ひだまりPはこう語った

ちゅんちゅん、ハローラブライブ!「人生をラブライブ!にする」をモットーにあれこれ語ります。

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会第9話「仲間でライバル」感想-キミとなら、迷子だって悪くない。

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仲間だけどライバル。ライバルだけど──仲間!

 

 ちゅんちゅん、ハローラブライブ!どうもひだまりPです。

 

 今回はニジガクアニメ第9話『仲間でライバル』についての感想を書いていきたいと思います。今作では第1話から順番に各メンバーにスポットが当たる話が描かれてきましたが、そのトリを飾るのは3年生のメンバー、朝香果林ちゃんですね。

 

 それでは、続きを読むからどうぞ!

 

 

 

 

あらすじ。

生徒たちからの人気も出てきたスクールアイドル同好会。さらなる成長を望んでいたところ、藤黄学園のスクールアイドル綾小路姫乃から音楽イベント出演の提案を持ちかけられる。しかし、披露できるのは1曲だけ。ソロアイドルの虹ヶ咲がステージに立てるのは1人だけということにお互い遠慮してしまう一同。その様子を見かねた果林はきつくあたってしまう。だけど、果林の言葉は本気で正しいものだった。真剣に受け止め、せつ菜はみんなと相談して決める提案を持ちかける。

ストーリー | TVアニメ | ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会

  

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 遥ちゃんリターンズ。そして前回登場した藤黄学園のスクールアイドル、綾小路姫乃ちゃん。

 東雲、藤黄の両校から推薦を受けてDiverフェスなる音楽イベントに出演することになった。虹ヶ咲。ですがそこはかしこい果林先輩、姫乃が純粋な好意で誘ってくれた訳ではないであろうことを、早くも見抜いていました。うわぁ…いつぞやのSaint Snowみたく駆け出しで有望な虹ヶ咲に目を付けてプレッシャーかけてやろうとしてるんだろうなぁ……またバク転とかするんだろうなぁ…

 8話から果林先輩が虹ヶ咲のおもしろ枠であることを見抜いていたなど(前回記事参照)、既に只者ではないオーラを纏っていますね。

 

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 前から思ってたんですけど虹アニメ、ぐぬぬっぽい構図多くないですか?可愛いからいいんですけどね。

 1枠しかないDiverフェスの出場枠をめぐり、自分が出たい気持ちとメンバーに遠慮する気持ちで気まずくなってしまう虹ヶ咲メンバー。ここら辺、かすみん辺りは1番に手を上げそうなもんではあったんですけどね。あとはアニメの描写からは若干想像しにくいですけど、エマちゃんもこういう時にはアクティブなイメージがあります。

 そこは想像するしかないですが、せつ菜が後にこぼしていたように虹ヶ咲は一度衝突の末にバラバラになってしまった経緯があるので、特にその時の当事者であったせつ菜のかすみんはちょっと遠慮してしまう心理が働いたもかもしれません。バラバラにしたのせつ菜だけどね。

 まぁ、誰かが意を決して名乗りを上げたら皆「私も私も!」ってなりそうなもんですが。「私が出たいな!」「いえここはかすみんが!」「いえ私が!!!」「…じゃあ私が」『どうぞどうぞ!!!!!!!!

 

 

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ここすっっっっごく共感できた。

 

 このスマホ見ながら首傾げてるのすっげぇ分かる。スマホのせいにしちゃうよね。ひだまりPも大阪難波周辺とか歩いてる時まさにこんな感じでした。果林先輩の方向音痴設定を変に誇張せず、ちゃんとリアルに描写してくれるのは良かったですね。

 

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灼眼のシャナだよね?

 

 ひだまりPも最近のラノベは詳しくないのでもしかしたら別の作品が元ネタかもしれないですが巻数のナンバリングがローマ数字なので多分それだと思います。懐かしいなあ。えっ違う?うるさいうるさいうるさーい!

 

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「ねぇ、あなたのグッズは無いの?」

「ありますよ。ほら!」

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「「「なんで無表情なの!?」」」

 

  どっちらけ。

 冗談はさておき、果林先輩はせつ菜のグッズがあると思ってたのがこの2人の関係性をよく示していて良いですよね。まさにこの後本人が言うんですけど、スクールアイドルとしてもストイックに上を目指している果林先輩にとって、スクールアイドルとして一歩抜きん出て同好会をリードする立場にあるせつ菜は目下の目標とするべきライバルなんですよね。

 5話のエマ回ではエマと果林の関係性を中心に描かれましたが、今回は果林にフォーカスする回であると共に「仲間でライバル」というニジガク最大の特徴に言及するにあたりせつ菜と果林の関係性が描写されてるのが非常に、非常に良いです。ディ・モールト。

 実は初見時の感想は朝香果林のキャラの掘り下げと、「仲間でライバル」というテーマへの言及を同じ回に詰め込んだせいでそれぞれの内容が薄味になってないか?という部分もあったんですよね。まぁそれはそういう向きもあるんですけど、一方でニジガク最大の特徴であるこの「仲間でライバル」に言及するなら、適任となるポジションは果林先輩しかいないと思うようになりました。

 

 ところでこのシーンでは、今回ボイスが付いた子以外にも藤黄学園のスクールアイドルが登場していますね。

 

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 右下の綾小路姫乃ちゃん、そして左下の紫藤美咲ちゃん。そのほかカメレオンのギョロちゃんが印象的な設楽ふみちゃん(上段左から2番目)とか、アイマスの事務員みたいなキャラデザの桐原優香ちゃん(下段左から2番目)とか、あと全体的にボーイッシュ多めとか、個性豊かなグループになっていますね。

 

 さて、それではここでスクフェスファンの皆さんにクイズです。藤黄学園のメンバーのうち、我らが虹ヶ咲のおっぱい担当、宮下愛ちゃん(B85cm)よりもバストの大きい子は何人いるでしょうか!?

 

 

チッチッチッチッ…(シンキングタイム)

 

 

 それでは正解発表。

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死神の目みたいにするな。

 

 ということで正解は、9人中5人でした。わかったかな!?

 

 いや、「ウソだろ…?」ってなったよね。相川涼ちゃんとか完全にイケメンアイドル枠なのに果林先輩よりデカいの!?

 虹ヶ咲メンバーのスリーサイズが公表された時、全体的に巨乳過ぎて「AV女優だからサイズを盛ってるのでは?」という疑惑が生じましたが、スクフェス初期の設定はそれよりもガバガバだったんですね。たまげたなぁ…

 因みに補足ですが、愛さんはバスト84cmですがウエストが璃奈ちゃんばりに細い虹ヶ咲でも屈指のボンキュッボン体型なので多分見た目上は愛さんの方が巨乳に見えると思います。

 

 何の話でしたっけ。あぁそうだ、侑ちゃんの私服がステレオタイプのオタク過ぎるって話でしたよね。 

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リュックがデカ過ぎる。

 

 さて、皆さんに質問です。今日パフォーマンスをするのは~?

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\果林せんぱーい!/

 

 「私は、そこに一人で立ち向かうあなたを尊敬しているんです。」うわぁ…どうせ本心では言ってなくて果林先輩にプレッシャー掛けるためにやってるんだろうなぁ…マジでSaint Snow最低だな…

 

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これはな…誰でもそうなるんや。

 

 初めてのステージに、大勢の観客。しかし観客は皆が皆自分たちを知ってるわけではない。そして他のグループは多人数だけど、虹ヶ咲でステージに上がるのは果林一人だけ。いかに自分に確固たる自信を持った果林先輩でも、この状況がどれだけプレッシャーかは想像に難くないでしょう。

 虹ヶ咲の前にステージを披露する2グループ、メタ的な意味ではμ'sとAqoursとの対比を匂わせているのかもしれないですね。虹ヶ咲がソロアイドル路線で活動しているのは皆分かっていたことですし、「ソロアイドル」と言うだけなら簡単そうに聞こえる。でも、いくら心細くても同じステージに8人の仲間が一緒にいてくれたかつてのμ'sやAqoursと重ねると、この状況でたった一人ステージに立つのは相当な勇気がいることだと改めて感じさせられます。

 

 この果林先輩の心境、ひだまりPには珍しく中の人の話しますが、今年1月のラブライブ!フェスの虹ヶ咲の立場と似ているものがありますね。

 あの頃はまだAqours人気が中心で、更には4年ぶりとなるμ'sの復活ということで、そんな中で新参の虹ヶ咲メンバーがどのような心境でいたのかは推して知るべしですがプレッシャーは大きかったでしょう。勿論、ひだまりPブログレポで書いた通り虹ヶ咲もμ's、Aqoursのそれに勝るとも劣らない素晴らしいステージを披露してくれましたが。ひだまりP自身の心境としても、その1ヵ月前に行われた虹ヶ咲ファーストライブの大成功を持って彼女達にはかなり好印象を抱いていましたしね。まぁ、これは余談です。

 

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 こうして見ると東雲はすごく王道を往くアイドルグループって感じしますよね。水瀬伊織みたいな子いるし。っていうか藤黄は9人だけど東雲は8人なんですね?不思議だなぁ…

 

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「面白かったですよね、スクスタ20章。」

 

 いや良いなぁ。冒頭で出た、「ここは、本当の弱い私を抱きしめてくれた大切な場所。」をここで回収していくのか…

 「このライブは同好会が試される場になるわ。それに立ち向かえる人がステージに立つべきよ。」と皆の前で言い放ち、結果皆からの支持を得て選ばれた他でもない果林先輩がここに来てプレッシャーを感じてしまったこと、それを恥じてしまう気持ちは勿論よく分かります。

 果林先輩の曲「Wish」の歌詞、「大切なあなたの胸に飛び込めない 無邪気に甘えられたなら」というフレーズも、これまでは正直な話エマちゃんのおっぱいにむしゃぶりつきたいという果林の純粋な欲望を具現化したようにしか聞こえませんでしたが、プライドが高いゆえに弱い所を見せられない果林の葛藤がこれまでで見た中で一番リアルに描かれてましたね。我々は今初めて「朝香果林」を知ったのかもしれません。

 

 そして、そんな果林を誰も責めない。勿論、皆自分こそがステージに出たかったけど、果林が選ばれたからには、果林の立つステージが虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会みんなのステージだからです。まさにみんなはひとりのために、ひとりはみんなのために。まさにそう仲間だけどライバル、ライバルだけど仲間です。

 

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 このカットにすごいグッと来た。なんだよ…璃奈ちゃんボード無しでも気持ち伝わってるじゃん…。ひだまりP思うんですけど、アニメ版虹ヶ咲が起こした一番の革命はこの璃奈ちゃんボードだと思うんですね。いやマジで。

 最初から璃奈ちゃんボードを持たせるのではなく、気持ちを表情に出すのが苦手な璃奈ちゃんという女の子をしっかり掘り下げたからこそ、表面上は無表情でも、璃奈ちゃんの気持ちが伝わっていることがしっかり分かります

 何より伝わらないことで人から誤解されるのを恐れていた璃奈ちゃんが、しっかり果林先輩の手を握って、目を見て話しているというのが素晴らしいです。これもまた、果林先輩のことを仲間だと思っているからこそ出せた勇気と行動なんですよね。

 前回のしずく回にしろ今回にしろ璃奈ちゃん、単に一言添えるだけとかではなくてちゃんと6話で得たものが彼女を成長させていることが伝わるシーンになってるんですよね。6話まではむしろ見慣れた璃奈ちゃんボードが無くてあんまり存在感を出せていなかったのに、これ一つ取ってもキャラ描写の神業が見て取れます。

 

 かすみんだけはここ手を挙げたとこ、また余計な事言って果林先輩を煽るのかな?と思ったけどそんなこともなかったですね。

 

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ほいさっ!(気さくな掛け声)

 

 そして新曲「VIVID WORLD」。

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申し訳程度のセクシー要素。

 

 いつもの果林先輩らしいクールなダンスミュージックです。「Starlight」のように輝きを放つ一方で、「Wish」のような弱さも見せる、そして何より、一匹狼であった果林が「仲間がいる」ことの強さを知り、自分の輝きだけではなく「自分を輝かせてくれる場所」があることを知ったことで、果林から見た世界が変わったことを「VIVID WORLD」という表現に落とし込んでいるのが凄いですね。まさに果林個人の曲としても、そしてこの「仲間でライバル」という表題の曲としてもピッタリのナンバーになっています。

 「キミとだったら迷子だって悪くはないね」ってフレーズも象徴的ですよね。外から見た果林先輩のギャップ萌えでしかなかった方向音痴という特徴を、「欠けた所も補い合える」という仲間との絆を思わせるフレーズとして自ら曲の歌詞にしているのが、この回の果林先輩の「成長」の証と言えると思います。

 

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ここのメンバーカラーの光が降り注ぐ表現さぁマジで…

 

マジで誇らしくないの?

 

 それぞれが、それぞれの色の光で輝いて、それでも時にはお互いを照らす光になる。まさに虹ヶ咲の光じゃないですか。いやもう…ちょっとくらいケチ付けさせてくれよ…

 

 あわよくばニジガクにプレッシャーかけて若いうちに潰そうとしてた綾小路姫乃ちゃん、さぞ悔しがってるやろなぁ………

 

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叙 述 ト リ ッ ク

 

 良かった…同好会を潰そうとする新キャラなんて出すわけないよね。出るキャラ出るキャラ同好会を廃部にしようとするとかそんな意味不明な展開のシナリオなんてあるわけないじゃないですか。きっと皆夢を見ていたんだよなぁ…パーフェクトなドリームを。

 

 ひだまりPもアニメで虹ヶ咲を初めて見たけど好きになっちゃいましたね。

 

 

まとめ

 

トゥデイズチカキンズポイント。

 

ドゥルルルルルルルルルルルルルルルルルル………

 

 

 

 

 

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100点(ワンハンドレッド)~!

 

\イェー!/ \フゥー!/ \ダンスナウ!/ \ダンスナウ!/

 

 

 はい、ということで100点です。100点回多すぎない?と思ったけど、いや…これは100点しか付けようがないです。

 文中でも言った通り、「果林先輩の掘り下げ」と「仲間でライバル」という大きなテーマへの言及を同時にすることで、それぞれの内容が薄味になってしまってないか?という懸念は確かに一つ挙げられます。そのせいで明確に描写されなかったのは、果林先輩が代表に選ばれる経緯ですね。「全員が立候補した」「その中で自分以外を推薦する」となっているのでまぁ、まぁ果林先輩が選ばれて不自然ではない展開だったかなとは思うんですが、ライバル性を強調するのにまるで結局皆が譲って果林先輩に決まったとも捉えられるような話の端折り方ではあったと思います。

 というかぶっちゃけひだまりP、東雲と藤黄がライブの話を持ちかけてきた時に、あぁこのライブがこの作品の最大のテーマになって他校のスクールアイドルと対等にライブができるまでの成長と誰か一人しか出られないということの葛藤が最終話まで続くのかなと思っていた部分もあったので、その意味では今回かなりあっさり終わったなというのが視聴後の正直な印象でした。

 

 それらの違和感を帳消しにして余りあるほど、今回の「朝香果林の掘り下げ」と「仲間でライバル」の描写が素晴らしかったため、やはり差し引き100点とひだまりPは考えます。

 

 まずキャラの掘り下げがとても丁寧で深いというのはもう第2話あたりからずっとこのアニメではパーフェクトだったわけですが、この果林先輩も同じです。方向音痴など、果林先輩のクールなイメージとはかけ離れた可愛らしい設定はきちんと描写しつつ極端なおバカとして描くことはしない。正直この回、サンシャイン脚本だったらエマちゃんのおっぱい飲ませて貰ってる描写くらいは入ってたはずですからね。まぁ、それはそれで神アニメ認定でしたけど。

 既存曲である「Wish」すら、ひだまりPでも果林先輩の「毎日エマちゃんに起こして貰ってエマちゃんのおっぱい飲んでからエマちゃんに学校まで送ってもらってる」というひどい設定に引っ張られて、おっぱいが恋しくて泣いてるだけの曲だと錯覚してましたからね。錯覚CROSSROADSですよ。

 

 「仲間でライバル」というテーマの描写についても然り。このテーマがあることで、今回はまさかの果林とせつ菜の関係性に迫る回となりました。果林といえばエマ、そんな先乳観をいきなりぶち壊しに来てくれましたね。

 同好会では一番最後にスクールアイドルを始めた果林先輩がストイックにアイ活を頑張っているのは、せつ菜はじめ同好会のメンバーを皆ライバルだと捉えているからです。だからこそ果林は、今回に限らず和を乱すことも厭わずにビシッと自分の意見を言うことが多かったですね。それぞれ遠慮し合っていた同好会メンバーに、いつも仲良しこよしで居るだけじゃソロアイドルなんてできないとストレートに言ってのけたのは彼女ならではです。

 そんな果林だって道に迷うこともあれば同級生に授乳されることもある普通の女の子であり、プレッシャーや不安を感じないわけはありませんでした。孤高でクールな女を演じていた果林は、虹ヶ咲学園の名前を背負って立つ舞台を前にしていきなり鼻をポキッと折られてしまうわけですね。

 自分の弱さに打ちのめされた果林は自嘲気味に仲間に向かって「ごめんなさい」と謝りますが、誰も彼女を責めることもなく、優しく元気づけて送り出そうとしてくれます。「どうしてそんなに優しいの?」と果林は零しますが、そこでステージに立つのは一人でも、「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」は一人じゃないことを知って堂々とステージに立つことができたわけですね。まさに彼女が言ったように「仲間だけどライバル、ライバルだけど仲間」なんです。

 

 そうです。「ライバル」というのは裏切りの言い訳ではないんですよね。同好会を潰そうとする敵組織にあっさり寝返った挙げ句、「私はお友達を作りたくて同好会に入ったわけじゃないのよ」と誰に言ってるのかよくわからないクソみたいな言い訳をする果林先輩なんて存在しませんということです。えっ何の話かわからないって?ひだまりPも忘れちゃったんですけど多分なんかそういう虹ヶ咲の同人ゲームみたいなのがあったんですよ。流石に公式がそんな有り得ないストーリー展開をすることはないですからね。

 ニジガクアニメが我々の予想を遥かに上回る神回を作り続ける一方で、同好会メンバーを貶め続ける最悪な同人ゲームが今ラブライバーの間に波紋を起こしています。まさしく月とスッポンの両者、比べることすら烏滸がましいほどですが、「仲間でライバル」というテーマの描き方ひとつとっても残酷なまでに差がついてしまいましたね。まぁ、そんな事言ったら同人ゲームの作者さんには失礼ですが。ただ作者さんも同人ゲームなのにしきりにラブライブの公式みたいな物言いをすることでもファンからは嫌われているみたいですね…ひだまりPは、よく知りませんが。

 

 蜜柑休題。

 朝香果林というキャラを描く上で、「クールでプライドが高く孤高を気取っているけれど、本当は弱点もある女の子」だという視点は誰もが持ち得るものですし、既存曲「Wish」にもその属性は歌われていました。しかしながら、馴れ合うだけが仲間じゃないという果林先輩の信念弱点がバレて恥ずかしがる姿ライバルに向かって零した本音初めて立つステージの緊張と重圧。これらをここまで鮮明に、説得力のある描写をされてしまうともはや「私達は本当の朝香果林を、今、初めて見たのだ」と、そんな気持ちさえしてしまいます。

 前回のしずく回をもって最早虹ヶ咲アニメに不安はなし、と思っていましたが、その期待を遥かに超えてくる出来だったと言えましょう。何と比べて、とかではなく。

 

 

さて次回、「夏、はじまる。

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オマエかぁー!

 

 第1話から虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のメンバーを一人ずつ掘り下げてきて、次はいよいよ高咲侑ちゃん回。「侑」はともかく、「高咲」という名字が未だに慣れないですね。

 同時に合宿回でもあります。10話が合宿回というのも、ニクいところでμ'sやAqoursの伝統を受け継いでいますね。もはや一点の曇もりもなく、約束された神回を安心して待ちましょう。

 

 それでは、良きラブライブを!

 

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★コメント返信

スクスタ大好き さん

 アニメ虹ヶ咲の2クール目というか、2期ですかね。ひだまりPはあって欲しいと思ってますが、栞子やランジュに登場して欲しいかと言われるとう~ん…とならざるを得ない所があります。というかランジュは共倒れ必至でしょ。

 栞子はまぁ良いんですが、またあの廃部騒動云々をやられるのかと思うと気が重いです。完全にアニメオリジナルの栞子を期待したいですね。きれいなジャイアンみたいに。

 

ynhk さん

 情報ありがとうございます。ご指摘の通り、エマちゃんの掛け声は「Forza!」ですね。

 

 

★次回のラブライブ!

 

★前回のラブライブ!

 

★第1話

 

 

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