ひだまりPはこう語った

ちゅんちゅん、ハローラブライブ!「人生をラブライブ!にする」をモットーにあれこれ語ります。

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会2期第8話「虹が始まる場所」感想-キャストに重ねなきゃ感動も作れないアニメなんて情けないわ。

お気持ち表明のコーナーーー!!!!!

 

 ちゅんちゅん、ハローラブライブ!どうもひだまりPです。今回はラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会アニメ2期第8話『虹が始まる場所(TOKIMEKI Runners)』の感想を書いていきたいと思います。

 

 

 

もくじです。

 

 

★あらすじ

第2回スクールアイドルフェスティバル最終日。今日は、虹ヶ咲学園の文化祭との合同開催の日。しかし、当日になっても侑が作る同好会の曲は完成していなかった。最高の曲にしなければいけないというプレッシャーのもと、考え込んでしまう侑。侑の作った曲を歌う、それだけで素敵なことだと励ます同好会メンバーの言葉に、ひとまず気持ちを落ち着かせるが……。一方で、文化祭は大盛り上がり。様々な屋台や催し物の間を縫って、フェスティバル開演の合図となるニジガク号が学園中を颯爽と進んでいく。だがゴール目前、順調かと思われたまさにその時、ニジガク号が突然ストップ。このままではフェスティバルがスタートできない……。

ストーリー | TVアニメ | ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会

 

 

★第8話の問題点まとめ

 ひだまりPブログをいつも読んで下さっている方々はご存知だと思いますがひだまりPが持つアニメ虹ヶ咲の脚本担当・田中仁先生への信頼はもはや一方通行のセリヌンティウスと言ってもいいほどに厚く、アニメ1期の頃から全面的に支持していたのですが…そんなひだまりPも、流石に今回ばかりはちょっとガッカリでした。

 いつもはストーリーに沿って感想記事を書いていますが、小出しにお気持ち表明されても分かりづらいと思うので冒頭で一気にこの8話の問題点を列挙したいと思います。

 

 

問題点①:声優ライブに依存した安易なエモ表現


これはひどい。

 

 このシーンを見た時はあまりにも臭すぎて卒倒してしまった。何これ?なんでこんな事になってるの?

 

 こういう「虹」とかのせいでラブライブ!のライブがオタクの学芸会みたいになる風潮、本当に憂慮すべきだと思います。だけに。いや別に「虹」くらい勝手にやってりゃあいいんだけどさ。こうやって公式まで乗っかり始めて侵食されていくのを見ていると、これ完全に厄介クソオタクの「10!」コールからAqoursの黒歴史曲「No.10」ができた歴史をまたなぞってるじゃん。

 それもありますし、結局この侑ちゃんだったり矢野妃菜喜さんがピアノ弾いてエモいエモいって、それはもう虹ヶ咲学園3rdライブでやったじゃん。

 いやひだまりP、虹ヶ咲3rdライブは現地にいましたし本当に感動しましたよ。でもそれはもう終わった話だから。

 虹ヶ咲3rdライブが眩しかったのはアニメ1期の素晴らしいストーリーや曲を、もう一度ステージの上で歌と踊りで表現してくれることでより解像度が増すからなんですよ。あくまでも「まずアニメありき」でライブがあるんですよ。声優ライブはオマケでいいんです。

 じゃあこれは何?やれ1stライブだ、侑ちゃんのピアノだ、挙げ句の果てにはクッソしゃらくせえ虹だって、いつまでも「やり終わったエモ」をアニメにまた持ってきてどうするの?これをまた虹ヶ咲5thライブで反芻して矢野妃菜喜ちゃんがピアノ弾いて侑ちゃんのピアノ!エモエモ!虹がエモエモ!ってやるの?

 しょうもな。

 

 正直この声優ライブありきのアニメ演出を望むオタクがマジョリティで、そのために田中先生がこういう脚本にしたのだとしたらこれはミアの言う「求められているものを作るだけ」という言葉が単にその通りでした、という話になってしまうと思いますね。

 一応補足すると、ちゃんとこのアニメのシナリオ上で侑ちゃんがピアノを弾いた事には意味がありますよ。それはそうなんだけど、演出があまりにも声優ファーストで押し付けがましいのが本当に残念でした。

 

 ちなみにひだまりPが虹ヶ咲3rd当時はどう思っていたか、当時の記事から引用してみます。

 

あとはひなき兄貴のピアノソロですね。それも良いんですけど…う~ん、ひだまりPがライブに求める感動はそういう感じではないかな。ひだまりPの考え方としては、ステージの上にいるのはあくまでキャラクターではなく生身のキャストなので。キャラクターの存在を幻視してしまうような素晴らしいパフォーマンスを見せてくれる事には感動するんですけど、アニメのキャラクターが作るストーリーをキャストがなぞるのはちょっと違うなと思ってしまいます。めんどくせぇな。

ラブライブ!虹ヶ咲学園 3rd Live! School Idol Festival~夢の始まり~ 両日現地参加レポート! - ひだまりPはこう語った

既に解釈違いじゃねえか。

 

問題点②:ランジュの意味がない

 ここのフラグ未成立だからランジュの方には誰も来てくれないの本当に悲しかった。BAD ENDじゃん…

 

 

 アニメのランジュは部を作って同好会の活動を妨害してきたりはしない代わりに、「誰かに支えられなきゃパフォーマンスもできないアイドルなんて情けないわ」と、あくまで自分のやり方でスクールアイドルとして輝いてみせると同好会への入部を拒否。スクールアイドルフェスティバルの舞台でお互いの正しさを証明しようと同好会に啖呵を切りました。

 そして第2回スクールアイドルフェスティバル最終日、同好会のTOKIMEKI Runnersを観たランジュは打ち上げ会場に来てこう言います。

 

🍖「ちんこラ!(気さくな挨拶)良かったわよ。アナタの覚悟伝わったわ。アナタ達も、見事に正しさを証明して見せた。私は100%やり切ったけど、同好会はそれ以上だった!ここに来た価値は充分あった。後悔はないわ。」

は?

 

 このセリフだけ雨野智晴が代わりに書いたの???コラボか???

 この8話、「最終回かよ」とか言われてますけどこのセリフだけ見ればどっちかと言うと打ち切り漫画のそれなんだよなぁ…

 いやTOKIMEKI Runnersが悪いわけではないんですけど、あれ見てランジュがここまでストレートに腹見せ降参する要素あった??ぶっちゃけ「これは夢かな?夢ってステキな言葉 言ってるだけでいい気分!」とか普通にランジュの地雷踏んでそうですけどね。そして別にランジュのQueendomも失敗したわけじゃないじゃん。いや、スクスタという意味では大失敗してるけど…

 正直ここまでの進行とランジュの態度を鑑みると孤高を気取ってたけど寂しさに耐えられなかっただけみたいな、そんな風にすら見えてしまうのがなんとも。だってこれじゃランジュが同好会と対立してやった事って何?たまに会ってはイチャモン付けてただけじゃん。それでTOKIMEKI Runners見て敗北帰国宣言?マジで何しに来日したんだよ。観光に来ただけじゃん。刑務所のママにも顔出していけよ。

 

 ぶっちゃけ冒頭のランジュと皆との会話は良かったじゃないですか、ちゃんとライバルしてて。あそこは良いなぁと思ったんですけど、それも含めて1話からずっと重ねてきたランジュとの因縁のわりに予想外にランジュがあっさり全面降伏しちゃうのがだいぶ拍子抜けでしたね。

 

 私たちはスクスタの起こした「惨劇」を知っているから、アニメにランジュが登場すると聞いて不安を抱いていました。しかし蓋を開けてみればあの「ラブライブ界の鬼舞辻無惨」はどこにもおらず、同好会との美しいライバル関係を貫こうとするランジュの姿に安堵したのですが…ですが。

 この帰結はちょっとすぎるかな。これは本当に「悪事をしないだけのランジュ」であって、スクスタの忌み子であったランジュをただ「無害化した」だけ。アニメには、スクスタとは無関係の「鐘嵐珠という子が生まれた意味」を見出して欲しかったんです

 正直このままのランジュだと、虹ヶ咲4thライブでやったクッッッソ空々しい「ランジュちゃん、ミアちゃん、ようこそ虹ヶ咲へ!」をもう一回やるだけがオチになってしまうと思いますね。ひだまりPはその時、数珠持って黙祷してましたけど。

 

 まぁこれについては次回またあるので一概には言い切れないんですが、ラストの「敗北宣言」→「帰国示唆」の急展開を見てひだまりPが思ったのはそれですね。

 

 

結論:この回の「意味」がない

 結局のところ、問題点①と②を総合してこの回は「ランジュを無理矢理わからせ」て、「声優ライブの宣伝をした」だけ、というあまりにも薄っぺらい回になってしまったと感じています。

 むろん、侑の成長というキーワードはありましたし、具体的にめちゃくちゃな行動とか言動とか、そういうマイナス要素があったわけではないんですが、結局のところ問題に対する解決があまりにもあっさり過ぎて、まるで攻略本を見ながらRPGを解いてるのを横で見ているような、そんな空々しさを感じました。

 具体的には侑の悩みに対して同好会メンバーの励ましがあったり、そしてミアの言葉を聞いて、侑は自分の「ときめき」を見つけるわけなんですが…そういう仲間がいたから「気づき」を得られたというようには見えず、ただ最初から結論が決まっているのにウダウダしていただけ、という印象を持ちました。これは7話でも言った尺が足りなさ過ぎる問題もあるとは思いますが…

 

 かつてのラブライブ!アニメシリーズで最悪の回と言われたサンシャイン2期7話「残された時間」や、スーパースター1期8話「結ばれる想い」は内容はあまりにも酷く擁護できるものではないですが、一応話を前に進めようとした結果強引さが目立ってしまったのに対して、この虹ヶ咲2期8話は「ただ間違いのないことだけ」をして、結果的にそれが「巨大な虚無」を生んでいると思います。

 

 あとこれは誰もツッコんでないのが不思議なんですが今さらTOKIMEKI Runnersなの!?いやだってこの曲、この曲は10人verがあるじゃん。今さら9人でやってどうするの??いや…ひだまりPは確かに言ったよ。スクスタの惨劇で栞子が寝返った時、これ9人に戻せって言ったよ。Just Believe!!!にも言った。えっじゃあ何?戻したよってこと?戻したからエモいの??えっアレなの?どくさいスイッチなの?

 10人verがもうあるんだからせめて12人揃ってからやれば良かったじゃん。いや別にやって欲しいと思ってたわけでもないけど、ただ今もうここは”原点”じゃなくて”マイナス1”じゃん。スクスタァライトは9人の女神達の物語だから10人目の栞子の役はないってこと!?大嫌いよスクスタァライトなんて!仲良くなった相手と離ればなれになるあんな悲劇!!!

 

🎹「ごめんね栞子ちゃん。私はあの9人と──虹を咲かせに行く!

🔖「侑さん…どうしてそんなにキラめいてるの!?どうしてそんなに、眩しいの!!

まぁ、なんでも、いいんですけど。

 

 これ別にいいんですけどラストにタイトル出す演出自体があれじゃん。「結ばれる想い」じゃん。前回の栞子といいなんでスーパースターの恥をまた再演してるの??

 

 ということで、ひだまりPの考える問題点は以上です。あとはまぁ、普通にこの回の感想を書いていきたいと思います。

 

 

★虹が始まる場所


Beginner's Sailing

 

 これマジ!?設備投資に対して演出が貧弱過ぎるだろ…

 

 ランジュが部を作ってないから虹ヶ咲の予算に余裕があったんですかね。そうだとすると同好会メンバーのMCにあった通りランジュのおかげでスクールアイドルフェスティバルが実現したという側面もあるのかもしれません。

 

★不思議の国のあゆぴょん


高咲はん…なんちゅう鮎ムを食わせてくれたんや……!

 

 やりたいことをやっている。グリフィンドールに10点加点です。何この歩夢。可愛すぎでしょ。あとDream with YouのMVも不思議の国のアリスがモチーフになっていたように、こういうロリータファッションは歩夢のシンプルな「好き」でもあるので、名采配と言わざるを得ません。でも歩夢がケーキ出した瞬間にエマと彼方が異口同音に「歩夢ちゃん、カワイイ~!」ってコーレスみたいな事言うので、褒めちぎる代わりにケーキ奢ってもらってるみたいに見えてちょっとシュールでしたね。まぁ、それはどうでもいいんですが。

 

 

★悩める侑のイノセンス

 正直ここの往年の泉こなたみたいな顔してる侑ちゃんは可愛かったと思いますね。流石のひだまりPも。

 

 この回は侑のレーゾンデートルが話の肝になっているんですけど、やっぱりここでミアとの絡みを作ってきたのは第3話同様上手いですね。特に今回は同好会の皆が侑を励ますという流れから、「プレイヤー(ミア曰く)」である同好会のメンバーと、その裏方である侑・ミアに自然な形で分かれたことで、「スクールアイドルとは違う」侑の自分との向き合い方が浮き彫りになったのは見ていてとても良かったと思います。

 

 

★Queendom

歌 舞 伎

 

 如月千早みたいな事やってんなお前な。

 でもこれはいいじゃん。普通にQueendomワクチンでしょ。Queendomワクチンって何だよ。よく聞いたらサビの出だしのとこ「The 抗原体!」って言ってましたね。

 …ひだまりPの立場としては新曲だと言いたい所でもあるんですけど、残念ながらこれはスクスタに終焉を告げた鎮魂歌でもあるんですよね。

 そういう考えでいくと、スクスタに「終焉」を告げたこの曲がアニメではスクールアイドルフェスティバルの「始まり(最終日だけど)」を告げる曲として使われるというのはオシャレな演出かもしれません。

 

 まぁそんな与太も言いつつ、ひだまりPここの演出は本当に好きですよ。トラブルで止まっちゃったニジガク号がランジュのアカペラで動き出す所とか本当に胸熱じゃないですか。まさにランジュのポリシーを正しく証明した演出だと言えます。言えますのに…なんで最後あっさり同好会に腹見せ降参したの??同人エロゲーのCG回収だと思ってる??

 

🍖「まさかあなたもスクールアイドルをやりたかったなんて、知らなかった。」

🔖「っ…それは…」

🍖「別にいいわよ。こういうのは慣れているから…ねぇしずく?」

💧「はい…」

 お前が言うなとは思ったね。まぁそれはそうと、7話ラストのランジュの曇りを見ても、栞子がスクールアイドルになったりミアが同好会と親しくしていたりとランジュが友達だと思っていた子達が同好会側に取られているように感じていることが今回あっさり同好会に白旗を上げた理由に繋がっているのかなとは思います。

 ただ、これはランジュ自身が分かっているから口には出さないのだと思いますが、そもそも同好会は最初からランジュに対してはウエルカムの姿勢であり、それを「この同好会では私の夢は叶いそうにないわ。」と啖呵を切ってソロアイドルを貫こうとしているのはランジュ自身の意思なのだから、それがここに至ってやっぱり寂しいラ…!ってなるのはちょっと格好悪くない?まぁランジュの子犬要素を活かすならそれもアリかもしれないですが、流石にエリーチカもドン引きの落差になってしまいそう。

 正直ひだまりPが一番懸念しているのはそこです。アニメのランジュ加入回で感情移入できなかったらひだまりPはいつランジュを虹ヶ咲のメンバーとして受け入れれば良いんだよ。ここの辺りは正直この8話を見てしまったせいでやや心配になりつつあるんですが、雨のち晴れのち田中仁先生を信じて9話を待つしか無いですね。9話はミア回の可能性もあるけど。

 

🎀「私たちは、私たちにやれることをやろう!今度こそ、ね?」

🙌「なんで愛さん達の方見るの?」

そんなこんな。

 

 

★虹が始まる場所(TOKIMEKI Runners)

 まぁここは概ね、さっき書いた通りではあるんですが…ただまぁアレですね。色々余計な要素が多すぎてモヤってしまった部分はあるにせよ、TOKIMEKI Runnersのアニメver.のPVが世に出た事、これは評価したいですよね。アニメでグループの最初の曲をやるのはμ's・Aqoursから続いてきた伝統でもあるので、ある意味での必然ではあったかな、と。

 確かにさっき「これは夢かな?夢って素敵な言葉!言ってるだけでいい気分!」でランジュブチ切れるだろ、とか言いはしましたけど、と言うかここのフレーズは当初からちょっと引っかかってましたけど、今回の侑のエピソードを踏まえて更にこの曲の歌詞を「再考」できるようになっているのも良いところです。

 例えばこの回は、他のエピソードで毎回挿入されている冒頭の歌詞ポエムが無かったんですけど、アニメ1期1話の冒頭の侑の独白が「生まれたトキメキ、あの日から世界は代わり始めたんだ!」だったんですね。なのでこれは壮大な伏線であったと、そういう見方もできます。

 

★「みんなで叶える物語」という考え

 ひだまりPの考えとしては冒頭でまとめた通りですが、質問箱ですごく良い意見を頂戴したので掲載したいと思います。

 

頂いた質問:

 8話の根本にあるのはラブライブの公式テーマの”みんなで叶える物語”を表現したかったんじゃ?ここまでの逆輸入はラブライブシリーズでも初めてやったことだと思うし、これは制作陣やファンの応援が合わさってアニガサキ1期を作り上げたから生まれた3rdライブを逆輸入することで、応援するファンがいたからこそアニメのこのシーンが生まれたと思ってる。

 ライブで虹をサイリウムで作る義務感が生まれてしまったのはあるけれど、アニメの中でファン(色葉、浅希、今日子)が思いついて実行したってワンカットだけ入ってるから理由付けはできてるのかなって。アニガサキは細かく注意すれば答えは描いてある気がするし。

 ラブライブを長く見てるからこそ思うしゃらくせえ根性だと思うけれど、アニガサキのファンブックには制作サイドが伝えたいのはアイドルとファンが相互作用によってより良い状態になっていくことって書いてあったしそっちを描きたかったのでは?

 TOKIMEKI Runnersも13人とその他大勢の協力があったから産まれたって言ってるし。

 

 負けたってなってるランジュはまあ来週田中神ならなんとかするでしょ

8話の根本にあるのはラブライブの公式テーマの”みんなで叶える物語”を表現したかったんじゃ?ここまでの逆輸入はラブ | Peing -質問箱-

 

ひだまりPの回答:

 これはマジで良い意見。兄貴…名字「田中」じゃない?蜜柑休題、「みんなで叶える物語」というテーマからの考察は正直ひだまりPもちょっと抜けかかっててハッとしたぜね。

 その上でちょっと長いけど聞いて欲しいのは、この「ファンの力があって成り立っているコンテンツ」という意識を「ファン」の側が持ってしまうのって本当に危険で、これが横行すると結局一部のファンの自意識のために寒いノリが横行する閉じたコンテンツになってしまうってこと。
 ひだまりPが一生恨んでる「Next SPARKLING!!点呼10コール事件」も言ってみればこういう自分もコンテンツの一部だという思い上がりが起こした事件だぜね。だからこそ3rdライブ逆輸入とか、公式が自らこういうノリを呼び込みかねない演出を持ち込むのはひだまりP、反対だぜね。
 コンテンツの制作側は制作側、オタクはあくまで”客”という線引き。これがひだまりPの絶対譲れない主張だぜ。
 あとシンプルにライブのエモさってその時の現場の雰囲気による所が殆どで、その思い出をアニメに持ち込んでも単純につまらない上、現地にいたオタクにしか分からないってのもあるぜね。

 

 ひだまりP、Aqours 5thライブのNext SPARKLING!!アニメ映像点呼シーン10コール問題根に持ちすぎでしょ。一生許さない。

 これはブログにそのまま転載する気マンマンで書いたのでこのまんまなんですが、この方の虹ヶ咲3rdライブの立ち位置やそれをアニメに逆輸入する意図については賛成はしかねるものの、演出意図の考察としては非常に的確であると思いました。

 アイドルとファンの相互作用についても、アニメの中の話としては全く同意でしかなく、非常にスッキリしました。

 その上でひだまりPがやっぱりこの8話に納得できない点としては上記の通りで、①たとえラブライブ!でも、制作側とファンの間の線引きは守らないと閉じた先細りのコンテンツになっていくということ。②ライブの”熱”はその場にいた人間の思い出であって、アニメがそれを反芻するような作りになっているのは問題だということ(ちょっとした小ネタが挟まれてるくらいは全然OK)の2点ですね。

 

 他にもこの8話はたくさんの…本当にたくさんの、お気持ち表明を頂いていますのでそのうちnoteでまたまとめたいと思います。気になる方はひだまりPのTwitter漁って頂けたら全部見れます。そんなこんなです。

 

note書きました。

 

 

★まとめ

 

トゥデイズ チカキンズ ポイント。

 

ドゥルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

54点(フィフティーフォー)…!

 

\ウマクイカナクテー♪/ \コーコーロトココロー…/

 

 

 ………はい。

 

 まぁこの8話の問題点については冒頭でまとめた通りです。なのでここで改めてお気持ち表明はしませんが、やはりこの2期が始まる前から懸念されていた「スクスタの惨劇を回避し、スクスタで嫌われ者と化した栞子・ランジュ・ミアを登場させて同好会に入るまでの過程を描き、その上で既存メンバーの出番と見せ場もちゃんと確保して合計13人分の物語を描き切ること」という劇場版ガールズ&パンツァーもびっくりの無茶振りが、とうとう効いてきたか、という印象はありました。個人回ではなくユニットという形に着目した2~6話は本当に1期に違わぬ素晴らしさだったと思いますが、流石に栞子とランジュとのあまりにも複雑な紆余曲折を描き切るには尺があまりにも足りていない。そういう印象です。

 

 そもそも侑ちゃんとて、別に必然的な存在ではないですからね。彼女がスクールアイドルを応援しながらも、自身がスクールアイドルにならないのは結局のところ彼女の存在のルーツが「あなたちゃん」であり、それ故の制約であるとも言えます。その上で7~8話ではスクールアイドルこそ夢の実現であるという一面にフォーカスしてしまったために、この中で「非スクールアイドル」の高咲侑という存在がかなり難解なものにもなってしまっていると思います。

 

 虹ヶ咲学園の廃校を賭けたあまりにも、あまりにも重い期待のかかるこのアニメ2期を、果たしてどう収束させてくれるのか。次回も楽しみに見守りたいと思います。

 それでは、よきラブライブを!

 

 

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