ひだまりPはこう語った

ちゅんちゅん、ハローラブライブ!「人生をラブライブ!にする」をモットーにあれこれ語ります。

幻日のヨハネ SUNSHINE in the MIRROR 第7話「女子会ってなぁに?」感想-あたしヨハネ、こっちは理解のあるライラプスくん


「やっぱり神様なんていなかったね。」

 

 ちゅんちゅん、ハローラブライブ!どうもひだまりPです。今回はラブライブ!サンシャイン!!のスピンオフアニメ『幻日のヨハネ SUNSHINE in the MIRROR』第7話「女子会ってなぁに?」の感想を書いていきたいと思います!

 

 

 

もくじです。

 

 

あらすじ

九人の親睦を深めるためにルビィが提案した“女子会”。
ヨハネにとって初めてとなる女子会は、ダイヤが手配した宿泊施設で一泊することに。
その仕切りを任されることになったヨハネはひとり張り切るも、
重圧からくる連日の疲労と緊張から、女子会の最中に倒れてしまう。

目を覚ましたヨハネは、気張りすぎていた自分自身を省みる。
肩の力を抜いて、今度こそ気の置けない女子会を満喫するのだった。

そして迫る夏祭りのライブに向け、ヨハネはある決意をする。

 九人の親睦……!?そう、9はスクールアイドルの絶対数…!

 

 

第7話「女子回ってなぁに?」

 

ウチを入れて9人や!?

 いや…誰と誰で9人だよ。まぁそこにツッコむのも野暮ではあるんですが、なんぼなんでも誰と誰だよ。まぁヌマヅの異変調べ隊のヨハネ・リコ・マリ・ダイヤ・ルビィは分かるしそれで言えばチカが呼ばれたのも分かる。でもハナマルヨウカナンはどう考えても今呼ばれる理由なくない!?

 ヨハネの杖に現れた淫紋のメンバー?だとしてもあの淫紋がそれぞれのメンバーに固有のものだという描写はなくない?アレかな、同じ淫紋がみんなの下腹部あたりに光ってるから見たら分かるのか?もしくは実はあの淫紋は我々で言う実印みたいなもんでヨハネのリトルデーモンである証明になっているとか…?それともBe as one!!!とかR・E・Pとかイメージソングじゃなく本当にあのシーンで皆で歌ってたの?

 でもそれくらい無理やりに考えないとどう考えてもチカが呼ばれてシマ・ミトに声がかからない理由が分からないし、行政局の業務じゃないからコハクもメンバー外だと言うならダイヤも行政局長として異変の調査してるんじゃないのか。ヨウカナマルに至っては本当にただの一般人じゃん。

 ラブライブ!スーパースター!!で言ったら1期5話の合宿回で葉月恋が神津島に同行してるようなもんやぞ。何でお前も来てんだよ。

 

 テコ入れ回ではあるとしても、ここまでヨハネの淫紋集めというかなり重要そうな要素を3人いっぺんにやったりかなり足早に来た印象がある中で未だにこの子達がどういう集まりなのかも分からないというのは流石にご都合主義といっても限度があると思いますね。

 


お前やっっっっとハナマルパン買うたんか!!

 

 第2話のラストシーンの伏線がやっと回収されましたね。あの後結局ハナマルのお菓子を買いに行くこともなくワーシマー島で金髪痴女からマカロンのおみやげ貰ったりしてましたし、マリちゃんの方が大事ずら!?と言って11話あたりで押し倒されても文句は言えないですが遅すぎる有言実行でした。

 

沼津明翠殿

 合宿の会場は「沼津明翠殿」。「ヌマヅ明翠殿」ではなく「沼津明翠殿」です。(案内図にそう書いてある)幻ヨハの世界においてもヌマヅは漢字だと沼津と書くんですね。イタリアを伊太利って書くようなものなんでしょうか。

 元ネタは勿論沼津市に実在する「沼津御用邸記念公園」。2019年にはAqoursメンバーが御用邸の庭園にいるポスターが公開されましたね。ひだまりPも2019年当時見学に行っているのでその時の写真を見てたんですが、上のカットにある謎のオブジェは実際にあります。

 

 

 元ネタの沼津御用邸は昭和天皇のご静養場所として造られた由緒正しい建物ですが…まぁ今回のメンバーにもヌマヅの魔王いるから大丈夫か。

 

ヌマヅ女子会

「(大きな声で…相手の目を見て…!)」
💎「ヌマヅ女子会の開催を宣言します!」
「(宣言いたします…)」
💎「宣言いたします!」

 ささやき女将!?


 この辺の展開はですね、まぁシンプルに言うとひだまりPは結構苦手です。こういうヨハネがリーダーシップを取ろうとして空回りしてるみたいな展開って共感性羞恥っていうのかすごく見てて胸がキュッとなってしまう。これはまぁ、ひだまりPだけかもしれないですが。

 あとヨハネが心配してくれたライラプスをお節介に感じて突き放すシーンもいまいちよく分からなくて、たかが女子会の幹事でそんな荒れる…?っていうかそもそもの話ですけどこれ女子会か…?最初にしおり配ってるシーンでマルがお菓子渡してたの、あそこが一番「女子会」っぽかったですね。

 そんな感じでまぁ別にありえないほどおかしいわけではないんですけど、なんか腑に落ちないですよね。ワンシーンワンシーンが。

 

🌸「オバケちゃん(ペラピー)達は?」
✨「お留守番。」
🌸「どうして?」
✨「だって、女子会だって言うから…」

異議あり!!

 その発言は第3話の内容と明らかにムジュンしています!!!!!

 

 いや、第3話で「どこへ行くにもこの子達が付いてきちゃうから」って言うてたやんけ!!!しかもあれ単に流れで言っただけじゃなくてマリがヌマヅに溶け込めなかった理由の一つでもある割と重要な設定やんけ。G's版ではアイドルに興味ないつってたのにアニメ版では恥ずかしいドルオタと化していたダイヤさんみてぇだな?

 まぁ解釈しようと思えばできなくはなくて、ヌマヅに溶け込めない人見知りのマリが心配でペラピー達はマリの傍を離れようとしなかったけど今はヨハネがいてくれるから平気だと思って安心してお留守番してくれるようになったとか、そういう考えも成り立つっちゃ成り立ちますけどぶっちゃけ雑な印象は受けてしまいますよね。

 せめてほんの一瞬ワンカットでも主人不在のホテルオハラでくつろぐペラピー達のシーンが入ってれば多少はそういう説得力もあったんですが、この流れでライラプスとの比較で言われたら単に削ぎ落としただけみたいになってしまう。ペラピーいらないなら別に元の小原鞠莉でもいいわけで、このマリに限ったことではないですがこの回は単なるAqoursのドラマパート的なうっすい話が続くだけで「幻日のヨハネ」ならではの描写がなかったのが一番残念でしたね。

 

 そもそも別にこの流れでペラピーいても何も問題ないやんけ。リコとマリのぼっち同士での結託を描くためにマリを1人にしたのかもしれないですが、それ言ったらマリはペラピーがいても今まで孤独を感じていたわけですからね。

 

 そして「幻日のヨハネ」ならではの描写がなかったと言えば~?

 

 

ぷにあなミラクルデラックス

じゃあ最初からそれでいいだろ。

 

 いや…じゃあ最初からそれでいいだろ。えっ今まで何だったの!?いやまぁ…別にいいんですけど。じゃあダイヤもぷにあなフォルムになれるって事!?わたくしの華麗なチブアイブをお楽しみくださいませね♡いや、それは何でもいいんですけど。

 そもそもぷにあなミラクルDX状態のルビィが最初に登場した時もなんかよくわからん感じでスルーされてるし、そもそもヨハネも進行してるって事はぷにあな状態のルビィがいない事には気づいてたはずで、じゃあ目の前にいるぷにあなミラクルDXがルビィだって見たら分かるだろ。ヨハネのリアクションのタイミング遅らせたの何!?

 そしてルビィがミラクルDXになっている事に誰も触れないまま話が進んでいくしどうやってミラクルDX化したかも謎だし、要するにお話の都合上9人でダンスするのにルビィをでっかくする必要があったけどそこに言及する尺はないから何となく察してねって事?いやさっきも書いたけど…一つ一つが消化不良なのよな。わかるようなわからんような薄っぺらい展開がずーっと続いてる感じ。

 

 そういえば思い出したので書きますけどルビィの「フヒッ」みたいな息遣いだけの笑い声ふりりん兄貴も8年間ルビィの声優やってるだけあって既に芸術の域に達してますよね。あの「フヒッ」だけで感情が分かって、しかもそれが常に安定して出せるの凄い。

 

 

おくりびと

 そんな神妙になる?

 これも皆の察しが良すぎて「脚本ありき」で動いてるのがあまりにも見え見えなのがモヤッとしますね。「ヨハネちゃんの指示にちゃんと従うべきだったね」って何やねん。完全に台本にそう書いてありますの台詞じゃん。

 そのヨハネが一人で抱え込んじゃって失敗するみたいなプロットは分かるんですけど、ヨハネが倒れてから皆がそれを察するまでが超速理解すぎるし、女子会の幹事でそんな話をされても、じゃあ皆が最初からヨハネのプログラム通りに動いてくれていたとて何?って話じゃないですか?

 せっかく皆でライブするって話が出てるんだったらライブの段取りをヨハネが一人でやろうとして、今回みたいな失敗をして9人の結束が固まったところでさぁライブしよう!って流れだったらまだ良かったんですけど、この9人の内輪で完結する話である女子会でそれをやってもルビィのちっちゃなお胸くらい薄っぺらいですよね。

 

 

理解のあるライラプスくん

 これは先に言っちゃうと8話への指摘でもあるんですけど、結局ヨハネとライラプスの関係性が理解のある彼くんになっちゃってるんですよね。ヨハネの不完全さを出すために他のメンバーと衝突させるとギスっちゃうからライラプスがある時はサンドバッグに、ある時はよしよししてくれる頼れる彼くんになってしまっているんですね。

 本編のように学生同士ではないので、メンバー間でギスらないのはまぁそれはそれでアリっちゃアリではあるんですがそのせいで7話にいたってもメンバー同士の関係性は薄いままですし、ライラプスがいるのはいるで悪くはないんですけどやっぱり何を見せられてるのか分からないなぁという感じですね。

 

 

0.36パーセント

チカ君のみかんパイも美味そうやなぁ…

 

 まぁここはね、サービスシーンみたいなもんですから。ちなみに9人をくじ引きで分けて1年生、2年生、3年生の3人ずつきれいに分かれる確率は、約0.36%です。まぁそれはどうでもいいんですけど。

 ハナマルが設定上お菓子作りに関しては一応プロのはずなのに材料のチョコをそのまま食ってる食いしん坊キャラみたいに扱われていたのはちょっと蜜柑のミでしたが、まぁチョコケーキにホイップ盛り付けてるシーンあったからええか。

 


も し も ピ ア ノ が 弾 け た な ら

 

 ま~~~た「もしもピアノが弾けたなら」のシーンじゃん。と思ったけど、これもアレか。こっちの世界だとヨウチカは多分元々面識あってリコだけ人見知りで新参者だから気を遣ってあげてるだけですね。いやサンシャイン本編も設定はそうだったけどちかりこに全部持ってかれてたじゃねーか!!!!!

 てっきりスタートは千歌と梨子だと思ってましたw

 

 

それはやり過ぎ

 

 スイカが叩き割られるのに合わせてチカにバット振り下ろしてるシーンが重なるの結構スプラッターじゃない?ワンチャンSchool Daysじゃん。

 

🍊「私はソフトボールが得意なんだ♪このボールさばきを…って!ボールじゃなくてみかんじゃん!!!」

 あとは半ば死に設定だった千歌の趣味がソフトボールというのもちゃんと回収されてましたし、前回まで散々擦ってきた「犬を拾う」回でちょっと叩かれてた梨子ちゃんが美術部設定なのにクソみてぇな犬の絵を描かされてたことを意識してなのかリコも割と絵心のあるスケッチを描いてましたね。

 

新曲「GIRLS!!」


Girl★

 

 アニメではGirl★は書かれてなかったんだよなぁ…(ここはサンシャイン2期4話でダイヤと果南と鞠莉がお話していた場所です)

 それはそうと、この曲はひだまりPシンプルに結構好きですね。まぁここまで挿入歌があんまり刺さらなかったからかもですが…打率は悪くとも挿入歌が多いのは本来歓迎すべきなんだよな。

 「女の子って楽しいんだね」というキラーフレーズが良いですよね、まるでPrintempsみたいだぁ…まぁでもそのPrintempsにしても、実はラブライブ!の楽曲で「女の子」ってことをシンプルに強調するのってすごくレアではあるんですよね。そもそも男性に人権のないラブライブ!世界ならではの特徴かもしれませんが、ラブライブ!って「僕」がタイトルや曲中の一人称で使われることが多いので、おそらくはコンセプトとしてそういう考え方があるんだと思います。

 例外的にLove wing bellには「そうだよ女の子にはプリンセスの日が来る」って歌詞がありますね。あとはラブライブ!で「女の子」って性別を強調するシーンと言えばドラマパートとかでギルキスとSaint Snowが相撲対決し始めて梨子ちゃんが「いきなり相撲なんて女の子が…!」って言ったりルビィが板前修業を始めて「男なら~」みたいな事を言うのに対して曜ちゃんが「女の子でしょ!」ってツッコむくだりしか出てこない。いや、これは適当言ってるんじゃなくて本当に存在するシーンです。

 後発のグループだとスリーズブーケの「Kawaii no susume」とかありますけど、逆にこの曲が斬新だったのもラブライブ!のそういう特色が関係してるんですよね。

 

 そういうラブライブ!的な珍しさもあってこの曲は結構当たりでした。ヨハネのソロなのも良いですね。

 

 

BOY!!

😈「意地張って、ヌマヅを出て、うまくいかなくて~♪、一人で悩んでた頃が、バカみたい。」

🍊「バカなんかじゃねーさ!」
🍊「『初めて着た制服はワキ丸出しのノースリーブで、入学初日に大恥かいて不登校になりました』!!!」
🍊「スクールアイドルなんて、それで良いんだよ!ヨハネ──かっこいいよ。」

 ここあまりにもまっ白いフライングVだったから初見で大爆笑しちゃった。でもこれ、挿入歌が「GIRL!!」だから「BOY-ボーイ-」のネタを持ってきた可能性が存在する…?そんなわけねぇだろ。

 

 そんなこんなで全員で歌うことになりましたとさ。良かったね。

 

 

まとめ

トゥデイズ チカキンズ ポイント。

 

 

 

ドゥルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル………

 

 

 

 

 

 

 

 

 


61点(シックスティワン)~!!!

 

\ワォ~ン/

 

 本編中でも散々言った通り、一つ一つの話が薄くて消化不良です。シンプルに言えばつまらない。「合宿回」的なテコ入れ回ではあったんですが、そもそも異世界モノとしての「ヨハネ」の世界観がここまでであまり出せてないのでそこまで新鮮さもなく、結局この内容でやるなら本編のAqoursがやった方がいいよね、というのがミも柑もない結論です。

 まぁそれぞれのシーンで見どころ的なものが無かったわけではないですし、挿入歌も好きな部類なのでそこまでヒドい回ではなかったですが、異世界モノとしてのファンタジー要素を期待していた人にも、Aqoursがワイワイする展開を求めている人にもどっちつかずの内容で何を目指しているのかわからない迷走は感じましたね。

 

 そんなこんなです。

 

 それでは、よきラブライブを!

 

 

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