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【コミック版】幻日のヨハネ-Unpolarized Reflexion-第2巻感想!~えっ、ダイヤってそうだったの!?~

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 ちゅんちゅん、ハローラブライブ!どうもひだまりPです。今回はLoveLive!Days誌上で連載されているラブライブ!サンシャイン!!のスピンオフ作品「幻日のヨハネ」のコミック版第2巻が9月15日に発売されましたので、読んでみた感想をレポートしたいと思います!

 漫画版の作画はまつだこうた先生、シナリオは大野敏哉先生が担当されており、大野先生はアニメ版の脚本も同じく担当されていますね。えっそうなの!?じゃあ何で……いや…まぁ良いや。とりあえず見ていきたいと思います!

 

 

 

もくじです。

 

 

外観

 今回ひだまりPはコミック版とKindle版の両方を購入しました。

デカくないですか?

 

 マルサン書店のイベントで1巻が積まれていたので知ってましたが、「幻日のヨハネ」のコミックスはLoveLive!Daysと同じくガッツリA4判です。コマが大きくて見やすいのは利点と言えますが、正直に言ってしまうと若干読みづらいのはありますね。

 あと大判だからなのか金額も1,760円と割とガッツリ。コミックス1冊としてはちょっとお高めですね。

 

 

幻日のヨハネ-Unpolarized Reflexion-

第9話

 

 第9話は1巻のラスト、ヨハネが近所のお婆さんにお願いされて最近元気がなくなってしまったペットの動物を調べてほしいとのことで、リコのいる研究所を訪れた回から。

 アニメ版にもあった動物たちが凶暴化する「異変」について、漫画版では謎の「赤い石」が原因だとされており、この赤い石が身体に取り憑く凶暴化してしまうと説明されています。

 第8話は研究サンプルとして預かっていた赤い石をとあるハプニングで落としてしまい、それがハムスターの「ハムキュウ」に取り憑いて凶暴化した所で終わっていました。

 

 暴走するハムキュウを取り押さえるために奮闘するヨハネ・リコと研究所の動物たち。この世界には魔法が設定として存在しており、ハムキュウが外へ脱走しないようにリコが遠くから閂をかけたりハムキュウが食い破ったドアをヨハネが修復したりと一進一退の攻防が描かれます。

 アニメではヨハネはライラプスを喋らせるのに魔力を全振りしていましたし、リコは奇跡も魔法もありませんでしたね。

 

 

 最終的にはヨハネの魔法で大きな「ベル」を具現化させ、それをリコが宙に浮かせてバチで叩いて大きな音を出すことで音に敏感なハムスターのハムキュウを怯ませ、その隙に赤石を奪取することに成功しました。

 と言うことで動物学者のリコらしい動物知識を活かした方法で事態を解決したわけですが、それ以外にもこのエピソードの素晴らしい点として

 

・そもそもこの事態はリコの「浮遊魔法」が未熟だったために起こった(前回)

ヨハネもリコのアイデアでベルを具現化させるが、「吊り台」までは出せなかった

 →ベルを鳴らせたのはリコの「浮遊魔法」のおかげ

 ということで、お互いに魔法の力は完全ではなかったものの、互いの力を合わせることで問題を解決しているんですね。

 

 こうして一緒に困難を乗り越えたリコとヨハネは仲良くなります。

いいじゃん………

 

 いや…コロンブスの卵じゃん。アニメのあのコミュ障同盟なんなんだよ。まぁあれはあれで、リコ・マリの繋がりを作ってはいるから無くはないんですが…と言うか原作が良いも何もシナリオ担当は同じ人ですからね。アニメ版ヨハネを縛り付けるいろんなしがらみが見える見える…

 

 

第10話

 

 ダイヤ・ルビィ回。1巻ではダイヤ・ルビィは出てこなかったので、これが本当に初登場ですね。

 冒頭ではダイヤ・ルビィ姉妹の朝のルーティーンダイヤの執務長官としての仕事への姿勢が描かれておりまるでメインキャラの一角みたいな扱いですね。

 

 そしてスカーレット・デルタとしての仕事に関しても、執務長官としての業務ではなくダイヤが個人的にパワードスーツを着てかっこいい武器を振るうのが好きでやってることを「公務」と称しているだけでした。アニメではこういった描写は無かったので、これは普通に初見でビックリしましたね。うち、ずっと思ってたんよ。ダイヤちは本当は何がしたいんやろって………鹿と戦うのだって執務長官としての義務感やろ!?

 

 アニメには色々複雑な事情があるから仕方ないのですわ…!わたくしだって…好きなことだけやってそれで何とかなるんだったらそうしたいです!!!

 

 アイドルを始めたいなんて…今更わたくしが言えると思う?

 

第11話

 11話は10話からそのまま続いています。

 

 この回ではダイヤが戦うのは石で凶暴化した蜘蛛で、先行して事態の対処にあたった職員が捕まってグルグル巻きにされるなどちゃんと実害も表現されています。ちゃんとって何だよ。

 

ヨハネも捕まってました。

 

 蜘蛛との戦闘シーンも、高速で吐き出される糸に対処しながら狙うべき赤石の位置を観察するダイヤの戦い方が疾走感を持って描かれており、またコハク率いるヌマヅ行政局の解析班と連携しながら戦うなどちゃんと行政局が一丸となって危機に対処していることが分かりました。

 ……アニメでの解析班はヨハネがその辺に置き忘れた杖を一生懸命探してましたね。ダイヤも鹿相手に日本刀ブンブン振り回して「不殺でござる」とか言ってるしバカじゃねーの?せめてたけのこだよね。たけみつ!!!

 

 あとルビィロトムがバイクに憑依して必殺技が放てるようになるのは…まぁでもこれはアニメでも一応あったか。

 

 

第12話


なんだお前!?(素)

 

 ひだまりPはLoveLive!Daysを毎回は買ってないんですが表紙がえっちイラストの時だけ買ってるので一応このひめぽよこと神池姫様のことは知ってました。

 

 この回ではオセ社殿の宮司でありカナンの祖父にもあたる老爺がヨハネの元を訪ね、珍しく占いをして欲しいと頼まれます。

 このオセ社殿は沼津市西浦に実在する大瀬神社が元ネタと思われ、漫画の中では海水が流れ込むにも関わらず淡水魚のコイやフナが生息する池が出てきますがそのまんまの「神池」と呼ばれる池が大瀬神社境内に実在しており、本当になぜ淡水なのか分かっていないので「伊豆七不思議」の一つに数えられているらしいです。(出典: 大瀬海浜商業組合・大瀬神社

 

 実際の沼津市街から大瀬崎までは車で1時間弱かかりますが、まぁそこは漫画の中ではすぐそこなんでしょうね。

 

 そんな神池に巨大ナマズが出現し、宮司は池のヌシだと勘違いしますが正体は赤石により巨大化した普通のナマズでした。占いで見た通りに太いひげで捉えられピンチに陥るヨハネを颯爽と救出したのがこの「ひめぽよ」でした。

 

 よく見ると人魚姫はだいたい貝のビキニを纏ってるイメージですが、ひめぽよのそれはフリルとリボンが付いていてどっちかと言うと下着っぽいのでじっと見てるとちょっと恥ずかしいですね。これはちょぼらうにょぽみ先生のスクスタ4コマとリンクしていた…?

 

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第13話

まぁ、これは冗談として。

 

 ひめぽよこと神池姫様ですが、油断から巨大ナマズに丸呑みされてしまいピンチに。助けを求められ戸惑うヨハネでしたが、「ヨハネには特別な力があるんじゃね?」と適当に乗せられてその気に

 そしてヨハネの取ったひめぽよの救出方法は「ナマズのひげを伝って鼻の穴に入り込み、中で暴れてくしゃみを出させて吐き出させる」でした。まぁ、なので上のツイートは一応ウソは言ってないですね。だいぶ超人的でしたけどまぁいいや。

 

 

第14話

 

 救出したひめぽよと共闘し巨大ナマズに立ち向かうヨハネ。途中ではたくさんの友達に出会えたヌマヅを絶対助けたいという発言も飛び出し、「あ、そこはそうなんだ」と思いましたね。いや、それは全然それでいい。ギリこの発言でアニメ版が漫画版の前日譚という可能性も出てきましたからね。リコで詰むけど。

 

 そんなヨハネの決意も聞きつつ、占いで見たイメージをヒントに魔法で具現化させた木の棒をナマズの口につっかえさせる事で事態は無事収束しました。ぶっちゃけホントに最終回っぽかったですよね。

 

 

第15話

 アニメ版と変わらず人間砲台「桜花」によって空を飛びメッセンジャーの仕事をしていたヨウは疲れからか謎のとりポケモンと追突してしまいます。

 

 自分に懐いた鳥さんを連れたまま1日の仕事を終えたヨウですが、かたくなに離れようとしない鳥さんに困ってしまい、リコの研究所を訪れるヨウ。

 

 

第16話

 


(きな子の唯一の個性が奪われたっす…!)

 

 一応リコは1巻でも動物と話していましたね。まぁ桜内と桜小路だから「桜」つながりで継承したんでしょ。じゃあ「桜」坂さんは…?

 

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ヨシ!

 

 まぁそれは何でもいいんですけど、結局鳥さんの正体が分かるまで、ヨウと一緒に過ごすことになりました。

 

 ノクターンライラプス問題!!???!?

 

 これ何気なく描かれてますけど、よくよく考えればアニメサンシャインにおけるライラプスの名前がまさにそれだったわけなんですよね。

 そしてアニメサンシャイン「犬を拾う」回をこれでもかとばかりに引っ張る幻ヨハアニメでも、リコが幼い頃に拾って仲良くなった犬が飼い主と再開できてお別れしたエピソードがありました。

 

 世界線は違いますが、名前を付けた犬とお別れすることになった経験持つこの2人がヨウともその気持ちを共有するのは良いですね。

 

 そしてリコは動物に名前を付けることを「相手を尊重すること」だと言います。まぁこれは、子供除く男性に一切名前が付いてない本シリーズにおいては非常に説得力を持つ言葉ですね。というのは冗談ですけど、リコの飼っている動物達にもちゃんと名前が付いていることが1巻~2巻で分かっているので説得力があります。

 

 無事命名された「ピョースケ」はアニメでも最終話にチラッと出てましたね。

 

 

 そんなこんな。

 

 

まとめ

 ということでまだアニメ幻ヨハの感想記事が完走できてないですが、一足先にコミック版の感想でした。

 LoveLive!Daysを毎号購読してないひだまりPは単行本が発売されるまで漫画版幻ヨハを未履修でしたが、アニメではマリくらいしかほとんどフィーチャーされていなかったヨハネ以外の皆の内面描写や日常描写もありとても良かったです。まぁダイヤ・ルビィが1巻では全く出番が無くハナマルも1巻でヨハネに電球の交換を頼みに来たくらいしか出てないのである程度出番だけでも均等にしなければならないアニメでは色々難しいかもしれませんが…

 

 アニメ版にも色々制約があった中であの内容だったかもしれないですが、敵が鹿しか出ない上にどうやったら勝ちなのか不明だから無駄に凶器を振り回しているだけのアニメと、赤石を取るという明確な目的があり出現する動物もワンパターンではない漫画版ではどうしても戦闘シーンの躍動感が全然違いますし原作の方が共感もできますね。

 

 アニメを観て絶望した人はぜひ漫画版を読んでみて下さい。

 

 

 それでは、よきラブライブを!

 

 

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