ひだまりPはこう語った

ちゅんちゅん、ハローラブライブ!「人生をラブライブ!にする」をモットーにあれこれ語ります。

にじよんあにめーしょん第4話~第6話感想-実質アニメ続編!この世じゃ人の心が一番うめえんだよ…

Chao! みんな、エマちゃんです!(起)

海をわたってスイスイスイ♪(承)

しずくちゃん、本気じゃないよね?(転)

わたし、絶対行かないから。(結)

 

 ちゅんちゅん、ハローラブライブ!どうもひだまりPです。今回はラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のショートアニメ「にじよん あにめーしょん」の第4~6話の感想を書いていきたいと思います!

 

にじよん | 4コマ漫画バックナンバー | ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会

 

 

 

 

もくじです。

 

 

#4「果林と栞子と将来」


栞子つんつん女

 


なんちゅう鮎を………!


 この回ほんとにニジガクの不足しがちな栄養素を5分で補給できるニジガサキ生活というか、やはりね。これが見たかったってアニガサキ2期の頃からずっと言ってた。ずっと。

 ご存知のとおり存在しないゲーム、スクスタの栞子は入部して3ヵ月で裏切ってランジュの手下になってしまいましたし、「スクスタワクチン」と呼ばれたアニガサキ2期でも全体的に尺が不足し過ぎていたために栞子だけが同好会の新入部員だった期間というのはごく短い間に留まっていました。これは、アニメ2期7話の感想記事でも書きましたね。

 やはり虹ヶ咲は元々9人だった所に栞子という新しい仲間を加えたわけですから、そこは栞子だけが新人という立場の状態で起こる虹ヶ咲の化学反応をもっと見たかったんですよね。実際スクスタの生前、栞子が仲間に加わったあたりでは二次創作などでもそういう描写をよく見かけたんですが、「あの事件」があったために割とうやむやになってしまった部分があるんですよね。果林先輩も、また。

 スクスタの栞子はストーリー上歩夢やせつ菜との関係性がよく描かれますし、同じ1年生との絡みもそこそこあったんですが、そういうのもあって3年生との絡みは意外とレア(にじよん原作ではあった)なんですよ。だからこそ今回が果林と栞子の回なのは凄くプレシャスですし、ただ単に他で絡みが少ないから適当に選ばれただけじゃなくて、果林の夢と、栞子のやりたいことを合致させる形で組み合わせてきたのは間違いなく今作が「アニガサキ2期続編」と呼ばれるに足る作品であることを物語っています。

 

 

 そして果林先輩のルーツにも迫っていく。果林が八丈島の出身であることは既に判明していましたが、モデルを目指すことになったきっかけを語ったのは初めてじゃないでしょうか。と言うか幼少期の果林が描かれるのも初な気がするけど、これは初めてなんだっけ。二次創作でわりと描かれてたからごっちゃになって分からないですね。蜜柑休題、よくある「モデルに憧れて上京した(八丈島は東京都だけど)」ではなく「私もモデルになれるんじゃないかと思った」なのが、自信家の果林先輩らしくて素敵ですね。

 


ひだまりスケッチ

 

 いいオンナの果林先輩も見られたところで、今度は栞子の「誰かの夢を応援したい」という目標について。栞子が生徒会長になった目的も、本来ならスピンオフで安直に触れてはいけない割と虹ヶ咲の闇の部分だったんですよね。何せ今は亡きスクスタの栞子は人はそれぞれの適性に合った道を選ばなければならないという思想を押し通すために任期中のせつ菜をコネで無理矢理押し通した再選挙で生徒会長から蹴落とし、そして生徒会長になった直接の目的は「無意味な活動」であるスクールアイドル同好会を廃部にするためでしたからね。

 そしてアニガサキ2期では「せつ菜さんのジャマをするつもりなどありません」と発言し「スクスタワクチン」の接種そのものはつつがなく終わったものの、任期中のせつ菜を蹴り落とす訳にはいかなかったのでアニメでは最終話のエピローグで次期生徒会長を襲名したことが分かる描写があったのみに留まっていました。

 


またね、中川菜々。

 

 で、「虹ヶ咲の闇の部分」と言ったのはにじよん原作に栞子が登場したのはシーズン4からなんですが、当時のにじよんはスクスタの世界観を引き継いでいたため登場時点で栞子は生徒会長という設定だったんですね。生徒会長になった経緯はスルーされたまま。

 そして今回にじよんには居なかった高咲侑が「にじよん あにめーしょん」から加わり、世界観がスクスタからアニガサキへと移行しました。また、アニガサキでも最終話に栞子が生徒会長になった描写が入ったことで晴れてここで「栞子が(合法的に)生徒会長の虹ヶ咲学園」というパラレルワールドに合流できたことになるんですね。これがアニガサキ2期の「スクスタワクチン」の効果でした。

 「栞子は生徒会長になって何をしたいのか」というある意味栞子のルーツとも言える設定を語らせるためには、あの忌まわしき「生徒会長再選挙事件」をにじよんから切り離す必要がありました。あと理事長もアニガサキに一切出てこなかったので多分にじよんでもまだ刑務所に収監されていますね。栞子の屈託ない笑顔の裏には、これだけの粛清と世界の改変が必要とされたのです。

 

 まぁそれは何でもいいんですけど、そこに来てこの「みんなの夢を応援したい」という栞子の語りなんですよね。これは勿論アニメでは侑ちゃんが言っていたことと似てるんですけど、侑ちゃんがその通り同好会を応援する立場で皆のことを見ているうちに自分自身の夢ができたのに対して、栞子は元々自身の適性はサポートにこそあると思っていて、自分自身のスクールアイドルへの憧れを押し殺していたという違いがありますよね。

 アニメ2期ではたまたま生きていたお姉ちゃんの想いを聞いたこともあって栞子自身もまたスクールアイドルの道を歩き始めるのですが、「みんなの夢を応援する」事、そしてそれを実現させるために生徒会長となった事もちゃんと栞子の中で生きているのが分かってとても良かったですね。栞子のプロフィールの「みんなのために行動できる」というフレーズもひときわ輝いています。

 

 ということで、トゥデイズ チカキンズ ポイント。ドゥルルルルルルルルルルルルル………

 

100点(ワンハンドレッド)~!!!

 

\ヒトリダケ!/ \ヒトリダケ!/ \ヒトリダケ!/ \エラベナイヨ~!/

 

 文句なしの100点。減点要素が見当たりません。アニガサキ2期のスクスタワクチンがここに来てもまた効果を発揮しているのも評価したい所ですね。

 

関連記事:アニメ虹ヶ咲の栞子回

 

#5「エマとミアと歌」


伝わってるよね!!!!!


 二人一組で一巡するのかと思いきや理外のミア続投。流石にここまで来るとキービジュアルで一緒に写っている組み合わせが予告になっているという説を信じるしかないですね。まぁアニガサキ1期もOPのカットで映る順に個別回があったりしましたしね。そうなると6話は璃奈単独回だったので、残り6話のうち歩夢単独回かすせつ回、かなしず回があるのは確定と言えそうです。

 

かわいいなぁオイ!!!

 

 かわいいですね。

 そもそも「エマ」と「ミア」っていう組み合わせが割とコロンブスのみかんだったって言うか、確かに中の人の歌唱力的な意味でエマは彼方・せつ菜と並ぶほどニジガクでも最上級の歌声だと思うんですけどその事が作品内で「エマの能力」としてクローズアップされた事ってあんまりないんですよね。ないと思ってたけど、オタクの皆さんからのタレコミで昔のスクスタ4コマで存在していたことが判明しました。

 今や死語となったPDP時代、あの伝説のにょぽみ4コマを生んだファミ通App組電撃オンライン組とともにスクフェス分室組としてエマ・しずく・彼方の3人が登場していた藤丸先生の4コママンガにそのシーンがあります。

にじよん | 4コマ漫画バックナンバー | ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会

※スクフェス分室4コマ 第23回より。

 

 にょぽみ先生がぶっ飛び過ぎてて陰になってる所はあるんですけど藤丸先生の4コマもしずくがヴィーガンをオススメしながら皆と焼肉を食べるっていうTwitterのオタクみたいなネタをやってたり、しずくが目を見開いて充血させてる描写が2回も天丼されてたり節々に「癖」を感じるんですよね。あとエマちゃんのそばかすに言及してるのもひだまりPが知ってる範囲ではこの4コマだけです。

 

 話戻すんですけどミアがエマの歌をプロデュースしようと持ちかける話でしたね。「今はそこまでは考えられないかな」って、時系列的にアニガサキ準拠だとするとエマはもう卒業まで1~2ヵ月くらいだと思うんですけど大学進学決まってるの?これもこの先の回で今回のエマちゃんのシーンがスクリーンに大写しにされて、日本刀持った栞子が「今は今はと言い訳重ね…」って出てくる伏線かもしれないですね。三つ編みだし。

 

 ということでエマの歌要素がちゃんと明示されたのも大きいんですけど、ミアもミアで普段は割と斜に構えたキャラなのでエマと一緒にいることで自分の気持ちを素直に語っている所が良いですよね。そもそもミアも元々は歌うことがただ大好きで、しかし名門音楽一家の娘として生まれたプレッシャーから歌えなくなり他人に求められている音楽作りで才能を発揮してきた子でした。そんなミアがまた歌えるようになったきっかけはスクールアイドルとの出会いだったので、ミアにとっては高い技術を持ちながらも誰かを楽しませることを第一に考えているエマこそがスクールアイドルの象徴的な存在と言えるのかもしれません。

 

確かにそう考えるとミアのキャラ掘り下げとしてもめちゃめちゃ良い回だったぜね。アレみたいね、クゥクゥがクゥすみ以外だと良いキャラなのと同じだぜね。 #Peing #質問箱 https://t.co/LGsBLciN2l

— ひだまりP (@Hidamarie_win) 2023年2月3日

 

 ということで、トゥデイズ チカキンズ ポイント。ドゥルルルルルルルルルルルルル………

 

100点(ワンハンドレッド)~!!!

 

\カサナル/ \ラララララ~!/

 

4話から神回の連続、そしてこの5話はエマ回だったとか完全にアニガサキ1期をリスペクトしてますね…リスペクトしようとしてできるのは凄い。だってほら…いや、まぁこれは言わなくていいや。色々ありましたね。

 

 

#6「璃奈ちゃんRunRuns」

 

 これは元ネタがあって、ちょうど去年の今頃でしたが虹ヶ咲IT活用チームのせつ菜・璃奈・栞子が作った「TOKIMEKI RunRuns」というゲームが実際に遊べるゲームとして公開されています。

 

 これはまぁミニゲームとしては意外と面白くて、パーフェクトを目指そうとすると結構な高難易度でしたね。ひだまりPも確かランジュのステージくらいまでしかやってないです。

 

 そして……

 


サスケ!!??!?!?

 

 はい。歩夢のペット、ヘビのサスケですね。虹ヶ咲1stライブの公式グッズにもなっているのでみんな知ってますね。

 

 ラブライブ運営はちょぼらうにょぽみ先生と和解しろ

 

 

 ちなみにゲームの回ということでこれもにょぽみ4コマのクソゲーネタかと思いきや、歩夢がスマホゲームをコツコツプレイするのが好きという設定は実は元々あって、これにスクスタの凋落を予見して「クソゲーが大好き」という皮肉な設定を付け足したのがちょぼらうにょぽみ先生ですね。なので「にじよん」として「TOKIMEKI RunRuns」をクソゲーだと揶揄する意図で出したわけではないと思います。

 4話のエマが歌が上手いという描写が藤丸先生の4コマからのみ持ってきているというのはやや強引なものの、5話のサスケは正真正銘にょぽみ先生の生み出したモンスターなので、PDPの各分室活動アニメ化にまでこぎつけた「にじよん」、そしてテーマ別活動から生まれたゲームネタなど虹ヶ咲の各世界観がそれぞれリンクしているのはすごく良い所ですよね。スクスタはまぁ…全力で浄化していけ。

 

 ということで、トゥデイズ チカインズ ポイント。ドゥルルルルルルルルルルルルルル………

 

85点(エイティファイブ)~!!!

 

\フフッ…/ \クソゲークソゲー/

 

 話としては面白い回でしたが、璃奈ちゃん単独回というほど璃奈ちゃん自身が掘り下げられていたわけでもないということでまぁ4,5話ほどの得点にはならないですね。ただ誤解しないで欲しいんですけど元々のにじよんアニメに対する期待値ってぶっちゃけこの6話くらいのレベルよ。4話と5話が期待値を遥かに上回る望人類神作だっただけで。なのでこの「璃奈ちゃんが作ったゲームを皆に遊んでもらう」というプロットそのものが何か悪いのかと言われたら何も悪くないです。寧ろ求めていたのは本来こういうのです。更ににょぽみ先生ネタまで完備されているとなればそれはもう神回なんですけど、返す返すも4話と5話が素晴らしすぎましたね。

 そして5話がエマ回、6話が璃奈回というのはアニガサキ1期の流れをここに来て踏襲していますので、もしかすると次回7話はかなしず回が来るかもしれないですね。これにはマルガレーテちゃんもニッコリ。

 

 

まとめ

 ということでにじよんあにめーしょん第4話~6話の感想でした。

 正味な話ここまではマジで完璧というか素晴らしいというか、第1話を除いては今のところ神回オンリーですよね。

 まぁ6話の所でも言ったように6話くらいの雰囲気が元々のにじよんあにめーしょんの期待値だったんですけど、それに満足することなく攻めた演出やキャラの個性と関係性を掘り下げてくれているのが素晴らしいです。第4話では栞子と他の皆の関係性から生徒会長・栞子の矜持であったり、5話ではエマの歌という要素にズームインしながらミアの音楽観にも触れてみたり、こういうところですよ。まぁ良し悪しももちろん「良」なんですけど、それよりもアニガサキ2期が色々なノルマを背負いすぎて全体的にキャラを掘り下げる尺が足りていなかったということ、そしてこの「にじよん」でエラベナカッタ関係性を、しずかすに捧ぐ賛美歌をしっかり描写しつつ「にじよん」そのものも出していきたいと制作側が思ってくれていること。これが何よりも一番嬉しいポイントなんですよね。再生賛美曲じゃん。ぽめぇらこの世で一番うまいものが何だか知ってるか?鮎ですか?アホかおまえ…

 

「この世じゃ人の心が一番うまいんだ………

 料理だってそうだろう作り手の心がこもるからうまい…

 こんな夜中にオレだけの為に

 板前がふぐさし作るから食ってみてえんだよ…」

 (赤木しげる)

 

 AqoursもThank you, FRIENDS!!で「大好きだよ てっさ(ふぐの刺身)!」って歌ってますもんね。あれはアカギの影響だったのか…

 

 それでは、よきラブライブを!

 

 

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