出せ…出せ…
まぁ、そうだよね。アニメ1期第6話挿入歌、「常夏☆サンシャイン」です。
ここ原宿じゃなくてパラ宿じゃない!?いや神津島だよ!!!と言いたくなるようなとにかく底抜けに明るいポップチューン。陽気なパーカッションをバックに流れるトロピカルなダンスミュージックはまさに常夏…常夏☆サンシャインと形容する他ないのかもしれません。
ダンスもトロピカルカラーの衣装が元気いっぱいに揺れて南国感を強調。すみれとクゥクゥのペアで「隠しても意味ないよ」のフレーズに合わせて本当に目隠ししたり、ひだまりPこういう遊び心大好きなんですよね。始まりは君の空でほんとに準備運動してるところとか。
曲調や歌詞からも、おそらくこの時神津島で一緒に合宿をしていたライバルユニットで尊敬する先輩でもあるSunny Passionの音楽性からかなり影響を受けていることも伺い知れますよね。ライバルユニットの登場はラブライブ!においてはお約束とも言えますが、まだ駆け出しでしかないLiella!(というかグソクーカー)に対してここまで先輩的なムーブをしてくれるライバルユニットは歴代においても初めてですよね。
そしてこの曲が凄いのはここまで楽曲そのものが仕上がっていながら、文脈曲としての顔も持ち合わせている点。ここで言う文脈というのは勿論、アニメ1期6話で語られたかのんと千砂都の2人の関係性ですね。かのんとクゥクゥがスクールアイドルを始めた当初から優れたダンスの才能で2人をサポートしてくれていた千砂都ですが、6話ではそんな千砂都の本心が語られます。
今のかのんがそうであるように、千砂都もまたかのんに追いつきたいという気持ちを持っていて、だからこそかのんは歌、千砂都はダンスという別の道を歩んできました。まさに「仲間でライバル」ですよね。そして今、「スクールアイドル」という点で2人の道は交わることとなりました。
お互いがお互いを目標にして歩んできたふたりが手を取り合って同じグループのメンバーとして披露する曲に「つまりキミがいなきゃ夢の続き見れないよ」って最高ですよね。やっぱ幼馴染の関係性を描くのがラブライブ!は上手すぎる。そしてその関係性を落とし込んでなおかつ曲単体でも最高に盛り上がれるこの「常夏☆サンシャイン」、Liella!の名曲ベスト5に入れても誰からも異論は出ないところでしょう。
ライブでは曲の終わりの「贈ろうスマイリン・ライブ」で千砂都を演じる岬なこさんの美しいロングトーンが名物になっています。やっぱなこ兄貴の…ソプラノを…最高やな!
☆第4位『ヒロインズ☆ランウェイ』
アーティスト:平安名すみれ
誰もがきらめきのヒロイン 生まれた時から今もほら!
アニメ1期Blu-ray4巻の特典曲。ちょっとレトロ風でオシャレなジャズミュージックが、すみれの意外に古風で落ち着いた雰囲気と非常にマッチしていますよね。
女の子は誰もがランウェイの上でまばゆいライトを浴びるきらめきのヒロイン。それは全ての女の子への応援歌であると同時に、なによりもすみれ自身の矜持でもあります。
アニメでも自分はスターとしてスポットライトを浴びるべき存在だという自信に満ちた態度とは裏腹に、オーディションに失敗続きだった経験からどこか卑屈になってしまう一面が見られ、アニメ第10話ではLiella!のセンターに抜擢されるもその重責から逃げ出そうとしてしまうこともありました。
しかし周りからの評価がたとえ伴わずとも、すみれ自身が今までずっと努力を欠かさず、積み上げてきた経験は彼女を裏切りませんでした。アニメ10話ではそれが、Liella!の誰よりも鮮やかなラップという形で表れましたね。そうしてすみれはLiella!のセンターとしてラブライブ地区予選のステージを見事成功に導きました。
誰かに選んでもらうのではなく、自分自身の力で勝ち取るヒロイン。一目でそれと分かるようなまぶしい宝石にはなれなくても、自分自身をずっと磨き上げて主役の座へ登りつめることはできる。だからこそ、「誰もが」きらめきのヒロインになれるんですね。
そんな平安名すみれの矜持と、彼女の魅力がぎゅっと詰まった珠玉のナンバー。それが「ヒロインズ☆ランウェイ」です。
ちなみに豆知識ですが、アニメ1期のBlu-ray特典曲を順番に並べてお尻の文字を取ると「心キラララ」「Oh! レディ・ステディ・ポジティブ」「勇気のカケラ」「ヒロインズ☆ランウェイ」「リバーブ」「トゥトゥトゥ!」で、「ラブライブ!」という文字列が完成するんですよね。これは逆に言うと、ラブライブ!スーパースター!!は「お尻」に注目しろ、というメッセージだとも捉えられますよね?
ひだまりPブログのラブライブ!スーパースター!!感想記事でも散々触れている通り、平安名すみれはお尻が大きいことがチャームポイントの一つでありアニメでもしばしばそのデカケツが強調して描かれることがあります。
この2つから、平安名すみれこそLiella!の真のヒロインなのではないか、という説も度々囁かれていることはご存知の通りです。みんなの視線を釘付け、それが平安名すみれのケツ、すみケツ。
そういうことです。
☆第3位『未来予報ハレルヤ!』
アーティスト:Liella!
「やっぱり私、歌が好きだ!!!」
アニメ1期第1話挿入歌。音楽科の受験に落ち、もう歌はやめようと自分に言い聞かせていたかのんはひょんな時口ずさんでしまった歌をクゥクゥに聞かれ、スクールアイドルに誘われます。もう歌えなくてガッカリされるのが辛いと頑なに拒んだかのんでしたが、クゥクゥの真摯な想いを受けて振り返り、もう一度だけ歌を、「スクールアイドル」を目指すことを決意しました。
たとえ挫折しても、目を背けてみても、「歌が大好き」という気持ちにはウソをつけない。そんな彼女の決意と共に歌われる「未来予報ハレルヤ!」は、突き抜けるようなアップテンポのメロディに乗せたかのんの力強い歌声とともに笛や弦楽器の美しい音色は、まさしくかのん達の未来を「祝福」するかのように高らかに響き渡ります。
「飛べるさ、ヨッシャー!」というシャウトを初めて聴いた時はビックリしましたよね。とにかくストレートに、澁谷かのんの「負けない」という気持ちを強く押し出しています。ちなみにかのん、かのん言うとりますけれども、実は5人曲です。お前(恋)も歌うんかい!!
アニメ1期の第1話で最後に挿入歌が入るのはラブライブ!アニメシリーズのお約束ですが、同じように披露されてきた歴代の曲の中でもぶっちぎりの名曲ですね。
まず「未来予報ハレルヤ!」というタイトル自体ラブライブ!の曲では結構異質だと思うんですよね。パッと見で明らかに畑亜貴先生のセンスじゃないですし、「えっ、み、”未来予報ハレルヤ!”!?」って放送当時ビックリしたのを覚えてます。作詞はもちろん宮嶋淳子先生。だからこそ第1話からして今までのラブライブ!とは違うというか、一見「お約束」をなぞっているようにも見えるけど、全然違うものに挑戦しようとしている「意気込み」みたいなものも見えたんですよね。アニガサキとはまた違うフォーマットの外し方。
「スカートひらり踊る」という歌詞があるのに一切ひらりしない鉄壁スカートだったのだけはマイナスポイントですね。南ことりを見習え。
☆第2位『私のSymphony』
アーティスト:Liella!
Liella!ファーストシングル『始まりは君の空[私を叶える物語盤]』のc/w曲であり、アニメ1期第11話挿入歌。
オーケストラのような重厚感あるメロディに乗せて、新しい世界への一歩を踏み出す「私」のドキドキと楽しさが歌われています。ちなみに、「始まりは君の空」収録曲ではこれだけ唯一作詞が宮嶋淳子先生(他の3曲は畑亜貴先生)であり、宮嶋先生がラブライブ!で初めて手掛けた曲でもあります。(神の片鱗)チラチラ見えてただろ。見たけりゃ見せてやるよ(震え声)
正直に言うと、「始まりは君の空」のc/wでこの曲を聴いた時点では他の3曲と比べてそこまで突出したものは感じなかったというか、そんなに印象に残ってはなかったんですよね。まぁDancing Heart La-Pa-Pa-Pa!が分かりやすく強かったのもありますけど
さて、アニメ1期第11話「もう一度、あの場所で」では澁谷かのんがLiella!として母校の小学校に招かれ、「優勝候補なんでしょ?歌ってみてよ」と言われることになります。人前で歌うのが怖いけど、本当に歌が大好きだったかつての自分を見つけたかのんは、あの頃の自分自身を含めたみんなに歌を届けるために、あの時立てなかったステージに立つことができました。そうしてステージに1人で立ち、歌ったのがこの「私のSymphony」でしたね。
”ちっぽけな昨日までの私じゃない
奏ではじめたんだ 夢を!
幕が上がる ここから先は
胸に描いてたステージ”──私のSymphony
ファーストライブのとき隣にクゥクゥがいてくれたように、かのんは「”みんな”がいるから」再び歌うことができました。でも、このステージでは「”ひとり”でLiella!として」歌っています。Symphonyとは”交響曲”を意味しますが、みんなの歌と響き合って「澁谷かのん」自身の歌が生まれたこの瞬間は、まさに”私”の”Symphony”ですね。
万感の想いを込めて表現される「胸に描いてたステージ」のフレーズが本当に好きで、何度聴いても心にグッと来ます。
アニメ第11話の澁谷かのんソロver.はしっとりしたピアノアレンジになっていますが、全員ver.の「私のSymphony」も曲の始まりはピアノソロで、「キラリ」の辺りから他の楽器が合流するようになっています。それも伏線だったのか…
ファーストシングルが[みんなで叶える物語盤]と[私を叶える物語盤]に分かれていたこともそうですが、この「私のSymphony」というタイトル、歌詞に隠された意味が一気に紐解かれたあの1期11話は、元々素晴らしい音楽がストーリーの感動と組み合わさることで更に深く思い出に刻まれる、まさに「ラブライブ!」冥利とも言える神回でしたね。
またこの曲は、「Second Sparkle」にて2期生の4人を加えた「私のSymphony ~2022 Ver.~」が、「シェキラ☆☆☆」にて3期生の2人を加えた「私のSymphony ~2023 Ver.~」が収録され、Liella!の歩みとともに歌い継がれる伝統曲のような位置づけにもなっています。基本的なアレンジは同じですが、ちゃんとそれぞれのソロパートを踏まえたパート分けがしっかり行われていて「単に人数が増えただけ」ではなく新メンバーを加えた新しいLiella!の色を感じられるようになっています。え、そんなの当たり前だって?そうだよなぁ虹○咲なぁ!?
☆第1位『Shooting Voice!!』
アーティスト:Liella!
結論です。それでは、よきラブライブを!登録登録登録~♪
……まぁそうか。説明ね。『Shooting Voice!!』は、『ラブライブ!シリーズのオールナイトニッポンGOLD』連動企画として2021年に発売されたスプリットシングルでAqoursの『not ALONE not HITORI』、虹ヶ咲の『ミラクルSTAY TUNE!』とともに収録されました。
Aqoursと虹ヶ咲の収録曲も名曲ではあるんですが、「Shooting Voice!!」もそれに負けず劣らずというかむしろ勝ってるかもと言うか、ひだまりP的にはマジでど真ん中ストライクでしたね。
いやめっっっちゃめちゃ良いですよねこれ、高らかなストリングスと5人のソプラノが気持ち良すぎて流石のひだまりPもウットリ。「大切だよ↑って ずーっ↑と」で高い高ーいされる所とか大好きですね。
あとLiella!の曲全部に言えるんですけどこういうキー高めの曲における恋ちゃんって言うかなぎちゃんって言うか恋ちゃんのキリッとしたソプラノが本当に映えるんですよね。こんなん聴いたら赤ちゃんに戻っちゃうでしょ…Reバーブしちゃうでしょこんなの…
また、この曲は確かに企画趣旨に則ればラジオ番組をモチーフにしてはいるんですけど、実は歌詞の内容を読むとLiella!がいつもやってるスクールアイドル活動そのものでもある部分があって、つまるところLiella!という存在そのものを歌に乗せてShooting!されちゃってるわけなんですよ。あなたをShooting Voiceしちゃいます!ってコト!?
これは本当で、この曲ってボーカルで始まってるけどインスト版を聴くと「始まりは君の空」とイントロの始まりがすごく似てるんですよね。そしてAメロのパート分けが恋→クゥクゥで始まるのも同じです。
ひだまりP今回のBEST30に「始まりは君の空」を入れてないんですけど、事実上「Shooting Voice!!」は「始まりは君の空」を継承した究極進化である、とも言えるわけなんですね。ソシャゲのテコ入れみたいだなぁ…
またリアルライブの話になると、この曲はダンスもすごく綺麗でLiella!におけるダンス曲でも鉄板の人気曲なんですけど、実はあの3rd LIVE埼玉公演でも披露されたんですね。3rd LIVE埼玉公演と言えばLiella!の単独ライブとしては初の声出し(声援)が許されたライブであり、嬉しさのあまり極寒のベルーナで55分ぶっ通しMCしちゃった話も有名ではあるんですがこの「Liella!初の声出し解禁」ライブでこの曲が披露されることで、歌詞から別の文脈も浮かんでくるんですよね。
今夜キミに届け!
大切だよってずっと伝えたかった想いを
声に乗せて夜空飛ばすのさ
Shooting Voice!! ほらいま!
聞こえたでしょ!?──Shooting Voice!!
もちろん届けて欲しいのはLiella!のスバラシイコエであってオタクのミスボラシイコエなんて届かなくても全然良いんですけど、まぁそういう現実のことじゃなくてあくまで文脈としてね?この歌詞が、それこそラジオと同じLiella!→ファンへの一方通行ではなく、あのステージにおいてはファン→Liella!という双方向性を獲得していたんですよね。
だからあの時は本当に感動しましたし、3月のクソ寒い中55分ぶっ通しでMCされた事なんて全然気になりませんでしたよね。誰ですか?そんな些細なことでお気持ち表明して伊達さゆりのアンチになりましたとか言ってたの。
ということで『Shooting Voice!!』が堂々の一位です。
おわりに
ということで、ひだまりPが選ぶラブライブ!スーパースター!!の名曲ベスト30(2024年8月現在ver)を紹介してきました!非常に長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。
今回の記事を書くにあたり、何よりもひだまりP自身の中でやっぱりLiella!の歌が好きだったという気持ちを再確認することができ、勿論今までもずっとLiella!が大好きだったんですがラブライブ!スーパースター!!アニメ3期の放送を前により一層その気持ちを新たにすることができました。
この記事が皆さんにとってもLiella!との思い出を再確認するきっかけになれば何より嬉しいです。
そんなラブライブ!スーパースター!!TVアニメ3期はいよいよ10月から放送が開始されますね。ひだまりPブログでも勿論、1,2期と同様に感想を書いていきたいと思いますので読んで下さる皆さんと一緒に楽しめれば幸いです!
それでは、よきラブライブを!
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